３学期になり、１月の様子です。

５歳児クラスひばり組が春から一年間、砂山で作ってきたダムが正門の横にあります。季節は巡り立春を迎えました。子供たちの中から、いろいろなつぶやきが聞こえてきます。
「このダムをりんご組（4歳児クラス）に教えてあげんといけんね。」
「作り方もちゃんと教えてあげる？」
　作っては壊れ、また作りなおしてはまた崩れたダム。友達と完成を喜んだり、時には意見を交える中で食い違いにけんかになったりと思い出がたくさん詰まった大切な場所です。
　そこでりんご組に伝えたいことをグループで絵や文字にしてみることになりました。
「けっかい（決壊）してもつちをたかくつめばいいよ。」「ダムです。だいじにしてね。」「ここはとんねるです。」画用紙一面に表した絵や文字には、自分たちの大切にしてきたダムへの思いや、りんご組に分かりやすいように表現しようとする気持ちがあふれ出ていました。
　水の貯め方、放流の仕組み、硬い壁を作る方法・・・遊びの中で繰り返しながら、多くのことを学んできた子供たちです。それと共に「僕たち私たちの作ったダム」に自信と誇りをもつ姿に、修了前の子供たちの成長を感じました。次は大きな看板つくりに向け、ダムの名前を「かいぎちゅう」です。

写真上「第一ダム、水を流すよ〜」「オッケイ！」

写真中「決壊してもどんどん土を積んでいけば大丈夫です」「これは水が流れる通路です」「ここに水が溜まって第３ダムになります。」
「質問です。」「なんでこれが一番大きいのですか？」延々と話し合いが続きます。

写真下「ダムの名前は落合東幼稚園ダムがいいよ」「長いよ。」「じゃあ、一本ダムってどう？」「どういう意味？」
現在ダムの名称を考える「会議中」です。

その後のダム作りの様子です。

「ピンポンパンポ〜ン。まもなく落合東幼稚園ダムが放流いたします。」園舎内外に放送が流れ始めると、あちらこちらから子供たちが集まってきて、みんなでダム周辺をのぞき込み・・・「５・４・３・２・１・０　放流開始！！」と号令がかかると、ダムに埋め込まれていたじょうごの栓が抜きとられ、2本の水のアーチが出来上がりました。「大成功！！」歓声と拍手がそのたびに沸き起こります。
　5月末より続いている砂山でのダム作り、小学生や近くの保育園の子供たち、地域の未就園児たちも入れ替わり立ち替わり、かかわって遊びました。ダムの放水の仕組みを作ってくれた小学生のアイディアが、幼稚園の子供たちによって受け継がれています。また、安芸太田町の温井ダムで撮影してきた動画を園の大型テレビで見たことで、ダムや放流の様子が園児たち全員で共有されたようです。
「本物はコンクリートじゃけ、壊れん。幼稚園のは土じゃけ、壊れるんだ。」「おひさまがあたって乾いた土で作らんとね。」また、明日のダム作りに向け『子供現場監督さんたち』の熱い議論が続きます。
じょうごの高さまで水位が上がらないと水が出ないこと、土の種類や性質によって強度が変わること、遊びの中で知恵を働かせ、意見を出し合い、繰り返し挑み、失敗からまた学ぶたくましい子供たちです。

写真　上　　未就園児の広場では地域の子供たちやお母さんたちもダムの放流を見てくださいました。
写真　中　　大型テレビで本物のダムの放流を見ました。画面から水しぶきが飛んできそうな大迫力映像にびっくり！　視聴後「本物はコンクリートだった。」と
写真　下　　ダムの放流中です。

今年度のダムの遊びを振り返ってみます。

６月の子供たちの様子です。

連日、砂遊びや団子つくり、色水つくりにとあちらこちらで子供たちと先生の歓声が上がっている初夏の園庭です。幼稚園正門の横には大きな砂山があり、そこではここ10日間「ダムつくり」が続いています。4歳児がペットボトルに水を汲んできては山頂のくぼみに水を入れて遊んでいたことから遊びが始まりました。くぼみの水があふれ、川ができ、それを食い止めるために5歳児がダムを作ります。「いっぺんにたくさん (水を)流したらだめじゃ！」と5歳児に言われながら、繰り返し水を運ぶのは4歳児の仕事のようです。
　ダムがひとつだけでは堰き止められないと分かると、次々に第2ダム、第3ダムと出来上がっていきます。上から流す水の量とダムの大きさ、高さ、強度など幼児なりに考え、試し、失敗しまた工夫すると遊びが深まっていきます。
その時、「なんで水溜りがあるんかねえ？」という疑問の声。確かに堰き止めているはずなのになぜかダムのすぐ下に水溜りができていることにいち早く気付いた男児がみんなに知らせます。その直後、「あ〜っ、くずれた・・」「決壊じゃ！！」
「泥ばっかりじゃだめなんよ、さら粉（乾いている砂）を持ってくるね。」これまでの感覚で得た学びが今、威力を発揮するときです。
　週末には何組かの親子が実際に県北のダムを見学に行ったり、絵本や写真が届けば、みんなでのぞきこんだり、小学生との交流では新たに放水の仕組みが出来上がったりと、まだまだ進化は続きます。

写真上　最も大きな第2ダムに着手！

写真中　「たいへんじゃ！くずれる！！！」

写真下　落合東小学校との交流「砂と土のなかよし」で一年生が来ました。じょうごをダムに差し込み、放水の仕組みを作ってくれました。さすが一年生！

窓に透明なシールを貼ってかわいらしく仕上げてくださいました。

ステンドグラス調なので、テラスからも絵本の部屋の中からも見えて素敵です。

手作りのあたたかさを感じる素敵な窓になりました。ありがとうございました！！

お母さんたちの力はすごいです！！

「わくわく大作戦」と称し、お母さんたちにリニューアルしていただいた絵本の部屋についてです。

窓に、春夏秋冬を感じることができるような作品を作って飾ってくださいました。

　本日は春休み初日の園庭開放日です。昨年の秋に四国へ転園していった友達もやってきました。「ひさしぶり！」「元気だった？」再会を喜んだ後は、「りんたろう君、久しぶりだねドッジボール大会」の開始です。子供たちとお母さんたちの歓声がいつまでも春の園庭に響いていました。

りんご組さん、修了おめでとうございます！！

修了式の中では、一人一人園長先生から修了書を受け取りました。

先日の修了証書授与式のひばり組の姿を目に焼き付けていたようで、園長先生から証書を受け取ると、「ひばりぐみになったら・・・」と自分ががんばりたいことを発表しました。

その後、お母さんたちの拍手に見送られ、堂々と退場する姿にお母さんたちも『大きくなったな・・・』と成長をかみしめておられました。

４月からはいよいよ、ワクワクドキドキひばり組ですね。

また、４月に会えるのを楽しみに待っています。

先日、ひばり組さんがランチルームでお弁当を食べていると・・・

りんご組は「いいなぁ・・・」とテラスから羨ましそうに見ていました。

そして！！やってきました！！ランチルームでのお弁当の日！！

昨日・今日と２日間ランチルームでお弁当を食べ、会話も弾みます！！

毎日、お弁当を作ってくださったおうちの方、ありがとうございました。

今日は、りんご組の修了式です。

いよいよ、明日から春休みです。園内の畑に行って、玉ねぎ・ジャガイモ・ブロッコリーに「玉ねぎさん、元気でね」「また、会おうね」「大きくなってね」と声をかけるりんご組の子供たち。

４月になって、また会える日を楽しみにしています。

　太陽もお祝いをしているかのような気持ちよく晴れた今日、１２名のひばり組の子供たちが巣立っていきました。
　お父さん、お母さん、家族の人、大勢の地域の方にお祝いをしていただきました。修了証書を立派に受取った後、「一年生になったら、算数をがんばります。」とそれぞれの決意を発表しました。「げんき」「ほんき」「はきはき」の教育目標のもと、２年間、心と体にしっかり力を蓄えた子供たちです。おめでとう！本当におめでとう。

　年間通して絵本の読み聞かせボランティアに来てくださる「サクランボさん」
　２月２８日、今年度最後の絵本の読み聞かせの際、読んでくださった『しろくまのパンツ』は、子供たちのお気に入りの１冊になりました。

　なんと！！今日は、「サクランボさん」が『しろくまのパンツ』の卒園おめでとうメッセージを届けてくださいました。

しろくまくんの３枚のパンツは、とてもおしゃれでかわいいです。

「サクランボさん」かわいいメッセージをありがとうございました。

今後も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

　園生活も残り２日となりました。今日もとても天気がよく、年長組・年少組でドッジボールをしました。その次は、リレーです。名付けて「ひばり組さん元気でねさよならリレー大会」
　ひばり組さんから、りんご組さんにバトンが受け継がれます。
「頼んだ！」「がんばれー！」「いけー！！」一人一人力いっぱい走って楽しみました。
りんご組の子供たちが一回り大きく見えた瞬間でした。

　卒園を間近に控えたひばり組の子供たちが一人一人先生のところへ挨拶にやってきました。「美味しいお茶をありがとう」「体操を教えてくれてありがとう」「ドッジの時、パスを回してくれてありがとう」
　胸がいっぱいになります。「こちらこそたくさんの思い出をありがとう」先生たちからのプレゼントは、小学校へ背負っていくものと同じ色のミニミニランドセルに小さなノートを添えて。この中に夢をいっぱい詰め込んで、元気な一年生になってね。ありがとう。

　本日は今年度最後の園庭開放。降園時刻ぎりぎりまで遊んでいたドッジボールの続きを親子でしました。子供も本気、先生たちも本気・・・やはりお母さんたちも「本気！」でした。いつまでも遊んでいたい・・・

　卒園児が植えて世話をしてきれいに咲きそろいました。色とりどりのビオラの鉢です。
今日は鉢をきれいに拭いてもらい、式場の入口に並びました。月曜日に晴れの舞台に子供たちと共に並びます。出番を待つ緊張したビオラたちです・・・

　園生活も残り3日となりました。今日はお天気もよく、年長組、年少組全員でドッチボールをしました。名づけて「ひばり組さん元気でねさよならドッジボール大会」
　先生も子供たちも「本気度」マックスです。手加減せず、全力で立ち向かいました。
いつまでもこのままみんなと一緒に遊んでいたい・・・

「わくわく大作戦」と称し、お母さんたちにリニューアルしていただいた絵本の部屋が完成しました。今日は「オープニングセレモニー」です。テープカット・お礼の言葉・お披露目・記念の絵本朗読会とプログラムが進みました。「素敵な絵本の部屋をどうもありがとう！！」

　園庭にあるさくらんぼの木に花が咲きました。春の大掃除も終わり、気分もさっぱりしたので、今日はお花見をすることになりました。
　「いただきます。」の挨拶のあと、誰からともなく「かんぱ〜い！！」の発声が・・・
「大きくなったら、みんなで一緒にさくらんぼ狩りに行こうね。」なぜか10年先の約束をしながら、箸も進みました。

落合中学校区には、『みそあじ』の合言葉があります。

『み』・・・みだしなみ
『そ』・・・そうじ
『あ』・・・あいさつ
『じ』・・・じかん

　降園前のお掃除タイム。年長ひばり組の子供たちが室内やテラスの掃除をしている時、年少りんご組が雑巾を持って年長ひばり組の靴箱の掃除に来てくれました。きっと、もうすぐ卒園するひばり組さんの靴箱をピカピカにしてお祝いしてあげたいという気持ちの表れなのでしょう。

もうすぐ年長組に進級する年少りんご組さんの姿、頼もしく感じるひとときでした。

　保護者ボランティアのお母さんたちが、約一ヶ月かけてリニューアルしてくださった絵本の部屋が、明日の「お披露目の会」に先駆け、ランチルームになりました。今日はアミダくじで見事当選をした6名の子ども達が、そこでお弁当を食べました。2年間美味しいお茶を用意してくださった事務の先生を招いてのランチです。
　食後は「芝生のコーナー」で絵本の読み聞かせもありました。明日は次の当選者の子供たちの番です・・・