最新更新日:2024/06/27
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楠那小学校の電話対応は、平日7:30〜18:00となっております。ご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。

詩の紹介

 今日は今年の中学3年生と、小学6年生とともに読んだ「たんぽぽ」の詩4編を一気に紹介です。
 
   星とたんぽぽ
        金子みすゞ
  青いお空の底深く、        
  海の小石のそのように、
  夜がくるまで沈んでる、
  昼のお星は眼にみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ
    見えぬものでもあるんだよ

  散ってすがれたたんぽぽの、
  瓦のすきに、だァまって、
  春がくるまでかくれてる、
  つよいその根は眼にみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ
    見えぬものでもあるんだよ

  
   たんぽぽ
     星野 富弘

  いつだったか
  きみたちが空をとんでいるのを見たよ
  風に吹かれて
  ただ一つのものを持って
  旅する姿が  
  うれしくてならなかったよ
  人間だって どうしても必要なものは
  ただ一つ
  私も余分なものを捨てれば
  そらがとべるような気がしたよ

  「必要なもの ただ一つ」さ〜て皆さんなら?
 ※作者の星野富弘さんについて、関心をもっていただける方はお調べ下さい。花の詩画集の作者であることだけ紹介します。


   たんぽぽのわた
       長田大三郎

  しーんと
  まんまるくなって
  静かに
  静かに
  風を待っていた
  たんぽぽのわたが

  すーと
  力をぬき

  吹いて来た
  風にのって
  ふーらり
  ふーらり
  飛んでいく

  また来年
  どこかに力いっぱい根を張って
  あの輝く
  小さな花を咲かせるために


   タンポポ魂
         坂村真民
  踏みにじられても
  食いちぎられても
  死にもしない
  枯れもしない
  その根強さ
  そしてつねに
  太陽にむかって咲く
  その明るさ
  わたしはそれを
  わたしの魂とする

 ※これまでに幾度も紹介した詩ですが、これでもかと!!一気に紹介しました。
みなさんは、どの詩がお好きでしょうか?
 
 ※写真は「今」学校のタンポポ、黄金山山桜、花壇の黄色、です。
  
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77777

 今年度(2018年度)の楠那小HPへのアクセス数がまもなく「77777」となります。
 ラッキーセブンが5つ並びます。その「77777」のアクセスの瞬間を狙っています。
 今「77600」あたりでしょう。本日のアクセス数の欄をダブルクリックすると、今年度のアクセ数を知ることができます。
 今日の夜か、明日の朝になりそうです。
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カンボジアの地雷現状と支援

 昨日5人の先生と、久保田夏菜さんと高山良二さんとの対談「カンボジアの地雷現状と支援」を聴きに行きました。
 400万から600万個埋められていると言われるカンボジアの地雷です、全てを撤去する見通しはたちませんが、一つ一つの地雷を撤去しながら、世界平和を希求されている高山さん、そして、日本とカンボジアの架け橋となって活動されている久保田さんのお話から、自分には何が行動できるか!!、問い直す時間となりました。

 楠那小児童会で取り組んだ支援活動「カンボジアの子どもたちへの文房具」を久保田さんにお渡ししました。
 また久保田さんがカンボジアを訪れられる際、届けていただけます。

 追伸・・書き損じはがきの寄付も呼びかけています。書き損じはがき75枚で10m四方ほどの地雷原を安全にできるそうです。
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詩の紹介

  未知へ
    木村 信子

 わたしが響いている
 透明な殻の中で響いている
 ありったけ響いている
 外はもうすぐ春らしい

 わたしが響いている
 痛いほど響いている
 あふれるほど響いている
 もうすぐわたしは割れるのだ

 わたしが響いている
 おもてへこだまして響いている
 まだ見たこともない山へ胸をときめかせ
 わたしが響いている

 卒業生はむろんのこと、全ての楠那っ子が今日の卒業式の余韻に響いていることでしょう。
 教育にはいろいろな当て字ができます。「響育」「郷育」・・・・
 引き続き272名楠那っ子の一人一人の個性が響きあい、故郷を想い続ける教育をめざします。
 改めて響いて響いて脱皮して中学生となる卒業生、おめでとう!!
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6年支度1

 昨日の門倉 詇さんの「季節の幕間(まくま)」とともに、春が来るまで紹介を待っていたこの詩です。
 

  支度
   黒田 三郎

 何の匂いでしょう
 これは
 これは春の匂い
 真新しい着地の匂い
 真新しい革の匂い
 新しいものの
 新しい匂い

 匂いのなかに
 希望も
 夢も
 幸福も
 うっとりと
 浮かんでくるようです

 ごったがえす
 人いきれのさなかで
 だけどちょっぴり
 気がかりです
 心の支度は
 どうでしょう
 もうできましたか

 ※うん十年前、初めて6年を担任した時、この詩を知りました。それからうん十年間、春になる度に、春の匂いと共にこの詩を思い出しています。「支度」の整った6年生とその後輩に贈ります。
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6年支度2

 6年支度調いました。
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支度 5年生

 5年生の支度も調いました。
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詩の紹介

 今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻です。
 1年生の素敵な「笑顔」「歌顔」とともに詩の紹介です。
 
  季節の幕間
    門倉 詇
 
 たとえば 空
 季節のおわりと
 はじまりの雲がゆきかい
 さりげなく 入れかわる
 去りゆくものは
 わかれの胸の高鳴りを
 おさえながら
 最後の舞台をつとめるように

 たとえば 山
 季節のおわりと
 はじまりの風がゆきかい
 ゆっくりと 入れかわる
 出番のつぼみは
 はじめての胸の高鳴りを
 おさえながら
 初日の舞台をむかえるように

 ※門倉詇さんの詩は9月18日〜21日にも紹介しています。春が来るまでこの詩の紹介は待っていました。満を持しての紹介です。
  幕間は「まくあい」と読むのでしょうか。人生いつも小さな最後の舞台と、小さな初日の連続ですね。

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カンボジアの地雷現状や支援を学ぼう

 春と冬に6年生に2回「私とカンボジア」と題して授業をしていただいた、フリーアナウンサーの久保田夏菜さんがイベントを開かれます。
 カンボジア北西部で地雷処理や不発弾処理をしている認定NPO法人「国際地雷処理・地域復興支援の会」高山良二理事長との対談です。
 3月21日(木)午後3時から西区民文化センターです。
 事前の申込みが必要です。(082)215-1811クメールエール事務所
 みなさんよろしければ参加しませんか。
 ※写真上は3月17日(日)中国新聞記事です。

 6年生が全校に呼びかけて集まった文房具を、児童の手紙とともに当日届けます。
 今年の夏以降久保田さんがカンボジアに行かれる際、重いでしょうが、届けてくださる予定です。
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詩の紹介

 今日も今から市内出張のため、この時刻に詩の紹介です。

  やわらかな想い
     さくらももこ

 言葉の記号で
 置き換えることのできない想いが
 父の静かな笑顔から
 母の電話の沈黙から
 あなたの瞳の光から
 わたしの深呼吸から
 世界中のいろんな人から
 流れ出している。
 赤ちゃんの笑い声
 理由のない涙
 記号にあてはまらない
 柔軟なエネルギーのかたまり。

 ※間違いなく付け加えます。
 言葉の記号だけでは言い表せない、やわらなか想い・・・「子どもの歓声」「人の笑顔」「真剣な学び」まだまだ自分のまわりには「やわらかな想い」で溢れかえっています。
 ※さくらももこさんは、そうです「ちびまる子ちゃん」作者です。
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6年生との授業ふり返り1

 3月11日と13日に6年二クラス2時間の授業をしました。
 まずは、今日3月11日の意味を考えます。
 続いて「校歌」の歌詞を読み解きます。
 メロディーにのせて力いっぱい歌ってきた校歌ですが、さ〜て「操」「甍」「いでや」「とこしえ」の意味は?と問うと・・・・・
 卒業前に今一度校歌の意味をひも解きます。
 そして、続いて6年学年目標「行動しよう 学校のため みんなのため 自分のため」を立山紗礼さんの作文「地域の復興のために」を読んで考えます。
 2018年7月6日の楠那を思い起こしながら、自らボランティアとして活動に参加した立山さんの作文を読みます。
 校歌の解釈では自由闊達に自分の考えを出していた6年生が、作文を渡すと一斉に読みのモードに切り替えたのはさすがです。日頃の丁寧な授業があるからの学びの姿でした。
 打てば倍返しに「響」き、モードを切り替え読んで思考する6年生です。
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6年生との授業ふり返り2

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 2回目の授業は、国語の教科書掲載の「君たちに伝えたいこと」読後の感想から入ります。二クラスとも国語授業でしっかり読み込めているので、日野原重明さんが、6年生に伝えたいことをしっかり受けとめていることに感心します。
 そして、生命力の強い「たんぽぽ」の詩4編
 「星とたんぽぽ」 金子みすゞ
 「たんぽぽのわた」長田大三郎
 「たんぽぽ」   星野 富弘
 「タンポポ魂」  阪村 真民
 この詩の中から好きな詩2編を選び、その理由を書きます。
 そして各自が1編選び、その作品毎のグループで意見交換です。
 打てば倍返しで「響く」6年生でした。

6年生との授業ふり返り3

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 前任校の頃から続けている6年生との授業です。卒業式に学校教職員を代表して「式辞」を述べる人として、できる限り卒業生との真剣な時間を共有したいと思っているからです。卒業式には楠那小スタッフを代表して、丁寧な言葉で語らなくてはと改めて感じた6年生との授業となりました。

詩の紹介

 今日は午後から市内出張です。
 ・・・ということでこの時刻に詩の紹介です。

  3年生の教科書にも素敵な詩が載ってます。

  ぼくが ここに
     まど みちお
 
 ぼくが ここに いるとき
 ほかの どんなものも
 ぼくに かさなって
 ここに いることは できない

 もしも ゾウが ここに いるならば
 そのゾウだけ
 マメが いるなら
 その一つぶの マメだけ
 しか ここに いることは できない

 ああ この ちきゅうの うえでは
 こんなに だいじに
 まもられているのだ
 どんなものが どんなところに
 いるときも

 その「いること」こそが
 なににも まして
 すばらしいこと として

※「いること」がすばらしい・・・あるがままを受け止め、ありのままの自分を好きになる。吉野弘「奈々子に」につながります。

※写真は今日の2校時6年2組授業風景です。
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6年生との授業

 今日6年生と授業2日目を行いました。
 2校時に2組、3校時に1組で行いました。
 6年楠那っ子の豊かな笑顔が嬉しい時間でした。
 明日、授業内容についてお知らせします。
 
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夕焼け小焼け♪♪の時刻です

 今日はこの時刻に詩をもう1編紹介です。

  君に
    和合 亮一

 きみに はじめて
 手紙を書いた
 そしてすぐに
 読んでみた

 青い空を
 吹いていた風や
 しずかな波の音や
 かすかな鳥の鳴き声が
 文字と
 文字のあいだに
 聞こえた気がした

 だから
 きみの新しい住所と
 名前を きちんと
 書こうと思った

 この町の雲や
 星や 道や 朝を
 紙のうえにのせるようにして
 四つに折って
 大切に
 封筒にいれて
 どきどきしている
 この心も
 おくります

 ※4年生国語下の教科書最初のページに載っている詩です。
  中学校の教科書に載っていてもいいような詩です。
  何だかこの詩を読むと「まだあげ初めし前髪の・・・」島崎藤村の「初恋」と、今日の楠那中学校卒業式が思い浮かびます。


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詩の紹介(ちょっと箸休め)

 昼休憩、登り棒にチャレンジしている5年楠那っ子発見です。
 この景色につながる詩が、2年国語の教科書に載っています。

  空に ぐうんと 手を のばせ
      しんざわ としひこ

 空に ぐうんと 手を のばせ
 わたぐも
 すじぐも
 かきわけて
 でっかい おひさま
 つかまえろ
 
 海に ぐうんと 手を のばせ
 大波
 小波
 かきわけて
 でっかい くじらを
 つかまえろ

 横に ぐうんと 手を のばせ
 だれかと しっかり
 手を つなげ
 ぐるっと
 地球を
 かかえちゃえ


 天にも登る思いで登り棒に挑戦です。
 掌ひろげてぐっと持ち、頂上目指して登ります。 

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詩の紹介

 今日は4年国語教科書に載っている詩の紹介です。

  水平線
    小泉 周二

 水平線がある
 一直線にある
 ゆれているはずなのに
 一直線にある

 水平線がある
 はっきりとある
 空とはちがうぞと
 はっきりある

 水平線がある
 どこまでもある
 ほんとうの強さみたいに
 どこまでもある


 ※4年生国語上の最初のページです。4年国語上にはHPでも紹介した「ふしき(金子みすゞ)」「よかったな(まど・みちお)」も載っています。

 もう1編小泉周二さんの詩紹介です。  

  あなたへ
   小泉 周二

 やったあ 
 と 叫んでください
 あああ 
 と くやしがってください
 わあ きれい
 と うっとりしてください
 なんだ これ
 と 首をかしげてください
 さらさらおしゃべりしてください
 むうむう黙っていてください

 伝えてください
 あなたを

 ※歌声に思いを込めて伝えている4年楠那っ子です。
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6年生との授業

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 今年もまた卒業式に向けて、6年生と授業を行いました。
 毎年恒例の「校歌の歌詞」について、そして今年は「7・6西日本集中豪雨」について、そして「社会を明るくする運動作文コンテスト」で入賞した6年立山紗礼さんの作文「地域の復興のために」を教材として授業を進めました。
 自由闊達に意見を述べる姿と、作文を渡すと一気に読みの世界に入る6年楠那っ子に、頼もしい育ちを感じました。
 「校歌」の謎にも触れ、私自身新しい世界の授業となりました。

 明後日は、日野原重明「君たちに伝えたいこと(教科書より)」と、詩4編を教材として授業し、ともに考えます。

学校週末金曜日 詩の紹介

 またまたまた、今週も学校週末金曜日の夕焼け小焼け♪♪の時刻を過ぎました。
 今日はこの詩です。

   出逢い
     関 洋子

  あなたに出逢えてよかった
  しみじみとそうおもう
  あなたに出逢えてよかった

  ありがとう
  ありがとう

  すべてのふりかえる道が
  この道に続いていいたとおもえる日は
  こころが なんどでもくりかえす

  ありがとう
  ありがとう

 ※関洋子さんの詩は11月26日に「大丈夫」を紹介しています。よろしければお読み下さい。
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