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楠那小学校の電話対応は、平日7:30〜18:00となっております。ご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。

詩の紹介

 今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻です。
 1年生の素敵な「笑顔」「歌顔」とともに詩の紹介です。
 
  季節の幕間
    門倉 詇
 
 たとえば 空
 季節のおわりと
 はじまりの雲がゆきかい
 さりげなく 入れかわる
 去りゆくものは
 わかれの胸の高鳴りを
 おさえながら
 最後の舞台をつとめるように

 たとえば 山
 季節のおわりと
 はじまりの風がゆきかい
 ゆっくりと 入れかわる
 出番のつぼみは
 はじめての胸の高鳴りを
 おさえながら
 初日の舞台をむかえるように

 ※門倉詇さんの詩は9月18日〜21日にも紹介しています。春が来るまでこの詩の紹介は待っていました。満を持しての紹介です。
  幕間は「まくあい」と読むのでしょうか。人生いつも小さな最後の舞台と、小さな初日の連続ですね。

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カンボジアの地雷現状や支援を学ぼう

 春と冬に6年生に2回「私とカンボジア」と題して授業をしていただいた、フリーアナウンサーの久保田夏菜さんがイベントを開かれます。
 カンボジア北西部で地雷処理や不発弾処理をしている認定NPO法人「国際地雷処理・地域復興支援の会」高山良二理事長との対談です。
 3月21日(木)午後3時から西区民文化センターです。
 事前の申込みが必要です。(082)215-1811クメールエール事務所
 みなさんよろしければ参加しませんか。
 ※写真上は3月17日(日)中国新聞記事です。

 6年生が全校に呼びかけて集まった文房具を、児童の手紙とともに当日届けます。
 今年の夏以降久保田さんがカンボジアに行かれる際、重いでしょうが、届けてくださる予定です。
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詩の紹介

 今日も今から市内出張のため、この時刻に詩の紹介です。

  やわらかな想い
     さくらももこ

 言葉の記号で
 置き換えることのできない想いが
 父の静かな笑顔から
 母の電話の沈黙から
 あなたの瞳の光から
 わたしの深呼吸から
 世界中のいろんな人から
 流れ出している。
 赤ちゃんの笑い声
 理由のない涙
 記号にあてはまらない
 柔軟なエネルギーのかたまり。

 ※間違いなく付け加えます。
 言葉の記号だけでは言い表せない、やわらなか想い・・・「子どもの歓声」「人の笑顔」「真剣な学び」まだまだ自分のまわりには「やわらかな想い」で溢れかえっています。
 ※さくらももこさんは、そうです「ちびまる子ちゃん」作者です。
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6年生との授業ふり返り1

 3月11日と13日に6年二クラス2時間の授業をしました。
 まずは、今日3月11日の意味を考えます。
 続いて「校歌」の歌詞を読み解きます。
 メロディーにのせて力いっぱい歌ってきた校歌ですが、さ〜て「操」「甍」「いでや」「とこしえ」の意味は?と問うと・・・・・
 卒業前に今一度校歌の意味をひも解きます。
 そして、続いて6年学年目標「行動しよう 学校のため みんなのため 自分のため」を立山紗礼さんの作文「地域の復興のために」を読んで考えます。
 2018年7月6日の楠那を思い起こしながら、自らボランティアとして活動に参加した立山さんの作文を読みます。
 校歌の解釈では自由闊達に自分の考えを出していた6年生が、作文を渡すと一斉に読みのモードに切り替えたのはさすがです。日頃の丁寧な授業があるからの学びの姿でした。
 打てば倍返しに「響」き、モードを切り替え読んで思考する6年生です。
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6年生との授業ふり返り2

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 2回目の授業は、国語の教科書掲載の「君たちに伝えたいこと」読後の感想から入ります。二クラスとも国語授業でしっかり読み込めているので、日野原重明さんが、6年生に伝えたいことをしっかり受けとめていることに感心します。
 そして、生命力の強い「たんぽぽ」の詩4編
 「星とたんぽぽ」 金子みすゞ
 「たんぽぽのわた」長田大三郎
 「たんぽぽ」   星野 富弘
 「タンポポ魂」  阪村 真民
 この詩の中から好きな詩2編を選び、その理由を書きます。
 そして各自が1編選び、その作品毎のグループで意見交換です。
 打てば倍返しで「響く」6年生でした。

6年生との授業ふり返り3

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 前任校の頃から続けている6年生との授業です。卒業式に学校教職員を代表して「式辞」を述べる人として、できる限り卒業生との真剣な時間を共有したいと思っているからです。卒業式には楠那小スタッフを代表して、丁寧な言葉で語らなくてはと改めて感じた6年生との授業となりました。

詩の紹介

 今日は午後から市内出張です。
 ・・・ということでこの時刻に詩の紹介です。

  3年生の教科書にも素敵な詩が載ってます。

  ぼくが ここに
     まど みちお
 
 ぼくが ここに いるとき
 ほかの どんなものも
 ぼくに かさなって
 ここに いることは できない

 もしも ゾウが ここに いるならば
 そのゾウだけ
 マメが いるなら
 その一つぶの マメだけ
 しか ここに いることは できない

 ああ この ちきゅうの うえでは
 こんなに だいじに
 まもられているのだ
 どんなものが どんなところに
 いるときも

 その「いること」こそが
 なににも まして
 すばらしいこと として

※「いること」がすばらしい・・・あるがままを受け止め、ありのままの自分を好きになる。吉野弘「奈々子に」につながります。

※写真は今日の2校時6年2組授業風景です。
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6年生との授業

 今日6年生と授業2日目を行いました。
 2校時に2組、3校時に1組で行いました。
 6年楠那っ子の豊かな笑顔が嬉しい時間でした。
 明日、授業内容についてお知らせします。
 
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夕焼け小焼け♪♪の時刻です

 今日はこの時刻に詩をもう1編紹介です。

  君に
    和合 亮一

 きみに はじめて
 手紙を書いた
 そしてすぐに
 読んでみた

 青い空を
 吹いていた風や
 しずかな波の音や
 かすかな鳥の鳴き声が
 文字と
 文字のあいだに
 聞こえた気がした

 だから
 きみの新しい住所と
 名前を きちんと
 書こうと思った

 この町の雲や
 星や 道や 朝を
 紙のうえにのせるようにして
 四つに折って
 大切に
 封筒にいれて
 どきどきしている
 この心も
 おくります

 ※4年生国語下の教科書最初のページに載っている詩です。
  中学校の教科書に載っていてもいいような詩です。
  何だかこの詩を読むと「まだあげ初めし前髪の・・・」島崎藤村の「初恋」と、今日の楠那中学校卒業式が思い浮かびます。


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詩の紹介(ちょっと箸休め)

 昼休憩、登り棒にチャレンジしている5年楠那っ子発見です。
 この景色につながる詩が、2年国語の教科書に載っています。

  空に ぐうんと 手を のばせ
      しんざわ としひこ

 空に ぐうんと 手を のばせ
 わたぐも
 すじぐも
 かきわけて
 でっかい おひさま
 つかまえろ
 
 海に ぐうんと 手を のばせ
 大波
 小波
 かきわけて
 でっかい くじらを
 つかまえろ

 横に ぐうんと 手を のばせ
 だれかと しっかり
 手を つなげ
 ぐるっと
 地球を
 かかえちゃえ


 天にも登る思いで登り棒に挑戦です。
 掌ひろげてぐっと持ち、頂上目指して登ります。 

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詩の紹介

 今日は4年国語教科書に載っている詩の紹介です。

  水平線
    小泉 周二

 水平線がある
 一直線にある
 ゆれているはずなのに
 一直線にある

 水平線がある
 はっきりとある
 空とはちがうぞと
 はっきりある

 水平線がある
 どこまでもある
 ほんとうの強さみたいに
 どこまでもある


 ※4年生国語上の最初のページです。4年国語上にはHPでも紹介した「ふしき(金子みすゞ)」「よかったな(まど・みちお)」も載っています。

 もう1編小泉周二さんの詩紹介です。  

  あなたへ
   小泉 周二

 やったあ 
 と 叫んでください
 あああ 
 と くやしがってください
 わあ きれい
 と うっとりしてください
 なんだ これ
 と 首をかしげてください
 さらさらおしゃべりしてください
 むうむう黙っていてください

 伝えてください
 あなたを

 ※歌声に思いを込めて伝えている4年楠那っ子です。
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6年生との授業

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 今年もまた卒業式に向けて、6年生と授業を行いました。
 毎年恒例の「校歌の歌詞」について、そして今年は「7・6西日本集中豪雨」について、そして「社会を明るくする運動作文コンテスト」で入賞した6年立山紗礼さんの作文「地域の復興のために」を教材として授業を進めました。
 自由闊達に意見を述べる姿と、作文を渡すと一気に読みの世界に入る6年楠那っ子に、頼もしい育ちを感じました。
 「校歌」の謎にも触れ、私自身新しい世界の授業となりました。

 明後日は、日野原重明「君たちに伝えたいこと(教科書より)」と、詩4編を教材として授業し、ともに考えます。

学校週末金曜日 詩の紹介

 またまたまた、今週も学校週末金曜日の夕焼け小焼け♪♪の時刻を過ぎました。
 今日はこの詩です。

   出逢い
     関 洋子

  あなたに出逢えてよかった
  しみじみとそうおもう
  あなたに出逢えてよかった

  ありがとう
  ありがとう

  すべてのふりかえる道が
  この道に続いていいたとおもえる日は
  こころが なんどでもくりかえす

  ありがとう
  ありがとう

 ※関洋子さんの詩は11月26日に「大丈夫」を紹介しています。よろしければお読み下さい。
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詩の紹介

 今日はいつもの時刻に詩の紹介です。
 今日は6年国語の教科書見開きに載っている小海永二さんの詩です。

  いのち
      小海永二

 花です 
 虫です 
 からだです

 鳥です 
 草です
 こころです
 
 それらはみんないのちです

 いのちは 
 どれも 
 ひとつです

 いのちのふるさと
 地球もひとつ

 風が吹き
 雲の流れる地球のうえに
 要らないものなどありません

 互いに支えているんです
 見えない手を出し 声を出し
 互いに支えているんです

 どれもひとつで 
 どれにもひとつ
 全部が大事ないのちです
   
 ※昨年10月にも紹介しています。
 ※あえてコメントは書きません「命」です。

 小海永二さんにはこんな詩も書いています。


  ぼくにはぼくの道がある
        小海永二
 
 わからんちんなど
 かってにせい
 ぼくにはぼくの道がある
 ぼくは自分を信じてる

 わからんちんなど
 相手にせん
 ぼくはひとりで道を行く
 ぼくは自分を大切にしたい

 わからんちんなど
 ほっておけ
 わかってくれる人がいる
 ぼくはそれで十分だ

 ※「わからんちん」とは「分かってくれない人」でしょう。
  先日紹介した「奈々子に」に通じる言葉です。
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6年給食会食・詩の紹介

 今日が6年生との給食会食最終日となりました。
 最終日はことさら賑やかな会食となりました。
 そこで、今日は6年生の教科書に載っている詩の紹介です。
 6年保護者のみなさん、そして全学年保護者のみなさん「春」です。

  春に
    谷川俊太郎

 この気もちはなんだろう
 目に見えないエネルギーの流れが
 大地からあしのうらを伝わって
 ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
 声にならないさけびとなってこみあげる
 この気もちはなんだろう
 枝の先にふくらんだ新芽が心をつつく
 よろこびだ しかしかなしみでもある
 いらだちだ しかもやすらぎがある
 あこがれだ そしていかりがかくれている
 心のダムにせきとめられ
 よどみ渦まきをせめぎあい
 いまあふれようとする
 この気もちはなんだろう
 あの空のあの青に手をひたしたい
 まだ会ったことのないすべての人と
 会ってみたい話してみたい
 あしたとあさってが一度にくるといい
 ぼくはもどかしい
 地平線のかなたへと歩きつづけたい
 そのくせこの草の上でじっとしていたい
 大声でだれかを呼びたい
 そのくせひとりで黙っていたい
 この気もちはなんだろう

 ※国語教科書下のほぼ最後に載っています。
  「春」のもつあたたさと、複雑さ6年生は分かるでしょう。

 ※写真下は5年生から卒業生へのお祝いメッセージです。
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6年給食会食、詩の紹介

 昨日6年国語の教科書に、日野原重信さんの言葉が掲載してあることを知り、6年生国語の教科書を改めて読み直したと書きましたが、教科書に3編の詩が載っていることを改めて知りました。
 そこでその詩を紹介・・・といく前に、今日は5年生国語の教科書に載っている詩2編を紹介です。
 前置きが長くなりました・・・・

  水のこころ
      高田 敏子

 水は つかめません
 水は すくうのです
 指をぴったりつけて
 そおっと 大切に ―
   
 水は つかめません
 水は つつむのです
 二つの手の中に
 そおっと 大切に ―

 水のこころ も
 人のこころ も 
 
 ※お子さんとお風呂でも入った折りにともにしてみるといいですね!
  「つかむ」「すくう」「つつむ」それぞれを・・・・


  紙風船
      黒田 三郎

 落ちて来たら
 今度は
 もっと高く
 もっともっと高く
 何度でも
 打ち上げよう
 美しい
 願いごとのように

 ※どうでしょう、紙風船を買って遊んでみませんか。願い事を込めながら・・

 写真上中・・今日も穏やかな雰囲気のなか、温かい給食を楠那っ子と暖かくいただきました。
 写真下・・昼休憩の1年生と6年生です。

 ※6年生へのはなむけの詩はこれから順次紹介します。
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6年給食会食・詩の紹介

 先ほど本校HPで紹介した「君たちに伝えたいこと」(日野原重明文)を読んで、どうしても紹介したくなった詩です。
 子育て座談会等でも紹介しましたが、この詩です。       

  奈々子に
      吉野 弘
 
 赤い林檎の頬をして
 眠っている 奈々子。

 お前のお母さんの頬の赤さは
 そっくり
 奈々子の頬にいってしまって
 ひところのお母さんの
 つややかな頬は少し青ざめた
 お父さんにも ちょっと
 酸っぱい思いが増えた。

 唐突だが
 奈々子
 お父さんは お前に
 多くを期待しないだろう。
 ひとが
 ほかからの期待に応えようとして
 どんなに
 自分を駄目にしてしまうか
 お父さんは はっきり
 知ってしまったから。

 お父さんが
 お前にあげたいものは
 健康と
 自分を愛する心だ。

 ひとが 
 ひとでなくなるのは
 自分を愛することをやめるときだ。
 
 自分を愛することをやめるとき
 ひとは
 他人を愛するのをやめ
 世界を見失ってしまう。

 自分があるとき
 他人があり
 世界がある。

 お父さんにも 
 お母さんにも
 酸っぱい苦労がふえた。

 苦労は
 今は
 お前にあげられない。

 お前にあげたいものは
 香りのよい健康と
 かちとるにむずかしく
 はぐくむにむずかしい
 自分を愛する心だ。

 ※6年楠那っ子のみなさん、保護者のみなさん「君に伝えたいこと」とともに読んでみてください。
 なお、本日の給食会食で、ともに給食をいただいた子の中に「ななこさん」がいましたが、詩の紹介タイミングはほぼ偶然です。
 また、私事ながら次女に「奈々」と名付けたのはこの詩の影響です。
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