最新更新日:2024/06/28
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楠那小学校の電話対応は、平日7:30〜18:00となっております。ご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。

折原みと コーナー

 今日は詩2編の紹介です。

   大好き!
    折原 みと

  「大好き」ってつぶやいた。
  むしょうに走り出したくなった。
  「大好き」ってつぶやいた。
  空を飛べるような気がした。
  「大好き」がいつも、
  あたしを動かしているんだよ。


   描きたいもの
    折原 みと

  描きたいのは、絵ではないんです。
  書きたいのは、文字ではないんです。
  ただの線の集まりではなく、
  心の模様が、描きたいんです。

  「詩にさそわれて(あゆみ出版)」より

 ※折原さんはこの本の中でこう書かれています。
 「まず、リズムが好き。韻を自然にふんだりすることもあります。口にしながらつくったりもします、感動することばを書こうと思うと変なことばになったりします。だから、きれいにまとめるとかじゃなくて、そして、つくるのではなくて、自然に浮かんだままの詩になっています。

 今日で、折原みとコーナーは終了です。
 来週からも、「詩にさそわれて」の24人の詩人中から紹介したいと考えています。
 よろしければお読みください。「心の模様」が癒されますように。

 ※写真上は3年生、中は6年生の大休憩
  写真下は男女で「Sケン遊び」に興じる4年生です。
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折々のことば(朝日新聞より)

 今後、朝日新聞の1面に掲載されている「折々のことば」から、いいなあと思う記事を随時紹介します。

 「我々はただ一方の害ばかりを恐れて、急いでたくさんの花に咲く二葉を摘んでしまった」(柳田國男)
 イツワリとウソ、ゴマカシとデタラメは、かつて明確に区分されていた。一方は人を欺く虚言。もう一方は空言。それらを区分せず、子どもの無邪気な作り話まで戒めると、空想の力が奪われると民俗学者は言う。子どもがつくウソに快く騙され「彼のいたいけな最初の智慧の冒険」を成功させることも必要だと。虚言がはびこると子どもの育ちの機会まで奪われる。『不幸な芸術』から(鷲田清一)2018/5/31

※なるほど「虚言」(偽り、ごまかし)と
     「空言」(嘘、でたらめ)ですか・・・
※「戒める」(いましめる)
 「いたいけ」(いじらしくいたいたしいさま)
※大人が言うと「虚言」子どもは「空言」とも言えそうです。
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折原みと コーナー

 今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻となりました。天気予報では午後から雨模様でしたが、雨は降らず、屋外でのクラブ活動も計画通りできました。一安心です。
 
 さて、今週は折原みとさんの詩を紹介しています。
 今日は2編紹介です。
 
    いつも自由に
      折原 みと

  『一番悲しいことは何?』
  ― ウソをつくことです。
  ウソで人を傷つけた時に、もっともっと傷つくのは、
  きっと自分のほうなんです。

  『一番こわいことは何?』
  ― 縛られることです。
  誰かに、何かに縛りつけられて、心のままにふるまえないなら、
  それは死んでいるのと同じことです。

  ありのままでいたいです。
  自分のままでいたいです。
  裸足で土を踏むように、
  いつも自由でいたいです。

   
   瞳の中に
     折原 みと

  誰かの瞳の中に、
  私は、どんな風に映っていたのでしょうか?

  私がもらった、ときめきや勇気を、
  誰かに、伝えることはできたでしょうか?

  誰かの瞳の中で、
  私が輝いて見えたことはあったでしょうか?
  少しでも、だれかの瞳の中に、
  残ることができたでしょうか?

  少しでも。
  誰かの、瞳の中に―。

 ※ありのまま生きたい自分、誰かの瞳にどう映っているか気になる自分・・その全てが自分ですね!!
 写真はそんな楠那っ子です。
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折原みと コーナー

 今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻となりました。
 今日はこの詩の紹介です。
 
   不思議
      折原 みと

  不思議だね、ここにいること。
  同じ時間の中に生まれ、
  ここで、こうして出会えたこと。

  こんな広い、星の上で、
  こんなに、近くで生まれたこと、
  もし、この出合いが、
  神さまのホンの気紛れでも。
  教室で、机を並べてるみんな。
  帰り道、すれちがう人たち。
  隣でわらっているあの子。
  幼なじみのあいつが、

  とても、不思議に、
  トクベツに見えた。

※写真は運命的に出会った、トクベツな仲間たちです。
 猛暑は去り、グラウンドで遊ぶ楠那っ子が増えた今日この頃です。
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朝のあいさつ定期便

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 今日は水曜日、久しぶりの「朝のあいさつ定期便(小中一貫あいさつ運動)」の日です。中学校生徒会は試験週間のために参加できませんが、小学校児童会運営委員6名があいさつを響かせました。

 今日のあいさつ運動について、昨日の給食時間に児童会運営委員から放送がありました。内容は以下の通りです。
「先週のあいさつ運動で、『中学校の夏休みの宿題』について聞いたところ、小学校の倍以上あり、数学のテキストは90ページもあったそうです。中学3年生の英語は1〜3年の復習や、思い出に残ったことを英語日記にしたそうです。今やっていることを聞くと、文化祭の練習とのことでした。」
 
 ※今日は生徒会が参加できなかったので、登校してきた生徒に突撃インタビューとなりました。質問は「期末テストへの意気込み」です。さ〜て、どんな言葉が返ってきたのでしょうか?来週をお楽しみに!!

折原みとコーナー

 どうにか夕焼け小焼け♪♪の時刻に間に合いました。
 今日も笑顔とともに2編紹介します。

  星の鼓動
    折原 みと

 聴こえるでしょう?
 星の鼓動。

 木々のささやき。
 虫の音。
 水の音。
 風の音。
 街のざわめき。

 生きている、
 この星の鼓動。

 私もひとつの、この星の生命


   光合成
    折原 みと

 お陽さまの光で、葉っぱが呼吸をするように、
 あなたの笑顔で、私は呼吸をするんです。
 空からの水に、草木が生命をもらうように、
 あなたの一言が、
 きっと、私を動かすんです。

 ※分かってほしい誰かのために人はがんばるのでしょう!!
   
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「クリーンマイタウン楠那」一緒に活動しましょう、お待ちしています。

 先日プリント配付してお知らせしましたように、9月26日(水)午後に「クリーンマイタウン楠那」を行います。
 参加申込みをしてくださったみなさん、ありがとうございます。
 是非とももう少し多くの方とともに活動したいと思います。
 本HPの配付文書欄に、保護者向けご案内のプリントを掲載しておりますので、お読みいただき、この企画の趣旨をご理解いただき、参加申込みをしていただけると嬉しいです。
 お忙しい毎日だと思いますが、ふるってご参加下さい。
 お待ちしています。
 
 ※活動日・・・9月26日(水)予備日9月28日(金)
  活動時間・・14:00〜15:00
  活動場所・・お住まいに近い場所です。 現地集合です。
        参加者には個別連絡いたします。
  ご質問がありましたら楠那小学校にお問い合わせ下さい。
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折原みとコーナー

 「詩にさそわれて(あゆみ出版)」-水内喜久雄著-3巻からなるこの本には24名の詩人の詩がその人の人となりとともに掲載してあります。
 もう25年近く前に購入した本ですが、これからこの本から大好きな詩を紹介します。
 これまでに紹介した詩もありますが、改めてもう一度お読み下さい。
 今週は折原みとさんです。
 マンガ家『時の輝き』『あの夏に・・・』、小説家の折原みとさん。みなさんの中には、折原みとさんのマンガや、少女小説を読まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 私は「詩にさそわれて(あゆみ出版)」-水内喜久雄著-で折原みとさんの詩を知りました。
  「内省」や「心の栄養」につながる詩があれば良いですが・・
 今日はまず、2編の詩の紹介です。

   かわっていくこと
      折原 みと

  かわっていくことは、こわくない。

  ワクワクしたいな。
  明日の自分に。

   
   やさしい人
      折原 みと
 
  やさしい人は、本当は強い人だと思うな。

  やさしいけれど、弱い人は、
  とても悲しい人だと思うな。

  やさしさを、ささえるだけの強さがなければ、
  きっとそれは、
  人も、自分も、傷つけてしまうモノだものね。

 ※なかなかに厳しい心の模様の表現です。優しいという漢字は「にんべん」に「憂」(うれう)と書くことが思い浮かびます。
  
 
※折原さんは言います「欠点が多ければ多いほど、これから変われる可能性が大きいし、分からないことが多ければ多いほどこれから知る楽しみがいっぱいあるでしょ?」
※自然科学者のチャールズ・ダーウィンが言っています。
 「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できるものである。」と・・・

※写真は笑顔いっぱいの優しい楠那っ子です。
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川崎 洋コーナー(最終日)

 6年生の国語教科書に載っている「いま始まる新しいいま」からスタートした、このコーナーは今日で最終回です。
 今日は2編紹介します。「ことば」は既に紹介したことがありますが、再々紹介です。

   とんび
       川崎 洋

  空気の流れが
  見えるといい
  川のように
   
  すると
  とんび が
  どのように泳いでいるか
  その種あかしが
  ありありと
  わかるだろう

  見えるもの
  の すぐ うしろに
  見えないもの
  が ある

  人の言葉も  
  その意味では
  空とぶ とんび だ
 
※金子みすゞの「星とたんぽぽ」が浮かびます。
「見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ」


  ことば
       川崎 洋

 山という字を描いてみせ
 川という字を描いてみせ
 山という字は山そのものから
 川という字は川そのものから
 生まれたのですよ
 と説明すると
 横文字の国の人々は感動する

 このあいだ 岡山で
 〈ひぐらし〉のことを
 〈ひぐれおしみ〉と呼べる人々がいる
 と知って胸が鳴った。
 人を打つことばが日本のことばの中にある
 そのことに
 日本語の国に住む私は感動する

※「ことば」ひぐらしの鳴き声、夕刻の音、いいですね!!
 日本語っていいですね!!
 
  −詩にさそわれて(あゆみ出版)−より  
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川崎 洋コーナー

 今の季節に何ですが、川崎 洋さんと言えば、この詩が思い浮かびました。
 2編とも「春」の詩ですが、ご容赦ください。 

   新緑
       川崎 洋

 前頭葉は
 脳の中で最も広い面積を占め
 生きようという意欲
 人間としての一番基本的なエネルギーを
 受け持っている

 この部位は
 生涯発達を続け しかも
 未完成のまま終わるという

 この季節
 樹や花や草ばかりでなく
 あなたの脳に
 新芽が芽吹きつつある

 ※私にも前頭葉の「新芽」が育っていると思うと嬉しい気分です。


   たんぽぽ
       川崎 洋

 たんぽぽが
 たくさん飛んでいく
 ひとつひとつ
 みんな名前があるんだ
 おーい たんぽぽ
 おーい ぽぽたん
 おーい ぽんたぽ
 おーい ぽたぽん
 川に落ちるな
   
  「詩にさそわれて(あゆみ出版)」水内喜久雄著より

 ※この詩を読んだ小学生が質問の手紙を作者に送りました。「おーいって言ったのはだれですか?」
 それに応えて川崎洋さん『詩には正解はありません。詩を読んだ人が想像したことが正解です。「たんぽぽ」の詩でも、おーいと言ったのは、黄色いタンポポ、綿毛、木、お日さま、川、そこにいた人、川崎洋さん、みんな正解です。あるいは、たまたまそこに、ほかの星から飛んできた玉虫くらいの小さな宇宙と考える人もいるでしょう。空の雲が言ったのかもしれません。それが詩を読む楽しさの一つでもあります。』
「詩にさそわれて(あゆみ出版)」より

 だからやっぱり詩が好きです(松島)

 ※写真2枚も「春」の楠那の写真です。
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お詫びとお知らせ

 一昨日プリントでお知らせしましたように、9月7日(金)に予定していました、子育て講演会「大人として校長として 今思っていること」は諸事情により、延期させていただきます。参加を考えていただいていた方、申し訳ありません。
 今年度中に日程を調整して、同じテーマで行いたいと考えています。その際に延期した事情(思い)もお話しさせていただきます。よろしければご参加下さい。
 「新しいいま」を渾身の思いでお話しします。
 お詫びし、お知らせします。
 
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川崎 洋 コーナー

 今日は午後から出張です。(松島)
 ということで、大急ぎで詩のコーナーです。
 今日は川崎洋さんの詩2編紹介します。
 趣のちがう2編をお読み下さい。

  どうかして
       川崎 洋

 樹
 なんとかお前に交わる方法はないかしら
 葉のしげり方
 なんとかお前と
 交叉するてだてはないかしら

 鳥
 お前が雲に消え入るように
 僕がお前に
 すっと入ってしまうやり方は
 ないかしら
 そして
 僕自身も気付かずに
 体の重みを風に乗せるコツを
 僕の筋肉と筋肉の間に置けないかしら

 夕陽
 教えてておくれ
 どうして
 坂の上に子ども達が集まって
 お前を視るのか
 どうして
 子ども達は
 小さな頬の上に忙しく手を動かして
 まるで
 夕陽のをそこにすりこむようにして
 其処に
 歌かおしゃべりか判らない喚声が
 渦を巻くのか

 日の暮れ方を教えておくれ
 森の色の変わり方を
 蜻蛉の羽の透きとおり方を
 土のしめり方を
 粗い草の匂い方を
 教えておくれ


   なみ
       川崎 洋

 なみ なみ なみ
 なみ みなみ みなみのうみ
 なみ なみだ なみだのうみ
 なみ つなみ つらいうみ
 なみ はなみ はなのうみ
 なみ ほなみ いねのうみ
 なみ やなみ いらかのなみ
 なみ なみき みどりのなみ
 なみ モナミ ほほえみ
 なみ なみ なみ

 ※ほなみ「穂並み」 やなみ「家並み」 いらか「甍(やね)」
  モナミ「私の友、愛する人(フランス語)」?
 
 何度か声に出して読んでみてください。
 なみ なやみ 明日への力 ・・といきましょう。

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9月5日朝 笑顔で登校

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 昨日は臨時休校。広島市は被害はありませんでしたが、関西・東日本地域では次々と甚大な被害は明らかになっています。自然の脅威を感じ続ける昨今です。
 子ども達はそれぞれに安全に過ごし、今日は元気に登校です。
 
 正門ではエリザベト音大実習生の先生と笑顔であいさつとじゃんけんの交流です。

川崎 洋コーナー

 昨日、6年生が国語で川崎洋さんの詩「いま始まる新しいいま」を学んでいると紹介しました。
 ということで、今週いっぱい「川崎 洋コーナー」です。
 今日は今6年生が学んでいる詩です。

  いま始まる新しいいま
       川崎 洋

 心臓から送り出された新鮮な血液は
 十数秒で全身をめぐる
 わたしはさっきのわたしではない
 そしてあなたも
 わたしたちはいつも新しい

 さなぎからかえったばかりの蝶が
 生まれたばかりの陽炎の中で揺れる
 あの花は
 きのうはまだ蕾だった
 海を渡ってきた新しい風がほら
 踊りながら走ってくる
 自然はいつも新しい

 きのうしらなかったことを
 きょう知る喜び
 きのうは気づかなかったけど
 きょう見えてくるものがある
 日々新しくなる世界
 古代史の一部がまた塗り替えられる
 過去でさえ新しくなる

 きょうも新しいめぐり合いがあり
 まっさらの愛が
 次々に生まれ
 いま初めて歌われる歌がある
 いつも いつも
 新しいいのちを生きよう
 いま始まる新しいいま

 4連にわたってくり返され「新しい」という言葉を意識しながら音読してみませんか?

 ここで、坂村真民の詩「今」がうかびます。
  大切なのは
  かつてでもなく
  これからでもない
  一呼吸
  一呼吸の
  今である

 ※写真は学んでいるきのうの6年楠那っ子です。さ〜て,きょうはどうなっているのか?
 明日にきょうの6年生を確かめます。
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明日から9月

 不安定な天気になっていますが。
 今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻となりました。
 今日も夕焼け小焼け♪♪のメロディーが流れてきました。
 8月末日、明日から9月の今日はこの詩の紹介です。

    九月
      薩摩 忠

  背がぐんと伸びたって?
  顔つきが急におとなっぽくなったって?
  
  ぼくはぼく たしかに
  夏休み前のぼくと同じぼくなんだが・・・
  ぼくの心の深いところに
  夏休み前のぼくではないぼくが
  いつの間にか住みついていて
  向かい慣れたこの机の上なんかでは
  知ることのできないなにかを
  さかんに囁くんだ

  ぼくはぼく たしかに
  夏休み前のぼくと同じぼくなんだが・・・・

 確かに夏休み明けに、随分と大人っぽくなったなあと感じる楠那っ子がいます。
 子どもの中でどんなことを囁いているのでしょうか? 
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夕焼け小焼け♪♪の時刻です

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 今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻となりました。
 今日も町内会のスピーカーから、子どもたちに帰宅を促す「夕焼け小焼け♪♪」のメロディーが流れてきました。
 今日は詩2編の紹介です。

   あるけ あるけ
     つるみ まさお

  どこどん どこどん
  あるけ あるけ
  ちきゅうの たいこ
  みんなの あしで
  たたいて あるけ
  そら
  どこどん どこどん
  あるけ

  どこどん どこどん
  あるけ あるけ 
  ちきゅうの うらで
  だれかの あしも
  たたいて いるよ
  ほら
  どこどん どこどん 
  あるけ

 ※1年生の教科書に載っています。声を出して読むといいですよ!!
  教室でよみたい詩12ヶ月(小学校1・2年)より
   

  うれしいな
      清水 たみ子

 なつやすみが おわって、
 学校が はじまるのが、
 ぼくは とっても うれしいな。

 しんちゃんも、たけじくんも、りょうちゃんも、
 「やあ」「やあ」「やあ」って、
 みんな まっくろい かおして くるだろうな。

 「ほら すてきだろ」って、そのとき、
 ぼくのあつめた 虫を、
 みんなに みせたら、
 みんなは なんて いうかしら。

 かたっぽ はねの とれた ちょうちょうや、
 あしが みんな なくなった ぶんぶんも いるけど、
 かぶと虫と せみは、
 こんなに りっぱだもの。

 6ねんの にいちゃんの
 こんちゅうさいしゅうに ついていって、
 ぼくが ひとりで とったんだよ、
 いっしょうけんめい あつめたんだよ。

 なつやすみが おわって、
 はやく みんなに みせたいな。

 ※教室でよみたい詩12ヶ月(小学校1・2年)より
 
 ※夏休みあけの昨日でなく、今日の紹介になったことが残念ですが、友だちに会いたくてたまらない子どもたちによんでほしいですね。似かよった心持ちを抱いての、久しぶりの登校だったと思います。
 そして、子どもたちのサポートから、いくらかでも開放された保護者の方にも・・
 
 ※写真は大休憩に6年生と遊ぶ下級生です。
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平和教育シリーズ4

 今日でひとまず、平和教育シリーズは一区切りとします。
 「国際文化平和都市 ひろしま」の未来の主権者となる子どもたちに、以下のようなことを期待します。

 平和なまちとは、どのようなまちでしょうか。平和なまちづくりで大切なことは、どのようなことでしょうか。これまで、広島とともに歩んできた人々は、広島のまちにどのような思いをもっているのでしょうか。これからの平和について、自分なりの考えをもち、できることを考えていきましょう。
  −これからの広島「ひろしま平和ノートより」−
 
 ※8月17日に紹介した渡辺兜君の作文と読み合わせてみてください。
  また、子ども代表「平和の誓い」とも読み合わせてみてください。
 
 
 そして、この詩の紹介です。

  生ましめんかな
      栗原 貞子

 こわれたビルディングの地下室の夜だった。
 原子爆弾の負傷者たちは
 ローソク1本ない暗い地下室を
 うずめて、いっぱいだった。
 生ぐさい血の匂い、死臭。
 汗くさい人いきれ、うめきごえ
 その中から不思議な声が聞こえてきた。
 「赤ん坊が生まれる」と言うのだ。
 この地獄の底のような地下室で
 今、若い女が産気づいているのだ。

 マッチ1本ないくらがりで
 どうしたらいいのだろう
 人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
 と、「私が産婆です。私が生ませましょう」
 と言ったのは
 さっきまでうめいていた重傷者だ。
 かくてくらがりの地獄の底で
 新しい生命は生まれた。
 かくてあかつきを待たずに産婆は血まみれのまま死んだ。
 生ましめんかな
 生ましめんかな
 己が命捨つとも


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平和教育シリーズ3

 今日は本の紹介です。「まんがで語りつぐ広島の復興」(小学館)

 被爆70周年という節目を迎えた2015年に発行されました。
 「原爆投下」「復旧最優先“水道・電気・ガス”」「路面電車を動かした女学生」「市民球団・広島カープ」等々10章にわたる、歴史漫画です。
 「広島の復興に関わった方々の努力を後世に残したい」「子どもたちに伝えたい」との趣旨で描かれています。
 読んでみられてはいかがでしょうか。

 写真中・・1日も止まらなかった水道(わたしたちの広島より) 
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平和教育シリーズ2

 8月16日のHPで3年生小野君の作文を紹介しました。中国新聞ヤングスポットに掲載された「がんばる『ゲン』に力」の作文です。
 広島市の小学校では平和教育を進めるために「平和ノート」を独自に作成し、活用しています。
 「はだしのゲン」も1・2・3年生用の「へいわノート」に教材として4ページにわたって掲載されています。「へいわノート」から引用します。
 
 「この『はだしのゲン』は広島の原子ばくだんをテーマにしたまんがです。日本だけでなく、世界に発信されています。「ゲン」は作者中沢啓治さんご自身です。「ゲン」の家族の話を通して、このころの広島の子どもたちの生活や思いについて考えていきましょう。

 よろしければもう一度小野君の作文を読んでみてください。
 そして、平和ノートも読んでみてください。
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平和教育シリーズ1 供木運動

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 今日から8月末まで数回「平和教育シリーズ」として、子どもたちが学んでいることを紹介します。
 8月6日に紹介しましたように朝日新聞に掲載された、5年生立畠君の作文の中に「供木」のことが書かれていました。
 この「供木運動」のことにつては広島市内の小学校3・4年生が使用する社会科副読本「わたしたちの広島」にも書かれています。
 
 写真上は1957年から始まった「供木運動」の写真です。
 
 「わたしたちの広島」から、樹木観察をされている「平和大通り樹の会」の方のお話を紹介します。
 『私たちは、平和大通りにある全ての木について名前を調べました。平和大通りには現在2200本ぐらいの高い木があります。植えてから60年以上もたち、寿命が近づいてきている木もあります。また、猛暑や小雨の影響なのか枯れ木や枯れ枝も目立ってきました。平和大通りの樹木は、平和を願うたくさんの人たちからおくられたものです。めずらしい木もあります。まるで街中の植物園です。これからも、みなんで大事に見守っていけたらいいですね。」

 よろしければ、もう一度立畠君の作文をお読み下さい。
 また、平和大通りを歩く機会があれば、歴史を感じてみましょう。
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