最新更新日:2024/07/04
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明日から9月

 不安定な天気になっていますが。
 今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻となりました。
 今日も夕焼け小焼け♪♪のメロディーが流れてきました。
 8月末日、明日から9月の今日はこの詩の紹介です。

    九月
      薩摩 忠

  背がぐんと伸びたって?
  顔つきが急におとなっぽくなったって?
  
  ぼくはぼく たしかに
  夏休み前のぼくと同じぼくなんだが・・・
  ぼくの心の深いところに
  夏休み前のぼくではないぼくが
  いつの間にか住みついていて
  向かい慣れたこの机の上なんかでは
  知ることのできないなにかを
  さかんに囁くんだ

  ぼくはぼく たしかに
  夏休み前のぼくと同じぼくなんだが・・・・

 確かに夏休み明けに、随分と大人っぽくなったなあと感じる楠那っ子がいます。
 子どもの中でどんなことを囁いているのでしょうか? 
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夕焼け小焼け♪♪の時刻です

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 今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻となりました。
 今日も町内会のスピーカーから、子どもたちに帰宅を促す「夕焼け小焼け♪♪」のメロディーが流れてきました。
 今日は詩2編の紹介です。

   あるけ あるけ
     つるみ まさお

  どこどん どこどん
  あるけ あるけ
  ちきゅうの たいこ
  みんなの あしで
  たたいて あるけ
  そら
  どこどん どこどん
  あるけ

  どこどん どこどん
  あるけ あるけ 
  ちきゅうの うらで
  だれかの あしも
  たたいて いるよ
  ほら
  どこどん どこどん 
  あるけ

 ※1年生の教科書に載っています。声を出して読むといいですよ!!
  教室でよみたい詩12ヶ月(小学校1・2年)より
   

  うれしいな
      清水 たみ子

 なつやすみが おわって、
 学校が はじまるのが、
 ぼくは とっても うれしいな。

 しんちゃんも、たけじくんも、りょうちゃんも、
 「やあ」「やあ」「やあ」って、
 みんな まっくろい かおして くるだろうな。

 「ほら すてきだろ」って、そのとき、
 ぼくのあつめた 虫を、
 みんなに みせたら、
 みんなは なんて いうかしら。

 かたっぽ はねの とれた ちょうちょうや、
 あしが みんな なくなった ぶんぶんも いるけど、
 かぶと虫と せみは、
 こんなに りっぱだもの。

 6ねんの にいちゃんの
 こんちゅうさいしゅうに ついていって、
 ぼくが ひとりで とったんだよ、
 いっしょうけんめい あつめたんだよ。

 なつやすみが おわって、
 はやく みんなに みせたいな。

 ※教室でよみたい詩12ヶ月(小学校1・2年)より
 
 ※夏休みあけの昨日でなく、今日の紹介になったことが残念ですが、友だちに会いたくてたまらない子どもたちによんでほしいですね。似かよった心持ちを抱いての、久しぶりの登校だったと思います。
 そして、子どもたちのサポートから、いくらかでも開放された保護者の方にも・・
 
 ※写真は大休憩に6年生と遊ぶ下級生です。
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平和教育シリーズ4

 今日でひとまず、平和教育シリーズは一区切りとします。
 「国際文化平和都市 ひろしま」の未来の主権者となる子どもたちに、以下のようなことを期待します。

 平和なまちとは、どのようなまちでしょうか。平和なまちづくりで大切なことは、どのようなことでしょうか。これまで、広島とともに歩んできた人々は、広島のまちにどのような思いをもっているのでしょうか。これからの平和について、自分なりの考えをもち、できることを考えていきましょう。
  −これからの広島「ひろしま平和ノートより」−
 
 ※8月17日に紹介した渡辺兜君の作文と読み合わせてみてください。
  また、子ども代表「平和の誓い」とも読み合わせてみてください。
 
 
 そして、この詩の紹介です。

  生ましめんかな
      栗原 貞子

 こわれたビルディングの地下室の夜だった。
 原子爆弾の負傷者たちは
 ローソク1本ない暗い地下室を
 うずめて、いっぱいだった。
 生ぐさい血の匂い、死臭。
 汗くさい人いきれ、うめきごえ
 その中から不思議な声が聞こえてきた。
 「赤ん坊が生まれる」と言うのだ。
 この地獄の底のような地下室で
 今、若い女が産気づいているのだ。

 マッチ1本ないくらがりで
 どうしたらいいのだろう
 人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
 と、「私が産婆です。私が生ませましょう」
 と言ったのは
 さっきまでうめいていた重傷者だ。
 かくてくらがりの地獄の底で
 新しい生命は生まれた。
 かくてあかつきを待たずに産婆は血まみれのまま死んだ。
 生ましめんかな
 生ましめんかな
 己が命捨つとも


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平和教育シリーズ3

 今日は本の紹介です。「まんがで語りつぐ広島の復興」(小学館)

 被爆70周年という節目を迎えた2015年に発行されました。
 「原爆投下」「復旧最優先“水道・電気・ガス”」「路面電車を動かした女学生」「市民球団・広島カープ」等々10章にわたる、歴史漫画です。
 「広島の復興に関わった方々の努力を後世に残したい」「子どもたちに伝えたい」との趣旨で描かれています。
 読んでみられてはいかがでしょうか。

 写真中・・1日も止まらなかった水道(わたしたちの広島より) 
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平和教育シリーズ2

 8月16日のHPで3年生小野君の作文を紹介しました。中国新聞ヤングスポットに掲載された「がんばる『ゲン』に力」の作文です。
 広島市の小学校では平和教育を進めるために「平和ノート」を独自に作成し、活用しています。
 「はだしのゲン」も1・2・3年生用の「へいわノート」に教材として4ページにわたって掲載されています。「へいわノート」から引用します。
 
 「この『はだしのゲン』は広島の原子ばくだんをテーマにしたまんがです。日本だけでなく、世界に発信されています。「ゲン」は作者中沢啓治さんご自身です。「ゲン」の家族の話を通して、このころの広島の子どもたちの生活や思いについて考えていきましょう。

 よろしければもう一度小野君の作文を読んでみてください。
 そして、平和ノートも読んでみてください。
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平和教育シリーズ1 供木運動

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 今日から8月末まで数回「平和教育シリーズ」として、子どもたちが学んでいることを紹介します。
 8月6日に紹介しましたように朝日新聞に掲載された、5年生立畠君の作文の中に「供木」のことが書かれていました。
 この「供木運動」のことにつては広島市内の小学校3・4年生が使用する社会科副読本「わたしたちの広島」にも書かれています。
 
 写真上は1957年から始まった「供木運動」の写真です。
 
 「わたしたちの広島」から、樹木観察をされている「平和大通り樹の会」の方のお話を紹介します。
 『私たちは、平和大通りにある全ての木について名前を調べました。平和大通りには現在2200本ぐらいの高い木があります。植えてから60年以上もたち、寿命が近づいてきている木もあります。また、猛暑や小雨の影響なのか枯れ木や枯れ枝も目立ってきました。平和大通りの樹木は、平和を願うたくさんの人たちからおくられたものです。めずらしい木もあります。まるで街中の植物園です。これからも、みなんで大事に見守っていけたらいいですね。」

 よろしければ、もう一度立畠君の作文をお読み下さい。
 また、平和大通りを歩く機会があれば、歴史を感じてみましょう。
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今日の詩

 「平和の誓い」読んでいただきましたでしょうか?
 私たちそして子どもたちが「伝承者」となるためには、正しいことを知り、心に感じたことを、言葉として残すことです。
 ということで、今日はこの詩の紹介です。 

 挨拶 −原爆の写真によせて−
       石垣 りん

 あ、
 この焼けただれた顔は
 1945年8月6日
 その時広島にいた人
 25万の焼けただれのひとつ
 
 すでに此の世にないもの

 とはいえ
 友よ
 向き合った互の顔を
 もう一度見直そう
 戦火の跡もとどめぬ
 すこやかな今日の顔
 すがすがしい朝の顔を

 その顔の中に明日の表情をさがすとき
 私はりつぜんとするのだ

 地球が原爆を数百個所持して
 生と死のきわどい淵を歩くとき
 なぜそんなにも安らかに
 あなたは美しいのか

 しずかに耳を澄ませ
 何かが近づいてきはしないか
 見きわめなければならないものは目の前に
 えり分けなければならないものは
 手の中にある
 午前8時15分は
 毎朝やってくる

  1945年8月6日の朝
  一瞬にして死んだ25万の人すべて
  いま在る
  あなたの如く 私の如く
  やすらかに 美しく 油断していた。
        
 (1952年8月の作品です)
 
 現在では核保有国は9カ国、保有核弾頭数は1万5千ほどではないかと言われています。

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伝承者

 17日にお知らせしましたように、「平成30年度子ども平和の誓い」の全文をHPの配布文書に掲載しました。
 8月6日の平和式典に参加した長井遥香さんが、6月9日の「子どもピースサミット」で発表した作文の中の言葉が、この宣言にも入っています。
 改めて親子で読み返してみてはいかがでしょうか。

 ということで、今日はこの詩の紹介です。  

  私は広島を証言する
      栗原 貞子

  生き残ったわたしは
  何よりも人間でありたいと願い
  わけてひとりの母として
  頬の赤い幼子や
  多くの未来の上にかかる青空が
  或日突然引き裂かれ
  かずかずの未来が火刑にされようとしている時
  それらの死骸にそそぐ涙を
  生きているものの上にそそぎ
  何よりも戦争に反対します
  母がわが子の死を拒絶することが
  何かの名前で罰せられようと
  私の網膜にはあの日野
  地獄が焼き付いているのです
  逃げもかくれもいたしません。

  1945年8月6日
  太陽が輝き始めて間もない時間
  人が敬虔に一日に入ろうとしている時
  突然
  人は火ぶくれ
  七つの河は死体でうずまった。

  地獄をかいま見たものが地獄について語るとき
  地獄の魔王が呼びかえすという
  物語があったとしても
  わたしは生き残った広島の証人として
  どこへ言っても証言します
  そして「もう戦争はやめよう」と
  いのちをこめて歌います。

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今日の詩の紹介

 昨日の詩の紹介に続けて、今日はこの詩です。
 8月6日の「平和集会」で4年生が朗読しました。

   にんげんをかえせ
       峠 三吉

 ちちをかえせ ははをかえせ
 としよりをかえせ
 こどもをかえせ

 わたしをかえせ わたしにつながる
 にんげんをかえせ

 にんげんの にんげんのよのあるかぎり
 くずれぬへいわを
 へいわをかえせ

 近日中に平成30年(2018年)8月6日の、「子ども平和の誓い」を配付文書として、本HPにアップします。是非とも親子で、ご家族で一緒に読んでみてください。

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平成最後の「終戦の日」〜不戦の誓い〜

 昨日、8月15日は平成最後の「終戦の日」
 「教室でよみたい詩12ヶ月」(小学校5・6年)を開いてみますと、こんな詩がありました。

   氷柱花
     なかの ひろ

 麦畑のほそみちを
 だれか
 のぼってくる

 自転車をとめて
 さかみちをのぼってくる

 「おかあちゃん 役場の小使いさんやで」
 疎開もんの家に
 お客はめったにこない
 わたしは はしゃいで
 かあさんをよんだ

 黒いつめえりの服をきた
 役場の小使いさんが
 ながいからだをおりまげて
 かあさんに茶色のふうとうをわたした

 「ねえ なにがきたん」
 わたしは しりたがりやの七歳
 いきおいこんで
 土間にかけこんだ

 けれど
 しきいの上で凍りついた

 かあさんはあかりにせをむけて
 ないていた
 えぷろんに顔うめて

 昭和二十二年 春
 とおさんの戦死公報がとどいた日
 
 二十六歳のかあさんは
 私の目のなかで
 とけることのない 氷柱花になった

 中島みゆきの歌に「氷中花」という歌があることを思い出しました。
 ・・君の無い夏ならば、氷の中に咲いている・・♪♪
 「氷柱花」と「氷中柱」同じ「氷花」ながらそれぞれにイメージがありますね!
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