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6年給食会食・詩の紹介

 先ほど本校HPで紹介した「君たちに伝えたいこと」(日野原重明文)を読んで、どうしても紹介したくなった詩です。
 子育て座談会等でも紹介しましたが、この詩です。       

  奈々子に
      吉野 弘
 
 赤い林檎の頬をして
 眠っている 奈々子。

 お前のお母さんの頬の赤さは
 そっくり
 奈々子の頬にいってしまって
 ひところのお母さんの
 つややかな頬は少し青ざめた
 お父さんにも ちょっと
 酸っぱい思いが増えた。

 唐突だが
 奈々子
 お父さんは お前に
 多くを期待しないだろう。
 ひとが
 ほかからの期待に応えようとして
 どんなに
 自分を駄目にしてしまうか
 お父さんは はっきり
 知ってしまったから。

 お父さんが
 お前にあげたいものは
 健康と
 自分を愛する心だ。

 ひとが 
 ひとでなくなるのは
 自分を愛することをやめるときだ。
 
 自分を愛することをやめるとき
 ひとは
 他人を愛するのをやめ
 世界を見失ってしまう。

 自分があるとき
 他人があり
 世界がある。

 お父さんにも 
 お母さんにも
 酸っぱい苦労がふえた。

 苦労は
 今は
 お前にあげられない。

 お前にあげたいものは
 香りのよい健康と
 かちとるにむずかしく
 はぐくむにむずかしい
 自分を愛する心だ。

 ※6年楠那っ子のみなさん、保護者のみなさん「君に伝えたいこと」とともに読んでみてください。
 なお、本日の給食会食で、ともに給食をいただいた子の中に「ななこさん」がいましたが、詩の紹介タイミングはほぼ偶然です。
 また、私事ながら次女に「奈々」と名付けたのはこの詩の影響です。
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詩の紹介

 そろそろ、坂村真民コーナーは終了です。今日はこの詩です。
 
   花は嘆かず
     坂村 真民

  わたしは
  今を生きる姿を
  花に見る
  花の命は短くて
  など嘆かず
  今を生きる
  花の姿を
  賛美する
  ああ
  咲くもよし
  散るもよし
  花は嘆かず
  今を生きる

 ※写真は今日の子どもたち相撲にバスケと、しっかり遊びます。
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詩の紹介

  本気
      坂村 真民

 本気になると
 世界が変わってくる
 自分が変わってくる

 変わってこなかったら
 まだ本気になってない証拠

 本気な恋
 本気な仕事
 
 ああ 
 人生一度
 
 こいつを
 つかまんことには

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春近し

 今日はことさら春日和。「小春日和」は、晩秋から初冬の頃の暖かな日のことだそうで、何だかややこしいですが、今日は「春日和」ということで・・
 坂村真民さんの詩3編を紹介します。

  花

 何が
 一番いいか
 花が一番いい
 花のどこがいいか
 信じて
 咲くのがいい

 ※花を「子どもに置き換えて」読みました。


  ねがい

 見えない
 根たちの
 ねがいがこもって
 あのような
 美しい花となるのだ

  
  花

 花には
 散ったあとの
 悲しみはない 
 ただ一途に咲いた 
 喜びだけが残るのだ

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「折々のことば」より

 折々のことば(朝日新聞より)2019/02/08

「もう少し『金』曜日を減らし、意識して自然と触れ合ったほうがいいんじゃないか」
     本田 亮

 元CM制作者の漫画家・エッセイストは、激務が続く中も、よく家族とキャンプに出かけた。ある日ふと思う。曜日の名はもっと自然に触れ合えと伝えている。
 月を見る、火を熾す、水と遊ぶ、木に触れる、土を踏む、陽光を浴びる。
 満員電車で鉄筋のビルに通い、プラスチックのパソコンを操作して「金」を稼ぐばかりだと、心が渇いてしまうよと。
 『転覆家族が行く』から
 
 ※おっと、曜日の名は惑星の「火星」「水星」「木星」「金星」の和訳だと思いこんでいましたが、英語の曜日名は日月以外ローマ神話や西欧神話からきているんですね。
「Sun(日)」と「Moon(月)」名は恒星・衛星からきています。
月・火・水・木・金・土の並びも気になりますが、深入りしません。
 
 明日明後日と土を踏み、陽光を浴びてください。
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詩の紹介

  四訓
      坂村真民
 川は流れていなくてはならぬ
 頭は冷えていなくてはならぬ
 目は澄んでいなくてはならぬ
 心は燃えていなくてはならぬ
 
 「教育」に携わるものとして、改めて四訓です。

 坂村真民の言葉とピッタリ繋がる詩があります。

  争う
     吉野 弘
 静
 青空を仰いでごらん。
 青が争っている。
 あのひしめきが
 静かさというもの。

 淨
 流れる水は
 いつも自分と争っている。
 それが浄化のダイナミックス
 溜まりの水の透明は
 沈殿物の上澄み、紛いの清浄。
 河をせきとめたダム
 その水は澄んで死ぬ。
 ダムの安逸から放たれてくる水は
 土地を肥やす力がないと
 農に携わる人々が歎くそうな。

 ※安逸・・何もしないで安んじて楽しむこと
  
 なかなか厳しいダイナミックな詩です。
 何度か読み返すと心がビリビリしてきます。
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詩(言葉)の紹介

 今日も午後から市内出張のため、この時刻に詩の紹介です。

   すべては光る
       坂村真民

  光る 
  光る
  すべては
  光る
  光らないものは
  ひとつとしてない
  みずから
  光らないものは
  地から
  光を受けて
  光る


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詩(言葉)の紹介

 これがわたしの信仰理念
      坂村真民
 木とも水とも
 蝶とも鳥たちとも
 いっしょ
 人間はもちろん森羅万象
 いつもいっしょに生き
 いつもいっしょに息をする
 だから一人であっても一人でない
 沈むことがあっても
 すぐ浮きあがる
 ふしぎな奇跡が起きてくる
 いつもいっしょ!
 ああこの愛のことば
 唱えていこう

 ※森羅万象・・宇宙間に存在する数限りない一切のもの 
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折々のことば

 折々のことば(朝日新聞より)2019/01/18

「かあさんってぼくがうれしいと、いつもうれしいっていうんだね。」
   戸田和代

 子狐を亡くし憔悴する母狐。通りかかった電話ボックスで少年が、遠くで入院している母親に今日あったことを嬉しそうに伝えていた。
 ある夜、電話が突然使用中止となり、母狐は新しい電話ボックスに化けた。内で響く少年の弾んだ声。それが母親の哀しみを溶かせることを身をもって知り、母狐の心に再び灯りが点る。
 絵本『きつねのでんわボックス』(絵・たかすかずみ)から
 
 ※どんな絵本なのか読んでみたくなりました。
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詩の紹介

 今日は坂村真民2編の紹介です。

  鳥は飛ばねばならぬ
      坂村 真民

 鳥は飛ばねばならぬ
 人は生きねばならぬ
 怒濤の海を
 飛びゆく鳥のように
 混沌の世を
 生きねばならぬ
 鳥は本能的に
 暗黒を突破すれば
 光明の島に着くことを知っている
 そのように人も
 一寸先は闇ではなく
 光であることを知らねばならぬ
 新しい年を迎えた日の朝
 わたしに与えられた命題
 鳥は飛ばねばならぬ
 人は生きねばならぬ


  身軽
     坂村 真民

 何が一番いいか
 身軽なのが一番いい
 春の鳥のように
 いきいきと
 夏の風のように
 さらさらと
 秋の木の葉のように
 ひらひらと
 冬の星のように
 さえざえと
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詩の紹介

 ちょっと訳ありこの時刻に詩の紹介です。
 今日からしばらく「坂村真民」特集です。
 一昨年度紹介した詩がほとんどですが、よろしければ読んでください。

  二度とない人生だから
      坂村 真民
  
 二度とない人生だから
 一輪の花にも
 無限の愛を
 そそいでゆこう
 一羽の鳥の声にも
 無心の耳を
 かたむけてゆこう

 二度とない人生だから
 一匹のこおろぎでも
 ふみころさないように
 こころしてゆこう
 どんなに
 よろこぶことだろう

 二度とない人生だから
 一ぺんでも多く
 便りをしよう
 返事は必ず
 書くことにしよう

 二度とない人生だから
 まず一番身近な者たちに
 できるだけのことをしよう
 貧しいけれど
 こころ豊かに接してゆこう

 二度とない人生だから
 つゆくさのつゆにも
 めぐりあいのふしぎさを思い
 足をとどめてみつめてゆこう

 二度とない人生だから
 のぼる日しずむ日
 まるい月かけてゆく月
 四季それぞれの
 星々の光にふれて
 わがこころを
 あらいきよめてゆこう

 二度とない人生だから
 戦争のない世の
 実現に努力し
 そういう詩を
 一篇でも多く
 作ってゆこう
 
 わたしが死んだら
 あとをついでくれる
 若い人たちのために
 この大願を
 書きつづけてゆこう

 ※改めて「内省」する自分です。
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今日も夕焼け小焼け♪♪の時刻です

 折々のことば(朝日新聞より)2019/01/15 
  折々のことばコンテスト2018(中高生)

 「ちがう人間に同じ扱いをするのも差別だよ。」
          塾の先生

 「差別」という言葉を色んなところで見かける。授業であったりテレビであったり。はたまた子どもたちも軽々しく使ったりする。この「ことば」はそういう軽い空気のさなかで聴いた。どういうことか当時はよくわからなかったけど強烈で、あれから二年後の今までずっと考えさせられている「言葉」だ。
 それまでの私の認識ではひいきとか、「同じ扱いでないこと」が差別だった。でもそれだけじゃないと考えるようになった。一人ひとり好み扱い方は違う。人種差別とかいう話しなら別だけれど、自分の意志にそぐわない扱われ方であっても平等だから良いでしょうというのは横暴だと思う。複雑に単純で対応する奇妙さを考えさせられる「ことば」である。
    朝日中高生新聞賞 佐藤美咲さん(高2)

 昨日紹介した「私をたばねないで」の詩に通じる「折々のことば」です。
 他人と違う部分は、違うままでいい・・・ですね。

 ※写真は確かに違う6年楠那っ子です。

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詩の紹介

 間もなく、夕焼け小焼け♪♪の時刻です。
 今日も昨日に続き、迫力ある言葉の詩です。
 一昨年度にも紹介しました。

  わたしを束ねないで
       新川和江

 わたしを束ねないで
 あらせいとうの花のように
 白い葱のように
 束ねないでください わたしは稲穂
 秋 大地が胸を焦がす
 見渡すかぎりの黄金の稲穂

 わたしを止めないで
 標本箱の昆虫のように
 高原からきた絵葉書のように
 止めないでください わたしは羽撃き
 こやみなく空のひろさをかいさぐっている
 目には見えないつばさの音

 わたしを注がないで
 日常生活に薄められた牛乳のように
 ぬるい酒のように
 注がないでください わたしは海
 夜 とほうもなく満ちてくる
 苦い潮 ふちのない水
 
 わたしを名付けないで
 娘という名 妻という名
 重々しい母という名でしつらえた座に
 座りきりにさせないでください わたしは風
 泉のありかを知っている風

 わたしを区切らないで
 カンマ,や ピリオド.いくつかの段落
 そしておしまいに  
 「さようなら」があったりする  
 手紙のようには
 こまめにけりをつけないでください 
 わたしはおわりのない文章
 川と同じに
 はてしなく流れていく 
 拡がっていく 一行の詞

 ※あらせいとう・・アブラナ科の植物
 ※羽撃き(はたたき)・・はだたきとも読む。はばたくこと。

 ※写真は束ねなくとも集って遊ぶ2年楠那っ子です。
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6年給食会食

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 今日は6年1組3班との給食会食です。
 「今日は賑やかになりますよ」との担任の言葉通り、楽しく会食です。
 何と、今日メンバーの一人の好きなアーティストが私と同じでした。
 誰かは秘密ですが!!!
 分かるとますます意外と思われるでしょう!!
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詩の紹介

 学校週初めの夕焼け小焼け♪♪の時刻となりました。
 たくさんの笑顔に囲まれながら、今日はシビアな詩です。

  苦しみの日々 哀しみの日々
          茨木 のり子
 
 苦しみの日々
 哀しみの日々
 それは人を少しは深くするだろう
 わずか五ミリぐらいではあろうけれど

 少しずつ 少しずつ深くなってゆけば
 やがては解るようになるだろう
 人の痛みも 石榴(ざくろ)のような傷口も
 わかったとてどうなるものでもないけれど
   (わからないよりはいいだろう)

 苦しみに負けて
 哀しみにひしがれて
 とげとげのサボテンと化してしまうのは
 ごめんである

 受けとめるしかない
 折々の小さな刺や 病でさえも
 はしゃぎや 浮かれのなかには
 自己省察の要素は皆無なのだから

 ※2016年12月に一度紹介していると思います。
 金曜日紹介した折々の言葉(樹木希林さん)と重なります。

 ※はしゃぎや、浮かれの後にはかなりの哀しみがついてきます。
 ※「自己省察」・・自分自身を省みて考えをめぐらすこと。

 ※写真下のピースの手は誰でしょうか?映ちゃいました!!
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6年給食会食

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 今日は6年2組2班メンバーとの給食会食です。
 いろいろとお話ししながらの会食です。
 さ〜て好きなアーティスト今日はどんな名前が挙がったのでしょうか?そこは秘密です。
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折々の言葉

 また今週も学校週末金曜日の夕焼け小焼け♪♪の時刻です。
 今日は折々の言葉紹介です。
 
 折々のことば(朝日新聞より)2019/02/07 

「口をぬぐって、“ない”ことにしなくてよかった。」
       樹木希林

 誰にも消しゴムで消したいような過去がある。過ちや失態、人を深く傷つけた経験。それらは折にふれて自分の中で疼き。関係した人にもしかと痕跡を残したのに、齢を重ねるとそれすらとても「懐かしい」と、女優は語る。人生、どうもがいても「結果」がついて回る。だったらそのつど「しっかり傷ついたりヘコんだりすれば、自分の足しや幅になる」と。
   『一切なりゆき』から

 ※今、買おうか買うまいか迷っている本が『一切なりゆきから』です。
 ここで、世界の喜劇王「チャールズ・チャプリン」の名言から
 「人生はクローズアップで見れば『悲劇』だが、ロングショットで見れば『喜劇』である 。」 
 齢を重ねるにつれ、そうだそうだの名言だと私は感じます。

 ※写真は「一切なりゆき中」の2年楠那っ子です。
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6年給食会食

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 校長室での給食会食、今日は6年1組2班です。
 わいわい楽しく会食です。愉快な仲間たちです。
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2年 長なわとび

 2年生2校時は合同体育です。長なわとびに挑戦です。
 掛け声が届けられないのが残念ですが、いい掛け声です。
 「今、今、今、今、今」仲間に入るタイミングを伝えます。
 「ドンマン、ドンマイ」仲間を励まし合います。

 毎年長なわ大会のこの時期に紹介していますが・・・・
 「一生懸命やれば 知恵がでる」
 「中途半端にやれば ぐちが出る」
 「いいかげんにやれば 言い訳がでる」
 全クラス各クラスの目標回数をクリアし、それぞれ「低・中・高」ブロックのチャンピョンをめざしましょう。
 長なわ大会は2月21日(木)8:30〜です。
 
 そして、こんな言葉も
 「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。」
 子どもたちの一生懸命さを観ながら「内省!」する自分です。
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折々の言葉

 折々のことば(朝日新聞より)2018/12/12
 昨年12月の記事ですが、心に残っていました。今日入学説明会もあり、改めて「教育(学校)」を考えます。 

「社会的共通資本は…利潤追求の対象として市場的な条件によって左右されてはならない。」  宇沢弘文
     
 水や大気、森や林といった自然環境と、道路や交通機関、水道や電力といった社会的インフラと、教育や医療、司法や行政といった制度資本は、誰の生活にも不可欠な基盤として「社会的共通資本」なのだと経済学者は言う。だからその管理・運営は、職業的専門家がその職業的規律に従って行動する独立の機構に「信託」の形で委ねられるべきだと。
   『社会的共通資本』から。
 ※『教育』も社会的共通資本ですよね。だから「職業的専門家」が「職業的規律」に従って・・・・「信託」を受けることのできる、誠実な日々の実践をしなくてはならないのです。
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