てい学年のみなさんへ

1945年8月6日の8時15分の広島のまちにアメリカぐんによって世界ではじめて原子爆弾（げんしばくだん）がおとされました。巨大（きょだい)な火のかたまりができ、あたりはあっという間にやけ野原になりました。
被爆者（ひばくしゃ）の方は、
「おもいだしたくもない、言いたくもない地獄（じごく）のようなところ」と話しています。
せんそうはとてもむかしのこととおもっていませんか？でもすこし大きくみてみるとそんなことは、ありません。
わたしたちと同じぐらいのこどもが、5分に1人、暴力（ぼうりょく）によって亡くなっています。

わたしたちのこの日本は、せかいでひとつの原子爆弾（げんしばくだん）がおちたくにです。
しかし、核兵器禁止条約（かくへいききんしじょうやく）という核兵器（かくへいき）をせかいからなくすとりくみにさんかしていません。
せんそうは、まだおわっていないのです。

わたしたちにできることはなんでしょう？
わたしたちは、大きなこと、とくべつなことはできません。
だからといって何もしないようでは、なにもおきません。
朝「おはようございます」と言ったら、きもちよくなりませんか？
「ありがとう！」と言われると、うれしくなり、またやろうとおもいませんか？
まい日、一回でもあいさつをしてみたり「ありがとう！」と言ってみたりする。　
このこうどうだけでも小さな平和ができます。

小さな平和は、たくさん集まれば大きな平和になります！
今からでも、小さな平和をつくってみませんか？
平和な世界を創っていきませんか？

高学年のみなさんへ

A peaceful world starts with a small peace.
「平和な世界は小さな平和から」

1945年8月6日の8時15分、広島の街に米軍の爆撃機B29によって人類で初めて原子爆弾が落とされました。巨大な火球ができ、爆風・熱線・放射線などであたりは、瞬く間に焼け野原になりました。
被爆者の方は、
「思い出したくもない、言いたくもない地獄のようなところ」
と語っています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
戦争は、遠い昔のことそう考えていませんか？
学習する前は、私たちもそう思っていました。
しかし、少し視野を広げて考えてみると、そんなことはありませんでした。
例えば、世界では私たちと同じぐらいの子供が暴力により、5分に1人亡くなっていたり、
私たちのこの日本は、世界で唯一の被爆国であるにも関わらず、核兵器禁止条約に参加していない現状があります。　
戦争は、まだ終わっていないのです。

今もなお、ウクライナ侵攻やイスラエルとハマスの対立の中で核兵器の使用が懸念されています。
また8月6日の出来事が繰り返されようとしているのです。

私たちにできることは何でしょう？
私たちは大きなこと、特別なことは、できません。
だからといって何もしないようでは、何も起きません。
朝、「おはようございます」と言ったら、気持ちよくなりませんか？
「ありがとう！」と言われると、嬉しくなり、またやろうと思いませんか？
毎日、一回でも挨拶をしてみたり、席を譲ってみたりする。「ありがとう！」と一言伝える勇気を持つ。
これだけでも、小さな平和ができます。
小さな平和は、たくさん集まれば大きな力になります！

今からでも小さな平和をつくってみませんか？
平和な世界を創っていきませんか？

最後にもう一度、
A peaceful world starts with a small peace.
「平和な世界は小さな平和から」