2月の第一週が終わりました。朝の冷え込みや日中の寒さはありますが、最近では夕方6時近くまで明るさが残っており、春が近づいているなと実感しています。

生徒の皆さん、そして、保護者の皆様、新型コロナウィルス感染症に関して、日頃からの感染防止対策の徹底にご協力いただき、ありがとうございます。一昨日に行われた推薦入試・選抜（１）入試では、希望する生徒全員が無事に受験(受検)することができました。感染症に関しては、体調を崩し、PCR検査結果待ち等の条件によっては、受験(受検)できない場合がありましたので、全員が健康で試験に臨むことができたことは本当にほっとしています。本市の状況も徐々に改善されているとはいえ、油断は禁物です。３年生にとっては私立高校一般入試・選抜（２）、１・２年生にとっては後期期末テストがやってきます。自分の持っている力を最大限発揮し、望んでいる結果となるように思っています。まだまだ空気が乾燥し、飛沫が飛びやすくなることや、季節性インフルエンザが流行する時期でもありますので、これまで同様、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染症対策の徹底をどうぞよろしくお願いいたします。

　さて、推薦入試・選抜（１）入試の結果が少しずつ出てきていると思います。結果が良かった人もいれば、希望通りにならなかった人もいるのが受験(受検)というものです。私は、心からおめでとうと言えるのは、全員の進路が決まったときだと考えています。今回の結果は、あくまでも通過点であり、まだ高等学校等へ入学し自分の夢を実現したわけではなく、そのスタートラインに立つ権利を獲得したに過ぎないと思っています。人間って誰もが自分に甘くなるものですが、今、このときこそ、自分に厳しく、何をすべきかを考えて行動して欲しいと思います。合格した生徒の皆さんは、学級の仲間のためにも精一杯の応援団としての行動を期待します。また、残念な結果となった人もまだチャンスは残されています。誰のためでもなく自分のために、悔しい・悲しい気持ちをバネにし、最後までチャレンジし続けてください。私は、全員の合格・進路決定をずっと祈り続けます。
　３年生全員の気持ちを一つにして残り１ヶ月の中学校生活を過ごしましょう。
　
　１・２年生の皆さん、「わからない。できない。だから、教えて」と言えることは素晴らしいことです。今日も多くの生徒が質問のために校長室に来てくれました。校長室に来ることをお願いしているのではなく、わかりたいという気持ちを持っている生徒がたくさんいることが嬉しいのです。私だけでなく、福木中の先生方は、素晴らしい先生です。皆さん一人一人がわかるまで何度も繰り返し問題を解いたり、質問したりする姿を先生方は待っています。約３週間後の後期期末テストに向け、計画的に学習を進め、「やればできる」ということを実感して欲しいと思っています。１年後、２年後には、３年生のように、自らの進路決定という時が来るのです。やるのは「今」です。みんなで支え合いながら、頑張っていきましょう。

保護者の皆様、日頃より本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。学力の向上には、時間が必要です。小さなことでも継続し、自ら主体的に取り組むことができるようになって欲しいです。これからも全校生徒の成長のために、学校・家庭がしっかりと連携し、取り組んでまいりたいと考えていますので、何卒よろしくお願いいたします。

令和３年２月５日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
広島市立福木中学校長　光好秀紀

〜福木中のみんなの心を一つにして　元気にがんばろう〜