ツツジが見ごろを迎え、初夏の雰囲気が漂っています。
　服装は自由、金髪に染めていてもOKという自由な雰囲気の中、この春新しい様式の入社式が、東京や地方でも広がりつつあるそうです。スーツが当たり前の時代が非常識になりつあります。「多様性を尊重した」と会社側は意図を説明しています。どの業界も人手不足で苦しんでいる状況です。会社に定着してもらおうと、働き易い雰囲気づくりに腐心しています。時代を読み、多くの会社が変わろうとしています。一方で「入社1日で退職した」新社会人のニュースも流れています。退職の理由は、事前に聞いた業務や勤務条件が違っていたことなどが挙げられています。転職は珍しくない時代ですが、自分らしく自然体で自由に生き生きと働くことができる職場なのかどうかを判断しているものと思われます。選ばれる働き易い職場にしなければ、企業も生き残れない時代になっています。ひとりひとり個人個人の考えや判断を大切にして、多様性を最大限に尊重しあいましょう。新時代の新しい価値観や社会通念を意識しつつ、職場の雰囲気を自由で快適にすることは重要です。性別に関係なく誰もが幸福で安心安全に生活できる共生社会を構築しましょう。
　現代人の日本人約3200人分のゲノム分析から、日本人の祖先は三つの系統に分類できる可能性が高いと、理化学研究所など研究チームが17日付アメリカ科学誌に発表しました。従来唱えられていた「日本人祖先は縄文人と弥生人の2系統」という仮説に疑問を投げかける内容です。従来の説では、狩猟民族である縄文人と弥生時代に大陸から移住した渡来人が混じり合ったとされていました。分析の結果「沖縄に多い縄文系」「漢民族に近い関西系」「東北系」の三つに分類されるという研究結果になりました。歴史ロマンを感じます。
　2025年大阪万博は13日、開幕まで1年となりました。日本国際博覧会協会は機運醸成に向けイベントを開催しました。首相がビデオメッセージで「会場には未来社会の姿が現れる。行動を起こすきっかけになることを期待している」と呼びかけました。「集大成の1年となる。万博を素晴らしいものに仕上げたい」と強調しました。万博会場スタッフ制服が発表されました。デザイン担当者は「常識を変えるようなワクワク感を表現した」と説明しています。万博は来年4月13日から10月13日に開催されます。未来社会が理想的な世の中になることを願っています。