最新更新日:2024/05/01
本日:count up87
昨日:120
総数:330260
他者と協働し,目標に向かって行動する生徒の育成    ― 誰かのために 仲間とともに   For Someone , With Friends ―

第73回卒業式

画像1
学校長式辞

本日、このよき日に船越中学校第73回の卒業生として巣立ちの喜びを迎えられた57名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。
本日ここに、多くの保護者の方々の御列席を得ましたこと、私どもにとりまして誠に喜びに堪えないところであります。厚く御礼申し上げます。
 私はこれから、本校の校長としてこの式にあたり、卒業生の皆さんにお話をしたいと思います。

 「聴き合い 学び合う ことのできる生徒の育成」これは、本校の教育目標であります。この教育目標のもと、友だちや先生方、家族や地域の多くの方々に支えられ、ともに、高め合い、たくましく成長してきました。
最終学年の本年度は、試練の年でした。春は、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休校、楽しみにしていた合唱祭、水泳の授業は中止となりました。授業時間確保のため、夏休みは11日間に、体育祭は半日開催と短縮されました。卒業式も在校生や地域の方々が出席してはならないと指示されました。
みなさんは、この3年間、誰故草の保存、斜面への芝桜の植え付け、地域清掃、鬼フェス、ふるさと祭、敬老会、クリスマス会などへ積極的に参加したことで、本年度は広島グッドチャレンジ賞と広島ユネスコ活動奨励賞を受賞する等、下級生のモデルとして多くの成果を残しました。
私は皆さんのその努力を認め、「ありがとう」と御礼を言いたいと思います。 

 さて、先程、卒業生代表に授与された卒業証書は、平和記念公園の「原爆の子の像」に、国内外から捧げられた折り鶴を再生した用紙で作られており、市立全ての幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の卒業生に授与されています。

 本日は、中村文昭さんの「4つの鉄板ルール」を紹介します。彼は高校卒業後、野菜の行商をしながら、レストラン経営を実現した人です。彼が野菜の行商をしていた時に師匠から仕込まれた鉄板ルールがあります。

鉄板ルール1「返事は0.2秒」
 人からものを頼まれた時、殆どの人は頭の中で損か得か?出来そうか難しいそうか?を考えて返事をする。だから返事が遅い。目の前の人に対して「ノー」はない姿勢を示して0.2秒で「イエス」の返事をしろ。そんな姿勢に人は感動する。

鉄板ルール2「頼まれごとは試されごと」
 人は出来そうにないことを自分に頼んでこない。ならば、頼まれたことは片っ端から0.2秒の返事で引き受けろ。そしてやる以上は全力で相手の予測を上回れ。なぜなら人はものを頼むとき予測を立てるから。質、量、スピード等々。上回れば上回るほど相手は感動する。頼まれたときに相手の目を見て「試してますね、上回って見せますよ」と心に誓え。

鉄板ルール3「出来ない理由を言わない」
 人はついつい、やる前からできない理由を考えて言ってしまう。そのとき出てくるフレーズが「でも、〇〇だからできない」。こんなデモデモ星人では何も成し得ない。口癖を「でも」を「こそ」に変えてまずはやってみろ。

鉄板ルール4「今できることをやれ」
 どんなに小さくても今できることを見つけて全力で動くこと。世の中の大半がデモデモ星人ならチャンスと思え。しないことを繰り返しても何もできない。今できることを積み上げた人だけが成し得ることができる。
「どうせ俺なんか」とか、「私には無理」と行動する前から、自分の夢から逃げないことです。
「常識で考えて無理なことを打ち破るには情熱しかない」ということです。熱い気持ちと行動力で、自分の人生を切り拓いてほしいと願います。

 最後になりましたが、保護者の皆様には、本校の教育に温かい御理解と御支援を賜れましたこと、高い席からではありますが厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。
これをもちまして、私の式辞といたします。
卒業おめでとう。

令和3年3月12日
広島市立船越中学校長
升 原 一 昭

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
広島市立船越中学校
住所:広島県広島市安芸区船越六丁目44-1
TEL:082-822-2835