令和５年度　広島市立口田中学校 第４０回入学式 式 辞
　
　新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
　小学校六年間の生活を終え、ここに広島市立口田中学校の入学式を迎えられた２１９名の生徒の皆さん、在校生、教職員一同、皆さんの入学を心待ちにしていました。

　春爛漫、今日のよき日、本校ＰＴＡ会長 飯田 敏行様、広島市議会議員 伊藤 昭善様、広島市議会議員 山内 正晃様、広島県議会議員 渡辺 典子様、学校運営協議会委員の皆様をはじめ、多くの保護者の皆さまの御臨席を賜り、ここに 広島市立口田中学校 入学式を挙行できますこと、私たち教職員にとりましても大きな喜びでございます。心より御礼申し上げます。

　さて、新入生の皆さん、新たな中学校生活へ向けて、期待と不安を胸に今日の日を迎えたことと思います。先ほど２１９名の入学認証をいたしました。入場する皆さん一人一人の姿の中には、晴れやかで、意欲に満ちた姿を見ることができました。しっかりと中学生の顔になっていること、とても頼もしく思っています。
　中学校は、皆さんが子供から大人になるための基礎を学び、それらを自身の力として身に付けていく場所です。そのための３年間です。口田中学校では、校訓である「敬愛・英知・鍛錬」のもと、生徒一人一人が夢と目標を持ち「あたたかく笑顔で学び合う」ことを目標に、心と体を鍛え「口田中で学んでよかった」と誇れる学校づくりを目指しています。
　
　さて、新入生の皆さん。今日から中学生として第一歩を踏み出すにあたり、わたしから、これからの生活で努力してほしいことを３つお話しします。
　まず、１つめは、「学びから逃げないこと」です。
　中学校では、小学校の時より学習する内容が深くなります。難しいと感じる内容も出てきます。毎日しっかり勉強をしていきましょう。中学校で身に付けた知識や技能、そして、考える力などは、これから先、生きていく上で大切な基礎となるものです。
　授業を真剣に受け、家庭でも学習する習慣を身につけてください。また、教科の授業だけではなく、日常、身の回りで起きていることに興味や関心をもち、考えたり、調べたり、経験したりして、自分自身の力で解決していきます。楽しく学び、しっかり勉強し、自身の学力をさらに伸ばしてください
　二つ目は、仲間づくり、「友達を大切にすること」です。
　自分自身はもちろん、他人を大切にすることは、ヒトとして最も基本的なことであり、大事な生き方です。相手の立場に立って考え、行動できる人に成長していってほしいと願っています。また、人をいじめることは、人として恥ずかしい行いです。絶対にしてはいけません。友達の良さを認め合い、お互いに助け合い、そして高め合える仲間づくりをしていってください。

　そして、三つ目は、「目標をもつこと」です。
　新たな中学校生活に生徒の皆さんの誰もが大きな希望を胸に抱き、口田中学校に入学してきたと思います。その反面、中学校という新しい環境に少しの不安や戸惑いもあることでしょう。　今日、ここに出会った２１９名の仲間と共に、楽しく充実した中学校生活を作り上げてください。「笑顔」と「ありがとう」があふれる学校をみんなで築いていきましょう。
　口田中学校での三年間の中学校生活を実り豊かなものにするためにも、スタートとなる今日という日に一人一人がしっかりと自分の目標を考えてみてください。
　
　保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
　新しい基準服姿は、少し大人びて見え、感慨もひとしおではないでしょうか。本日より、大切なお子様を口田中学校の生徒としてお預かりいたします。１学年担当スタッフを中心に、本校教職員一同、一丸となり一人一人を大切に育んでまいります。
　今後も本校の教育活動に対しまして、保護者の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

　結びに、本日ご臨席を賜りました御来賓並びに保護者の皆様の益々のご健勝をご祈念申し上げますと共に、今後も引き続き生徒の健全育成のために、お力添えをお願い申し上げ、式辞といたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和５年４月８日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広島市立口田中学校
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第１０代校長　芝山 潤一郎