最新更新日:2024/05/17
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令和4年度 後期始業式(10/11)校長挨拶

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今日から、一年の後半、後期が始まります。
前期のふり返りをもとに、後期にがんばりたいと思うこと、後期の目標をもって、自分で自分を成長させる半年にしてください。
さて、皆さん、学校は何をするところでしょうか。当然、勉強をするところですね。校長先生も、小学校の時は、学校は勉強をするところだと思っていました。でも、大人になって考えてみると、学校では、毎日勉強することを通して、勉強の仕方や、やり方を学ぶところだと思うようになりました。
例えば、漢字を覚える時、「この漢字を使って、文章をつくってみよう」とか、九九の計算の時には、「この九九で実際にいろいろな計算をしてみよう」など、勉強の仕方や、やり方について学校では学んでいます。
勉強の仕方ややり方を覚えておくと、みなさんが、これから分からないことや難しいなと思うことに直面したとき、今まで学習してきたことを使って解けないだろうかとか、何で調べたら分かるのだろうとか、または、どんな方法ならば解決することができるのだろう、だれと協力すればよいのだろう等、問題を解決するためのやり方をいろいろと考えることができます。
6年生は、勉強の仕方ややり方を6年間学んできていますが、いま、小学校の勉強の集大成として、学校内の問題を解決しようと取組を始めています。
その学校の問題とは…「矢野西小学校は給食の残食(食べ残した物)が多い」という問題です。6月に栄養教諭の先生からこの話を聞いたことをきっかけに、「給食を残すともったいないし、みんなの健康を考えて作ってくださった人は悲しむだろう。」という思いを持ち、6年生は自分たちにできることはないだろうかと、国語科の授業の中で、残食を減らすための具体的な方法を考えています。まず、なぜ残食が多いのか原因を探り、次に、残食を減らすための方法を自分なりに考え、そして、残食ゼロを目指すための活動の計画を立てています。それを分かりやすく作文にまとめてくれていますので、6年生の代表の人に紹介してもらいます。

『もりもり食べて 残食ゼロに』 
国語の授業で、矢野西小の残食の量について知りました。特に、和食の日の残食の量が多いことが分かりました。その原因は、家で和食を食べることが少なくなり、和食の味に慣れていないからだと考えます。
以上のことから、私は残食を減らす対策を立てなければならないと考え、次の2点を提案します。
一つ目は、和食の良さを伝えることです。これは、1年生から6年生までのみんなに和食を知ってもらい、和食を給食の人気ナンバーワンにしたいという理由からです。和食の良さの伝え方は、具体的に放送やポスターなど用いて、クイズ形式で伝えます。放送やポスターなどで伝えることによって、進んで和食を食べたり、おかわりをしたりして、他の給食よりも人気になると考えます。また、クイズ形式なので、だれもが楽しむことができると思います。
二つ目は、家で和食を食べるようにすすめることです。これは、家でも和食を食べて、和食生活に慣れてほしいという理由からです。劇の内容としては、具体的に家で和食を食べるようにすすめたり、カロリーの高い食べ物ばかり食べるどうなるのかなどを、みんなに伝えたりします。劇をすることによって、家でも和食を食べてもらうようにし、和食生活に慣れて、給食で和食を残さないようになると考えます。

残食ゼロにするために知恵を出し合ってくれている6年生とともに、1年生から5年生のみなさんも、どうしたら残食を減らすことができるのか一緒に考えてみましょう。
学校で身に付けた力は、大人になっても役立ちます。大切なことは、人に言われてするのではなく、自分で学ぼうとするかどうかです。校長先生は、みなさんにそんな気持ちで授業に取り組んでもらいたいと思っています。
それでは、今日から始まる後期を、みんなで実りの多いときにしていきましょう。

令和4年度 前期終業式(10/7)校長挨拶

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みなさんおはようございます。
10月になり、涼しくさわやかな風が吹くようになりました。本格的な秋の訪れを感じるようになり、秋見つけの学習をしている学年もあるかと思います。校長先生も、先週、中庭を散策し秋を探してみました。まず見つけたのは、真っ赤な彼岸花。彼岸花は9月の下旬頃までに咲く美しい花ですが、たった1輪だけひまわり学級前の花壇に咲いていました。彼岸花は、花が咲いている時に葉っぱがないのが特徴です。また、彼岸花には毒がありますが、田んぼや墓地を荒らすモグラやネズミから農作物やご先祖様を守るために、田んぼのあぜ道や墓地に植えたとされています。次に見つけたのは、蒲の穂。これもたった一つだけ残っていました。蒲の穂と呼ばれている部分は、実は花で、茶色でソーセージに似た形をしています。その横には、蒲の穂が爆発して白い綿毛が飛び出し種を飛ばしたものもありました。美しい蒲は生け花に使われることが多いですが、昔は、蒲の葉っぱを編んで、丸い座蒲団にしていたそうです。 
このように、日々の生活の中でふと立ち止まってみてみると、自然の中には花や草木等、美しいものがたくさんあることに気付きます。「美しいものを美しいと思える あなたの心が美しい」(相田みつを)という言葉がありますが、皆さんには、ぜひ美しいものを味わい、自分の中の美しい心も大きくふくらませてほしいなと思っています。
さて、今日は令和4年度前期の終業式です。
今年度4月の新しい学年が始まった始業式の日。校長先生は皆さんに、あいさつの「あ」、思いやりの「お」、一生懸命の「い」、「あおい」を合言葉に、1年間がんばっていきましょうとお願いをしました。1つ目の挨拶ですが、「あ」い手の顔を見て、「い」つでも、「さ」きに、「つ」づけて毎日挨拶ができる人が増えてきました。中には、一度立ち止まって会釈をしてくれる人もいて、とてもすがすがしい気持ちになります。これからも、心のこもった挨拶を続けてほしいと思っています。
2つ目の「思いやり」については、地域の方から聞いたお話をします。ニュータウン公園で草抜きをされていた地域の方が、草木の根っこをなかなか抜くことができずに困っていた時、5年生の男の子たちが作業を手伝ってくれたという嬉しいお話でした。5年生の男の子たちは、自分にできることはないかと地域の方に声をかけ、気持ちよく手伝ってくれたそうです。「思いやり」とは、相手の立場になって、どうすることが一番いいのかをよく考えて、行動することです。校長先生は、そんな「思いやり」のある人に出会うと、その人がとても美しく見えて「かっこいい」人だなと思います。思いやりのある素敵な行動を、もっともっと増やしていけるといいですね。
3つ目の「一生懸命」は、6年生の草抜き活動を紹介します。夏休み中の親子清掃が中止となったため、6年生はグラウンドにたくさん生えた草抜きを任されました。楽しい作業にするために「草抜き選手権」と活動に名前を付け、班ごとで抜いた草の重さを競争し、草抜きチャンピオンを決めたそうです。重さ比べは、理科で学習した「てこ」の道具を利用して行いました。始めは面倒だなと思った人もいたそうですが、工夫した活動にすることで「一生懸命」グラウンドをきれいにすることができました。「一生懸命」には、自分の一生をかけて頑張るという意味があります。しかし、もともとは「一所懸命」という言葉から生まれました。この「一所懸命」という言葉には、「何事も一点に集中して頑張れば、どんなことだってできる」という意味があります。先ほどの6年生は、まさに「一生懸命」であり、さらに「一所懸命」に働いてくれた人です。このように自分のことだけでなく、自分や自分たち以外の人、その他のもののために「一生懸命」に、自分の力を一転に集中させて「一所懸命」に物事に取り組む西っ子の姿を、これからもたくさん見られることを期待しています。
来週の火曜日からは、後期が始まります。矢野西小学校のみんなが、後期も更に成長していけることを期待して、令和4年度前期を終業とします。後期も一緒にがんばりましょう。

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広島市立矢野西小学校
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