最新更新日:2024/05/17
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令和4年度 学校朝会(1/31)校長挨拶

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さて、明日からは2月となります。そして、2月3日は節分です。「節分」とは、季節を分けると書きます。季節と季節の分かれ目という意味です。この日で冬が終わり、その翌日の4日からは春が始まりますということです。それで2月4日を立春といいます。とても寒い日が続いているのに、暦の上では春になるのです。もともとは立春のほかに立夏、立秋、立冬などの節分が年に4回ありました。しかし、長い歴史の中で消えていってしまい、立春の前日の節分だけが風習として、今に残されています。
節分の日には、「福は内、鬼は外」と言いながら豆まきが行われます。
鬼が嫌がることをすることで厄(苦しみや災い)を追い払い、幸せがいっぱい来ますようにという昔の人たちの願いがこの行事に込められています。学校給食でも明日1日に豆がついてきます。また、ヒイラギに鰯を刺して門口に立てておくことが関東の風習だそうですが、みなさんのお家ではどうしていますか。最近では、関西の風習「恵方巻き」が定着しつつあります。
ところで、日本人は昔から春という季節を大事にしてきました。米などの作物を作り始める季節だからです。でも、春の前の冬も同じくらい大事にしてきました。
冬というのは、自然や生命が「殖(ふ)える」という「殖(ふ)ゆ」からきた言葉だといわれています。中庭や運動場の木をよく見てください。春に花が咲く木々の枝には、たくさんのつぼみがついていることがわかります。冬の間に自然や生命がどんどん殖えて、つぼみとなっています。そして春を待っています。
このつぼみが、はちきれんばかりにふくらんでくるのが春です。つぼみが「張る」のです。このつぼみがはちきれんばかりに張って、外に飛び出してくる季節を「春」と呼んだのです。花が咲くというのは、つぼみがもうこれ以上待ちきれなくなって、破れて外に現れ、花を開くということです。
これからの2月、3月は1年間のまとめの時期です。
それぞれの学年で学習したことを確かめ、しっかり身に付ける時期です。各学年で学習したことをたくさん蓄えることです。木々がつぼみを殖(ふ)やすのと同じことです。
学習したことがしっかり身に付くと、次の学年の新しい学習が待ち遠しくなります。4月に花が咲くのが待ち遠しいのと同じです。
今のクラスの仲間や先生と過ごす時間もあと2か月。
健康には十分気をつけながら、みんなで楽しい時間、ワクワクする時間を過ごしていきましょう。

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