最新更新日:2024/05/17
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12月23日(木)学校朝会

校長室前廊下
寒さの続く毎日ですが西っ子たちは元気です。明日からは年越しを挟み14日間の冬休み。令和3年をきちんと締めくくり、皆で気持ちよく新しい年を迎えたいと思います。健康、安全に気を付けて、楽しいお休みを過ごしてほしいと思います。

【学校朝会での校長挨拶】
 みなさんおはようございます。寒い日が続いていますが、毎日よく頑張っています。
 明日からは14日間の冬休みです。そしてこのお休みの間に、令和3年(2021年)、丑年の一年が終わります。この一年は、皆さんにとってどんな一年でしたか。長かったですか。それとも短かったですか。
時間というのは不思議なもので、同じ長さの時間でも、長く感じたり短く感じたりすることがあります。
 例えば、ここに『ながーい5ふん、みじかい5ふん』という絵本があります。2階ロビーにも飾ってあったので、見た人もいるかもしれません。この絵本は、男の子の「5ふんっていろいろあるんだよね」というセリフで始まります。お父さんに「あと5分で出かけるぞ」と言われると、「ちょっと待って 5分じゃ足りないよ!」と短いと思う。反対に、大人のつまらない用事に連れて行かれて「5分ですむから待ってて」と言われると、「5分もかかるのー?」と長いと思う。ジェットコースターに乗っているときは、「5分って あっという間」と短く感じ、ただ列に並んでいるだけのときには「5分なんて 待てなーい!」と長く感じる。こんな心の中で伸び縮みするいろいろな5分が描かれていて、とても面白い本です。みなさんも、楽しいことをしているときには時間が経つのが速く、退屈なときにはなかなか時間が経たずに長いと感じたりした経験があるのではないでしょうか。ということは、この一年が短かったと感じた人は、それだけ楽しく充実した一年だったということかもしれませんね。
 6年生の国語の教科書に『時計の時間と心の時間』という説明文が載っています。6年生は5月に学習しましたね。そこには、私たちが当たり前のように使っている「時間」には、実は「時計の時間」と「心の時間」という、性質の違う二つの時間がある。「時計の時間」は、地球の動きをもとに決められたもので、いつ、どこで、だれが計っても同じように進むけれど、「心の時間」は私たちが感じている時間のことで、人それぞれ、その時々で、進み方が違う、と説明してありました。そして、この「心の時間」の方に目を向けることが、時間とうまく付き合っていく上でとても重要だ、と書いてありました。
 明日からの冬休み、14日間という「時計の時間」は、誰にとっても同じ長さですが、そこで何をするか、どう過ごすか、それをどう感じるかによって「心の時間」の長さや豊かさは変わってくるかもしれません。そして、その「時計の時間」をどう使うかを決めるのは自分です。このお休みの間には、クリスマスがあり、大晦日やお正月があり、家族や親せき、お友達と一緒にゆっくりと過ごす時間も多いかも知れません。できれば、その一時間一時間、一日一日を大切に、楽しくて温かい時間をたくさん過ごしてほしいと思います。そして、新しい年を気持ちよく迎え、みんなでまた元気に集まれることを願っています。
 それではみなさん、健康、安全に気を付けて、よいお年をお迎えください。

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