最新更新日:2024/04/26
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校訓「やさしく つよく ただしく」  学校教育目標「創造・挑戦・前進する段原っ子の育成」  

卒業メッセージ

   新たな始まりに向けて      
校長  島 本  靖 

卒業生の皆さん,卒業おめでとうございます。
卒業式は,英語で「コメンスメント」とも訳されており,それは同時に「始まり」「出発」を意味する言葉です。そして,皆さんが卒業式で受け取った卒業証書は,小学校のすべての課程を修了し,中学校に向けての十分な資質と能力を備えたという証明です。
卒業生の皆さんは,段原小学校六年間の学びにおいて,様々な活動に対して果敢に挑戦し,新たな段原小学校の学び文化を創り出してきました。時には,地球規模の課題を自らの問題として捉え,身近なところから取り組み,問題の解決につながる新たな価値や行動を生み出そうとしました。そのような皆さんが,将来に向けて夢や志をかなえていくためには,「主体性」「適応力」「人とのつながり」をもつことが重要であると考えています。
まず,「主体性」とは,何をするのか決まっていないことを自分で考え判断し,行動することです。そこには,結果に対する責任が伴います。何のためにするのかという事柄の目的や,意義を自分自身に問いながら,自分の力で決定していくことが必要になります。
次に,「適応力」とは,思い通りにならないことに対する対応力,耐久力,回復力のことです。中学校においては,学習面や生活面で,多くの問題に直面します。自分で感情をコントロールしながら,いつかはできると信じて,丁寧に根気強く取り組むことが必要になります。
最後に,「人とのつながり」とは,相手と正面から向き合い,愛情をもって働きかけ,相手を生かすことによって成立するものです。また,そこでは夢や目標に向けて行動する自分が,他者からも広く認められなければなりません。自分の在り方を他者や,社会とのつながりの中で考え,自己実現を目指すことが必要になります。
卒業生の皆さんが,これからの予測困難な社会において,3つの要件を自覚し,段原小学校教育目標である「主体的に学習する」大人に成長することを願っています。

学校だより 3月号

進級・進学に伴う新しい環境への適応
子供たちは,それぞれ進級・進学の新しいスタートを迎えます。そこでは,学習,生活,人間関係などの新しい環境に適応していくことが求められます。特に,中学校に進学する6年生は,小学校と中学校の環境や文化の相違から,不安や不満が増大する「中1ギャップ」の問題に直面することになります。
「中1ギャップ」とは,中学校入学後に学習面や生活面での大きな変化にうまく適応できない現象です。たとえば,学習面では,教科担任制になる,定期テストがあるなどがあります。教科ごとに指導者が異なるので,授業の進め方やノートの取り方も違い,各教科教員の指導法に慣れなければなりません。小学校と違って学級担任と共に過ごす時間が少なくなることから,学級担任との距離を感じやすくなります。また,各教科が中間,期末の2回の定期テストで一斉に実施されるため,学習内容の広がりと難易度の高まりに応じた学習法の習得が必要になります。学力差が顕在化し,自分自身の集団における相対的な学力をより具体的に知るようになります。
生活面では,人間関係に変化が生じる,校則や生活指導が厳しくなる,部活動が本格化するなどがあります。異なる小学校から集まった人間同士による友達関係をつくり上げたり,既存の友達関係をつくり直したりすることは大きなストレスとなり,携帯やメールによるトラブルも増えます。細やかな校則が増える一方で,自分で考えて行動する自律が求められ,子供が双方の矛盾の中でより良い自分のあり方に戸惑う場面が多くなります。部活動や登下校に多くの時間を要することになり,部活動においては,先輩と後輩の上下関係が出現し,そこでも自分が守るべき対人関係のコミュニケーションに関わるルールが増えることになります。
これらの学習面,生活面での変化とともに,心身の発達面でも第二次性徴が現れる時期となり,身体的,精神的に大きな変化のある思春期を迎えます。
「中1ギャップ」を克服するためには,人間としての適応力,耐久力,回復力,柔軟性などが大切になります。このストレスを跳ね返す能力・態度を獲得するための要件として,次の4点がいわれています(久世2014)。
第1に,結果に対して一喜一憂するのではなく,課題を黙々とこなし,些細なことに落ち込んだり,いらいらしたりしないことです。こつこつと努力する勤勉さ,まじめさ,粘り強さが求められるとともに,自分の良さや強みを自覚させていくことが大切になります。第2に,自分を大切に思える気持ち,自分には価値があるという気持ちをもって,自分にはできない,無理だというように考えないことです。この気持ちを育てるためには,学習や生活において子供自身が自分で決める場と,活動の過程におけるまわりの肯定的な評価を行うことが必要になります。第3に,失敗しても次はできる,もう少しがんばればできると思うことです。失敗の中のわずかな成長・進歩に着目し,成功体験とそれに伴う達成感の積み重ねが重要になります。第4に,いつかなんとかなる,たぶんうまくいくと,問題や困難に対してくよくよせず,前向きに考える楽観性をもつことです。ここでは,傷ついてもすぐに立ち直る,嫌なことをいわれてもじきに忘れる適度な鈍感力が求められます。
未来に向かう新たなスタートは,一方では異なる環境への適応という側面をもっており,見方を変えれば,適応力,耐久力,回復力,柔軟性などこれからの予測困難な社会を生き抜く能力・態度を養う貴重な教育の場面でもあります。これは,「中1ギャップ」のみならず,小学校進学における「小1プロブレム(問題)」,高等学校進学における「高1クライシス(危機)」においても同様であり,次の学年に進級する子供たちにとっても,少なからず存在する壁といえます。
子供たちが,自分と友達を大切にし,感情のコントロールをしながら,いつかできると信じて前向きに取り組み,進級・進学の環境変化を必ず乗り越えるように,3月は学年のまとめ・小学校の集大成をしていきます。

美化・飼育委員会  〜パンジーを植えたよ〜

 2月18日(木)は,今年度最後の委員会活動でした。
 美化・飼育委員会では,校舎前の花壇に,パンジーの苗を植えました。さすが,5・6年生なので,てきぱきと分担・協力して,作業をすることができました。
 きっと卒業式や入学式には,きれいな色の花がたくさん咲くと思います。

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万年カレンダー寄贈

 2月4日(木)に広島県立広島工業高等学校 建築科の生徒が卒業製作で作られた万年カレンダーを寄贈していただきました。
 組み合わせが自由で,いつまでも使用できるカレンダーです。正面玄関に置いてありますので,来校の際に,ご覧ください。
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学校だより 2月号

人とのかかわり・つながりの大切さ
 広島県における「第2次新型コロナ感染拡大防止集中対策」の実施・延長に伴い,広島市においても緊急事態措置に準じた対策が行われています。本校においても,子供たちの健康状態を的確に把握し,「学校の新しい生活様式」をより一層徹底するとともに,広島市教育委員会や学校医,関係機関と連携して感染症対策を講じています。一方で,子供たちは日常の体験を通して,自分で考え判断し行動すること,自らを律し環境に適応することを心がけてよく努力し,これからの予測不能な社会をよりよく生きていくために必要な力や態度を一層身に付けています。御家庭におかれましても,引き続き子供の日常的な健康管理と,各家庭での感染予防対策に御留意いただきますようお願いいたします。
 さて,このような長期にわたる新型コロナ感染症拡大状況と,個に応じた指導(指導の個別化と学習の個性化)という教育の潮流は,GIGAスクール構想の実現に向けた取り組みを一層加速しています。GIGAスクール構想とは,子供一人一人の学習者端末と,高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する国の施策に基づく構想のことです。この構想による急速な学校ICTを円滑に進めるため,タブレット端末の配置,校内ネットワーク環境の整備等が行われています。本校においても,来年度の早い時期に学校ICT環境が整い,オンラインによる授業が実施されることになりそうです。
 しかしながら,今後オンライン授業が普及し一般化されても,学校における対面型による授業の大切さは変わらないと考えます。ICT機器を媒介とした個に応じた指導ばかりでなく,子供相互の直接的な対話によって進行する人とかかわり・つながる学習活動は,子供の人間関係力・社会性を養う上でかけがえものです。特に,小集団を活用した教育方法によって,子供が一緒に取り組むことによって,自分の学習と互いの学習を最大限に高めようとする協働的な学習は尊重されるべきです。また,この集団の機能を活用した学習スタイルによって,オンラインによる学びの個別化・個性化も,その効果が大きくなるといえます。
人とのかかわり・つながりは,相手と正面から向き合い,愛情をもって働きかけ,真に相手を生かすことによって初めて成り立ちます。しかし,個別化・個性化・多様性を重視する現代の風潮は,何よりも自分のことが最優先され,人と人とが関わり合い・つながり合う関係を困難にしています。このような問題状況を克服し,人と人とがかかわり,つながり合うためには,自己実現と集団や社会の向上・発展を結びつけていく必要があります。やりたいことを進めていく自分の存在が,集団や社会からも広く認められるように,自己実現の追求をしていく必要があります。そこでは,夢や志の実現に向かう自分のあり方を,集団や社会の枠組みの中で考えていくとともに,まわりの集団や社会も思いやりと寛容・寛大さをもって認めていくことが重要になります。
 古くから,「自己目的」は人間を堕落させるといわれています。自己の目的の追求が,社会とのつながりを不問にした,いわゆる自分勝手な考え方に終始するようでは,人間として自分を高めていくことになりません。今の自分の行為・行動は,人に迷惑をかけていないか,地域や社会の発展につながっているかを子供たち自身が自問自答しながら,自らの行動を選択・決定していくことが大切です。子供たちが,これから出会うたくさんの人や物事との関係の中で,かけがえのない絆を築きながら,これからの予測困難な社会をよりよく生きる力と態度を育てていきたいと考えます。

体育朝会(短なわ)

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 1月26日(火)に体育朝会で,子供たちの体力アップと,なわとびへの意欲を高めるために,全員でなわとびを行いました。前とび,後ろ跳び,好きなとび方を30秒ずつです。
 運動場いっぱいに,大きく広がって全員でのなわとび。冷たい空気の中,少し子供たちの体も,心も温まった時間でした。

学校だより 1月号

「個別最適な学び」と「協働的な学び」
 令和3年(2021年)がスタートしました。新型コロナウイルス感染症は,依然として止まることなく拡大し続けており,「学校の新しい生活様式」によって,教育活動が制限される事態はしばらく続きそうです。しかしながら,この状況を通して,子供たちは,自分で考え判断し行動する力,自らを律し環境に適応する力を確実に身に付けています。本校においては,どのような状況であろうとも,学校教育目標である「心身ともにたくましく,思いやりをもち,主体的に学習する子供の育成」を最大限に実現できるよう指導の工夫・改善を図っていきたいと考えます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて,文部科学省中央教育審議会の中間まとめにおいて,「『令和の日本型教育』の構想とポストコロナの学校」が公表されました。今後の学校においては,「個別最適な学び」と「協働的な学び」をどのようにして両立していくかが大きな教育課題のひとつとなります。一人一人の子供が,自分のよさや可能性を認識するとともに,多様な人々と協働しながら社会変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となる教育が求められます。そこでは,指導の個別化・学習の個性化,多様性という文脈と,人と人とのかかわり・つながり,凝集性という文脈の双方を高い次元で結び付けることが重要です。本校では,この課題の解決に向けて,全教職員が「自己決定の場面をつくる」「肯定的な評価をする場面をつくる」「共感・共有の場面をつくる」を意図的・計画的に指導していきます。来年度の重点は,次のとおりです。
1 新学習指導要領に基づく学力の向上と学力格差の克服
⑴ 外国語活動・外国語教育,特別の教科道徳,プログラミング教育,教科担任制などの新学習指導要領への
対応,「新しい学校の生活様式」に基づく学校行事,教育活動の見直しと改善を行う。
⑵ 段原地区・比治山の歴史・文化に焦点を当てた総合的な学習の時間の教育課程の編成を行う。
2 教職員の授業力・指導力向上に向けた研修の充実
⑴ 子供たちが持続可能な社会の創り手になるための教育内容・教育方法について,研修を深める。
⑵ 学習指導研究主題「友達とともに夢中になって学ぶ子供の育成」を中心に,「主体的に取り組む態度」「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」が一体となった新しい学力を培う授業研究を推進する。
3 規律と秩序のある学校風土の醸成と思いやりの心の育成
⑴ 挨拶・返事,整理整頓と,子供同士のかかわり・つながりに焦点を当てた「協働的な学び」を促進する。
⑵ 生徒指導研究主題「自他の命を大切にする子供の育成」を中心に,いじめ・不登校・暴力行為等に関する予防対策,早期発見・早期対応の指導体制を徹底する。
4 「学校の新しい生活様式」の推進と体力の二極化の克服
⑴ 手洗い,マスク着用,人との距離,換気等の感染予防対策により,できる限り感染リスクを軽減する。
⑵ 外遊びの励行,運動遊びの紹介,体育朝会の実施等によって,運動に対する主体的な態度の育成や,子供の健康や体力を保持・増進する取り組みを推進する。
5 教育環境の整備・充実と教職員の働き方改革の促進
 ⑴ 一人一台の端末環境,デジタル教科書等の先端技術や教育ビッグデータを活用できる環境づくりを進める。
 ⑵ 教職員が心身ともに健康な状態で子供に向き合うことができるように,業務の合理化・効率化等による教職員の負担軽減を図る。

学校朝会

 令和3年がスタートしました。例年よりも2日早い学校の始まりです。
 学校朝会が行われ,校長先生の話を姿勢を正して,一生懸命子供たちが聞いていました。新型コロナ感染症の予防をしながら,目標に向かって努力していくこと,自分で判断し,我慢することで力がつくこと,みんなが笑顔になることができるように知恵を出し合い,工夫することが大切だと話されました。丑年の「丑」には,先を急がず,コツコツと努力するという意味があると言われました。今年度のまとめをして,次の学年への準備を少しずつ進めていってもらいたいと思います。
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学校朝会

 明日からの冬休みを前に,学校朝会が行われました。
 始めに,校長先生から,今年のコロナ禍の中,自分で考えて行動できるようになってきたこと,我慢して生活していることをほめていただきました。そして,冬休みには,新しい自分の目標をたてたり,家族の一員として役割を果たし,つながりを深めたりするようにとお話がありました。
 二つ目に,橋詰先生から冬休みの暮らしについて,「交通ルールを守る」「お小遣いを大切に使う」「公園のきまりを守る」の頭文字の3つ「こ」にまとめて話されました。冬休みを安全に過ごしてもらいたいと思います。
 最後に,平野先生から,冬休みも新型コロナ感染症の感染予防に気を付けて暮らすようにお話がありました。その後,動画を視聴し,3つの顔「病気そのもの」「不安や恐れ」「嫌悪・偏見・差別」に学びました。
 1月5日にみんな元気に登校することを楽しみにしています。
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児童朝会 アクション目標の発表

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 段原小学校には,「みんなが助け合い,お互いを大切にし合える段原小学校にしていくための合言葉」である「なかよし宣言」があり,企画委員会が中心となって引き継いでいます。その取り組みの一つとして,なかよし宣言を実際の生活に生かしていくために「アクション目標」をそれぞれのクラスで考え,児童朝会で発表しました。
 「声をかけ合って友だちを一人にしない。悲しい思いをさせない。」「一人一人がいろいろなことにチャレンジします」など,各クラスの思いを込めたアクション目標を発表したり聞いたりして,他のクラスや学年の様子を知ることもできました。
 また,この児童朝会は,企画委員会による校内テレビ放送,「段原なかよしチャンネル」の第1回目として放送しました。司会や撮影の仕事を協力して進めたり,優しく低学年のフォローをしたりする頼もしい姿が見られました。

学校だより 12月号

いじめの未然防止と早期発見・対応について
 「すべての人間は,生まれながらにして自由であり,かつ,尊厳と権利とについて平等である」で始まる「世界人権宣言」は,1948(昭和23)年12月10日,パリで行われた第3回国連総会で採択されました。今日の国内外の状況を見ても,72年前に唱えられたこの文言が,今もまだ私たちに突きつけられた問いのように思われます。
 さて,本校においては,児童企画委員会によって立案された「段原小なかよし宣言」があります。この宣言は,「命を大切にします」「友達のことを考えられる人になります」「困ったことや悩みごとは相談します」という子供たちの誓いで構成されています。持続可能な社会の担い手を育てる上でも,相手の立場を尊重し,自他の命を大切にする「段原小なかよし宣言」を活用し,人権教育を推進していきます。
いじめについては,平成25年度「いじめ防止対策推進法」の施行によって,「他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為」により「対象児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」と定義が改められました。つまり,子供が自分の心身を傷つけられたと自覚したならばそれはいじめであり,普通はこの程度なら平気であるというまわりの見方・考え方は成り立ちません。学校におけるいじめ実態把握も,「発生件数」から「認知件数」となりました。本校におけるいじめ認知件数は,昨年度39件(すべて解決済み)であり,子供が心身の苦痛を感じた案件については,いじめではないか,いじめかもしれないと考え,決して見逃すことがないよう取り組んでいます。いじめはどの学校にも起こりうるという認識のもと,いじめの未然防止と早期発見・対応をより一層徹底するために,次のような指導を進めていきます。
 
1 教職員が子供の思いに寄り添い,柔軟かつ効果的に対応する日常的なかかわりを通して,子供が自分の悩み事やまわりで気になることがあれば,先生に相談してみようと思うような信頼関係を一層築いていく。一人一人の児童が自分はまわりから大切にされていると実感することにより,段原小学校が「いじめは重大な人権侵害であり,いじめを絶対に許さない学校」であることへの安心感をもつようにする。
2 いじめを未然に防止するために,一人一人の子供が,自らの存在感を実感でき,安心し快適に過ごすことのできる支持的な風土の醸成された学級・学校づくりを促進する。きめ細やかな観察,定期・随時のアンケートや教育相談等によって,子供の実態を的確に把握するとともに,道徳や学級活動,本校独自の「段原小なかよし宣言」をもとにした児童会による主体的な取組によって,子供同士の良好な人間関係を育てる。
3 いじめの早期発見及び適切な対応のために,日ごろの観察の中で子供の小さなサインに気付くようにする,また定期的なアンケートやQUテスト,教育相談により,子供のSOSを積極的に認知できるようにする。認知したいじめの対応に当たっては,疑いの段階も含め学校いじめ防止委員会を開催し,必要に応じて教育委員会や心理・福祉分野等の様々な関係機関と連携しながら,組織的に事実確認や対応方針を検討する。
4 教職員間のいじめに関する情報共有の徹底,学校いじめ防止委員会,学校生徒指導委員会を中心とした対応,定期・随時の教育相談の実施,様々な分野の専門家との連携,校内研修の実施,地域・保護者との連携等,組織的・協働的な学校体制づくりを推進する。いじめを積極的に認知し,いじめを見逃さないようにするために,「教育相談・支援主任」を任命し校内に位置付ける。
5 本校の本年度教育活動の重点である「学習の主体性」「コミュニケーション能力」「自他の命の尊重」「適応力・回復力(レジリエンス)」の育成を関連付ける要件として,学習や生活の指導において「自己決定する場面」「肯定的に評価する場面」「互いに共感する場面」に焦点を当てた取組を推進する。


比治山オリエンテーリング集会

 比治山公園一帯に設置されたクイズを,縦割り班で解いてまわる「比治山オリエンテーリング集会」を行いました。これは,地域の自然に親しむとともに,互いに協力する力を伸ばすことをねらいとした,段原小の伝統的な行事です。先週の打ち合わせ会では,縦割り班のメンバーでクイズを作ったり,係を決めたりしました。
 これまでの縦割り活動の経験を生かして6年生がリーダーシップを発揮し,班全体をまとめるとともに,メンバーも互いによく声をかけ合って笑顔で過ごすことができました。小春日和にも恵まれ,秋の比治山を楽しむことができました。
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子ども安全の日朝会

 15年前の悲しい事件を二度とくり返さないように,子供たちの安全に対する意識を高めることを目的として,子ども安全の日朝会が行われました。
 毎日,子供たちの見守りをしてくださっている安全ガードボランティアの代表の方に来ていただきました。最近,通学路を守っていない子供がいることや公園での遊びのルールを守っていないことなどをお話してくださいました。子供たちの直すべきことを直接伝えてくださったことに大変感謝しております。
 また,地域の皆さんも子供たちのことをいつも見守ってくださっていることを実感しました。
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創立記念朝会

 段原小学校は,明治30年11月15日に創立されました。今年で,123歳になります。2日ほど早いですが,そのお祝いの気持ちを持つために創立記念朝会を行いました。
 校長先生からは,わかりやすい言葉で子供たちもめざす姿が歌詞に盛り込まれている校歌,光と桜とリボンをモチーフにした校章,学校のシンボルカラーのえんじについてお話がありました。
 次に,段原地区社会福祉協議会 会長 岡野 泰明様にお話をしていただきました。100周年の頃,学校週5日制が始まり,学校だけでなく,段原の町全体で,子供たちの居場所づくりを行ったこと,その中で,段原トライアスロンなどを開いたことなどを教えていただきました。
 子供たちは,段原小学校の長い歴史の中の一員として,これまでの段原小学校に携わった人々が作り上げてきたものを大切にしつつ,これからの時代にあった段原小学校をになっていってもらいたいと思います。
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体育朝会(短縄)

 体力アップとそれぞれの目標記録の更新に向けての意欲を高めるために,体育朝会で運動場に出て,全校児童でなわとびをしました。前跳び,後ろ跳び,それぞれ好きな跳び方で20秒ずつ跳びました。途中,縄がかかっても,あきらめずに20秒間跳び続けました。
 久しぶりに全校そろって気持ちよく活動することができました。
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学校だより 11月号

「心を伝える挨拶」の励行
 さわやかな秋晴れのもとで、本校の新型コロナウイルス感染予防対策を可能な限り講じて行う修学旅行,野外活動,運動会を実施することができました。保護者・地域の皆様の御理解と御協力に対しまして,深く感謝いたします。今後の教育活動についても,本来の目的を大切にしながら,内容と方法を工夫・改善していきます。
 さて,11月は,「心を伝える挨拶」に重点を置いた生活指導を行います。挨拶とは,「『挨』は押す,『拶』は迫るの意で,本来,禅家で門下の僧に押し問答して,その悟りの深浅を試すこと。(デジタル大辞泉)」,「人と人とが出会ったときや,別れるときに交わす儀礼的な動作や言葉。また,その言葉を述べること。相手に敬意・親愛の意を示す行為で,対人関係を円滑にする。(大辞林)」,「日常の人間関係を円滑に取り運ぶための,一定の形式をもった,なかば儀礼的な相互行為。(日本大百科全書)」と説明されています。
学校で私と交わす挨拶も,子供たちはずいぶん前から目と目を合わせ歩み寄ってくるうちに,どちらともなく微笑むといった場面が少なくありません。時には,何も言葉を発しなくても目と目を合わせ,ニコリとうなずくだけで,心が通じ合うこともあります。つまり,「今日も元気です」「今日も頑張ります」など,子供の思っていることが,黙っていても私に伝わってくるのです。このように,挨拶は心を伝える自己表現であると考えることができます。
 また,同時に挨拶は,相手の存在を認めたというサインでもあるともいえます。一方で自己表現として自分を伝えながら,もう一方では相手を認めたという相互の意思疎通が,その行為の中にあります。「今日も元気そうですね」「今日は張り切っていますね」など,相手の存在を確かめ,互いに認め合うサインとしての意味があります。このように,挨拶はよい人間関係を築きましょうというメッセージであり,自分の心を開いて相手の心に近づくコミュニケーションの第一歩となります。
 学校においては,まず挨拶の一定の形式を指導しています。「立ち止まって」「相手の目を見て」「はっきりとした声で」「ていねいにお辞儀」する挨拶を心がけることを子供たちに求めています。もちろん,挨拶は心でするものであり,心が伝わればよいのですから,本来その表現方法は自由です。しかしながら,コミュニケーションの基本として,小学校期に指導する挨拶は,ある程度その型を示すことが大切になるものと考えます。
次に,挨拶はいつでも,どこでも,すべての人に対して挨拶をすることを指導しています。挨拶を返してくれる相手だけに声をかけるのは,よくありません。たとえ,挨拶を返してくれない相手に対しても,続けていれば必ず挨拶を返してくれるようになります。そして,相手より先に,自分から進んで挨拶をすることを指導しています。挨拶ができないということは,自己主張ができないばかりでなく,相手からも認めてもらえないことにもつながります。また,社会や集団のかかわりの中で,自己実現していくことを困難にしてしまいます。
 子供たちが「なぜそうするのか」という挨拶の意義や目的をよく理解し,「どのようにするのか」という挨拶の仕方や所作を習得することを通して,相手に自分の気持ちを伝え,より良い人間関係が築ける人になるように,「心を伝える挨拶」の指導を実施していきます。

運動会9

観覧の御協力ありがとうございました

今年は,例年と異なる形での運動会となりました。学年ごとの入れ替わり,ソーシャルディスタンスを保って観覧など御理解と御協力ありがとうございました。
天候にも恵まれ,無事運動会を終了することができました。
また,PTAの役員の皆様には,お手伝いいただきました。ありがとうございました。
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運動会8

閉会式

 6学年すべての演技が終わり,子供たちは無事閉会式を行いました。

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運動会7

6年生

 「学年リレー」準備から片付けまで自分たちで行う6年生。バトンパスも滑らかでした。
 「段小ソーラン」法被を翻し,腰はしっかりと落とし,6年生がかっこよく踊り切りました。
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運動会6

5年生

 「箱積み上げてチームでgo(5)!」リレーが進むごとに箱が積みあがっていきます。箱が落ちてもあきらめずに走りぬきました。
 「フラッグ使ってみんなでgo(5)!」子供たちのリーダーを中心に練習した踊りを披露しました。
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広島市立段原小学校
住所:広島県広島市南区的場町二丁目4-19
TEL:082-261-4245