最新更新日:2024/04/26
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校訓「やさしく つよく ただしく」  学校教育目標「創造・挑戦・前進する段原っ子の育成」  

新たな「だんばら学び文化」の創出

新1年生71名を迎え,本年度は420名の児童と37名の教職員で,平成31年度をスタートしました。
段原小学校の教育目標である「主体的に学習する段原っ子の育成」を常に念頭に置き,教職員一同力を合わせて日々の教育活動に取り組みます。そして,保護者,地域,学校が一体となった学校づくりに努めていきます。
さて,平成32年度実施の新学習指導要領において,これからの社会で求められる学力の要素が「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」と規定され,子どもの「主体性」を育むことが一層重視されています。つまり,何を知っているか・何ができるかだけでなく,それをどのように使うか,自らが問いを発して答えを創り出していく資質や能力が求められています。古くから連綿と続く本校教育目標は,社会変化と学校や子どもの課題を先取りしていたと言っても過言ではありません。
この「主体性」をどのように育むかについては,自明なものではありませんが,最近の論調からいくつかの要件に収斂することができます。第1は,物事の意味や意義を問うことです。日常の事柄に対して,「なぜか」という本質的な疑問をもつことです。自問自答することによって,「何を目指し,どのようにすべきか,しなければならないか」を自覚するようになります。第2は,自分で決めることです。自分の性格,能力,適性等を踏まえて,自分で選択・決定していくのです。まわりに同調するばかりでなく,自分らしさを発揮する経験も必要になります。第3は,見守り支えることです。子どもが自分でできるように,大人が適切に働きかけていくことです。細かく言ってやらせる過干渉や,子ども任せの自由放任になることなく,大人が責任をもって鼓動できる場面をつくり,うまくかかわりながら導いてやる必要があります。第4は,他者からの肯定的な評価です。事柄の意義を理解し,自分で決めて行動した結果に対して,まわりが認めることです。全体ではうまくいかなくても部分で捉えてほめたり,失敗してもその努力や小さな進歩を肯定的に評価したりすることが大切です。場合によっては,大きな失敗に対しても「よく思い切ってやった」とほめる度量があってもいいのではないでしょうか。
段原小学校創立121年の歴史と伝統を継承しながら,挑戦する学校・創造する学校として,これからの新しい社会において必要とされる教育内容・教育活動を子どもの学びに進んで取り入れていきます。そして,新たな「だんばら学び文化」の創出を通して,「主体的に学習する段原っ子の育成」を高い次元で実現します。

広島市立段原小学校  校長  島本 靖
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広島市立段原小学校
住所:広島県広島市南区的場町二丁目4-19
TEL:082-261-4245