最新更新日:2024/04/26
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平素から本校の教育活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。学校教育目標「『未来の創り手』となる児童の育成」の達成のため教職員一同、取組を推進していきますので、ご理解とご支援のほどをよろしくお願いいたします。

牛田の昆虫たち 〜オオシオカラトンボ〜

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上の写真は、4年生児童がもってきたオオシオカラトンボのヤゴの抜け殻です。家の庭で羽化しているところを見つけ、家族で観察したそうです。下の2枚は、お父さんやお母さん、おじいちゃんが撮られたという写真です。抜け殻の背に刺があること、成虫は翅の付け根が黒いことなどから、オオシオカラトンボです。

どんな環境だったのか、お家の方に尋ねてみました。すると、中の写真に写っているような大きい睡蓮鉢でメダカを飼育しておられ、そこには水生植物もあり、そして、毎年、ヤゴがいるということでした。さらに、池もあり、現在は水を抜いておられるようですが、20cm程度の排水溝には、常に水が溜まっているそうです。ここからはお父さんと一緒に推測したことですが、左のヤゴは体に付着物が少ないことから睡蓮鉢で、右のヤゴは体に苔が生えるほどの環境ということで、排水溝で育ったのではないかと考えました。

オオシオカラトンボのヤゴの生息環境は、植物遺体や泥が多い淀みです。最近は、池や沼、小川も少なくなり、上記のような庭の環境が、オオシオカラトンボなどの貴重な生息場所となることがわかりました。

家の庭に、牛田の町にいる生き物の飛び石的な生息場所となるビオトープがあり、そこにやってくる生き物を排除するのではなく、すみかとして提供していることが素敵だなと思いました。抜け殻と写真を持ってきた児童が、お家の方と一緒に観察したときのことを眼を輝かせながら語る姿が、とても印象的でした。

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