最新更新日:2024/04/25
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校訓「志高く 美しく」のもと、できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校を目指す、神崎小学校のホームページへようこそ!! 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」 躾の三か条、神崎っ子の誓いにみんなで取り組みましょう!

学校・家庭・地域が一体となって 〜PTA会長のお祝いの言葉を通して〜

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 卒業式では、末友PTA会長から、大変ありがたい祝辞をいただきました。本校のこれまでの取組のねらいとしているところを、保護者の立場から、地域の立場から分かりやすくお話しくださいました。

○仲間と助け合いながら過ごした日々を、「神崎っ子の誓い」の「自分に負けてはなりません」を忘れず、立ちはだかる壁を打ち破ってほしい。
○「躾の三か条」をこれからもずっと続けてほしい。地域の方にも進んで挨拶をし、成長していく姿をいつまでも見せてほしい。将来、家庭を持ったときも家庭の中でも続けてほしい。
○「笑顔輝け!神崎っ子運動」は、三十年間継続し、五十年後に花開き、百年後に豊かな実りを迎える神崎の教育を目指す。いつか地域を背負い、心温かく、素晴らしい町を作ってほしい。

「学校・家庭・地域が一体となって進めるまちぐるみの教育」の意義を改めて実感することができ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 本校の教職員も、きっと、私と同じ気持ちだったことと思います。
 これからも神崎学区の教育の専門機関としての自覚と誇りをもって、地域、保護者の皆様と共に、「神崎の教育」の充実・推進に取り組んでまいりたいと思います。

<末友圭介PTA会長のお祝いの言葉(概要)>
(前略)
 六年前の春、皆さんの多くは、この神崎小学校に入学しました。入学式で小さい椅子にちょこんと腰かけていた姿が昨日のように思い出されます。
 そして、六年の間、途中で転校してきた仲間、また転向していった仲間、出会いと別れがありました。そして、今日ここに七十名の仲間が卒業式を迎えることができました。一緒に学んだ七十名の仲間は、いつまでも大切な仲間であり、一生の宝です。
 皆さんが、これから歩む人生において、多くの困難に突き当たると思いますが、その時には、神崎小学校で仲間と一緒に過ごした日々を思い出してください。楽しいこと、つらいこと、笑いがあれば、涙もあったことでしょう。仲間同士、お互いに助け合いながら過ごした日々を思い出すとともに、「神崎っ子の誓い」の一つ目にある「自分に負けてはなりません」という言葉を忘れず、皆さんの前に立ちはだかる壁を打ち破ってください。

 さて、皆さんは「神崎未来プロジェクト」ので神崎の町について学習しました。この学習を通して、皆さんは、この町を深く思い、愛している人がいかに多いかということを感じたのではないでしょうか。
 今日は、神崎学区連合町内会の臺会長様を始め、多くの地域の方々が皆さんの卒業をお祝いするため、いらっしゃっています。神崎の人達は、皆さんのことが大好きです。我がことのように、喜び、悲しみ、応援してくれる人が、この町にはたくさんいらっしゃいます。

 ここで、皆さんに一つお願いがあります。これまで五年間取り組んできた「躾の三か条」をこれからもずっと続けてほしいということです。朝、地域の方に出会った時は、皆さんの方から「おはようございます!」と挨拶をし、皆さんの成長していく姿をいつまでも見せてほしいと思います。そして、皆さんが将来、結婚して家庭を持ったときは、家庭の中でも続けてください。「笑顔輝け!神崎っ子運動」は、「三十年間継続し、五十年後に花開き、百年後に豊かな実りを迎える神崎の教育を目指す」こととしています。家庭で継続すると同時に、いずれは、皆さんが地域を背負って、心温かく、素晴らしい町を作ってほしいと思います。

 さて、保護者の皆様、本日はお子様の御卒業おめでとうございます。また、これまでのPTA活動に御理解と御協力をいただき、ありがとうございました。朝のサンさんパトロール、わいわい神崎など、お忙しい中、お手伝いをいただき、この場をお借りし、改めてお礼申し上げます。

 また、高西校長先生を始め、教職員の皆様、六年間、子供達と真剣に向き合い、温かく見守っていただくとともに、時には厳しく御指導いただき、ありがとうございました。特に、五年前に始まった「笑顔輝け!神崎っ子運動」では、先生方の御協力をいただき、PTAや子ども会を始めとする地域の諸団体、家庭が一体となって取り組むことで、町ぐるみで子供達を育てることができたと感じております。卒業生の保護者を代表して、お礼申し上げます。

 最後になりますが、卒業生の皆さん、一人一人が自分の持つ夢に向かって,自分に負けない、悔いのない人生を歩んでいくことを、心からお祈りして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。

卒業式に思う

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 平成30年3月20日(火)、第108回卒業証書授与式。

 本校に着任して6年目にして始めて、7時35分から中庭に出て、登校してくる在校生達を迎えることができました。
 「今日は、卒業式。頑張りましょうね。」「6年生のために頑張ってね。」
 いつもとは、少し違う挨拶後の声掛けに、みんなとってもいい顔で応えていたように思います。
 ある一年生が、「今日も頑張りましょうね。」と声を掛けると、足を止め、私を見ながら、「はい、ちゃんとします!」と応えてくれました。先生方のこれまでの指導と、それに応えようとする子供達の姿勢を象徴しているようで、微笑ましく、また、嬉しく思いました。

 子供達は、これまで、式の練習で、本当によく頑張り、きちんと行ってきました。昨日の、卒業式に向けての掃除や準備でも、心を込めて、体をしっかりと動かしながら、本当に一生懸命に行っていました。そんな姿を見てきた私は、いつの間にか、子供達に「今日は卒業式の本番だね。宜しくね。」と頭を下げていました。特に、次期最高学年としての自覚溢れる態度をとっている5年生に対しては、「今日は宜しくお願いします。」といった調子になっていました。

 式は、皆様の御協力をいただき、厳かで、凛とした雰囲気の中で進めることができました。1時間の間、卒業生は勿論、1年生から5年生まで、とっても立派な態度を保っていました。その姿にお互いに対する親愛と尊敬の念の強さを感じました。

 式が終わった後の、校舎の中で行った6年生の見送り。私は、ちょうど1年生のそばで行いました。並び終わった1年生。みんなとっても素敵な表情でした。私は、「よく頑張ったね!素晴らしかったよ!」と声をかけながら拍手をして歩きました。すると、みんなこぼれるような笑顔で拍手を返してくれました。最後尾までいくと、1年生みんなが拍手を続けている状況でした。頑張ったよという達成感が顔に表れていました。みんなとってもいい顔、笑顔でした。見ているだけで幸せな気持ちになりました。

<校長のお祝いの言葉(概要)>
 六年生の皆さん、卒業、おめでとう。
 今日、皆さんが手にした卒業証書は、「原爆の子の像」に捧げられた折り鶴を再生して作られたものです。皆さんが、ヒロシマの心をしっかりと継承していくことを、そして、私達のふるさとである広島、神崎を愛する気持ちを益々強くしていくことを願っています。
 (中略)
 それでは、これから少しの間、お話ししたいと思います。テーマは、「日本人としての生き方」についてです。
 日本人は、古の時代から、三つのことを大切に生活してきたと言われています。
 一つ目は、私達を産み育てて下さったお母さん、お父さんを愛し、私達の御先祖様を敬い大切にすることです。「神崎っ子の誓い」に「父母を愛し、年上を敬い」とある通りです。
 二つ目は、日本の美しい自然、多くの恵みをもたらしてくれる豊かな自然を大切にし、それを支える大地を畏れ敬うことです。
 そして、三つ目は、この地上に存在する全ての生きものの命の源、豊かさの源である太陽、お日様、お天道様を畏れ敬うことです。

 前に、学校朝会で、外国の人から「日本人ってどんな人ですか?」と尋ねられたら、どう答えますか、と質問したことがありました。
 私は、「日本人は、あったかいお日様のように、丸くて、明るく元気に、豊かに生きる人々。みんなを幸せにすることを願い、その気持ちを思いやりのある行動で示す人々である。」と答えたいと考えています。
 太陽は、人間にとっては永遠とも言える程の永い間、天の法則に従って、決して休むことなく、途切れることなく動き続けています。
 私達の御先祖様達は、そんなお日様を毎朝拝みながら、「どんなに辛く、苦しいことがあっても、決して諦めることなく、お天道様に恥じないまっとうな生活、人のためになる生き方を続けていこう。そうすれば、きっといい日が来る。明るく笑顔で過ごせる日が来る。」と信じて生きてきたのです。

 皆さんは、五年生の時、「神崎っ子の朗唱」で「寒梅」という詩を学びました。寒い季節に咲く梅の花のことですね。

  庭上(ていじょう)の一寒梅
  笑って風雪を侵(おか)して開く
  争わず 又 力(つと)めず
  自(おの)ずから百花の魁(さきがけ)を占(し)む

 凍えるような寒さの続く冬の間、草木は、花を咲かせる暖かい春の日を夢見ながら、じっと風や雪に耐えています。特に今年は、超一級の寒波が日本を襲い、広島も一月から二月にかけて、今までにない寒さが続きました。そんな厳しい天候の中でも、学校の中庭の梅の木は、たくさんの蕾を付け、二月の末には、他の木々に先駆けて、花を咲かせ始めました。凛として澄み渡った寒気の中に、ほのかな香りを漂わせながら・・・。まるで、にっこりと微笑んで、私達を包み込んでくれているかのように・・・。

 これから始まる中学校生活では、新しい友達との出会い、部活動や学校行事など、楽しいことがたくさんあります。しかし、時には、辛く、苦しいことも、きっとあるに違いありません。人間関係に悩むこともあるでしょう。
 そんな時は、この梅の姿を思い起こしてください。辛抱すべき時には辛抱して、できることをやり続けるのです。決して一人ではないということを信じてください。必ず明日が来ることを信じてください。生きることを決して諦めてはなりません。
 そうすれば、このような経験を通して、志をより確かなものにすることができます。「私」という美しい花を咲かせる力を蓄えることができます。そして、苦難の中にあっても、梅の花のように、誰よりも先に春の訪れを告げ、ふくよかな香りで友達を包み込める人になれるのです。

 そのような人を、ピョンチャンオリンピックで、たくさん知ることができました。
その中の一人が、スピードスケート女子500メートルの小平奈緒(こだいらなお)選手です。小平選手は、才能を認められながらも、どうしても一位になれず、長年にわたり、忍耐と苦労を重ねていました。ですから、日本人初の金メダルが決まった瞬間の喜びは、どれ程大きかったことでしょうか。想像もつきません。
 しかし、三連覇を逃し、涙していた長年のライバルであるイサンファ選手に気付くと、小平選手は、彼女のそばに行き、あたたかく抱きかかえながら、やさしく言葉をかけ続けました。その姿は世界中に配信され、多くの人々に感動をもたらしました。
 どんなことがあっても、歩みを止めないならば、いつか必ず希望が生まれるのです。

 皆さんは、今、このように立派に成長し、自分の思いや感情を正しくコントロールし、礼儀正しく行動できるようになりました。
 「学びに向かう力・態度」を身に付け、日々熱心に授業に取り組むようになりました。
運動会や合唱、ドッジボール大会などでは、下級生のよき模範、憧れとなりました。
辛い思いを抱え、悩んでいる友達を何とかしてあげたいと思い、行いや態度で示してきました。
 六年生になり、益々落ち着いた表情や態度で挨拶ができるようになり、毎朝、私を幸せな気持ちで満たし、励まし・支え続けてくれました。
 そんな皆さんを、私は、心から誇りに思い、感謝しています。

 皆さん一人一人が、志を高くもち、良心に従い、世のため、人のために尽くす、よき人生、美しき人生を歩み、生きる真の喜びを味わい知られんことを祈ります。

 美しくあれ
 雄々しくあれ
 そして、負けるな

卒業式の歌の全体練習で

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 3月13日(火)の5校時、卒業式の歌の全体練習が行われました。練習中、驚きの体験をしましたので、紹介します。

 Stand Alone の練習が始まってしばらくした時、先生方が突然ざわめき始めました。前と後ろで、歌がずれるというのです。私の記憶にはないことで、びっくりしました。
 原因は、後ろの4年、5年の児童に、ピアノ伴奏が聞こえなかったことでした。
 この日は、音楽専科の藤川教諭が全体指導をしますので、その間、ピアニストの沖中さんにわざわざおいでいただき、伴奏をしていただいていました。そのスピーカーから流れてくるピアノ伴奏が、合唱が最も盛り上がる部分になると、子供達の歌声にかき消されて、聞こえなくなっていたのです。
 当然のことながら、藤川教諭と沖中さんの伴奏のテンポが微妙に違っているわけですから、沖中さんのピアノ伴奏を聞きながら歌う6年、1年、2年と、伴奏が聞こえないのでこれまで練習してきた藤川教諭のテンポで歌おうとする4年、5年の児童の歌声がずれてしまうのは当たり前のことです。

 実際に卒業生の花道を後ろから前へと少しずつ歩いてみると、5年のそばでは勿論のこと、4年、3年の辺りでも、歌のさびの部分になると、あの高音の歌声が激しく空気を振動させて、ピアノ伴奏が全く聞こえなくなりました。
 こんなことが起きるんだ、こんなにまで子供達の歌声が育っているんだと驚きました。

 想定外の事態にスピーカーのボリュームの調整に苦労している担当の先生方には申し訳ありませんでしたが、私の心は喜びでいっぱいでした。

  → こちらから練習の様子を御覧いただけます。

「お父さんが梅の花のにおいをかいでおいでって」

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 3月14日(水)、中庭で登校している子供達を迎えていた時のことです。
 1年生の男の子が挨拶をした後、私に更に近付き、言いました。
 「校長先生、お父さんが梅の花のにおいをかいでおいでって言いました。梅のにおいをかいでいいですか?」
 私を見上げる目が、とってもかわいかったです。

 「そうですか。それはよかった。しっかりかいでくださいね。」
 私は、嬉しくなって、彼と一緒に、紅梅、そして、白梅と一緒に行きました。
 彼は、紅梅、白梅に近付き、鼻を寄せて深呼吸しながら
 「あぁ、いいにおい!」
とつぶやきました。

 素敵な声掛けをしてくださったお父さんに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

「庭上の一寒梅」と中庭の紅梅 〜豊かで深い学びを〜

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 3月に入り、一気に春の陽気となりました。中庭では、満開になった紅梅と白梅に挟まれて、寒さに凍えていたパンジーが元気を取り戻し、黄色や紫色の光を投げかけています。また、プランターいっぱいに咲きこぼれるように、サクラソウがピンクや赤、白の花を咲かせています。

 3月13日(火)、登校してくる子供達に、そのかわいらしい花を紹介していました。
 ある5年生の4人組にサクラソウのプランターを示した時です。その中の一人が、サクラソウを見ながら「ああ、いい香り!」と言いました。
 その声を耳にした私は、「その香りは、サクラソウではないんだよ。それはね、こちらの梅の花の香り。5年生の朗唱にある『庭上の一寒梅』だよ。」と、そっと訂正しました。
 すると、彼女達は、「あぁ! あの寒梅!」と素早く反応し、紅梅の方に駆け寄ると、「ああ、いいにおいだね。」と言いながら、しばらく紅梅の側に立って花を見ていました。

 詩文の言葉と本物の紅梅の姿、香りが、子供達の中で結び付いた一瞬でした。

 より豊かで、より深い学び、理解を生み出すために、こうした体験、感性の世界を大切にしたいと考えています。

鳴門教育大学の視察を受けて

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 3月8日(木)、鳴門教育大学教授阪根健二先生ら10名と、教育センター指導主事2名が本校を訪問されました。

 10時30分から本校の取組について私から説明を聞いていただいた後、11時25分から4校時いっぱい、各教室を回り子供達や先生方の様子、学校の様子を御覧いただきました。参観のスタートは、体育館で卒業式の練習をしていた6年生による朗唱や合唱で、その後、1年生、5年生、4年生、ひまわり学級、2年生・3年生と参観していただきました。
 その途中、廊下に置いてある雑巾がけや児童用ロッカーだけでなく、掃除ロッカーの扉を自由に開いて掃除道具の整頓の状況を見ていただきました。どこもきちんと整頓されていました。(と思います。)

 校長室に戻られた先生は、開口一番、「これが学校だ、というものを見せていただきました。」と大変ありがたい感想を述べてくださいました。
 また、参観者の皆様から、おおむね次のような感想、意見をいただきました。

○ 6年生の朗唱と合唱は圧巻でした。6年生が一人残らず大きく口を開けて発表していること、あの声、あのテンポで、あそこまで合わせて朗唱ができることに感動しました。合唱はもう出来上がっていると思いました。
○ あのおように6年生が育っているのは、1年生の時からきちんとした指導を丁寧に積み重ねられておられるからだ、ということが参観させていただいて分かりました。
○ たくさんの子供達が挙手し、しっかりと発表していたのが素晴らしかったです。
○ どの教室も、明るい雰囲気で、子供達がしっかり発言していました。特に、道徳の時間というと、かしこまった堅苦しいイメージしかありませんでしたが、あんな風に授業を進めればいいのかと、大変勉強になりました。
○ 先生方が、部の提案などをきちんと受け止められ、それに学年や学級で少しずつ工夫を付け加えながら取り組んでおられるのが分かりました。教職員みんなが同じ方向を向いて丁寧に指導を行われていることが、掲示物や握力用グリップの整備などによってよく窺えました。
○ 小さな、当たり前のことを、きちんと積み重ねていくことが本当に大事だなと思いました。

第1回卒業式全体練習に思う

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 3月9日(金)の10時30分から、本年度最初の卒業式全体練習が行われました。生活部長による、卒業式の臨む心構え、服装、座り方・立ち方の指導、呼びかけ、国歌、校歌の練習など、密度の濃い内容のものでした。

 御存知の通り、本校では1年生から5年生までの全児童が在校生として卒業式に参加します。初めて卒業式の全体練習を行う1年生が、1時間、立派な態度で練習を行うことができました。1年生用の小さな折り畳み椅子に背筋を伸ばして座っていました。横から見ると、床に付けた足が揃って動かず、とてもきれいでした。頭も動かず、私語など少しもありませんでした。歌や呼びかけも、お世話になった大好きな6年生のために頑張っているぞ!という気持ちが伝わってくる素晴らしいものでした。

 卒業式を経験している2年生以上の子供達が立派だったのは、言うまでもありません。
 歌の練習では国歌を久しぶりに歌いました。息継ぎをしないでつないで歌うようにと、随分前に指導されたことをちゃんと守って歌っていました。体育館中に高音が美しく響く、とても素敵な国歌斉唱でした。

 もう言うこと、指導することは何もないと私は思いますが、本校の先生方は、ここがスタートで、これから各学年、各学級で同じ方向を向いて指導が行われ、多くの人に感動を伝え、自分も達成感をもつことができる卒業式が生まれます。
 先生方が、1年生の時から、1年1年、きちんと指導が積み重ねられてきた結果です。子供達が、1年生の時から、上の学年の模範に学びながら、一生懸命努力をし続けてきた結果です。
 先生方や子供達に感謝です。

 練習が終わり、職員室に戻られた先生方の間では、この子供達について、「もう一回目から出来上がっているよね。」「すごいよね。」「これまでの1年1年の積み重ね、指導や経験の積み重ねのお陰よね。」と、話が弾んでいたそうです。
 指導に手ごたえを感じ、子どもの成長・変容を実感している先生方を見ることができることは、この上ない喜びです。

「6年生を送る会」に思う 5

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4年生
 ♪「いーつのー ことーだかー おもいだしてごーらんー」
  「6年生」
  「再び2クラスとなりました。」
  「そして、お二人のイケメンな先生と出会いました。」
   (お面のイケメン登場)
     お面の人 適当に歩く→お面を上げる→自分の場所へ帰る
  「話の途中に動き出す瞬発力は、他の学校に負けません。」
  「困っている人を見つけたら、直ぐに助けることができます。」
  「これはまさに、スーパーヒーローです。」

5年生
 ブルゾン1
 「どうも、さわやかな挨拶、美しい歌声。神崎っ子です。
  もうすぐ卒業する6年生のみんな。
  このまま神崎小学校にいられると思ってない?
  ハッ。(笑)だめ6年生。
  じゃあ、質問です。
  放課後、ずっと学校に残って勉強したいと思います?」
 「残らない。出るの。
  想像してごらん! 未来はまぶしすぎて見えないから!」

ブルゾン2
 「ほら! 朗唱、朗唱!
  え? 朗唱の言葉が難しすぎて、意味が分からない?
  ハッ。(笑)朗唱は昔の偉い人の言葉ばかりよ!
  意味を知ろうとしている時点で、素晴らしいわ!
  じゃあ、質問です。
  おでんのイカの味をよりおいしくするにはどうしますか?」
 「染み込ませるのよ。イカといっしょ!
  とにかく言い続ければ、自然と自分に染み込んでいくから!」

ブルゾン3
 「森川先生! 清水先生! 仕事、仕事!
  え? クラスの人数が多すぎて、宿題を見ることができない?
  ハッ。(笑) ダメ先生。
  じゃあ、質問です。どうしてもほしいものを買いに行って、
  行列ができていたらあきらめますか。」
 「行列と一緒! 我慢して忍耐力をつけるしかないの!
  だって、6年生は1クラスに何人いると思っているの? 35人!」

「6年生を送る会」に思う 4

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<メッセージ・演技(抜粋)>

1年生
 「おおきくなるっていうことは
  たかいところからとびおりられるってこと。
  それもそうだけど
  とびおりてもだいじょうぶかどうか
  かんがえらえるってことも
  おおきくなるっていうこと。」
 「おおきくなるっていうことは
  ゆめにむかって
  いっぽ ふみだすってこと。」

2年生
 「わーーーーい! ぼくたちと あたしは
  神崎大好き少年少女だよーーーー!
  神崎って、最高だよねーーー!
  ふぅーーーー!」
 「こんなぼくたちとあたしは〜、
  神崎大好き! 6年生大好き少年・少女 でしたーーー!」

3年生
 入学式
  「私達は、1年生を気遣う6年生の眼差しから
   やさしさを教わりました。」
 運動会
  「私達は、6年生の堂々とした組体操の演技から
   やり遂げる心の強さを教わりました。」
 オリエンテーション大会
  「私達は、下級生を引っ張る6年生の振る舞いから
   リーダーシップを教わりました。」
 卒業式
  「私達は、その姿すべてから
   最上級生としての立派な態度を教わるでしょう。」

「6年生を送る会」に思う 3

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  6年生が校章旗を    校章旗が中央に  5年生が引継ぎました

 こうした神崎っ子が育っているのは、保護者や地域の方々、先生方のお蔭であることは言うまでもありませんが、下級生がすべてにおいて最高学年である6年生の模範となる姿を見ながら学校生活を送れることを忘れてはならないと考えています。

 上の学年の姿を見ながら「神崎っ子」としてのあり方を学べる子供達は幸せです。そんな子供達と共に学べる私達教職員も幸せです。

 神崎のよさ、伝統を、年々確実に継承していく素地ができつつあることを、嬉しく思い、感謝している毎日です。

「6年生を送る会」に思う 2

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 他にも、素晴らしいなぁと思ったことが三つあります。

 一つ目は、こうした出し物をしている時の動き、表情と、開会、閉会の態度や、移動や初めと終わりの挨拶をする時の態度とを、ぱっぱっと切り替えることができることです。静と動、自制と発散、といったメリハリをつけて行動できる子供達の姿を見ることができました。

 二つ目は、在校生の子供達の6年生に対する言動や拍手、態度を通して、6年生に対する親しみの情、感謝の念、なんとしてでも6年生を楽しませてあげたいという思いを感じ取ることができることです。

 そして、三つめは、後で紹介しますが、在校生が6年生に贈ったメッセージの中に、本校が大切にしている教育内容に関係するものがたくさん盛り込まれるようになったことです。

 先生方や子供達の思いが、校訓や学校教育目標が示すところに向かって確実に流れていることを感じることができました。
 そんな子供達の発表に、参観者のお一人から「各学年ともに、そのクオリティーの高さにびっくりしました。」と子供達への賞賛の声をいただきました。

「6年生を送る会」に思う 1

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 3月2日(金)の3、4校時に「6年生を送る会」を行いました。

 実は、私は、毎年、「6年生を送る会」を見る度に、ホッとするのです。なぜでしょうか?

 この5年間、「校訓」「躾の三か条」「神崎っ子の誓い」「神崎っ子の朗唱」を柱に道徳教育を推進し、落ち着いて前向きな授業時間の態度や、学校朝会などに凛とした雰囲気を生み出すきりっとした姿勢、神崎式の挨拶を行う礼儀正しさなどが育ち、それに伴って学力も高まり、地域の方々から、また、教育関係者の先生方から、高い評価をいただけるようになりました。
 私は、そのことを有難く感謝すると同時に、人生をたくましく生き抜くために必要な「覇気」が子供達に身に付いているだろうかと、いつも心配しているのです。

 そのような不安を少し軽くしてくれていたのが、「6年生を送る会」などの行事で見られる子供達の姿でした。

 今年も、「やる時はやる!」、そんな子供達の姿を見ることができました。
 あたたかくて、張りのあるよく通る声。明るく楽しそうな表情。躍動感あふれる動き。多くの児童、参観者を前にしても物おじしない演技。やる時はちゃんとやってくれるなぁと、安心しました。

いよいよ春が

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    2月20日      2月28日      3月1日

 3月1日(木)、3月になりました。今週に入り、あの朝の厳しい寒さが少し緩んできました。そして、昼には気温が10度を超えるようになり、とても暖かく感じるようになりました。
 今週の初め、北校舎の裏側にある木々の間から、鶯の鳴き声が聞こえたそうです。また、中庭では、2月の最後の日に、遂に紅梅が一輪、花を開きました。花壇では広島菜が黄色い花を咲かせ始めました。チューリップやスイセンなどの芽が伸び始めました。
 いよいよ待ちに待った春の訪れです。
 これから6年生を送り出し、新1年生を迎えようとしている神崎小学校。笑顔いっぱい、花いっぱいの、もっともっと楽しく美しい学校にしていきたいなと思っています。

上の学年の姿に学び続ける神崎っ子

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 2月27日(火)に、竹本先生をお招きして音楽朝会を行いました。卒業式で全校合唱する「Stand Alone」を指導していただきました。

 竹本先生は、美しい歌声、聞く人を感動させる歌声を生み出すには、その源となる心、思いが必要であると常々指導され、それを「いい顔、いい声、いい心」と短く表現されています。お世話になった大好きな6年生を心を込めて送り出したいという思いを引き出すために、6年生に手を引いて連れて行ってもらった遠足のことなど色々なお話をされましたが、その中に、1年生から5年生に向けてた次のようなお話がありました。
 「1年生は、とっても素敵な歌声で歌えるようになりましたね。それは、6年生のお兄さん・お姉さん達が、あんなに素晴らしい歌声と態度で歌う姿を見てきたからなんです。それを1年、1年、積み重ねていって、やがて、この6年生と同じように、卒業式でこのひな壇に立つのです。」

 校長室に戻ってからも、次のように話してくださいました。
 「これからも入学してくる子供達は、6年生から2年生の立派なあの歌声を聞き、あの態度を見ながら育つのですから、これからも大丈夫ですよ。」

 本校では、異学年に学ぶこと、特に上の学年に学ぶことを大切にしています。それを可能とする範たる上級生がいてくれることを嬉しく思い、感謝しています。

厳寒の中、梅の蕾が膨らんでいます!

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 立春を過ぎたというのに、1月の下旬から今日まで、日本列島は「超一級の寒波」、「数年に一度の寒波」と呼ばれる程の寒気の影響で、広島も厳しい寒さに襲われています。庭では、花木は葉を落とし、小さな芽は花開く春を夢見ながら風雪にじっと耐えています。

 この姿に私がいつも思いを馳せるのは、雛祭りに華やかな彩りを添える桃の花でも、春の喜びを全身で伝える満開の桜の花でもありません。それは、二月の凛として澄み渡った寒気の中、仄かな香りを漂わせながら、美しい花を咲かせる梅の木の姿です。
その傍らに立つ時、にっこりと微笑んでいる梅の木に語りかけられているかのような錯覚に陥る時があります。
 「人生には、身も心も凍えてしまう程に辛く苦しい時もありますよ。しかし、どのような逆境にあっても、耐えるべき時にはじっと耐え、誰よりも先に春の訪れを告げ、ふくよかな香りで人々を包み込める人になってくださいね。」
 苦難、逆境は誰にでも訪れます。それに正しく処する時、私たちは志をより確かなものにすることができます。「私」という美しい花を咲かせる力を蓄えることができます。そして、梅の花のように、誰よりも先に春の訪れを告げ、ふくよかな香りで人々を包み込むことができる「私」になれるのです。

 同志社英学校(後の同志社大学)を興した新島襄先生は、このような梅の姿を一つの詩に詠われました。

 寒梅
庭上(ていじょう)の一寒梅
笑って風雪を侵(おか)して開く
争わず 又 力(つと)めず
自(おの)ずから百花の魁(さきがけ)を占(し)む

(【大意】暦の上では既に春というのに、未だ寒さの厳しい中、庭先の一本の梅の木が、凍えるような風や雪に耐えながら、にっこりと微笑むように花を咲かせた。一番に咲こうと、ほかの草木と競い、争っている様子もなく、また、独り力んでいる風もなく、あらゆる花の魁となって咲いているよ。)

 5年生の朗唱の一つに選んでいるこの詩を、より実感的に理解し、深く味わい、身に付けて欲しいと願い、昨年、中庭に紅梅と白梅を植えました。この寒さの中でも、蕾が膨らみ、小さくて茶色一色だった外皮に、赤や白の色を付けています。花が開くのも、もう間もなくです。

これが本校の教職員の力です!

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 2月6日(火)、学校朝会でのことです。

 初めに、2月の生活目標「短く はっきり よい返事」について、生活部から指導がありました。子供達は、学年毎に「短く はっきり よい返事」を実演しそれぞれ褒めてもらったり、学校朝会のような特別な機会にできるだけでなく、普段の何気ない生活の中でも意識してできるようになることが大切であることについて指導を受けたりしました。

 そして、その後のことです。今日は、文集ひろしま、校内書道コンクール、体力優秀賞の3つの表彰がありました。その際、それぞれの担当の先生が、全員、「先ほど、生活目標の『短く はっきり よい返事』について指導があったように、名前を呼ばれたら、きちんと返事をしましょう。」といった一言を添えて、受賞者の呼名をしたのです。勿論、閉会を行った司会の先生も同じです。

 一つの指導が、点で終わらず、線となり、面となっていく。一つの指導の場を受けて、その後、4名がそれに関連付けた指導を行いました。それを行う教員集団であることが、本校の様々な成果を生み出している要因であると、改めて実感しました。
 本校の素晴らしい教職員集団を誇りに思っています。

心が通い合った嬉しい瞬間

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 今週、来週と、1年生の道徳の授業をもとに、低学年ブロックで授業研究を行っています。昨日、2月5日(月)には、1年3組の道徳の授業を観させてもらいました。

 最初から最後まで、子供達は集中して子供を思う親心について考え、書いたり発表したりして深めていました。半年前に比べて、一人一人がそれぞれに立派に成長している様子を見ることができ、とても嬉しく思いました。
 その中に、とりわけ心に残った子供がいました。45分間、こわいほど真剣な顔で学習に取り組んでいた子供です。

 2月6日(火)の朝、寒気の中を登校してきたその子を見つけました。挨拶を交わした後、私は「昨日の授業、とってもよく頑張っていたね。校長先生、すごいなと感心したよ。」と気持ちを伝えました。
 正面に相対していた時は、笑みも浮かべず少しうなずいただけでしたが、私の横を通り過ぎた瞬間、前を向いたままの横顔が、破顔一笑、嬉しさいっぱいの笑顔に変わったのを見ました。
 きっと、自分でも、「頑張ったぞ。」という気持ちがあったのだと思いました。
 心が通い合ったような、とっても嬉しい瞬間でした。

異学年に学ぶ取組の成果 〜6年生「神崎未来プロジェクト」の発表を通して〜

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     答える6年生          質問する5年生

 1月31日((水)の5校時、6年1組、2組の教室で、5年生の全児童と、地域の方や保護者をお招きし、総合的な学習の時間「神崎未来プロジェクト」の発表会を行いました。
 6年生による「神崎未来プロジェクト」の取組は、本年度で4回目となります。どのグループも、これまでの学習や経験の積み重ねが活かされた素晴らしい発表でした。音声的にも、視覚的にも、大変分かり易く、発表する力も育っているなぁと思いました。
   → こちらから発表の様子を御覧ください。   

 このように、6年生のこれまでの取組と発表については、ここで改めて詳しく述べるまでもありませんが、今年、それに加えてよくなったなぁと思ったことがありました。それは、「異学年に学ぶ」ことが、かなりよくできるようになったことです。

 私が参観していた学級では、最後に、担任が「プレゼンを聞いての感想や、6年生に聞いてみたいことを発表してください。」と5年生に振られました。
 6年生の発表に圧倒され気味だった5年生、どうするかなと見ていると、次々と手が挙がりました。そして、感想だけでなく、「いつ頃から取組を始めたのですか?」「どのようにしてテーマを決めたのですか?」などの質問や、「来年、自分達がやる時に生かしたいと思ったことは・・・。」といった、今の自分達の学習に生かそう、来年度に自分達が取り組むときの参考にしよう、という姿勢が強く感じられました。
 また、質問を受けた6年生も、さっ、さっと手が挙がり、しっかりと答えていったのです。表情や発言内容に、余裕や自信さえ感じられました。

 1年生と2年生、3年生と4年生、5年生と6年生、保育園と1年生、中学生と6年生、また、学校全体でと、様々な形で取り組んでいます。その成果の一端がこのような形で見られ、嬉しく思いました。

感動をありがとう! 〜1年生・2年生の音楽発表〜

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 1月30日(火)、7時25分ぐらいに中庭に行くと、既にランドセルに黄色いカバーを付けた1年生が5人、見えない線の前に立っているのが見えました。気温は氷点下1度以下の、厳しい寒さです。1年生ばかりでしたので、「あれ!?」と少し驚きました。
 最近は、余りにも寒さが厳しいので、特例措置で7時30分から順次校舎内に入れるようにしていましたが、風邪を引かせてはいけませんし、安全上の問題もありますから、「学校に登校してもいい時刻より随分早いですよ。こんなに寒いのに、風邪を引かないように気を付けてね。何時に家を出たのですか。」とお決まりのお話をしました。
 すると、この5人の1年生が、それは、それは素敵な笑顔と光の玉が次々とはじけるような声で、「7時15分に家を出たよ。」「今日はね、歌の練習があるの。」「音楽朝会で歌うの。」と口々に話し始めました。
 今日は、音楽朝会があり、そこで1年生・2年生が、合同で歌の発表をすることになっていたのでした。それをこんなに楽しみにし、こんなやる気をもって登校していたのです。そんな様子に私の心はメロメロになり、直ぐに校舎に入れました。
 その後も、続々と1年生が登校してきました。いい顔をして。

 7時50分頃から1年生・2年生は体育館に移動し、竹本先生の御指導を受け、最後の練習を行いました。そして、本番・・・。
 1年生・2年生の発表では、強弱の効いた、上手に息継ぎをした、とても美しい歌声による発表でした。上級生の子供達や先生方は、歌い終わった1年生・2年生に心からの拍手を送っていました。
 音楽朝会が終わり、ひな壇に整列している1年生・2年生の前に立ち、話をしました。その時、170名の子供達の顔が、一人残らず私の方を向き、340の瞳が私を見詰めているのを感じました。どの顔も、誇らし気でもあるような、充足感の溢れる、光り輝くような表情をしていて、私は、その光に気おされ、めまいのような感覚がしました。
 校長室に戻ると、竹本先生がお話をしてくださいました。「1年生はすごいです。静かに整列し、とってもよく話を聞いてくれます。そして、歌をぶつ切りにするような息継ぎをしていたので、そこを指導したら、直ぐにできるんですから。すごいです!!」

 この子供達がこれから1年1年更に成長を積み重ねていくのです。どんな素晴らしい神崎っ子になることでしょう。私は喜びと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 → こちらから様子を御覧いただけます。   

「神崎の魂」を受け継いで 〜とんど祭りの中で〜

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 1月14日(日)、とんど祭りの当日。低温ながらも天気に恵まれ、体感温度が高く感じられる絶好のとんど日和となりました。

○朝早くから最終の準備をされる多くの方々の姿。
○開会行事が成功するように司会者を支えて動かれる多くの方々の姿。
○一気に燃え上がるとんどの炎、その一点を見つめる櫓を囲む多くの方々の姿。
○あったかい食事をもてなすために一生懸命調理し、満面の笑顔で飲み物や食べ物をふるまっておられる姿。
○火を囲み、おいしい物を食べながら、とっても楽しそうに、笑顔いっぱいに話しておられる地域の方々の姿。
○燃え終わった炭や灰を片付け、グランドを元に戻すためにスコップをふるい、土嚢を運ばれている姿。

 私は、そうした姿を忘れることができません。
 こんな方々によって行われるとんど祭りだからこそ、神崎学区青少年健全育成協議会中元会長は、その象徴である櫓を指して「これは神崎の魂です。」と言われるのです。

 開会式では、中元会長は「笑顔輝け!神崎っ子運動」にみんなで取り組んでいこうと呼びかけてくださいました。続いて、仙波中区副区長は神崎の「笑顔輝け!神崎っ子運動」から始まった「躾の三か条」を中心に据えた取組を中区として推進していることを話され、協力を呼びかけられました。
 本校は、子供達の生涯の幸せのために、今後も、神崎学区や江波中学校区、そして、中区においてまちぐるみで進めていただいている「笑顔輝け!運動」に直結した学校教育を推進し、家庭・地域と一体となって子供達を育ててまいりたいと考えています。
 御支援・御協力の程、宜しくお願い致します。

<校長挨拶 概要>
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 神崎学区の皆様、明けましておめでとうございます。
本日は、神崎とんど祭りが、かくも盛大に執り行われますことを、心よりお祝い申し上げます。また、平素より、本校の児童並びに職員を温かく見守り、支えていただいておりますことに対し、厚く御礼申し上げます。
 さて、5年前、この大きな櫓を前に、中元会長が「これは神崎の魂です。」と言われました。
 以来、その言葉は私の胸に留まり、「神崎の魂」を受け継ぎ、神崎を愛し、神崎のために貢献していこうとする子どもを育てたい、日本人の心、美しい生き方や文化を継承し、発展させていく子どもを育てたいと考え、学校は、校訓「志高く美しく」のもとに、「笑顔輝け!神崎っ子運動」に真正面から取り組み、理想の実現に向けて心を一つにして努力してまいりました。
 こうした中、江波中学校区での成果が認められ、「躾の三か条」を中心とする取組は、中区民の絆を深める地域コミュニティの核として取り上げていただくところとなり、本年度、中区役所の支援のもと、中区の全小学校区に拡がりました。
 私の夢は、この取組が、地域の御支援のもとに、これから先も永く続けられ、「躾の三か条」や「神崎っ子の誓い」の教えが、地域にしっかりと根をおろしたものとなることです。今年、NHK大河ドラマで取り上げられている西郷隆盛の薩摩、郷中教育のように、今の子ども達の子どもや孫の代にも引き継がれ、神崎の教育的風土して定着することです。学校はしっかりと取り組んで参りますので、御支援・御協力の程、宜しくお願い致します。
 本日は、本校の児童、教職員が、たくさん参加させていただいています。どうぞ宜しくお願い致します。
 本日は、誠におめでとうございます。
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