最新更新日:2024/05/17
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校訓「志高く 美しく」のもと、できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校を目指す、神崎小学校のホームページへようこそ!! 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」 躾の三か条、神崎っ子の誓いにみんなで取り組みましょう!

平成28年度の始業を迎え

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 4月7日(木)、平成28年度が始まりました。

 久しぶりに正門で登校する子ども達を迎えました。どの子ども達も、1学年進級し、「やるぞ!」という思いが表情に表れているように思いました。ほとんどの子ども達が、とても気持ちのよい挨拶をし、喜びと力をもらうことができました。今年度も、こんな素敵な子ども達と一緒に過ごせるのかと、嬉しくてたまりませんでした。

<始業式での話の概要>
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 1学年ずつ進級した皆さんに、先ず、心からおめでとうを伝えたいと思います。そして、明日、入学してくる1年生を温かく迎えてくれること、1年生が素晴らしい神崎っ子になれるよう、上級生として、挨拶、返事、靴揃え、聞く態度、学ぶ態度など、よい模範を示してくれることを、期待しています。

 少しの間、校訓「志高く美しく」について考えてみましょう。
 
 皆さんは、大村智(さとし)さんを知っていますか。そう、昨年、ノーベル医学・生理学賞を受賞された方です。 
 日本で、二十三人目のノーベル賞受賞者です。なぜ「志高く美しく」についての話で、この方を取り上げたのか、考えながら聞いてください。
 
 ノーベル賞受賞の理由となった大村さんの業績は、土の中にいる無数の細菌、微生物を調べ、目が見えなくなるなどの恐ろしい病気を引き起こす寄生虫の駆除に有効な物質を発見し、病気を治す特効薬をつくったことでした。
 この薬は、目が見えなくなることや深刻な病気におびえる人々に光をもたらす「革命的な治療法」でした。
 日本では、医師の診断と指示のもとに、薬を飲んでいますね。しかし、世界には、医師のいない村や、医師や看護師のいけないような村、薬の量を決めるために必要な体重計すらない村がたくさんあります。
 しかし、この「魔法の薬」は、そんな村にも届けられているのです。
 村の代表者、ごく普通のおじいさんやおじさんが、「この薬を一回飲んでください。」と、住民一人一人に薬を配っています。
 なぜそんなことができるかというと、この薬が極めて安全な薬だからです。だから、医師でなくても、誰でも配ることができるのです。しかも、何回も飲むことで効果が出る薬がほとんどですが、この薬は年に1回だけ飲めばいいのです。
 だから、世界中の人々が救われているのです。

 それだけでも受賞に十分なことですが、大村さんは、この薬をアフリカや南アジアなどの最も貧しい地域の人々に、無償で提供できるようにしているのです。現在、三億人がその恩恵を受けていると言われ、毎年、四万人もの人を目が見えなくなることから救われています。
 二○○四年九月にアフリカのガーナに行った時、たくさんの子ども達に囲まれ、「薬のおかげで、目が見えなくなることがなくなりました。」と笑顔の歓迎を受けました。

 その一方で、大村さんは、こうして開発した26の新薬について、製薬会社と契約を結び、多くの収入を得ています。そして、こうして自分の働きで得た収益を、自分のものだけにすることなく、大学の研究費にしたり、北里研究所を再建したり、美術館を造って地域に贈られたりするなど、地域貢献に積極的に取り組んでいます。

 大村さんは、これまでの研究人生を振り返り、「何か役に立つことはないかと絶えず考え、人の役に立つことをやりたいと思っていた。」と言われました。
 大村さんのおばあちゃんから「人のためになることをしなさい」と言われ続け、分かれ道に立った時は、それを基準に考えてきたそうです。
 同僚や部下の研究者には、「世のため人のためになる研究をしなさい。」「困っている人を助ける研究をしなさい。」「科学者は人のためにやらなければダメなんだ。人のためにやるということが大事。」と言い続けられてきました。

 志とは何か、美しい生き方とは何か、大村さんの話を通して考えてみてください。
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入学受付、入学説明会で

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 4月1日(金)、平成28年度の入学受付を行いました。入学予定の子ども達と保護者の方が、体育館に集まってくださいました。

 ステージの前に設置された低学年用の椅子に座った子ども達。
 話を聞く時のきまり「足ペタ、ピン、トン、シー」(足をペタッと床につけ、背筋をピンと伸ばし、手を膝の上にトンと置き、口を閉じてシー。)を教えると、みんなきちんとできました。素晴らしい子ども達でした。褒めてあげると、さらに素晴らしい態度になりました。
 そして、保護者の方々に、少し長くなりましたが、子ども達は一歩一歩階段を登るように成長していくこと、それを学校と保護者が信頼し合い、連携して見守り、導いていくことが大切であることを話しました。
 子ども達は、その間も、とっても立派な態度で待っていました。
 入学式の日がとっても楽しみになりました。


<校長挨拶の概要>
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 昨年の4月10日(金)、正門前で、お父さんと一緒に登校してきた一人の1年生と知り合いになりました。彼は、お父さん、お母さんが大好きで、二人と別れて学校に行くのがとてもつらかったのです。お父さんの手を離さず、涙を流していました。
 お父さんもつらかったと思います。お父さんは、それはそれは優しい眼差しで彼を見つめながら、励まし続けていました。そして、最後に、しゃがみこむと、同じ高さになった彼の目を見つめ、「お父さんがぎゅーっとしたら、行けるかな。」と言いました。そして、彼を抱きしめました。とってもすてきなお父さんでした。

 お父さんのパワーをもらった彼は、お父さんの手を離し、一人正門を入っていこうとするのですが、どうしてもお父さんの側に引き戻されてしまいます。
 そばで見ていた私は、思わず、「じゃ、校長先生もぎゅーっとしてあげよう。」としゃがみ、彼を抱きしめました。そばにおられた何人かのお母さん達が、「うゎー、いいね。」「校長先生のぎゅーなんて、特別よ。」と励ましの声を掛けてくださいました。
 その後、彼は、涙を流しながらも、私と手をつないで、振り返り振り返りしながら、靴箱の方へ行くことができました。

 そして、4月13日(月)、正門前でお父さんに連れられた彼に出会いました。今日も、お父さんと別れるのがつらい様子です。
 しかし、今日の彼は違っていました。お父さんの言葉に励まされると、自分から手を離し、涙を流しながらも、振り返り振り返りしながらも、友達と一緒に靴箱の方へ行くことができました。一段、成長した彼の姿がありました。

 4月14日(火)には、お父さんではなく、1年生の友達と手をつなぎ、正門を通ることができました。ちょっと涙目で私を見上げながらも、そのまま靴箱の方へ歩いていきました。少し離れてついて来ておられたお父さんは、門柱の側に立ち、黙って見送っていらっしゃいました。
 「1年生は、日毎に成長の様子が分かりますね。」と言うと、「そうですね。」と、にっこりされました。

 15日(水)には、お父さんの付き添いはなく、1年生の友達と手をつないで、登校してきました。私を見上げた目は、まだ涙目のように感じましたが、ちゃんと登校出来ました。

 そして、16日(木)、1年生の友達と手をつないで登校してきました。私のそばを通る時、今までと同じように私の顔を見上げました。しかし、その目は、今までと違って、「もう泣いてないぞ。」と言っているようでした。凛々しく感じました。

 このように、1日、1日と成長していく1年生の姿を、毎日、各教室で見ることができます。教員であることの特権でしょうか。とても幸せなことです。

 親の愛情をたっぷり受けて育った子どもも、いつか必ず親元を離れ自立しなければならない時がきます。子どもも辛いですが、親も辛いものです。しかし、子ども達は、その成長のステップを、一段ずつ確実に上がっていきます。私達は、親も、教員も、それを信じて、励まし、見守り続けることが大切です。

 そして、この3月16日、卒業式のリハーサルでのことです。私は、ちょうど目の前に座っていた1年生の頑張っている姿に、心を奪われていました。

 「大好きな6年生のお兄さん、お姉さんのために頑張るぞ!」という気持ちが、背筋をぴんと伸ばして座っている姿に、最前列の子供達のきれいに揃った足のシルエットに、6年生の顔を見つめる眼差しに、溢れ出るように現れていました。

 1年前の入学式での、まだ幼稚園の雰囲気が残っている子供達の様子を覚えています。しかし、わずか1ヶ月ほどで、その園児らしさが消え、すっかり小学生らしくなりました。そして、今、卒業式リハーサルの1時間半もの間に、「神崎っ子」として立派に成長した姿を見せてくれました。
 感動しました。

 卒業式では、それ以上に素晴らしい1年生を見ることができました。来賓としておいでくださった地域の多くの方々も、その姿に感動しておられました。

 本年度入学してくるこの子ども達も、必ずや、一歩一歩成長の階段を登り、立派な神崎っ子になっていきます。なぜなら、素晴らしい模範を示してくれる2年生〜6年生の子ども達が側にいるからです。子ども達をしっかりと受け止め、「子ども達のために」を合言葉に、一生懸命指導を行う素晴らしい教職員がいるからです。どうぞ安心してお子様をお任せください。

 また、もし何かありましたら、遠慮なく、担任に、教頭、校長に御相談ください。私達は、いつでも耳を傾け、保護者の方と共に対応してまいります。
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