最新更新日:2024/04/25
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校訓「志高く 美しく」のもと、できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校を目指す、神崎小学校のホームページへようこそ!! 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」 躾の三か条、神崎っ子の誓いにみんなで取り組みましょう!

負けるな!!

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平成24年度の後期が始まりました。今日の始業式では、高学年の4年生、5年生、6年生の頑張っていることをもとに、後期に頑張ってほしいことを話しました。


 校長先生がこの学校に来て、驚いたことの一つに、1年生から6年生までの全学年、校舎の中をよく走ることでした。すごい勢いで走る人が結構いました。「止まれ! 走るな!」と言っても、止まらない人がほとんどでした。
 「曲がり角でぶつかったら、痛いだろうなぁ。」「6年生と1年生がぶつかったら、1年生がふっ飛ばされるだろうなぁ。」「大きな怪我になるだろうなぁ。」と、ぞっとしました。実際、4月は、6日から始まりますから、学校のある日数は16日しかなかったのですが、廊下・階段で17件もの怪我があり、2人が病院に行くことになりました。
 こうしたことから、校長先生は、先生方に、子ども達が校舎内を走らないよう指導することをお願いしました。先生方は、直ぐに指導されましたが、それだけでは走る人が減りませんでしたので、廊下に右側通行の矢印をつけたり、「走るな!」「右側を歩こう!」の看板をつけたりされました。
 こうした取組のお陰で、廊下・階段での怪我の数が4月17件、5月・6月それぞれ14件、7月・9月それぞれ11件と、17件・14件・11件と確実に減ってきて、廊下をきちんと歩く人が増えたように思われます。
 しかし、校長先生が皆さんの様子を見ていると、残念ですが、今もまだまだ校舎内を走る人が結構います。

 そんな中、高学年の人はさすがだと思いました。それは廊下を行き来する態度が変わってきたからです。特に6年生のお兄さん・お姉さんは走る人が少なくなったように思います。
 廊下ですれ違う時の6年生の姿を見ていると、「走ってはいけない。走ってはいけない。」と意識しながら、自分で自分にブレーキを掛けながら歩いている様子が感じられます。また、廊下を走らないことが、もう当たり前のようになって、ゆったり、ゆったりと歩いている人も結構います。
 6年生は、体の大きな人が多いのですが、ゆったりと歩いている人を見ると、中学生・大人に近づいた貫禄と言いますか、落ち着きを感じ、とても頼もしく思います。やっぱり6年生は、神崎小学校の最高学年、全校児童の素晴らしい模範となるべくお兄さん・お姉さん達だと、誇らしく思いました。

 皆さん、この6年生のお兄さん・お姉さん達のように、「廊下を走らない! 右側をゆっくりと歩く!」 このことを自分に言い聞かせながら、毎日を過ごしましょう。

 ところで、私達はよく、「運動会のリレーで勝って、嬉しかったよ。」とか、「昨日の試合、決勝戦で負けて、悔しかったよ。」というように、「勝った。負けた。」ということを口にします。
 勝つことはよいことで、嬉しいことですが、人間にとって、最も素晴らしい勝利、価値ある勝利とは何でしょうか?

 2400年以上も昔、プラトンというギリシャの偉い人が、「最も重要で偉大な勝利は、あなた自身を征服することである。あなた自身に征服されることは、最も恥ずべきことである。」と言っています。

 「廊下を走ってはいけない。人に怪我をさせるかも知れないし、自分が怪我をするかも知れないから。」ということは、誰でも知っていることです。このように、自分のため、人のために、その正しいと分かっていることをきちんと行うことが、自分に克つこと、即ち、自分自身を征服することです。それができる人が本当に立派な人だ、中でも、他の人のためになることを行える人が真の勝利者だと、プラトンは言っているのです。
 逆に、「ちょっとぐらいなら、走っても大丈夫だよ。急がないといけないし。」「誰も見ていないから、走っても怒られないよ。」と、何かの理由をつけて、正しいと分かっていることを行わないのは、自分に負けること、自分に征服されることで、人として最も恥ずかしいことだと、プラトンは言っているのです。

 昔、九州の鹿児島の子ども達の間には、仲間として守るべき3つの掟がありました。「負けるな。嘘をつくな。弱い者いじめをするな。」の3つです。
この「負けるな。」とは、勿論、喧嘩に負けるな、人に負けるな、ということではなく、「自分に負けるな。」ということです。

 校長先生は、神崎小学校の皆さんにも、声を大にして「負けるな!」と言いたいと思います。

 ○ 急ぐので廊下を走らなければ、という誘惑に負けるな。
 ○ 掃除中に、おしゃべりをしたい、という誘惑に負けるな。
 ○ 挨拶をするのは恥ずかしいからイヤだ、という気持ちに負けるな。
 ○ 靴箱で靴を揃えるのは面倒だ、という気持ちに負けるな。
 ○ 勉強は面倒くさいからしたくない、という気持ちに負けるな。

 校長先生も若い頃にこの言葉を知り、努力してきましたが、まだできていません。だから、これからも頑張りたいと思います。皆さんも一緒に頑張ってくださいね。

平成24年度前期を振り返って

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 10月5日の1時間目に、平成24年度の前期終業式を行いました。子ども達と一緒に、1、2、3年生のことを中心に、前期を振り返りました。短い時間でしたが、穏やかな、あたたかい気持ちで式を過ごすことができました。このように前期を終えることができますのも、保護者、地域の皆様の御協力、御支援のお陰です。ありがとうございました。

 以下、式での話の概要です。子ども達との話題の一つにしていただければ幸いです。
 

 今日で平成24年度の前期が終わります。
 皆さんは、既に担任の先生から「よい子のあゆみ」をいただいたことと思います。校長先生は、全員の「よい子のあゆみ」を読みました。一人一人、頑張ったことがとてもよく書かれていて、みんなこんなに成長したんだなと、嬉しく思いました。家の方も、「よい子のあゆみ」を見られて、褒めてくださったことと思います。これからも、立派な人になれるよう、続けて頑張りましょう。

 今日、校長先生は、皆さんと一緒に、この前期を振り返ってみたいと思います。今日は、1年生、2年生、3年生のことを中心にお話ししますので、他の学年の人もしっかり聞いてください。

 最初に、1年生の皆さん、4月6日の入学式で、神崎小学校の立派な小学生になることができるよう、行ってほしいことを三つ話しました。覚えていますか。
 一つめは「挨拶をきちんとしよう」、二つめは、「お話をしっかり聞こう」、三つめは、「友達となかよくしよう」です。

 「挨拶」については、朝、正門や南門の前で見ていましたが、よく挨拶ができています。そして、多くの人が自分から先に挨拶できるようになりました。花丸です。
 「話をよく聞く」については、朝会や運動会で、とてもよくできていると思います。特に、運動会の閉会式での態度は、疲れているのに、とっても素晴らしかったので、こんな1年生は初めてだと思いました。しかし、授業の時の聞く態度は、もう少し、ですね。だから、△です。
 「なかよくしよう」については、休憩時間に遊んでいる様子を見ていましたが、よくできました。○です。

 校長先生は、この3つに加えて、1年生が靴箱の整頓を頑張っていることをお話ししたいと思います。1年生は、5月の終わり頃、担任の先生方から、靴のかかとを靴箱の端に揃えて入れることを教わりました。それ以来、全員が靴箱の靴をきれいに揃えることができるようになりました。学校で一番きれいな靴箱になりました。
 6月のある朝のことです。一人の1年生が少し遅刻して登校してきました。彼は、靴箱の前に来ると、靴を脱ぎ、靴を入れようとしたその時、ぴしっと揃っている靴の様子をちらっと見て、自分の靴を、教えられた通り、かかとを靴箱の端に揃えて入れました。35足のかわいい靴が、一つ残らず、きれいに揃えられた瞬間でした。
 1年生は、とってもよく頑張ったと思います。上級生の皆さん、1年生に「よく頑張ったね。」と拍手をしてあげましょう。

 次は、2年生です。2年生は、皆さんも知っている通り、この前の音楽朝会で、竹本先生から「こんなすごい2年生は見たことがありません。」と褒めていただきました。その時は、2年生の歌声、合唱のことを褒められたのですが、後で竹本先生に話を伺うと、本番前の練習の時も、黙って体育館に入り、黙って雛壇に上がるなど、態度がとってもよかったのだそうです。
 歌だけでなく、行動も含めて、褒めて頂くなんて、素晴らしいですね。とても立派です。3年生以上の皆さん、2年生に「よく頑張ったね。」と拍手をしてあげましょう。

 最後に、3年生です。校長先生は、3年生の授業の様子を度々見させていただきましたが、授業中、きちんと席について、先生や友達の話を黙って聞くことができるようになりました。また、しっかりと自分の意見を書いたり、発表したりすることができるようになったと思います。
 また、休憩時間、特にロング昼休憩には、運動場で友達と、しっかりと遊ぶことができています。とても仲がよい学級、学年だなと思います。

 そんな3年生ですが、昨日、一人の友達が突然、転校することになりました。帰りの会で、その知らせを受けたクラスの友達は、とってもショックで、悲しくなりました。中でも、一の友達だった一人の男の子は、辛くて、辛くて、もうたまらなくて、どうしていいか分からなかった。見送りに靴箱の所に来た時も、辛くてたまらない様子が見て分かりました。そして、なんとか手紙を書こうとするのですが、なかなか書けない。担任の先生が送って行かれたのですが、先生が学校に帰ってこられた時も、その子は靴箱の所で苦しんでいました。そして、先生の顔を見ると、少し安心したのでしょうか、時間をかけてお別れの手紙を書くことができました。
 校長先生は、その姿を見て、この子はとても心の優しい人だな、二人は本当の友達だったんだなと、心が熱くなりました。きっと、転校していった人は、そんな友達の姿を見て、「寂しいけど、辛いけど、僕には、こんな素晴らしい友達がいるんだ。」という気持ちをもって、転校先でも、きっと頑張ることができると思いました。
 3年生は、こんな優しい気持ちの子ども達が集まっています。とても温かな素晴らしい学級、学年に育っていると思います。4年生以上の皆さん、3年生に拍手をしてあげましょう。

 皆さん、明日から、3連休です。それが終わると、後期が始まります。後期には、更に高い目標をもち、みんな一緒に頑張っていきましょう。

ちょっと思い出したこと

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 朝、正門前で、下を向いて歩いてくる女の子と出会いました。
 「おはよう! 元気ですか?」と声をかけると、その子は、ぱっと顔を上げて、素敵な笑顔を返してくれました。
 その瞬間、「あぁ、この子は大丈夫だ。」と思うと同時に、彼女から何か大きな喜び、元気をもらったような気がしました。

 そして、「微笑むこと」について、次のような話を思い出しました。
 
 学生の頃、アメリカ合衆国西部のある敬虔なクリスチャンの家庭にお世話になった時のことです。御両親との話が「家庭でのしつけ」のことになった時、お母さんがこんな話をしてくださいました。
 「日本とは違うかもしれませんが、私達が最初に子ども達に教えることは、『微笑むこと』です。人にお会いしたら、先ず微笑みなさいということなんです。そして、鏡を見ながら、微笑む練習もさせます。そして、相手を幸せな気持ちにさせる笑顔の魅力を分からせるんです。」

 「神崎の子どもって、みんな笑顔が素敵なのよね。」という評判が立つようになったら、そして、「これが『神崎スマイル』です。」と紹介できるようになったら、いいなと、思います。

音楽朝会での竹本元校長先生のお話

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 9月25日(火)、音楽朝会で竹本元校長先生に御指導をいただきました。今月の歌は「COSMOS」、今月の発表学年は2年生でした。

 竹本先生は、開口一番、体育館に入場する児童の態度を褒められました。「私は、市内のたくさんの学校に指導に行っていますが、こんなに静かに入場し、黙って待っていることができる学校は初めてです。」その後、子ども達は、最後までよい態度で、一生懸命に合唱に取り組みました。

 そして、2年生の発表の前にも、8時からの練習を聞いておられた竹本先生は、「私は、長い間、音楽の指導をしていますが、こんなにすごい2年生は初めてです。しっかり聞きましょう。」と褒められました。発表では、子ども達は見事な頭声で、美しい歌声を披露しました。「2年生が見事な合唱になっていましたね。」発表が終わると、またこの一言を子ども達に投げかけられました。

 子どもが一生懸命頑張ってできるようになった時に、そのことを的確に褒める(評価する)ことの大切さを教えていただきました。

 そうした指導の中、全体合唱の時間には、体育館中がそれはそれは美しいハーモニーで満たされました。私は、最初から最後まで、うっとりとしてその中に浸っていました。これまでの本校の先生方の指導の積み重ね、そして、竹本先生の御指導の成果を体全体で感じました。

 「これで音楽朝会を終わります。これから皆さんは教室で勉強を始めます。勉強は、立派な人になるために、とても大切なことです。でも、頑張ろうとしないと、努力しようとしないと、力はつかないんですね。一生懸命勉強して、新しいことができるようになってください。そして、立派な人になってください。これが歌詞の中にある『命の炎を燃やせ』ということなんですね。」
 竹本先生の終わりの言葉は、「COSMOS」を一生懸命歌ってきた子ども達にとって、また、それを聞いてきた私にとって、とても説得力があって、すっと心の中に入っていきました。

子どもの姿に

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 9月に入っての朝夕の涼しさや、特にここ2、3日の朝の肌寒さに、秋の訪れを感じるこの頃です。
 朝、正門に立っていますと、落ち葉が目立つようになり、ついつい竹ぼうきや熊手をもって、掃除をする時間が長くなってしまいます。


 今朝も校庭を掃いていますと、一人の男の子が、「校長先生、落ちていました。一緒にお願いします。」と、ちり取りにティッシュのようなものを入れて、さっと立ち去りました。

 何やら嬉しい気持ちになり、今日一日、元気に過ごすことができたように思います。

※ 写真は、校長室に置いているメダカの水槽に入れていたタヌキモが花を咲かせた様子です。

メダカの家づくり

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 9月に入りましたが、残暑は厳しく、観察池のメダカも活発に泳ぎ回っています。2センチを超えるものから、孵化して間もないような小さなものまで、様々な大きさのメダカが群れをつくって泳いでいます。童謡「めだかの学校」そのままの情景です。

 こうしたメダカの様子を、1年生の子ども達にもよく見えるようにして見せてやりたいと思い、観察池のメダカをすくって、水槽に移すことにしました。
 今週から、1年生の児童が助けてくれて、1日に一つずつ、「メダカの家」をつくっています。
 水槽で見るメダカの姿は、とてもかわいくて、思わず時間を忘れてしまいます。

 まとまった数になりましたら、「メダカの家」を公開しようと考えています。

読書のすすめ  〜偉人伝・歴史〜

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 昔、中国や日本など、東洋では、知識・技能を身に付けさせる学問だけではなく、仁徳を養い、人物を育てる「修業の学問」が重視されてきました。そして、この「修業の学問」において特に重視された分野の一つが、人生をいかに生きてきたかという尊い生の記録、そして歴史を学ぶ「史の学」でした。
 小学校中学年から、国語科や社会科などの内容に位置付けられている伝記の学習や「郷土の偉人」、歴史といった学習は、こうした「修業の学問」としての価値を含んでいます。

 子ども達が、身近の人々だけでなく、読書を通して、「こんな素晴らしい人になりたい。」「この人のように、世の中の役に立てる仕事がしたい。人々を幸せにする仕事がしたい。」というように、人生の目標とする人物に出会うこと、そして、人生の志を立てることは、これからの人生を有意義なものとする上で、とても大切です。

 こうしたことから、本校の学校図書館では、偉人伝や歴史の本を、本年度も新たに購入し、充実させています。(「なでしこジャパン」「長友佑都」「メッシ」などのスポーツ選手の伝記もあります。)御家庭でも、是非、こうした種類の本もしっかり読むよう、励ましていただければと思います。

体力の向上を図るために

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 全児童を対象に実施した体力テスト(平成24年度新体力テスト)の結果を分析し、本校では、1年生から6年生を通して、「握力」、「長座体前屈」、「ソフトボール投げ」が全国平均に比べて全体的に低いことが分かりました。

 こうしたことから、8月、本校では、投力と柔軟性を中心に体力の向上を図るため、次のような取組を進めることを決めました。(平成24年度 体力つくり推進計画

(1)体育の授業に、柔軟運動や体つくり運動の時間(5分〜10分)を位置付ける。
(2)ドッジボール大会(12月頃)、長縄大会(2月頃)を位置付ける。
(3)自主的・主体的に体力つくりに取り組む態度と習慣を養うため、体力アップハンドブック(市教委)を活用する。

 9月4日(火)の昼休憩はロング昼休憩でしたが、今まで以上に運動場にいる子どもの密度が高いように思いました。また、ドッジボールを行っている児童が増えているように思いました。
 12月のドッジボール大会に向けて、動き始めたようです。

夏休みの読書について

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         夏休み中に貸し出しの準備を終えた新刊図書

 9月3日(月)、校内巡回中に1年1組の教室に入りました。1組はちょうど休憩中でした。案の定、子ども達が、夏休みに読書を頑張ったことを、口々に話し始めました。

「校長先生、僕、28冊、本を読んだよ。」
「私は12冊。」
「8冊。宇宙の図鑑の、厚いのを8冊読んだ。」
「僕は52冊。」 等々

 すると、田渕先生が、すかさず「そうそう、校長先生と夏休みの読書についてお話ししないといけませんでしたね。校長先生はいかがでしたか?」
 「校長先生は、皆さんに読書の目標をお話ししたお陰で、見たいテレビや映画を少し我慢して、本を読むことができました。校長先生が読んだ本の数は、11冊でした。」
 田渕先生や子ども達は、「校長先生、よく頑張って読みましたね。」ということで、大きな拍手をしてくださいました。
 実は、子ども達と約束した手前、目標(10冊)達成に向けて、朝、夕、ちょっと頑張ったものですから、拍手は嬉しかったです。
 子ども達も、しっかり読書をしたようで、嬉しく思いました。

 読書習慣は生涯の宝です。学校をあげて、読書指導の一層の充実に取り組んでまいります。

1年1組の子ども達と対決(夏休みの読書)

いじめを絶対に許さない学校を

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 9月3日(月)の学校朝会で、校長として子ども達に話をしました。この後、すべての学級で、校長の話を受けていじめについて学級指導しました。
 今後も、定期的に児童や学級の様子を把握し指導に生かすとともに、栽培活動・音楽活動・奉仕活動・読書活動などの心を耕し豊かにする教育活動の充実を図ってまいります。


学校朝会 1
 学校朝会で、子ども達に語りかけた話の要旨は、次のとおりです。

「今から、とっても大切な話をします。いじめについてです。

 いじめは、特定の人の心や体を責めたり、叩いたり、蹴ったりするなどして、人に悲しい思いや苦しい思い、辛い思いをさせることです。いじめは、人を人と思わない行いであって、人間として絶対に許されないことです。人間として絶対にしてはいけないことです。

 目を閉じてください。自分自身のことをそっと振り返ってみましょう。
○友達の教科書やノートを破ったり、靴や筆箱を隠したりしたことはありませんか。
○みんなで一人の友達を無視したり、仲間はずれにしたりしたことはありませんか。
○その人に分かるように、わざとひそひそ話をしたことはありませんか。
○友達が失敗した時に、みんなで笑ったりはやし立てたりしたことはありませんか。
○友達にあだなを付け、みんなでからかったり、はやしたてたりしたことはありませんか。
○黒板や机、ノートなどに、その人の悪口を書いたことはありませんか。
○友達を脅してお金を持ってこさせたり、お店の物を盗らせたりしたことはありませんか。
○友達に「あほ、ばか、死ね」などと言ったことはありませんか。
○友達を叩いたり、蹴ったりしたことはありませんか。

 静かに目を開けましょう。

 今、お話ししたようなことをされて、辛い思いをしている人がいることが分かったら、校長先生は、また、神崎小学校の先生方は、どんなことがあってもその人の味方になり、どんなことをしてでもその人を守ります。

 もし、神崎小学校に、こんないじめを受けている人がいたら、一人で我慢したり、一人で悩んだりしないで、直ぐに担任の先生に相談してください。先生達は、どんな時でも、皆さんから話をしっかり聞いてくださいます。そして、話を聞いた先生は、そのことを校長先生を初め、他の先生方にも知らせ、神崎小学校の先生全員が力を合わせて、いじめられている人を守ります。できることをすべて行って、いじめをやめさせます。だから、安心して先生方に、相談してください。

 また、もし、神崎小学校に、いじめを行っている人がいたら、直ぐにいじめをやめてください。何度も言いますが、いじめは、人間として最低のことです。人間として絶対にしてはいけないことです。いじめられている人は、いじめている人が思っている以上に辛い思いをしています。いじめは、相手の人の心を傷つけ、体を傷つけ、最悪の場合には、相手を殺すことにもなりかねない、ひどいことです。何よりも尊い命を奪うことにもなりかねないのです。直ぐにいじめをやめましょう。そして、二度としないと決心しましょう。

 そして、もし、神崎小学校に、人がいじめるのを見て、そんなことはしてはいけないよと、注意しようと思ったのだけど、少しだけその勇気がなかったので、黙って見ていたという人がいたら、次からは、いじめをやめさせるように、言葉や行動に移してください。いじめられている友達を助けようとする姿勢を示すだけで、それはきっとその友達の助け、救いになります。もし、自分で言うのが難しかったら、先生に直ぐに教えてください。
 これは、告げ口ではありません。友達を助けようとする、優しさと勇気あふれる、正しく気高い行為です。校長先生を初め、学校の先生方は、教えてくれた人を立派だと思います。心から感謝します。そして、直ぐにいじめをやめさせます。また、声を上げてくれた人、行動を起こしてくれた人が、いじめられたり、いやな思いをしたりすることがないよう、守ります。

 今年の入学式や始業式で、校長先生達は、神崎小学校を「みんなの笑顔が輝く楽しい学校」にしたいと心から思っていることをお話ししました。
「どうか先生達に協力してください。先生達と一緒になって、いじめを絶対に許さない学校、みんなが仲良くする学校、神崎小学校の全児童が、朝起きた時、学校に行くのが楽しくて、嬉しい気持ちでいっぱいになるような学校をつくっていきましょう。」

学校が始まりました 〜正門で〜

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 9月3日(月)、学校に子ども達が帰ってきました。

 いつものとおり、教頭先生と分担し、正門と南門で子ども達を迎えました。

 どの子も大きく膨らんだ手提げをたくさん持っての登校です。
 
 久しぶりの学校ですので、朝から疲れたような表情が多く見られ、挨拶も心なしか元気なさそうでした。



 しかし、子ども達は、短い間に、いろんな話をしてくれました。

 「工作を3つ作ったんよ。ほらね。」
 「きのう、夏休み最後の日に、海に行ったんよ。」
 「校長先生、畳を寄付してもらったんでしょ。テレビに学校がずっと映ってたよ。」
 「家にもって帰ったアサガオね、まだたくさん花が咲いているよ。」
 「もうちょっと夏休みが長かったらいいのに。」「全部夏休みだったらいいよ。」

1年1組の子ども達と対決(夏休みの読書)

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 7月20日、全体朝会「夏休みを迎える会」の後、1年1組の教室に行き、朝会を踏まえた学級指導の様子を見させてもらいました。

 40分近い朝会の後でしたが、担任の田渕教諭の指導のもと、夏休みの生活のきまりを中心に、朝会で学んだことのおさらいをしました。

 やがて、朝会での「校長先生のお話」に話題が移りました。担任の質問に、たくさんの子ども達が手を挙げ、答えていきました。

T 夏休みに特に頑張ってほしいと言われたことは、何ですか?
C 「読書です。」「本をたくさん読むことです。」
T 頑張って読書をしようと思う人?
C はーい!(全員挙手)

「言いたかったことをよく分かっているな。よし、よし。」と思っていましたが、担任の次の質問に、雲行きが少し怪しくなっていくのを感じました。

T ところで、校長先生は、夏休みに何冊本を読むと言われましたか?
C 10冊です。
T 本を読むために、何をすると言われましたか?
C 朝5時に起きるです。
T 夜も何かすると言われましたね?
C テレビを見るのを減します。

 よく話を聞き、よく覚えているものだと、感心しました。

T 皆さんはどうですか? 
C 「僕も読める。」「20冊ぐらい読めるよ。」「たくさん読みます。」
T それじゃ、校長先生よりたくさん読めるの?
C 「そう。そう。」「たくさん読めるよ。」
T では、どっちがたくさん読めるか、校長先生と対決しますか?
C 「する、する!」「やります!」

 結局、9月3日に、何冊本を読んだか、報告し合うことになりました。
 不安が的中しました。追い込まれてしまいました。頑張ります。

夏休みに子ども達に望むこと

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 いよいよ、44日間の夏休みが始まります。

 神埼小学校では、これまで「楽しい授業や、花、本、歌、友達でいっぱいの学校」を目指し、教職員も子ども達も努力を重ねてきました。その一環として、夏休みには、家で、一人でもできる読書を、特に頑張ってほしいと思います。

 神埼小学校の子ども達は、よく本を読んでいます。しかし、子ども達には、もっともっとたくさんの本を読んでほしい、本を読むことをもっともっと好きになってほしいと思います。そして、自分にとって大切な本に出会い、生涯に渡って味わい続けることのできる人になってほしいのです。

 今から150年以上も昔に、日本の国のために尽くされた、吉田松陰先生は、読書について、「何万冊もの本を読むのでなければ、どうして千年もの時を超えて尊ばれるような立派な人物になることができるだろうか。」と教えられました。そして、その教えを受けた弟子達の多くは、私を捨てて、世のため、人のために尽くす人となられ、150年たった今も、多くの方から尊敬されています。きっと日本の国が続く限り、その方々の名前は語り継がれることと思います。
 神埼小学校の子ども達には、そんな立派な人になるという高い志をもってほしいと、心から願っています。

 夏休みの生活について、各学級での指導に加え、以上の趣旨のことを、7月20日(金)の全体朝会「夏休みを迎える会」で、子ども達に話しました。
 ○朝、早く起きる ○テレビやゲームの時間を短くするなど、工夫と決意次第で、読書する時間を作り出すことができます。目標を立て、是非、たくさんの本を読ませていただきたいと思います。

梅雨明け いよいよ 夏到来

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 学校に着き、車のドアを開くと、そこは強い日射しと蝉しぐれ。

 7月17日に梅雨明け宣言があったと思ったら、一挙に真夏の到来です。登校してくる子ども達を正門で迎えている間も、ずっと蝉の鳴き声に包まれていました。

 うるさいほどの蝉の鳴き声に、登校してくる子どもの多くが、「どこで鳴いているんだろう?」という顔をして、サクラの古木を見上げていました。

「校長先生、ちょっと来て。蝉の抜け殻がいっぱいあるよ。」
 行ってみると、旧尋常小学校の門柱前に、たくさんの抜け殻が落ちていました。
「きっとこの木で鳴いている蝉たちの抜け殻だね。」

「校長先生、蝉を見付けたよ。ちょっと来て。」
 行ってみると、サクラの枝にしっかりつかまって鳴いている蝉が一匹、見えました。
「他にもいっぱいいるはずだよ。」

 あまりの暑さに、正門前にできた日陰に隠れるようにして登校指導をする私に、蝉たちは、「夏が来た! 夏だ、夏だ、夏だ!! 元気だ、元気だ、元気だ!!!」と鳴き続けているようでした。

※ 1時過ぎになると、その暑さに、さすがの蝉も鳴くのをやめたのでしょうか、聞こえるのは運動場で遊ぶ子ども達の歓声だけでした。

江波中学校区の園長先生・校長先生から

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 江波中学校区では、校区内の10の幼稚園・保育園・小学校・中学校の園長・校長が、年間10回程度、会合を持ちまして、それぞれの園・学校を見学したり、校種間の連携を進める取組について話し合ったりしています。7月9日(月)には、神崎小学校において本年度3回目の会合が開かれ、初めに本校の全学級の授業や学校施設を見ていただきました。

 その際、先生方から、児童の様子、学校の様子について、色々と感想をいただきました。
 ○ 学校が本当に静かです。子どもが落ち着いているんですね。
 ○ 靴箱がきれいに整頓されていて驚きました。
 ○ 階段や廊下がとってもきれいです。ゴミや綿ぼこりが落ちていませんね。
 ○ どの学級も、いろんな物がよく整頓され、掲示も丁寧で、きれいです。
 ○ こんな環境の中で生活するから、子どもが落ち着いてくるんですね。 など

 そして、どのような取組をしたのかということに話題が移った時、最後に「先生方の指導がすばらしいんですね。」「先生方が意識してやっておられるからでしょうね。」といった発言をいただきました。

 校長として、何よりもありがたく、嬉しいお言葉でした。

暑い夏でも ロング昼休憩

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 7月10日(火)は、晴れ。給食が始まる頃には、とても暑くなり、今日のロング昼休憩はどうなるのだろうと思っていました。

 給食時間に校内放送があり、ロング昼休憩を実施すること、しかし、途中、水分を補給したり、体を休めたりするため、時間を決めて休憩をとる(?)ことなどについて、説明がありました。

 その様子は、「学校の様子」に3ページにわたり、紹介されている通りです。

 子ども達は、体中から汗を噴き出して遊んでいました。そして、その中に混じって、子どもと一緒に遊んだり、子どもを指導したりしている先生方の姿がありました。

 私は、ありがたいという思いでいっぱいになり、シャッターを切り続けました。

 休憩時間が終わり、玄関まで帰ってきた一人の先生に、「ありがとうね。でも、体調のことはよく考えて、気を付けてやってね。」と声をかけますと、「大丈夫です。私も楽しんでいますから。」と答えられました。

靴箱の整頓 雨が降っても大丈夫! (1年生)

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 最近、雨の日が続きます。長靴をはいて登校する児童も多くなりました。長靴が増えると、靴箱の整頓はどうかな、と少し心配でした。

 しかし、その心配は杞憂に終わりました。今日の大雨の中、登校してくる児童の様子を8時15分頃に見ていますと、長靴の子どもは、靴箱に入れるのは少し大変そうでしたが、教わった通り、ちゃんとかかとを靴箱の端に揃えて入れていました。
 しかも、どの子も必ず、先に揃えて入れている友達の靴をちらっと見て、入れるんです。

 環境が教育する! まさにその通りだと思いました。

いい顔で挨拶を

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 「校長先生と私と、どっちが先だった?」
 正門前で登校してきた女の子が私をつかまえて質問しました。最初、何のことか分かりませんでしたが、今月の生活目標『あいさつは 人より先に 元気よく』を思い出して、「うん、うん。」と心の中でうなずきました。 
 「挨拶、○○さんの方がちょっとだけ早かったよ。」と答えると、○○さんは、破顔一笑、嬉しそうに走って行きました。

 最近、少し離れたところから気持ちのよい挨拶をしてくれる子どもがちょっと増えてきたかなと思っていましたが、合点がいきました。

 今、学校では、「目指せ! あいさつ名人」を掲げ、挨拶の種類、仕方などを指導し、子ども達はよりレベルの高い挨拶を目指して頑張っています。
 ちなみに、最高レベルの5、「挨拶の鉄人」は、「どこでも、だれとでも、立ち止まり、相手を見て(笑顔で)、伝わる声で自分から挨拶することができる。」で、かなり高いレベルになっています。

 私は、「どこでも、だれとでも、立ち止まって」はなかなか難しいと思いますが、せめて子ども達には「挨拶する時は、いい顔で気持ちよくする」ようになってほしいと思っています。

 顔立ちは人様々ですが、笑顔さえあれば、誰でも「いい顔」になります。顔立ちは親の責任。「いい顔」は本人の責任。
 笑顔の訓練を始めてみませんか。

サクラの木の下で

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 正門の両脇に古いサクラの木があります。苔むした太い幹の、大きなサクラです。毎朝、このサクラの木の下で、登校してくる子ども達を迎えていますが、子どもの流れが途切れた時には、ついサクラの木を見上げてしまいます。何十年となく、子ども達を見守り続けてきたサクラの木・・・。

 週の初めには、多くの子ども達がたくさんの荷物を手に提げて登校してきます。ランドセル以外に、二つも三つも荷物を持っている子を見ますと、「たくさん荷物があるね。よく頑張ったね。」と声を掛けてしまいます。

 少し前になりますが、遠足の日の朝、生憎の空模様に、早くから学校に多くの電話がかかってきました。「中止か決行か分からない時は、遠足と学習の両方の用意をして登校させてください。」とお願いしていましたが、少しでも子どもに楽をさせてやりたいとの親心。とてもよく分かりました。その日は弁当も持って行かせなければいけないのですから・・・。

 しかし、親や教師は、いつも、また、いつまでも、子どものそばについていてやれるわけではありません。周りに助け手がおらず、自分一人でどうしてもそのことをやらなければならない状況に置かれた時、あきらめてへたり込むのではなく、とにかく独り歩き始めることができる自信を、そして、最後まで歩き続けることができる力を子どもにつけてやることが必要だと思います。あの遠足の日に、また、週の初めに、家から学校までたくさんの荷物を抱えて歩いてきたという経験を積んできた子どもは、何かがあって独りそんな状況に置かれたとしても、決してへたり込んでしまうことはないでしょう。

 ある賢人は、「学ぶとは、逆境や貧しさに追いつめられることがあっても苦しむことがなく、心を痛め嘆き悲しむことがあっても衰えることがなく、不幸の後には幸福があり、初めあれば終わりがあることを知って惑うことがなくなることを目的とする。」と言っています。
 学校は、文字通り、学びの場です。子ども達が心身を鍛え、生涯に渡ってたくましく生きていく力を身に付けることができるよう、今後も、保護者の皆様の理解のもとに、教育の更なる充実に努めてまいります。

ロング昼休憩を通して

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 本校では、体力づくりと友達づくりを推進するため、毎週火曜日に40分間のロング昼休憩を設け、先生方が計画的に運動場に出て、「みんなで外遊び」を進めています。2ヶ月間、その様子を見ていますと、段々と外で遊ぶ児童の数が増えているように思います。

 先生方の様子を見ますと・・・

  昔、自分がやっていた陣取りなどの外遊びを教えて、一緒に興じている先生。
  学年間で連携し、学年の違う子ども達が一緒に遊ぶ場をつくっている先生。
  学級集団づくりと体力づくりを進めるため、長縄飛びに挑戦させている先生。
  ドッジボールを行い、本気で子ども達とやり合っている先生。
  子ども達を引き連れて、運動場で鬼ごっこをしている先生。 等々

 このように学習指導や分担する校務に熱心に取り組み、更に休憩時間に子どもと達と一緒に遊んでくれる先生方を、私は学校の宝だと思っています。
 
 ロング昼休憩を終わって、掃除を始めた男の子に、「よく遊んでいたね。」と声をかけながら、彼の背中に手をやった時、汗に濡れたシャツを通して、まだ冷めやらぬ熱気が伝わってきました。

     ※ 写真は6月26日(火)の様子の一部を掲載しています。
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