最新更新日:2024/04/30
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校訓「志高く 美しく」のもと、できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校を目指す、神崎小学校のホームページへようこそ!! 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」 躾の三か条、神崎っ子の誓いにみんなで取り組みましょう!

福岡県糟屋地区副校長・教頭会による視察がありました

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 平成25年2月27日(水)の午後、福岡県糟屋地区の副校長先生、教頭先生方32名が、学力向上の実践に学びたいということで、視察においでくださいました。


 ←   とってもいい顔で、楽しそうに
    話し合い活動を行う3年生 
 
 先ず、13時に体育館で、3年生・4年生・5年生が合唱「未来へ」を心を込めて歌い、歓迎いたしました。音楽を専門にしておられる教頭先生が代表して、○歌う時の表情や姿勢がとてもよいことに関心したこと ○それぞれが異なる声質をもつ3つの学年による合唱なのに、一つの声に聞こえる、とても素晴らしい合唱であったこと ○今までいろんな所で合唱を聞いてきたが、こんなに感動したことはないこと、などを子ども達に話してくださいました。

 次に、図書室に移り、本校の学力向上の取組について、教務主任の小西教諭が説明し、質疑応答の時間をとりました。

 そして、13時45分からのドリルタイムの時間、14時5分からの5校時に、全学級を公開し、自由に授業を参観していただきました。

 私も全学級の様子を観て回りました。各クラスの授業、子ども達の姿の中に、この1年間、それぞれの教諭が積み上げてきた研修、指導の成果を見たように思います。(「できる喜びいっぱい作戦」でも紹介していきます。)

 また、当日、教育委員会指導第一課からも、本校の担当である森川敦子指導主事が来られました。歌の発表や全学級の授業を観られ、「3、4、5年生の合唱には心が震えました。」「神崎小学校は、いつでも、どこででも、授業を公開することができますね。」との感想をいただきました。

 今後も、より質の高い授業を提供できるよう、取り組んで参ります。

大切な宝 〜6年生を送る会を終えて〜

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            3、4、5年生による合唱「未来へ」の発表

 2月19日(火)に開催しました「6年生を送る会」には、たくさんの保護者、地域の方々に御参観をいただき、ありがとうございました。

 どの学年の子ども達も、卒業していく6年生、お世話になった6年生のためにという気持ちをもって、一生懸命に、そして、心から楽しんで演奏や演技をしていると感じました。

 当日の朝も、ほとんどの児童が、いつもより元気に登校していたように思います。ある3年生の児童は、正門から5メートル以上も離れた所から、自分から挨拶をしました。彼が私より先に挨拶をしたのは、この10ヶ月で初めてのことでした。
 「今日の送る会、頑張ってね。」
 「うん。」
 「何をするの?」
 「それは、ヒ・ミ・ツ!」
 彼は、楽しそうに走り去っていきました。
 演技は勿論ばっちりで、とても楽しそうに、体全体を使って踊っていました。

 こんな子ども達を見ることができることは、校長として大きな喜びですが、それを生み出しているのは、本校の教職員一人一人の力です。

 歌唱指導に入ってくださっている竹本先生は、1時間半の間、体育館2階から、ずっと見ておられました。そして、「先生方がよく指導しているね。」と、こんな感想をくださいました。
 1 合唱「未来へ」をはじめ、歌や合奏の質が高く、素晴らしかった!
 2 寒さや時間の長さを全く感じない程、楽しい出し物ばかりだった!
 3 参加している児童の態度がとてもよかった!
 
 普通に演奏して「卒業おめでとう!」と言うだけで済むところを、本校の先生方は、アイディアを出し合って、一つ二つとウィットに富んだ素晴らしい味付けをしてくださっていました。
 1年;音読タイムで暗唱した「ことわざ」の活用や手話の導入
 2年;2色のボンボンによる躍動的な動きや飾り、メッセージ
 3年;リズムに合わせた呼び掛けとダイナミックな踊り
 4年;選抜チームのダンスと「当たり前体操」による卒業生へのメッセージ
 5年;次々と形を変えながらラストメッセージとなる紙で折った兜、寸劇

 保護者の方々からも、「最初から最後までワクワクしました。」「とっても楽しかったです。」「全然退屈しませんでした。」と大好評でした。

 本校の子ども達、そして、教職員は、私の大切な、大切な宝です。

明日の校内長縄大会に向けて 2

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      1年生です         2年生です         3年生です

 大休憩になると、またまた長縄の練習が、運動場のあちこちで始まりました。
 みんなとってもいい顔で跳んだり、ロープを回したりしていました。
 写真にあるように、高く、素早く跳べています。
 

明日の校内長縄大会に向けて 1

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 明日2月22日(金)に、体力向上を図るため、はじめての試みとして「校内長縄大会」を行います。
 8月にこのことを決定し、各学年・学級とも、12月頃からロング昼休憩や体育の授業などを使って、少しずつ練習をしてきました。
 そして、最近、大会に向けて、子ども達や先生が、一生懸命に練習に取り組む姿が、休憩時間や体育の時間に見られるようになりました。

 今朝も、朝休憩に、1年生が練習していました。とっても上手になっていました。
 先程の1時間目の授業では、4年生が体育の時間に練習をしていました。かなりはやいロープが回される中、全員がスムーズに跳んで行きます。子どもの動きが流れるように見えました。
 学級によっては、3分間で200回を超えているところもあるようです。

 このように下級生がとっても頑張っているので、ちょっと6年生が慌てているという情報も入ってきています。

 明日の長縄大会が楽しみです。各学級とも、自己ベストの更新を目指し、頑張ってくれることを期待しています。

進んで挨拶

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 先日、毎日子ども達の登下校を見守って下さっているガードボランティアの方から、嬉しいお話を伺いました。

 「朝、交差点に立っていたら、男の子が『おじちゃんは挨拶するのが早すぎるよ。僕らが先に挨拶しよう思っても、できないじゃない。』と言ってきたんです。」

 本校では、6月、7月、11月に、生活目標として『あいさつは 人より先に 元気よく』を、2月に『あいさつは えがおで元気に 気持ちよく』を掲げ、指導を重ねてきました。
 こうしたお話を伺うと、御家庭や地域の御協力もいただき、少しずつ、子ども達の意識の中に「進んで挨拶」が定着してきたのかなと、嬉しく思いました。

 今後も、進んで挨拶のできる子どもを育てることができるよう、「まちぐるみ」で取り組めたら素晴らしいなと思います。どうぞ宜敷お願い致します。

「躾の3か条」(挨拶・返事・揃える)について

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 先日、神崎学区のある団体長の方から、次のような話を伺いました。

 「公民館で行われた校長先生の講話を聞いて、家に帰って、早速、孫達に話をしたんです。
 『校長先生が、お父さん・お母さんに自分から挨拶をする子、呼ばれたらはっきりと返事をする子、靴を脱いだらきちんと揃える子になるように、と言われた。お前達もちゃんとやらんと。』と。
 そしたら、靴を揃えることなんか、結構ちゃんとやり始めましたよ。」

 大変ありがたく、嬉しいお話でした。

 家の人や地域の人に自分から挨拶するように躾ると、積極的な態度を育てることができます。
 はっきり返事をするように躾ると、素直な態度を育てることができます。
 靴を揃えるように躾ると、後始末に責任をもつ態度を育てることができます。

 この3つは、子ども達が大きくなっても、どの世界で働くようになっても、人とうまく付き合い、学び、成長していく上で、絶対に役に立つ、生きて働く力となります。
 今から始めて大丈夫です。是非、お子様に声を掛けてあげてください。

子どもが花を咲かせることができる環境を

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 昨年4月にいただいた紅白の胡蝶蘭。花が終わった後も校長室の窓際に置いて世話をしてきました。そして、今、たくさんの枝を伸ばし、たくさんの蕾をつけ、立派な花を咲かせ始めました。
 
 私は、これまでも蘭をいただき、花が終わった後も、水をやったり液肥をやったりと世話をしてきましたが、翌年、新しい花を咲かせたことは、残念ながら一度もありません。

 しかし、今回は、世話と言えば、水を絶やさずにやっただけなのに、写真にあるとおり、立派な花を咲かせ始めました。これは一体どうしてか?

 それは、きっと、一年中、南に面した大きな窓のそばに置かれ、毎日、太陽の光を程よく浴びることができるなど、胡蝶蘭にとって最適の環境があったからだと思います。ですから、絶やさず水をやるだけで、立派な花を咲かせることになったのだと思います。

 私は、これと同じように、神崎の子ども達が、すくすくと育ち、20年後、30年後に大きな花を咲かせることができるよう、学校の中は勿論、保護者や地域の皆様方と連携し、地域においても、子どもにとってよりよい教育環境をつくっていくことができたらと思いました。
 学校、家庭、地域が一体となった「まちぐるみの教育」を更に充実することができるよう、今後とも御支援・御協力の程、宜敷お願い致します。

教育委員会の視察について 2

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   特別支援学級の授業      算数の授業    1年の合同音楽の授業

 指導主事の皆さんは、校長室に戻るや、「11月の時より、更にバージョンアップしていますね。」と感想を述べられました。

 先生方の工夫された指導の中、しっとりと落ち着いて授業に集中している姿、意欲的に活動に参加している姿、考えを自分なりの言い方で表現している姿が見られました。
 各学級とも充実した学習時間になっていたと思います。

教育委員会の視察について 1

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     英語科の授業       社会科の授業      国語科の授業

 2月5日(火)、11月に引き続き、市教育委員会の横山主任指導主事と県教育委員会の植田指導主事が本校の視察に来られました。

 3校時に授業の様子を御覧いただくとともに、校長室で、来年度の取組について協議しました。

あいさつ名人に感激! 〜礼儀正しく 進んで挨拶〜

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 2月6日(水)、心配していた雪が降らず、児童はがっかりし、私達大人はほっとして朝を迎えることになりました。

 今朝、毎日登下校の見守りをしてくださっている地域の方から、とっても嬉しいお話を伺いました。
「近頃、1年生が立ち止まって礼をしながら挨拶をしてくれるんですよ。」と満面の笑顔でお話しくださいました。
 私も、最近、登校してくる子ども達のようすを見ていて、同じように思っていました。

 学校では、「目指せ! あいさつ名人」と題して、5つのレベルを児童に提示しています。

 第1段階;挨拶をされたら、返すことができる。
 第2段階;相手を見て、挨拶をすることができる。
 第3段階;相手を見て、伝わる声で自分から挨拶をすることができる。
 第4段階(名人);立ち止まり、相手を見て、伝わる声で自分から挨拶をすること
           ができる。
 第5段階(鉄人);どこでも、だれとでも、立ち止まり、相手を見て(笑顔で)、伝わ
           る声で自分から挨拶をすることができる。

 これを聞いた時、なんて高いレベルの要求をするのだろうと思いました。しかし、子ども達は素晴らしいです。それに応える力をもっているのですから。

 「礼儀正しい子ども」「進んで挨拶する子ども」を目指し、これからもじっくり取り組んで参ります。御家庭でも宜敷お願い致します。

第13回6学区親善ドッチボール大会 〜地域と連携し体力向上を〜

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     <低学年チーム>     <中学年チーム>     <高学年チーム>

 2月3日(日)に、本校運動場において、子ども会主催により、中島小学校、吉島東小学校、本川小学校、神崎小学校、舟入小学校、江波小学校からなる6学区親善ドッチボール大会が開催されました。各学区子ども会の役員の皆様のお陰により、盛大且つ熱気溢れる大会になりました。
 
 低学年ブロック、中学年ブロック、高学年ブロックにに分かれて熱戦が繰り広げられました。9時の第1試合開始から各ブロック毎の3位決定戦、決勝戦まで、各学区とも3チームの内、いずれかが試合をしているように工夫して試合が組まれていましたので、私は合わせて18試合を間断なく観戦することができました。
 
 本校の各チームは、子ども会の練習でしっかり御指導いただき、低学年チームも、パス回し、キャッチングともに大変上達しており、見ていて思わず「うまい!」と声をあげるような、「おもしろい試合」が続く状況でした。中学年、高学年チームは言うまでもありません。こうした中、予選リーグでは、3チームとも大変よい成績をあげ、優勝決定戦に進出することになりました。

 結果的には、惜しくも3チームとも、優勝決定戦で敗れ、2位(銀メダル)になりましたが、見ている人に、感動と喜び、元気を与えてくれました。心からありがとうを伝えたいと思いました。

 また、最後の表彰式では、さすが、高学年チームだと思いました。賞状等を受け取った時、最後に、代表児童が号令をかけ、みんなで「ありがとうございました。」と挨拶をしたのです。
 私は、この姿を見ることができただけでも、満足したと思います。

 こうした子ども達の姿を見ることができるのも、神崎学区子ども会が、森田会長のもと、「学び、育み、つなぐ」をテーマに、熱心に取り組んで下さっているお陰です。役員の方々、御指導に当たってくださった方々に、心から感謝申し上げたいと思います。

 学校におきましても、こうした地域における活動に連携し、児童の体力向上にむけて、校内ドッジボール大会や長縄大会を新たに実施するとともに、体育科の授業の充実に、ロング昼休憩での運動などに取り組んでいます。

 今後とも御支援・御協力を御願いいたします。

まちぐるみの教育の象徴 「神崎学区とんどまつり」

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 この1月13日(日)に、運動場において、神崎学区青少年健全育成協議会主催による「神崎学区とんどまつり」が盛大に開催されました。

 この祭りを成功させるため、地域を挙げて、長い期間に渡り、協議・計画が進められてきました。そして、前日の12日(土)には、早朝から地域の方々が、竹の伐採、「とんど櫓」の組み立て、お餅や振る舞い物の下ごしらえなど、役割を分担され、手際よく作業を進められました。学校が準備した全児童の書き初めの作品も飾っていただき、遂に完成!
 夕方、運動場に立つ巨大な櫓を一人眺めていますと、本校に着任以来、地域諸団体の方々が熱く語られてきた「子どもは地域の宝。地域で子どもを育てよう。そのためにも地域づくりをみんなで進めていこう!」という思いが、櫓という形になって現れ、私の前に立っているように思われました。祭り当日、主催者挨拶で中元光也会長が「これは神崎学区民の魂です。」と言われましたが、まさにその通りとうなずいた次第です。
 神事が終わり、点火。黒煙の渦巻く中、やがて巨大な炎が高く上がりました。まるで、神崎学区のこうした心・思いが、今後更に熱く、更に高まっていくことを示しているかのようでした。その思いは、やがて火を中心に、多くの子ども達、保護者、地域の方々、教職員が一つの輪になって、餅を焼き、楽しく語らいながら、餅や振る舞い物をおいしくいただかれている様子を見て、確信に変わっていきました。

 神崎学区の子ども達のために、多くの労力・時間をかけて準備してくださった皆様、当日、お集まりくださった皆様、御苦労様でした。そして、ありがとうございました。

思いから行為へ(見えるということ)

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 先日、ある本を読んでいて、宮澤章二さんの『行為の意味』という詩に出会いました。その一節は、前に、テレビで繰り返し流れていたものでした。

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 心は誰にも見えないけれど、心遣いは見える。
 それは人に対する積極的な行為だから。

 思いは見えないけれど、思いやりは誰にでも見える。
 それも人に対する積極的な行為なのだから。

 あたたかい心があたたかい行為になり、
 優しい思いが優しい行為になるとき
 「心」も「思い」も初めて美しく生きる。

 それは人が人として生きることだ。
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 心は、どんなに美しくても見ることはできませんが、それが行為になると、見ることができ、周囲の人々によい影響を及ぼすようになる。

 見えないものを見えるようにすること、「見える化」の意味、価値を改めて考えさせられました。

雪と松

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 松は、細くて痛い針葉ながら、春夏秋冬、どの季節にあっても、いつも変わらぬ緑を保っています。
 雪の積もった今朝、正門横の庭を見ますと、一本の松の木が、梢にかなりの雪を抱えておりました。その抱える腕を下げる素振りも見せることなく。
 
 その様子を見て、一つの歌が心に浮かびました。昭和という激動の時代を昭和天皇としてその生を全うされた陛下のお歌です。


  降り積もる 深雪(みゆき)に耐えて 色変えぬ 松ぞ雄々しき 人もかくあれ


 8年程前に、本を読んでいて、たまたま知った歌ですが、以来、何かあると、心の中で繰り返しています。かくありたいものです。

雪と子ども達

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 今朝、ほとんどの子ども達が、いつもより早く、いつもより明るい笑顔で登校してきました。
 そうです。昨晩の間、雪が降り、程よく積もったからです。
 交通渋滞、転倒事故、道路の雪かき、かなり早めの出勤など、広島でも大人にとっては結構面倒な雪なのですが、子ども達には、これ以上はない幸せな一時を運んでくるようです。

 冬の寒さや雪の冷たさをものともせず、広い校庭で雪合戦や雪だるまづくりに興じる子ども達の様子は、「学校の様子」でご覧下さい。

 すっかり葉を落とした桜や木蓮の梢も雪化粧し、日の光を浴びると、まるで純白の花を咲かせたようです。朝、桜の木の下にいると、時々落ちてくる雪に、桜の花びらが散っているかのような錯覚に陥るのでした。

幼少期における教育の基盤

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 いじめ問題を初めとする少年事件を中心に担当する弁護士大平光代さんの対談「教育の視点」を読みました。その中で、強く心に残ったのは、親の愛情が子どもに与える影響の深遠さでした。
 幼少期の教育の一番の基盤は、「あなたが私達のもとに生まれて来てくれて嬉しいよ。あなたのすべてが大好きだよ。」という親の愛情だと言われています。それは千載不易、万古不易の教育の鉄則で、それを抜きにしては、どんな教育も成り立たないと。
「お父さん、お母さんの愛情は偉大です。それを具体的な形で示し続けるならば、子ども達は、いつか必ずそれに応えてくれる。」そんな勇気をいただきました。

(以下、大平氏の話の概要です。)
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「表皮水疱症(ひょうひすいほうしょう)」という難病があります。
皮膚は、三つの層から成り、それがくっついています。この病気は、そこが不十分なため、寝返りをうつだけで、皮膚がずれ、破れ、水疱ができるのです。この病気はひどい痛みを伴うもので、朝夕二回、水疱一つ一つを専用の針で潰し、軟膏を塗らなければなりません。

 大阪大学医学部に、玉井克人先生という表皮水疱症の専門家がおられます。彼は、この病気の研究と治療を長年続けてきて、一つの信じられない現象に気付きました。それは、この難病を背負っている子ども達が、一人の例外もなく、明朗快活で、いつも笑顔でいるということです。
 毎日が激痛との戦い。しかも、いつ治るかも分からないのに、なぜこんなにも明るく、逆にこちらが癒されるような笑顔でいることができるのか。玉井先生は不思議で仕方がなかったそうです。

 研究が進み、やがて、その理由が明らかになりました。それは、母と子の触れ合いによって活性化された「スキンシップ遺伝子」の働きによるということです。
 簡単に言いますと、この難病を背負って生まれてきた子ども達は、生まれた瞬間から、毎日、朝夕二回、手のひらで全身に軟膏を塗ってもらってきました。その母の手のひらが遺伝子に働きかけ、情動の発達を促し、あの優しい笑顔を生み出したということです。
 難病やハンディという大変な逆境を背負っている子どもであっても、母の手のひらが、母の愛情が、明るく生きる力や人を癒す力を与えるということが、科学的に証明されたのです。
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学校朝会「冬休みを迎える会」で

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 冬休みを迎える子ども達に、「家族のために3つのプレゼントを!」というメッセージを伝えました。12月の学校便りに書かせていただいた「躾の三か条」に関連させたものです。
 クリスマスプレゼントやお年玉をもらうだけでなく、家族を幸せにするために、自ら何かを行う人であってほしいとの願いを伝えました。

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 神崎小学校に来て、驚き、感動したことの一つに、校庭に木が多いことがありました。

 春には、たくさんの桜の木が美しい花を咲かせ、幸せな気持ちにしてくれました。夏には、輝くような緑の葉で、ぎらぎらと照りつける太陽の光を遮り、安らぎを与えてくれました。そして、秋には、赤や黄色に鮮やかに紅葉し、目を楽しませてくれました。

 しかし、その季節が終わると、たくさんの木々が、一斉に葉を落とし始めます。特に、11月の半ば頃、この冬一番の寒気が南下し、12月初旬頃の大変厳しい冷え込みとなると、落ち葉の量が増えてきました。毎朝、校庭や学校周りの歩道に、たくさんの落ち葉が積もるようになりました。

 しかし、ある朝から、歩道に沿って植えてある桜などの木々には、まだたくさんの葉っぱが残っているのに、歩道から落ち葉がきれいになくなったのです。
どうしてだと思いますか。少ししてから分かったのですが、それは、近所にある会社の方々や近所にお住まいの方々が、皆さんが登校する前、朝早くから、落ち葉はきをしてくださっていたからでした。

 学校でも、3、4年生の皆さんは、地域の方や先生方と一緒に、月に一回、河原町公園やその周りの歩道の掃除をして、たくさんの落ち葉やゴミをきれいにしてくれました。また、落ち葉の多い頃、朝の休憩時間に、正門前の庭や南校舎前の落ち葉をはいてくれる人がいました。放課後の時間に、落ち葉を掃いてくれる人もいました。
校長先生は、このように、掃除時間ではないのに、遊ぶ時間や休憩する時間を使って、みんなのために、学校のために奉仕してくださったことを、とっても素晴らしいことだと思います。とてもありがたかったです。

 もし、このように、掃除をして下さる人がいなかったら、どうなっていたでしょうか。

 学校周りの通学路や、正門や南門の前、学校の庭、南校舎近くの運動場には、たくさんの落ち葉が積もったことでしょう。隅の方には、もっとたくさん溜まったことと思います。そんな中を、毎朝、登校することになるのです。
また、そこに雨が降ると、落ち葉がしめります。そして、たくさんの人が歩くと、落ち葉がグチョグチョにつぶされて、滑りやすくなります。見た目も汚いですし、転んで怪我をするかも知れません。運動場も使いにくくなったかも知れません。

 そんな風にならなかったのは、早く起きて、早く会社に来て、会社の仕事が始まる前に、みんなのために、地域のためにと、奉仕してくださる方々があったからです。早く起きて、家の仕事を早くすませて、奉仕してくださる方々があったからです。休憩時間を使って、奉仕してくれる人がいたからです。
 私は、心から感謝しています。

 明日から、16日間の冬休みが始まります。クリスマスがあり、大晦日があり、お正月があり、皆さん、とっても楽しみにしていると思います。特に、クリスマスプレゼント、そして、お年玉・・・。
 しかし、クリスマスはプレゼントをもらう日ではありません。正月も、お年玉をもらう日ではないのです。世界中で、クリスマスプレゼントがこのように続いているのは、クリスマスになると、相手を喜ばせるために、何かしてあげたい、という温かくて、強い思いがあふれてくるからです。その思いが形となったものの一つがプレゼントで、何かしてあげたい、是非プレゼントをあげて喜ぶ顔が見たいという気持ちがあるから、続いているのだと思います。
 ですから、皆さんも、自分にできることを見付けて、家族のために何かしてあげましょう。

 例えば、
○ 靴を脱いだら、他の人の靴も一緒に、きちんと揃える。
○ 食事が終わってテーブルを立つ時、他の人の椅子も一緒に、きちんと揃える。
 これができたら、すごいです。家の方も、すごく感心され、喜ばれると思います。

 また、
○ 朝、起きたら、自分から家の人に「おはようございます。」と挨拶する。
○ お父さんやお母さんから呼ばれたら、「はい。」とはっきり返事をする。

 これらのことは、家の人の心を明るく、幸せにする、とっても大切なことです。クリスマスだけでなく、一年間続けてできる素敵なプレゼントになると思います。

 ○挨拶をすること、○返事をすること、○靴や椅子を揃えることについて、家の人にも校長先生から既にお伝えしています。是非、頑張ってください。そして、1月7日に登校した時、頑張ったことを校長先生に教えてください。
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神崎小学校の宝物 2

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 お話を伺いますと、赤木さんは本校の卒業生で、在校されていた40年〜50年程前には、既にこのサルノコシカケは桜の木に付いていたとのことです。赤木さんにとって、このサルノコシカケは、神崎小学校の一つのシンボル、大切な思い出で、ずっと大切に見守ってこられました。フットベースの子ども達にも、決してさわるな、落とすなと話してこられたとのこと。残念の思いが伝わってきました。

 地域には、神崎小学校に対し、こんな思いを大切にもってくださっている方々がたくさんいらっしゃることを、心からありがたく思います。

 届けていただいたサルノコシカケは、保存するため、今、校長室で大切に乾燥させています。

神崎小学校の宝物 1

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     4月 満開の頃    すっかり落葉した12月      落ちた跡

 正門横に立派な桜の老木があります。今年の4月、本校に着任早々、そのごつごつした太い幹に、15センチはあろうかという立派なサルノコシカケ(「猿の腰掛け」)が付いていることに気付きました。
 桜の木にとっては、迷惑なことと思いましたが、取るに忍びなく、そのままにしていました。

 先週、校長室で仕事をしていますと、ドアをノックする音。入って来られたのは、フットベースボールの指導で子ども達がお世話になっている赤木さんでした。
 「正門前に立った時、ふといつもと何か違うなという違和感があったので、『うん?』と思って辺りを見ると、正門北側の桜の木に付いていたサルノコシカケがなくなっていたんです。慌てて桜の周りの植木の中を探すと、これが落ちていました。」
 赤木さんの手の中には、見覚えのあるあの大きなサルノコシカケがありました。

「文化の祭典 音楽の部」に思う

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 広島市教育委員会主催、広島市小学校教育研究会音楽部会主管による「文化の祭典 音楽の部」が、平成24年11月8日(土)・9日(日)の二日間にわたり、アステールプラザ大ホールで開催されました。
 本校は、毎年、5年生が取り組むこととしており、今年は8日(土)の15:10から始まる第3ステージに出演しました。
 
 大きなホールやたくさんの観客に、大変緊張していた子ども達でした。しかし、舞台に上がったその姿は、膨大な練習量から生まれた自信によるものでしょうか、とても落ち着いた堂々としたものでした。挨拶(礼)も、丁寧に、よく揃ってできました。
 
 そして、その演奏や歌声は・・・。
 おいでいただいた保護者が5年の担任にくださったお手紙から紹介します。

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○ ・・・かなり前から練習していたのは分かっていましたが、想像をはるかに超える歌声と演奏にとても驚きました。第一声を聞いた時、その上手さに鳥肌が立ちました。祖母もとても上手な歌を聞けて、来て良かったと喜んでいました。ありがとうございました。
○ ・・・言葉に出来ないくらい感動しました。とっても上手ですね〜!!! 男の子、女の子、みんなが一つになって、レベルの高い歌と合奏だったと思いました。始まる前、こちらもドキドキして。合奏が始まるやいなや、涙が出てきました。・・・
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 私も、最後から2回程前の練習で、合唱「遠くへ」の第一声を聞いた時、その美しく、澄み切った、そして、一つになった声に、鳥肌が立ちました。
 これも、子ども達の頑張りは勿論ですが、この子ども達が1年生の時から、担任や音楽専科の連携のとれた指導を積み重ねてきたこと、全教職員による理解と支援があってこそのことと、強く感じました。
 今後も、学校経営の柱の一つである「歌いっぱい」の学校づくりを、しっかりと進めていきたいと思います。

 舞台を終えた後の、「やり遂げたぞ!」という達成感、満足感でいっぱいの子ども達の顔を見た時、胸が熱くなりました。子ども達は、大変な努力の中、「変わった自分」「成長した自分」に出会い、きっと大きな自信をつかんでくれたことと思います。
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広島市立神崎小学校
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