最新更新日:2024/09/27 | |
本日:38
昨日:79 総数:203900 |
【平和を考える集い・8月6日】【校長の話】 畑賀小学校の児童のみなさん、おはようございます。今日は8月6日、77年前に広島に原子爆弾が投下された日です。平和公園で行われている平和記念式典の様子をテレビで見たと思います。その平和記念式典の中で「こども代表」の言葉がありました。6年生の児童のみなさんは、分かっていると思いますが、この「平和への誓い」を述べる代表は、毎年広島市の6年生が作文を書き、その内容から選ばれた20名で「平和の意見発表会」を開催し、ピースサミット大賞となった2名が選ばれます。畑賀小学校の今年の6年生も作文を書いて応募しました。今年の代表は、幟町小学校のバルバラ・アレックス君、そして中島小学校の山崎 鈴さんでした。どちらの小学校も爆心地に近い学校から今年は選出されました。ちなみに校長先生は、畑賀小学校に来る前は安芸区の船越小学校に勤めていましたが、そのもうひとつ前は、幟町小学校や中島小学校に近い中区の広瀬小学校に勤めていました。今年の子ども代表のバルバラ君は、低学年の時に、広瀬小学校に通っていたのですが、代表に選ばれたこと、そして今日の発表を見て、立派な広島の子供に成長しているなと感じました。5年生以下の児童のみなさんは、来年以降、この代表に選ばれる機会がありますので、しっかりと平和について学び続けていってください。 さて、畑賀小学校では、みなさんが折った折り鶴を瀬野川地区原爆死没者追悼式に献納しています。畑賀小学校のある瀬野川中学校区は、原爆が投下された場所から遠く離れていたため、原爆の直接の被害は受けなかったのですが、それでも動員で建物疎開などに行った172人が被爆死したとされています。平成10年(1994年)に被害者の会が追悼碑を建立し、子どもたちの出席しやすい7月23日に追悼式を行ってきました。瀬野川地区の中学校、小学校のたくさんの児童、生徒も参列して、毎年、追悼式が行われてきました。 平成30年(2018年)、西日本豪雨の年は、慰霊碑のある公園が、復旧のための土砂の仮置き場になったため、規模を大幅に縮小し、児童生徒も参加せず、実行委員のわずか15名だけで開催されました。翌年、令和元年(2019年)には、再び児童生徒、約100名が参列し、追悼式が行われました。 しかしながら、令和2年(2020年)、そして昨年の令和3年(2021年)は、今度は新型コロナ感染症の感染拡大により、再び規模を縮小して行われており、今年度も同様です。そのため、みなさんが折った折り鶴も実行委員の方へ渡して、慰霊碑に献納していただきました。 そこで、みなさんに是非考えてもらいたいのは、この瀬野川地区の追悼式は、どうして西日本豪雨で大きな被害を受けた後も、また新型コロナ感染症が拡大している今も、規模を変えながらでも引き継がれ、開催されているのかということです。今日は8月6日です。広島では平和や命の大切さについて考える日ですね。もう一度言います。どうして瀬野川地区原爆死没者追悼式は様々な開催困難な状況でも二十数年も引き継がれているのか、ひとりひとりがしっかりと考えてみてください。 これで校長先生のお話を終わります。 【校内研修・8月4日】プール開放(8月4日)プール開放 |
広島市立畑賀小学校
住所:広島県広島市安芸区畑賀三丁目28-16 TEL:082-827-0092 |