最新更新日:2024/12/20
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校訓「やさしく つよく ただしく」  学校教育目標「創造・挑戦・前進する段原っ子の育成」  

学校における働き方改革の推進

 公立小中学校を対象とした文部科学省の教員勤務実態調査(2016)では,中学校教諭の6割,小学校教諭の3割が,「過労死ライン」といわれる月80時間を上回っているとの実態が明らかになりました。これを受けて,教員のこれまでの働き方を見直し,自らの授業を磨くとともに,その人間性や創造性を高め,子供たちに対して効果的な教育活動を行うことができることを目的として,学校における働き方改革を進めていくことが緊急の課題となりました。この背景については,事案に関する文部科学省の「中間まとめ(2017)」の中で,「学校の抱える課題の複雑化・困難化と学校の役割の拡大」「看過できない教員の勤務時間の増加」「新学習指導要領の実施による授業時数の増加」等が指摘されています。これを踏まえた「中央教育審議会答申(2018)」においては,「基本的には学校以外が担うべき業務」「学校の業務だが,必ずしも教員が担う必要のない業務」「教員の業務だが,負担軽減が可能な業務」との業務の分類等が示され,学校における業務改善と勤務時間管理の徹底が提唱されました。
本市においても,「広島市教育大綱(2016)」「広島市教育振興基本計画(2018修正)」に基づく「広島市の学校における働き方改革推進プラン(2017)」が策定され,学校でこれまで教職員の担ってきた役割の見直しと業務の効率化を図り,限られた時間の中で児童に向き合う時間を十分に確保することが提言されています。ここでは業務改善の具体として,「登下校に関する対応の見直し」「外部人材の活用」「学校行事の見直し」「職場環境改善による業務の効率化」「定時退校日の実施」「部活動休養日の実施」「留守番電話の設置」「学校閉庁日の実施」等の取組が示されています。
本年度4月においては,広島市教育委員会より学校を通して,「学校における働き方改革に向けた取組についてのお願い」を各家庭に配布したところです。教職員の勤務が長時間化している実態の中で,子供たちの豊かな学び・育ちのためには,授業改善のための時間や子供たちに接する時間を確保できる環境を整える必要があり,その具体的な取組をあげています。その主な取組として,「勤務終了後は自動応答とする留守番電話の設置」「週1回以上,勤務時間終了後速やかに退校する定時退校の実施」「夏休みなどの長期休業中における数日間の学校一斉閉庁」等が示されています。
この文部科学省・広島市の方針を受けて,広島市公立小学校においても,働き方改革が進められています。たとえば,夏休み期間中にまとまった休日を取れるように,学校閉庁日を設けるなどして教職員の休日を確保する取組です。また,夏休みに研修などを積極的に行うよう求めた過去の通知を廃止する措置も行われています。本校においても,泳ぎの苦手な子供を対象とした水泳教室の実施について,段原中学校区3小学校で協議し,本年度から見送りました。泳げない子供が夏休みの補習を受け,泳力を向上させることは大変有意義ですが,通常の体育水泳授業の充実を図ることによって,この矛盾を克服することにしました。また,子供たちが登校しない夏休みにおいても,教職員は通常通り勤務するわけですが,教職員の授業力・指導力向上のための研修についても,できるだけ精選して内容の充実を図りながら,教育活動の質は維持・向上していけるよう努めていきます。このように,教育の量から質への転換を実現することを通して,教職員の負担軽減により子供たちの学びの質が低下しないよう,学校における働き方改革と日々の授業改善を結び付けていきたいと考えます。
教職は「ブラック」であるとのイメージが,社会全体に浸透し,教員志願者数が年々減少しています。この問題状況を乗り越えていくためにも,保護者や地域との信頼関係を維持しつつ,働き方改革の推進につながる新たな協働関係づくりを築いていくことが不可欠です。「すべての取組は広島の未来を担う子供のために」という共通認識の下で,教職員の働き方改革を推進していく意義について,御理解と御協力をいただきますようお願いいたします。

わっかでへんしん

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図画工作科「わっかでへんしん」では,紙で作った「三角ぼうし」「シルクハット」を思い思いに飾りつけました。
「きらきらのきれいなぼうしにしました」「かわいいかんじで作りました」
子供たちは変身するのが大好きです。作るや否やかぶって友達に見てもらう子供たちがたくさんいました。
家にもって帰るよ!というと「ヤッター家の人に見せる!」という声がたくさん聞かれました。きっとその日は,かわいい子供のファッションショーが家で開かれたことでしょう。

ピースキャンドルづくり

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6月28日(金)5年生のPTC活動でピースキャンドルづくりをしました。溶かしたろうを牛乳パックに流し込み,固まるまで牛乳パックを回転させます。水で冷やしたあとは,平和への願いを込めながら絵付けをしました。「平和」という文字や原爆ドームの絵を描いた子,「原爆の日に黒い雨が降ったから虹色の幸せの雨を描いた」という子もいました。それぞれが平和についてしっかりと考える機会となりました。

社会科見学

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 7月3日、「西部リサイクルプラザ」と「中工場」に社会科見学に行きました。
 ごみをどのように分別してリサイクルしているのか、ごみを燃やすときにはどのようなことに気をつけているのかなど、教室では学ぶことのできないことを、実際に見て学ぶことができました。
 子どもたちは、ごみの量に驚くとともに、ごみを減らしていく努力をしたいと感じたようです。

水道教室

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 6月27日、広島市水道局の方に来校していただき、水道水に関する授業を行っていただきました。
 授業では、広島の水道について学んだり、水をきれいにする実験をしたりしました。
 普段の授業ではなかなか体験することのできない実験を通して、子どもたちは「すごい!」、「水道水ってこんな風にしてきれいになっていたんだ!」など驚きの声をあげていました。
 今回の水道教室を通して、水道水に関する知識が深まったとともに、水を大切にしようという心が育まれたように思います。

登校・下校時の緊急対応について(改訂版)

プール大好き 水遊び

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 夏といえばプールです。
 子供たちは,水遊びが大好きです。
 水に顔をつけるのが苦手な子供が,水遊びを通して少しずつ水に慣れていきました。
 最初は,泳ぎ始めるや否やすぐに顔を上げてしまう子も,練習を重ねるうちに数メートル泳ぐようになりました。
 中には「ぼくはじめて25メートル泳げたよ!」と言う子も見られます。
 がんばった分だけ,ヤッターと思う子供の姿が見られました。

コミュニケーション能力・態度の育成

 遅い時期の梅雨入りとなりました。本校においては,4・5月の生活目標で「元気なあいさつをしよう」に取り組み,6月には児童会が挨拶運動を実施しました。この期間,生徒指導担当教諭による毎朝の挨拶・見守り活動もあって,「立ち止まって」「相手の目を見て」「大きな声で」「ていねいにお辞儀」に重点を置いた心のこもった挨拶をする子供が増えてきました。これは,コミュニケーション能力・態度の要素である「人の気持ちがわかる」につながるものです。
 挨拶は心でするものであり,心が伝わらなければ,無機質で空虚なものになってしまいます。もちろん,挨拶は心が伝わればよいのですから,本来その表現方法は自由です。しかしながら,生活の基本として小学校期に教える挨拶は,ある程度その型を示すことが大切になると考えます。
 朝に正門で交わす挨拶も,子供は5メートル前から目と目を合わせ歩み寄ってくるうちに,どちらともなく笑顔がこぼれるといった場面が少なくありません。時には,何も言葉を発しなくても目と目を合わせ,ニコリとうなずくだけで,よほど心が通じ合うこともあります。つまり,「今日も元気です」「今日も頑張ります」など,子供の思っていることが,黙っていても伝わってくるのです。このように考えると,挨拶は心を伝える自己表現であり,自立に向かう第一歩といえます。
 また,同時に挨拶は,相手の存在を認めたというサインでもあると考えられます。一方で自己主張として自分を表現しながら,もう一方では相手を認めたという相互の意思疎通が,その行為の中にあります。「今日も元気そうですね」「今日は張り切っていますね」など,相手の存在を確認し,相互に認め合うサインとしての意味が込められているといえます。
挨拶ができないということは,自己主張ができないばかりでなく,相手からも認めてもらえないことにもつながり,ひいては社会や集団のかかわりの中で自己実現していくことを困難にしてしまいます。まさに,挨拶は人とのより良い人間関係をつくり,その集団や社会の中で自分の夢や志を実現していくための基本であると考えます。
本年度は子供一人一人の学力向上を標榜し,「積極的にコミュニケーションを図ろうとする子供の育成」を研究主題とし,小集団での対話を生かし,自分の考えを広げ深める授業づくりの工夫を進めています。これまでこの学校だよりでもお知らせしたように,来年度から施行される新学習指導要領における学力は,「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びの向かう力・人間性等」という要素によって成り立ち,その新しい学力は,「主体的・対話的で深い学び」の積み重ねが必要とされます。積極的にコミュニケーションを図る能力・態度は,これらのキーワードの基盤となるものです。
 コミュニケーションは,人との信頼関係を築き,人生を豊かにするために欠かせません。ここ十数年間,民間企業においても,人材に求める最も必要とされる能力・態度に挙げられています。このコミュニケーション能力・態度を育成するには,(1)笑顔で明るい挨拶ができる,(2)相手の話を集中して正確に聴く,(3)目的や結論を明確にしてわかりやすく話をする,(4)常に相手に対する気配りや心遣いを忘れない,(5)表情,身振り・手振りを活用していることなどが大切とされています。日々の学習や生活の積み重ねを通して,コミュニケーション能力・態度,すなわち「聴く」「伝える」「人の気持ちがわかる」という要件を子供たち一人一人に獲得させ,新たな社会が要請する新しい学力の習得・形成へとつなげていきます。

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広島市立段原小学校
住所:広島県広島市南区的場町二丁目4-19
TEL:082-261-4245