最新更新日:2024/06/28
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子どもに自己実現力を

つなぐ 4 -称える-

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 少し離されてひとりゴールする最終走者。
 前の走者が見えなくても,彼は最後まで一生懸命走り抜きました。たすきをつないできたチームのみんなのために。
 全校児童・生徒・教職員,高等養護部の職員,参観者全員がひとつになって最終走者を迎え入れます。大きな歓声と温かい拍手の中に。
 見学者も含め,その場にいた全員の心がつながった瞬間でした。

つなぐ 3 -切磋琢磨-

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 互いの力をぶつけ合い,しのぎを削って成長し合う。これもまた「つなぐ」のひとつの形でしょう。競り合い,競い合うからこそ,思った以上の自分の力が引き出される。それを実感できる。
 友だち,同級生というのはそういうものだと思います。 

つなぐ 2 -成長-

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 毎年駅伝大会を開催すると,子どもたちが心身共に大きく成長したことを感じます。特に,中学生男子の走りは迫力が増してどんどんたくましくなります。
 駅伝大会を縦の時間軸につなぐ「成長」を感じることができます。

つなぐ 1 -思い-

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 雨で順延となりましたが,穏やかな好天に恵まれて無事駅伝大会が行われました。
 持久走は辛い競技です。自分との闘いです。しかし,駅伝は「つなぐ」競技です。

 たすきをつなぐ。
 競争をつなぐ。
 自分の走りをつなぐ。
 頑張りをつなぐ。
 思いをつなぐ。

 前回も書いたように「つなぐ」ことでひとつになることのできる競技です。

 「頑張ったよ。」「任せたぞ。」「頑張って。」
 「よくやった。」「任せてよ。」「頑張るよ。」

 お互いが声をかけあい,認め合い,支え合う大会にしてほしい。
 みんなの思いを乗せて大歓声の中スタートしました。

みんなでひとつの

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 今年も高等養護部・似島学園小中学校合同の駅伝大会を行います。
 先月の学習成果発表会の頃から,子どもたちは練習に取り組んでいます。長い距離を走ることは苦しいことですし,面倒なことです。活動としては大変敷居が高い。
 しかし,ひとつの襷をチームみんなで繋ぎ,ひとつの成果にするという共通の目標ができると取組への関心・意欲は大きく高まります。何より声援が力になる。自分ひとりではないんだ,みんなと支え合うんだ,私もチームのひとりとしてみんなを支えるんだ,そういう公的な気もちが高まるのが駅伝です。
 水泳記録会や運動会の応援,学習成果発表会や各種表彰式,発表会での拍手,日頃の何気ない声かけ……。全てが繋がるひとつの襷だと思います。
 今年度の学習活動もあと少し。
 みんなで繋いで大きなひとつの○○になろう!

 それにしても今年度は天候に気を揉み続けています。
 駅伝大会はいよいよ明後日。雨の予報が心配です。

修学旅行 in 大山 その2

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 1日目の夜から少しずつ雪が降り積もり,最終日にスキー体験学習ができることになりました。有難いのはスキー場のスタッフの皆さんのご尽力です。雪がどんなにたくさん降っても,圧雪して固め,スキーコースをつくらないと滑ることはできません。わずかな可能性のために労を惜しまずコースづくりをしていただいたお蔭で,最終日午前中だけではありましたがスキーを体験することができました。
 時間が短く,思ったように滑ったり身体を動かしたりすることができずにストレスが溜まった子もいましたが,それこそが大切な体験だったと思います。未知の活動を実際に体験することで,見るだけ,聞くだけより数百倍よく理解できます。
 今回の修学旅行は,全てが思ったようにいかないこと,思い通りにならないときにどうなるか,どうするかを学ぶ大変に貴重な経験になったように思います。
 お世話になった皆さん,本当にありがとうございました。

修学旅行 in 大山 その1

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 今年の暖冬は子どもたちの修学旅行には微笑まず,スキー体験学習は難しい天候の中でのスタートとなりました。
大山到着後雪は多少積もっていましたが,スキー場は閉鎖。雪合戦をしたり,そり遊びをしたり,雪だるまやかまくらをつくったり。雪に親しむことはできました。
アイスクリームづくり体験や水木しげる記念館,水木しげるロード付近の班別自由行動など,天候に応じて臨機応変な学習活動に取り組みました。子どもたちもそれぞれの活動に一生懸命参加しました。

頑張っている自分を知る

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 今日から中学生(2年生)の修学旅行です。伯耆大山への修学旅行を予定しています。
 目的は,
◯スキー体験を通して,学校生活では得がたい自然体験をするとともに,スキーの技能を高めることにより達成感を味わう。
◯修学旅行の取組を通して,お互いに協力してやり遂げる態度を身に付ける。
◯集団生活を通して,社会性・協調性・規範意識を高め,公共の場でのマナーを学ぶ。
 ところが想定外の暖冬でスキー場に積雪がありません。ギリギリまで判断を待ちましたが,スキーを実施するのは難しい状況です。
 直前の結団式では団長である教頭から,不測の事態に備え,臨機応変に対応することが大切,みなさんの日頃培った力が試されます,という話がありました。非常に大切な内容で,子どもたちも押し黙って真剣に聞いていたように思います。
 しかし,人間にとって当たり前のことほど取り組むのは難しい。場合によっては苦痛や辛抱を伴うものです。結団式に限らず,入学式や卒業式,全校朝会や授業で長い話や約束事を我慢するのは,一部の子どもたちにとっては特に大変なエネルギーを必要とすることだと思います。ましてや予定していた活動ができないことへのストレスは大きいことでしょう。
 裏返しに考えれば,その時こそ人間は「頑張って」「努力して」「辛抱して」いるのだということです。急に予定が変わって困る,話が長くて辛い,姿勢良くじっとしているのが苦しい,そう感じ,考えている自分は,頑張っている瞬間にいるのだと思ってほしい。自分自身をふりかえってほしい。
 修学旅行で公共の場に交じり,天候次第の活動に取り組むのですから,思うに任せないことの方が多いでしょう。いつもの学校生活,いつもの学びの場と同じ。友人関係もまた同じ。人生そのものです。
 頑張っている自分の姿を見つめる。頑張っている友だちの姿に気付く。

 雪のことは天に任せます。
 子どもたちのことは自身が自身を見つめる力に任せたい。

 行ってらっしゃい。
 天候にかかわらず素敵な3日間になることを期待しています。

一年の計

 明けましておめでとうございます。
 新しい年の初めに子どもたちにした話を紹介します。

 あけましておめでとうございます。
 どんなお正月を過ごしましたか。「お正月」の歌を知っていますか。「お正月には 凧上げて こまを回して 遊びましょう」「お正月には もちついて おいばねついて 遊びましょう」お正月の遊びや様子が歌われています。
この遊びを家族や友だちで楽しんだ人,おせち料理などのご馳走やお餅をたくさん食べた人,お年玉や年賀状をもらった人,おじいさんやおばあさんの家に行った人,除夜の鐘をついた人,神社に初詣に行った人,旅行をした人……。
 そして,今年の目標や約束事を考えた人もたくさんいるでしょう。
「一年の計は元旦にあり」
と言います。一年の最初の日に計画を立て,見通しをもって生活しましょう,ということです。
 日本に住む私たちにとって,お正月は特別な日なのです。

 でもよく考えてみてください。初日の出のお日様と今日のお日様はどこが違うのでしょうか。1月1日の朝も,今朝も同じように寒い冬の朝です。3月3日だろうが,5月5日だろうが,12月31日だろうが,時間という意味では同じ1日,同じ時間です。ちっとも特別なことはありません。

 その日が特別な日になるかどうか。実は,それはみなさん一人ひとりが,その心で決めるものです。みなさん一人ひとりが意味のある日,価値のある日にできるかどうかです。
 元旦は日本に住むみんなが「特別な日」と感じ,考えてお祝いするから大特別(おおとくべつ)なのです。日本中のみんなが新しい年を迎えた新鮮な気もちで,これまでの自分に区切りを付け,前向きな姿勢になる。そのような特別な雰囲気のある日だからこそ,一人ひとりが目標や約束事を考え,それをやり遂げようと強く決心する「きっかけの日」にすることができるのです。
 私は心が弱いので,約束を先に延ばしたり,今すぐしなければならないことでも,後でやろう,ちょっと後回し,と考えたりしてしまうなど,心をコントロールできないことがあります。お正月などの特別な雰囲気があるときは,そんな弱い心の私でも強い決心をするきっかけのときにすることができるのです。

 今日は学校の元旦です。折角の新年最初の日です。みなさんも今までできなかったこと,苦手だったこと,後回しにしていたことに取り組み始める「特別な日」にしませんか。
 後で担任の先生やホームの先生に,その決心を話せるといいですね。

引っ越しと年越し

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 何度も紹介してきた耐震工事がようやく完了しました。工事関係者の皆様,携わってくださった方々には深く御礼申し上げます。

 みんなで力を合わせ,教室移転を行いました。子どもたちもてきぱきと作業に取り組み,手際よく移転作業を終えることができました。教職員は冬期休業中ぎりぎりまで,子どもたちが気もちよく学習に臨むことができるように教室の環境整備に当たります。
 玄関も質素ながら正月仕様に飾り付けました。
 令和2年も健やかに,のびのび楽しく学べる場を創ることができますように。


色いろいろ

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 少し前の作品ですが,訳あって最近掲示ができました。
似島は自然豊かなところです。海も山もあり,その移ろいを肌で感じながら生活できます。
 既に季節は冬です。この季節に絵を描くとき私たち大人は,白や茶色,黄色や黒などの地味な重い色を選びがちですが,子どもたちはほんのわずかな色を見逃さずに素直に画用紙の上につくっていきます。ピンクやスカイブルー,ラズベリーなど実に様々です。
 じっくり詳しく細かく観察ができる力は,基礎的・基本的な学力とつながっていると思います。見る力・気付く力は,私たち教職員にとっても非常に大切な力です。

 子どもたちの姿に楽しみな色を見つけました。

学習成果発表会9

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 中学生は係の仕事も引き受けており,全てを落ち着いて鑑賞することはできなかったかもしれませんが,演目をめくる係の姿勢や態度,道具の出し入れの手際よさ,落ち着いたライティングや進行のアナウンス,司会や挨拶。それぞれの存在が発表会の雰囲気を引き締めたことも間違いありません。
 幼児さんも含め,鑑賞の態度も参観者の感動を高めたひとつの要因だと思いますが,それをつくったのは係の中学生をはじめとした子どもたち全員の力です。

 天晴れ!

学習成果発表会8

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 中学生の合唱。「手紙」と「Forever」
 両者とも,内容的・技術的に難しい曲でしたが,練習の成果を出し切った発表になりました。自分のパートを意識し,音を重ねようとすることは,周りの友だちや全体の音をよく聞いていないとできません。本校の子どもたちがそこに集中して取り組んだことが,まず意義深いと思います。今年初めて伴奏も子どもたちが行いました。チャレンジ精神の溢れた合唱になりましした。


学習成果発表会7

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 小学生の群読。「スイミー」
 一人ひとりの声が大きく響き,取組の積み重ねで鍛えられた力と成長を十分に感じることのできる発表でした。全員が自身の存在を精一杯主張しつつ,体育館の外にはみ出すくらいの「みんなでひとつの大きな魚」になることができました。発表に彩りを添えた小道具とその動きも秀逸でした。

学習成果発表会6

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 小中学生と高等養護部全員による全体合唱。「Smile Again」
 高等養護部のみなさんの声の存在感が大きく,厚みのある合唱になりました。全員での練習は短い時間しかとれませんでしたが,この歌も一体感のある合唱になりました。

学習成果発表会5

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 高等養護部のみなさんによる詩の朗読と歌。課題だったマイクとの距離感を見事に克服し,しっとりと落ち着いた朗読を聞かせてくれました。小学生には難しい内容でしたが,思いと雰囲気は十分に伝わっていました。


学習成果発表会4

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 小学生の歌。「世界がひとつになるまで」
 全員がしっかり前を向いて堂々と歌い上げました。声がよく届き,一体感のある歌になっていました。手話を取り入れ,歌う表情の穏やかな温かさを感じる歌に仕上げました。

学習成果発表会3

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 高等養護部のみなさんの語りと歌。
 アナウンスが大変しっかりして,聞き取りやすい速さと発語。声も素晴らしくよく出ていました。語りの内容は,自身の成長を見つめ,学園の生活への愛着を表現した素晴らしいものでした。もうすぐ社会に羽ばたくみなさんの発表として,小中学生も学ぶところが多かったと思います。

学習成果発表会2

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 最初は先日も活躍を紹介した和太鼓部の発表です。
 中学生や小学校高学年がリードして,全員の姿勢が抜群に良くなりました。それぞれの音がよく揃い,一体感のある演奏が磨かれました。

学習成果発表会1

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 学習成果発表会を行いました。
 好天に恵まれ,大勢のご来賓やお客様に見ていただくことができました。
本校は小学校27名の完全複式,中学校も39名の非常に小さな学校です。内容も,和太鼓部,合唱,群読。高等養護部のみなさんの発表も合わせて2時間弱の短い発表会です。それでも,地域の方々,子どもたちのご家庭や関係者の皆様,前在籍校の学校関係者の皆様に少なからず感動していただけたようです。
 最近はどの学校でも,自己表現が苦手,自分の思いを上手に伝えられない,表現のスキルが身に付いていないなどの課題が挙げられています。本校も例外ではありません。特にそれらの活動を苦手とする子どもが多くいます。しかし,今日の発表会では全ての子どもが前を向き,自分の声を懸命に前に出そうとする姿が見られました。こんなに伝える力があるのだと感心しました。
 子どもたちが自己表現できるかどうか,それはどのように表現の場やどのように活動内容を仕組むかにも大きなウエイトがかかります。少なくとも本校の子どもたちは成長している。つまり,本校の教職員の取組も成長している。子どもの成長と教職員の成長に一体感がもてる。そこに喜びを感じます。

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広島市立似島学園小・中学校
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