最新更新日:2024/09/27 | |
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子どもたちへ届いた手紙本川小学校のみなさんこんにちは。 先日の修学旅行で平和資料館を見学させていただきありがとうございました。資料館の隣に校舎や体育館があり,みなさんが平和資料館とともに生活しておられることに驚きました。資料館のそばを通ったり目にしたりすることが当たり前になっているのですね。そうしていつも、戦争で起きた悲しい出来事を忘れないようにしておられるのですね。 平和資料館を見学して,ぼくが一番心に残ったのは,原爆が落とされる前と後の校舎の様子がすごく違っていたことです。きれいだった校舎が原爆で壊れ,崩れてしまった様子がよく分かりました。火事で焼けたあとや高い熱でとけてしまったガラスも見ました。校舎にいた子どもたちは,痛くて熱くて苦しかったと思います。ぼくは,悲しくていやな気持ちになりました。戦争はよくないな,やってはいけないなと思いました。 平和資料館を出て門の方に歩いていくと,1年生のお友達が育てているたくさんのアサガオの鉢がありました。夏になるときれいな花を咲かせますね。その花を原爆で亡くなった本川小の子どもたちや先生たちも見ているんじゃないかなと思いました。そして,何も心配しないできれいな花を育てることができる今の平和な日本を守ってほしいと思うんじゃないかなと思いました。ぼくも本川小平和資料館で見学したことを忘れないようにします。そして,友達と一緒に楽しく過ごせる毎日を大切にしていきます。 最後にもう一つ。ぼくたちの訪問を迎えるために,6年生の皆さんが作ってくださったメッセージボード,とても嬉しかったです。ありがとうございました。 5年B組の教室で図工室で低学年までに経験した材料や用具に加えて,木切れや板材,釘,金づちなど,中学年では,活用できるものが増えます。 子どもたちは,自分の表したいことに合わせて,釘を並べるように打ったり,釘で木切れをとめたりしていました。 安全に気を付けながら金づちを使うことができていました。 クラブ活動1枚目の写真は,工作クラブがシャボン玉を楽しむための道具をつくり,外で試しているところです。大きなシャボン玉ができて歓声をあげている様子です。 2枚目の写真は,ドッジボールクラブです。チームに分かれて試合を楽しんでいました。 3枚目は,キックベース・ソフトボールクラブです。今日は,キックベースボールを楽しんでいました。 いわたくんちのおばあちゃん岩田さんは,「いわたくんちのおばあちゃん」に登場するちづこさんのお話をしてくださいました。ちづこさんは,岩田さんのお母さんです。原爆投下前には,いつも通りの生活があったこと・・・。原爆投下後,一人ぼっちになってしまったこと・・・。子どもたちは,岩田さんのお話に聞き入りました。 岩田さんは,最後に「平和を大切にするためには,本川小学校での平和についての勉強や今日の話を忘れないことです。」と教えてくださいました。そして,「みんな,よい子ね。よく話を聞いてくれたね。」と言ってくださいました。 岩田さんのお話をしっかりと心で受け止めた子どもたちは,これから平和学習発表会に向けてさらに学習を深めていきます。 Broome Senior High School との交流 6これまでに,保護者の方や1年生に向けて説明活動を行ってきましたが,海外の方に向けて説明するのは,これが初めてでした。 「爆心地に最も近い小学校の子どもとして世界に平和を発信する。今日こそが,その日だ。」という子どもたちの意気込みが伝わってきました。 Broome Senior High School との交流 5Broome Senior High School との交流 4オーストラリアの子どもたちだけでなく,本川小学校の子どもたちにも貴重な体験となりました。 Broome Senior High School との交流 3少し緊張気味の子どもたちですが,その表情に笑顔が見られます。平和の実現に向けて,笑顔が大切であることを忘れていない子どもたちです。 Broome Senior High School との交流 2息のぴったり合った演奏にBroome Senior High School の皆さんから手拍子が加わり,大変盛り上がりました。 Broome Senior High School との交流 1お迎えの式において,次のように挨拶しました。 「本日は,ようこそ本川小学校へお越しくださいました。私たちは,今日の日を楽しみにしていました。皆さんを心から歓迎します。 さて,1945年,今から74年前の8月6日,広島に原子爆弾が投下されました。爆心地からわずか350メートルしか離れていない本川小学校では,凄まじい爆風と熱線により,校舎は壊れ,全焼しました。そして,400人ほどの子どもたちは,全身に大けがや大やけどを負い,その尊い命を一瞬にして奪われてしまいました。皆さんと同じかけがえのない命と未来への希望をもった子どもたちでした。本川小学校は,こんな悲しい歴史をもつ学校です。 だからこそ,この学校で学ぶ子どもたちは,二度と同じ悲しみを繰り返さないために,世界に向けて平和の大切さを発信する責任があります。この6年生の子どもたちは,その責任を自覚し,1年生の頃から様々な平和学習を繰り返してきました。今日,こうしてオーストラリアから皆さんに来ていただき,一緒に過ごすことは,この6年生の子どもたちにとってもとても嬉しいことです。今日が皆さんと一緒に世界平和に向けて第一歩を踏み出す1日になれば,それが,この子どもたちの最高の幸せです。 この後,一緒に本校に残っている被爆遺物を巡って説明を聞いたり,日本文化を体験したりしていただきます。どうか,ご自身の目と耳と手と心で,様々なことを感じ取っていただきたいと思います。そして,感じたことをオーストラリアに帰って,ご家族やお友達など大切な人に教えていただきたいと思います。こうして,本川小学校からオーストラリアへ平和への思いが伝わっていくことを心から願います。 最後になりましたが,Broome Senior High School の先生方,今年度も平和への深い関心をもたれ,本川小学校へ生徒を引率してお越しくださり,ありがとうございます。このように,国をこえて,子ども同士が直に触れ合う機会は大切なことだと考えます。世界平和の実現に寄与する子どもを両国で育てるために,今後とも連携してまいりましょう。どうぞよろしくお願いいたします。 ※写真は,Broome Senior High School の生徒を生活科室にお迎えし,歓迎の言葉を述べている児童の様子です。 平和教育とは絵本「いわたくんちのおばあちゃん」は,本川の学区内のご家族をモチーフとしたお話です。絵本を読み進めていくうちに,担任の目からは,思わず,涙があふれ出しました。担任は,その先が涙で読めなくなり,子どもたちに「ごめんね。」と言い,しばらく間を置きました。子どもたちは,黙ってじっと待ちました。担任の涙の意味をしっかり受け止めていました。その後,担任は再び続きを読み始めました。 ハンカチで目を押さえて読み聞かせを聞いている子もいます。頬に流れる涙を手で拭いながら,じっと担任を見つめている子もいます。今にもこぼれそうな涙をこらえながら,目を大きく見開いて絵本を見ている子もいます。 この様子を見て,わたしは,これこそが平和教育なのだと思いました。それは,人間的な情と思いやりのある教育ということです。心と心が通い合う教育ということです。この子どもたちにとって,忘れられない時間になったことと思います。そして,この後,6年生まで続く平和学習の礎を築く時間となったことと思います。 本川タイム今朝も「本川タイム」からスタートしました。ラジオ体操の後,リズム縄とびをしました。自分の前に伸びた影を見ながらの「本川タイム」となりました。 平和の森の清掃「平和の森」にもビオトープにも,大切な命が育っています。この場所を清掃することは,命を大切に育てていくことにつながります。草を抜いたり枯れ葉を集めたりして,見違えるほどきれいにしてくれました。ここで育っている被爆樹木も喜んでいることと思います。 また来週からも,この場所が子どもたちのよい学習の場となります。 1年B組の教室で担任は,子どもたちに,詩の世界を想像させるために,「動作化」を取り入れていました。子どもたちは,木になった自分にすずめがたくさんとまっている様子を動作化して想像してみました。 手を広げて木になった子どもたちは,叙述に「うれしくて」「くすぐったくて」「わらっちゃう」とあるように,最後に笑っていました。「ぼく」が木になりたい気持ちを音読で表現する学習につながりました。 研究協議会授業中の子どもたちの具体的な様子を想起しながら,全員で授業の様子を振り返っていきました。 最後に校長と教頭から指導助言を行い,今後の授業づくりについて,全員で共通認識をもって協議会を終えました。本日の研究を明日からの授業に生かしていきます。 校内研究会また,子どもたちが理由や根拠を付けて自分の考えを表現することができるようにするために,「違いに気付いたり比較したりする学び方」や「関係付ける学び方」を大切にしています。 今日は,6年A組の理科「土地のつくりと変化」の研究授業を行いました。子どもたちは,「地層はどのようにしてできるのか」について,既に学習した内容やミニ実験を基にして考えていきました。 6年生新たな挑戦子どもたちは,本校の平和資料館や被爆樹木などについて説明します。世界に平和を発信する機会をいただき,子どもたちも張り切っています。6年生にとっては,本校での平和学習の集大成とも言える活動となります。 今日は,お迎えの式で聴いていただく合奏の練習をしていました。曲名は「情熱大陸」です。一生懸命な3人の指導者とそれに応えようとする子どもたちの姿を見ていると,胸が熱くなりました。そして,4月からの取組みを思い出しました。広島平和記念資料館本館オープニングイベントのこと,「青い目の人形」の贈呈式のこと,ピースサミットのこと,長崎市長・広島市長を平和資料館へご案内したことなど。その度に驚くほどの成長を見せてくれました。そして,今回,新たなことに挑戦しようとしています。また,多くのことを学んでくれることと期待しています。 宝物を紹介しようこの時間は,話す内容について,「始め」「中」「終わり」の組み立てで,スピーチ原稿を考えていました。 1枚目の写真は,授業の板書です。丁寧な板書が子どもたちの学習を深める役割を果たしています。 2枚目の写真は,子どもが書いたスピーチ原稿です。構成のしっかりした原稿を考えました。何より,原稿の丁寧な文字に感心しました。 英語の時間英語指導アシスタントは,子どもたちが使えそうな語や表現を意図的に用いて質問します。子どもたちは,その質問に答えることで,知っている語や表現の深化を図ったり,新たな学びに触れたりし,即興性のある会話を楽しむことができます。英語が「分かった!」「伝わった!」という子どもたちの喜びを感じ取ることができる場面でした。 |
広島市立本川小学校
住所:広島県広島市中区本川町一丁目5-39 TEL:082-232-3431 |