最新更新日:2024/06/13
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子どもに自己実現力を

離退任式

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 3月28日。
 離退任式を執り行いました。近年は転勤も配置転換ということで簡略化の流れがありますが,本校は関係の深い似島学園,似島学園高等養護部と合同で式を行い,本校教職員だけでなく,学園の保育士,指導員,職員との別れを惜しんでいます。子どもたちにとっては,全員がお世話になった「先生」です。子どもたちに「感謝の心」を抱かせ,「別離の情」を味わわせる貴重な経験の場となっています。
 期間の長短はあれ,本校教職員として子どもたちと本気で向き合い,ともに喜び,励まし合い,ともに高め合った同志です。その別れには私たちにも格別の思いがあります。
 似島汽船にご配慮いただき,今年も「蛍の光」が流れる中,紙テープを握って名残を惜しみました。

修了式

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 業務員が整え,小学校児童が一生懸命植えた花壇の花が,暖かい陽射しに誘われて色とりどりに咲き始めました。

 3月25日に修了式を行い、本年度の教育課程を無事終えることができました。
 日頃から本校教育のために,ご支援・ご助力いただいている,似島町の皆様,地域の皆様,学園関係者御一同様,その他大勢の皆様に心から感謝いたします。
 卒業証書授与式同様,子どもたちに話した内容を掲載します。
 来年度もどうぞよろしくお願いします。

 1年が過ぎるのは早いものです。私たちは見ることは出来ませんが,時間は皆さんのすぐそばをすごい速さで流れています。例えば,1日というのは地球が1回自転する,つまり独楽のように1回くるりと回る長さのことです。皆さんもよく知っているでしょう。この速さは,日本あたりでは時速1400キロ。1秒間に約400メートル移動していることになるのです。400メートルというと,ここから1秒で小富士の山頂ということです。ジェット機よりも速い。更に地球は太陽の周りを回っています。1周回ると1年です。その速度は何と約11万キロ。1秒間に30キロ。似島から1秒で東広島市西条付近へ移動するほどの速さです。時間の流れを目に見える形で表すなら,こういうことになります。
 そして,時間の流れには切れ目がありません。トイレットペーパーを引き出すようなもので,何も考えずだらだら引っ張れば,いつの間にか無くなってしまいます。自分で長さを決めて止める,自分の力で切る,そうした切り替えが必要です。しかし,自分の力で切り替えをするのはとても難しいことです。
 卒業式や修了式,4月に行う始業式や入学式などの行事は,自分の気もちを切り替えるための大きな切れ目になります。但し,切り替えが出来るかどうか,つまりこうした式や行事など,切り替えが出来るチャンスを巧く使うことが出来るかどうかは,結局皆さん一人ひとりの考え方,気もちのもち方次第です。これが出来ない人は,猛烈なスピードの時間に負け,どんどん流されてしまうことになります。
 ちょうど2週間後に始業式を行います。またここでこうして話すとき,お互いに引き締まった表情と姿勢で,ぐっと前を向いて居られるように,気もちや考えの切り替えをしておきましょう。それが出来れば,一瞬時間が止まったように感じるはずです。
切り替えるというのは,卒業式でも言った,今年自分が出来たことと,もっともっと出来るはずのことをふりかえり,新しい学年で取り組む自分だけの目標を心に決めることです。
 それでは,いい顔でまた会いましょう。

卒業証書授与式

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 3月18日,似島学園小中学校と似島学園高等養護部合同の卒業証書授与式を行いました。
 暖かで穏やかな春の陽射しに恵まれ,大勢の保護者とご来賓の皆様に見守られて,合計34名の卒業生が巣立っていきました。
 卒業生に向けて話した言葉の一部を,ここに記しておきたいと思います。
 彼らがいつでも読んで,卒業証書授与式の日に考えたこと,感じたことをふりかえることができるように。

 卒業生の皆さん,今日の卒業証書授与式が終わったからといって突然大人になるわけでも成長するわけでもありません。皆さんがどれだけ大きくなったのか,それは皆さんが六年間,あるいは九年間どれだけ日々の積み重ねをしてきたかの表れです。 
今日の機会に,今までの自分をふりかえり,確かにできたこと,もっとできるようになりたいことを整理してみてください。
 大リーグで活躍しているイチロー選手は,「準備や努力とは,言い訳になる材料を取り除いていくことです。それをしない人には目標を語る資格はない。」と言っています。言い訳しない,人のせいにしない。自分のことは自分で責任をとる。それが社会人として生きるということです。「今は無理です。」「いざとなったらやります。」と言う人は,「いざとなった」とき,何もできません。積み重ねた力,経験と自信がないからです。
 皆さんはまだ,これから何者にでもなれます。その可能性は私たち大人より遙かに大きい。正直羨ましい思いです。その代わり,私たち大人は今までの失敗や成功の経験,つまり積み重ねを基に,皆さんを支えることができます。皆さんのこれからの努力に期待し,蔭から支えるサポーターになることを約束します。安心して挑戦を続けてください。
 失敗を恐れず,頼ることを恥ずかしがらず,どんなときも「明るく 元気に」前を向いて歩んでいく皆さんの姿を思い浮かべながら,式辞といたします。


 日頃から本校の児童・生徒を温かく見守ってくださっている,地域,関係者の皆様,本当にありがとうございます。
 これからも卒業生・在校生共々何卒よろしくお願いします。

ようこそ! 似島学園小中学校へ

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 玄関にあるウエルカムボード。小学校1年生5人が作り替えてくれました。色紙を使った点描画で,ほのぼのとした手作り感のある温かなデザインです。小富士と瀬戸内海が,訪問者をにこにこと出迎えている感じがして,実に可愛い。
 詩は,5人で手分けをし全員で書いたそうです。字の大きさや字形,筆圧まで揃っていて,書くスピードも同じくらいだったのでしょう。5人がこの作品に込めた気もちと,声をかけながら丁寧に仕上げた様子がうかがえます。
 5人揃って校長室に作品を持ってきたときの誇らしい顔。大勢の教職員に誉められて尚一層輝きました。

 心のこもったウエルカムボードが皆様のご訪問をお待ちしております。
 

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6年生を送る会

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 小学校卒業を間近に控え,6年生を送る会を開きました。
 BIG福笑い,BIGかるた大会など,縦割りグループの中でのかかわりや協力を大切にした活動が計画され,1年生から6年生で和やかな午後のひとときを過ごすことができました。
 グループの代表でゲームに参加する友だちを応援したり,アドバイスしたりする姿,ゲームを待つ時間に6年生に甘えてしがみつく1年生,見事にかるたを取った友だちへの拍手や歓声。企画した児童会役員のねらいどおり,優しくて温かいかかわりがたくさん見られました。
 最後は在校生から歌のプレゼント。6年生からは群読の返礼。精一杯の声でエールを交換したように思えました。
 6年生が小学校最高学年として過ごす時間は2週間。在校生が今後目指すべき目標として,最後の一瞬まで自分を磨き続けてほしいと思います。

体験入学

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 幼小連携行事として,本年度2度目の体験入学を行いました。
 1年生が今年度経験した学習活動や行事について,絵や写真,図などを使って発表しました。少し恥ずかしがりながら,ではありますが,幼児さんたちにわかりやすく説明することができました。
 練習のときは,もっと上手にできたのに……という思いもあるようですが,発表のときにいつも100%の力を発揮できるとは限りません。だから,100%に近いパフォーマンスができるように日々練習を重ねるのだと思います。
 かつて,長野オリンピックで日本男子スケート史上初の金メダルを獲得した清水宏保選手は,大会前の下馬評で金メダルの大本命でした。しかし,アスリートの中には下馬評が高くても本番で結果を残せなかった人も数多くいます。大会前の彼の言葉が非常に印象に残っています。
「きっと,オリンピックの本番に100%のピークを合わせることは無理だと思います。それでもきっと僕が勝ちます。そういう練習をしてきました。」

 1年生はこの日を迎えるまでに,発表内容をまとめ,原稿を書き,何度も練習を重ねました。取組に対する懸命な姿勢や態度こそが1年生の力となったはずです。
 入学が間近になった幼児さんたちの聞く姿勢や返事の仕方にも成長を感じたひとときでした。

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広島市立似島学園小・中学校
住所:広島県広島市南区似島町長谷1487
TEL:082-259-2311