週末の運動会に向けて，学年の練習や全体練習に励む子どもたちですが，各教科の学習も頑張っています。
　３〜４時間目には，５年の学級で，図画工作科の学習が進められていました。題材は，
★黒船に乗って
というものです。学ぶ技法は，
★にじみ技法
です。
　黒船の乗り組み員に同化し，目の前に現れる，朝の海や夕焼けの海，夜の海を描く学習のようでした。
　手には絵筆とクレヨン。
「水の量を工夫してください」
という指示。
　
　水の量を工夫し，それぞれの海が，イメージ豊かに描かれていました。

　１年の学級では，春に植えたアサガオのつるを支柱から外す活動をしていました。このつるは，これからの活動である「リースづくり」につながるようです。
　「上からではなく，下から外すといいです」
などの指示をもとに，時間をかけて丁寧につるを外していました。
　今月末か来月には，１年の学級の掲示板にかわいいリースが飾られることになるのでしょう。

　今年度の運動会でも，全校児童と保護者・地域の皆様とともに「本川音頭」を踊るプログラムがあります。
　本川音頭は４年生が慰霊盆踊りに向けて練習してきました。今日の全体練習終了後には一度だけ全校で踊りました。二重円の中心に４年が入り太鼓などの役割を果たし，流れてくる曲にあわせて楽しく踊ることができました。

　前回の全体練習は雨天のため体育館で行いましたが，今日は晴天に恵まれました。入場行進から，開会式・閉会式の練習。そして，準備体操と整理体操のラジオ体操を練習しました。
　さすが，本川タイムで平素から練習を重ねてきているラジオ体操です。からだをしっかり動かしたり伸ばしたりする姿を見ることができました。

　応援係の児童は，大休憩の時間に体育館に集まり練習を重ねています。今日も，「ゴーゴーゴー」の曲に合わせて太鼓をたたき，声をしっかり出しての練習でした。
　応援係のエール交換は運動会をぐっと盛り上げる場となります。余すところ３日となりましたが，練習に磨きをかけて当日を迎えてほしいと思います。

　９月２６日（火）５〜６時間目に，体育館でＰＴＣが行われました。５時間目は江波山気象館の先生による「サイエンスショー」。６時間目は「紫外線ビーズストラップ作り」という内容でした。
　サイエンスショーでは，風船やブーメランを使った実験，空気や火の実験などを見せていただきました。子どもたちは，時に歓声を上げ，目を輝かせて見入っていました。その後は，保護者の方と一緒に紫外線ビーズストラップを作りました。
　科学をテーマに，保護者の方と，見て楽しみ，作って楽しむ充実した時間を過ごすことができました。

　６年の理科の学習で，これまで学習した内容をもとに，実験方法を考える場面を見ることができました。学習問題は，
★蒸発させても何も出てこなかった炭酸水には，何か溶けているのでだろうか
というものです。
　溶けている気体は，酸素か二酸化炭素（ちっ素は除外）という予想。それぞれの気体の性質を想起して，検証のための実験方法を考える，という活動です。気体検知管，線香の火……。

★酸素や二酸化炭素の性質を活用して実験方法を考え，自分の手で検証する。
　このような「科学の方法」を経験することが，本物の理科の力を形成していくように思いました。

　３〜４時間目に，３年の両学級で音楽が授業が行われていました。授業の冒頭は「朝の挨拶は笑顔でどうぞ，…」で始まり，気持ちのよいスタートでした。
　打楽器の演奏は，クラベス・カウベル・ギロ・マラカスなどの楽器をしようするものでした。演奏する曲名は「魔法のチャチャチャ」。グループの関係性は素晴らしく，息のあった演奏でした。
　一方，合唱は，笑顔がとてもよく，驚くほどきれいな歌声が出ていました。合唱曲は，「ぼくたちの学校」です。１０年ほど前に作られた本校オリジナルの曲。頭声的な発声が着実に身に付いているようです。

　午後から日差しが出てきたので，グラウンドでの練習が再開されました。５時間目には，３〜４年の団体競技「本川小タイフーン」の練習が行われました。
　初めての団体競技の練習でしたので，最初はとまどいがありました。しかし，競技のコツがつかめてくるとスピーディーな動きへと変わっていきました。来週に幾度か練習を重ねるかと思いますが，動きにさらに磨きがかっていくはずです。運動会当日が楽しみになりました。

　国語科の物語文の学習を参観しました。この時間読み合っている物語は，「名前を見てちょうだい」です。あまんきみこの手になるファンタージーで，子どもたちにも人気のある作品です。
　授業は，主人公えっちゃん，牛など様子を思い浮かべることができるよう，さまざまな工夫を重ねて進んでいきました。子どもたちは登場人物になりきり，様子を中心にして気持ちも想像豊かにイメージすることができていました。
　物語の世界にしっかりと入り，豊かに想像できる子どもになっていってほしいと思います。

　カナダからアニタ・スイナー先生が来校され，１年の図画工作科の授業を参観いただきました。今日の授業は
★どんどん　なれべて
という題材によるものです。
　先生は，「小学校の初期段階で，さまざま材料を使って造形遊びをすることの有意性を実感した」という言葉を残されました。「カナダでは，この段階で，ただ画用紙に向かって絵を描く学習がまだあります。ぜひともこの授業などをもとに造形教育を改善していきたい」との言葉も。
　また，学習の終末で，子どもたちがそれまで使っていた材料を進んで片づける姿にも感心されていました。「シティズン・シップの観点からも素晴らしい」と。

　週末に近づき，各学年の表現の練習も，隊形の確認などに移ってきています。１〜２年もグラウンドに出て，実際に移動して隊形移動の仕方を覚えていました。
　音楽に合わせての動きもずいぶんそろってきています。表情は明るく，練習を楽しんで取り組んでいることが伝わります。

　５年の学級では言語・数理運用科の学習が行われていました。この時間の単元は，
★お好み焼きの材料を買いに行こう
です。
　授業の冒頭では，お好み焼きの食材を出し合う場面でした。
　キャベツ，もやし，そば，天かす，紅ショウガ……。
　多くの食材を出し合い，子どもたちの学習意欲が少しずつ高まっていきました。そして，その食材を購入するスーパーマーケットのチラシの提示。ここで，今日の学習の中核となる
★チラシの中にある工夫を読み取る
という活動に入っていきました。
　ワークシートに自分の読み取った工夫を書き込む様子。真剣に学ぶ子どもの姿を見ることができました。

　２１日の運動会に向けて，第１回目の全体練習を行いました。
　運動会に向けての心構えがついての確認が行われた後に，入場行進。引き続いて，開会式の流れの説明，ラジオ体操の練習。
　子どもたちの表情から運動会にかける思いが伝わってきました。また，一つひとつの動きもきびきびし，平素の学習が生きているように思いました。

　今週に入り，各学年の演技・競技の練習も完成度の高い内容となってきています。
　午後は，５〜６年が組体操の練習を重ねていました。５時間目にに体育館で，６時間目にはグラウンドでの練習でした。体育館で一つ一つの技を確認し，グラウンドでは隊形の確認です。
　さすが高学年です。密度の濃い練習をする姿を見ることができました。

　本校の学校協力者会議委員長であり樹木医でもある正本先生をお招きして，１０月４日に，ニワウルシについての話をしていただきました。
　今，平和の森にあるニワウルシはお母さんニワウルシの子どもです。そのニワウルシのお母さんは，被爆直後に芽を出した木で，本川の町の復興のシンボルとなり，たくさんの人々を勇気づけてきました。そのお母さんニワウルシの生まれたころのことや病気になったこと，本川小のお兄さんやお姉さんたちが一生懸命お世話してきたことなどを，写真を交えながら話していただきました。
　お話のあとは，平和の森へ行き，アラカシやアオギリなどの被爆樹木の二世の木を見たり，ニワウルシの前で記念写真を撮ったりしました。これからも，ニワウルシを大切にしながら，平和について学習を深めていきたいと思います。

　先週は，計画委員会のリードで，「そろえるキャンペーン」を実施。体育館前に計画委員会が整列し，あいさつ運動などを行いました。
　今日の始業式に引き続いて，計画委員会から，「そろえるキャンペーン」のふり返りが伝えられました。挨拶の仕方，身だしなみなど，かなりの部分できていた，との報告です。
　これからも，一人ひとりが「そろえる」という意識を確かにもち，学級そして学校全体で取り組んでいくことの大切さが確認されました。

　後期の学校生活が始まりました。卒業証書授与式，修了式に向けて，各学年の児童は，個人・学級の目標達成に向けて，スタートです。
　後期始業式では，最初に校長先生の話がありました。
　サッカー日本代表のキャプテン・長谷部誠選手の著書「心をととのる」の内容を引用され，
★整理整頓は心の掃除をすること
★読書は自分の考えを深化させる
ということについて話をされました。さらには，学習の中で，自分の考え・思いを出し合い，深まりのある授業を創ってほしいという話も続けられました。
　また，代表児童２名（３年・６年）は，後期も，授業のなかで自分の考えをしっかり伝えることを心がけていきたい，という話でした。
　始業式でも全児童落ち着いた態度でのぞみ，よいスタートを切ることができたように思います。

　５年の算数科の授業を参観しました。本校は授業改善推進校に指定され，今年度，１名の教諭が加配されています。そこで，週に２回の複数指導体制で算数科の授業を行っています。
　授業は，
★これまで学習してきた分数と小数，分数の関係をふり返ろう
という，いわば，総まとめ的な一連の学習の一こまのようでした。
　そして，今日は，「分数の倍」を対象にした学習です。
　子どもたちの表情を見ると，とても明るく，算数科の学習を楽しんでいるということが伝わりました。分かる喜び，できる喜びを味わいつつ日々の授業に臨んでいるからでしょう。
　複数体制の一人は，
　・つまずいている子どもへの支援
　・深い思考を導くための授業参画
など，多様な動きをして担任とともに授業を創っています。

　前期最後の日を迎え，各学年・各学級ではさまざまなことが行われていました。
　２年の学級です。お別れ会が準備されていました。
　今日でこの学級の友だちとも別れて，市内の学校に転校するようです。
「新しい学校にもすぐに慣れることができるからね」
と言葉を掛けると，
「少し寂しいです」
と言葉が返ってきました。
　６年の学級です。前期のふり返りをしていました。
　机の上には前期最初に書いた目標の紙。真ん中にはふり返りシートが置かれ，前期のふり返りをし，後期の目標を立てていました。
　ふり返りから目標。
　目標は具体的に立て，ふり返りが確実にできる内容でした。
　後期もがんばりを見せ，下の学年のよきモデルとなり活動してくれることが期待できる６年です。