今週に入り，各学年の演技・競技の練習も完成度の高い内容となってきています。
　午後は，５〜６年が組体操の練習を重ねていました。５時間目にに体育館で，６時間目にはグラウンドでの練習でした。体育館で一つ一つの技を確認し，グラウンドでは隊形の確認です。
　さすが高学年です。密度の濃い練習をする姿を見ることができました。

　本校の学校協力者会議委員長であり樹木医でもある正本先生をお招きして，１０月４日に，ニワウルシについての話をしていただきました。
　今，平和の森にあるニワウルシはお母さんニワウルシの子どもです。そのニワウルシのお母さんは，被爆直後に芽を出した木で，本川の町の復興のシンボルとなり，たくさんの人々を勇気づけてきました。そのお母さんニワウルシの生まれたころのことや病気になったこと，本川小のお兄さんやお姉さんたちが一生懸命お世話してきたことなどを，写真を交えながら話していただきました。
　お話のあとは，平和の森へ行き，アラカシやアオギリなどの被爆樹木の二世の木を見たり，ニワウルシの前で記念写真を撮ったりしました。これからも，ニワウルシを大切にしながら，平和について学習を深めていきたいと思います。

　先週は，計画委員会のリードで，「そろえるキャンペーン」を実施。体育館前に計画委員会が整列し，あいさつ運動などを行いました。
　今日の始業式に引き続いて，計画委員会から，「そろえるキャンペーン」のふり返りが伝えられました。挨拶の仕方，身だしなみなど，かなりの部分できていた，との報告です。
　これからも，一人ひとりが「そろえる」という意識を確かにもち，学級そして学校全体で取り組んでいくことの大切さが確認されました。

　後期の学校生活が始まりました。卒業証書授与式，修了式に向けて，各学年の児童は，個人・学級の目標達成に向けて，スタートです。
　後期始業式では，最初に校長先生の話がありました。
　サッカー日本代表のキャプテン・長谷部誠選手の著書「心をととのる」の内容を引用され，
★整理整頓は心の掃除をすること
★読書は自分の考えを深化させる
ということについて話をされました。さらには，学習の中で，自分の考え・思いを出し合い，深まりのある授業を創ってほしいという話も続けられました。
　また，代表児童２名（３年・６年）は，後期も，授業のなかで自分の考えをしっかり伝えることを心がけていきたい，という話でした。
　始業式でも全児童落ち着いた態度でのぞみ，よいスタートを切ることができたように思います。

　５年の算数科の授業を参観しました。本校は授業改善推進校に指定され，今年度，１名の教諭が加配されています。そこで，週に２回の複数指導体制で算数科の授業を行っています。
　授業は，
★これまで学習してきた分数と小数，分数の関係をふり返ろう
という，いわば，総まとめ的な一連の学習の一こまのようでした。
　そして，今日は，「分数の倍」を対象にした学習です。
　子どもたちの表情を見ると，とても明るく，算数科の学習を楽しんでいるということが伝わりました。分かる喜び，できる喜びを味わいつつ日々の授業に臨んでいるからでしょう。
　複数体制の一人は，
　・つまずいている子どもへの支援
　・深い思考を導くための授業参画
など，多様な動きをして担任とともに授業を創っています。

　前期最後の日を迎え，各学年・各学級ではさまざまなことが行われていました。
　２年の学級です。お別れ会が準備されていました。
　今日でこの学級の友だちとも別れて，市内の学校に転校するようです。
「新しい学校にもすぐに慣れることができるからね」
と言葉を掛けると，
「少し寂しいです」
と言葉が返ってきました。
　６年の学級です。前期のふり返りをしていました。
　机の上には前期最初に書いた目標の紙。真ん中にはふり返りシートが置かれ，前期のふり返りをし，後期の目標を立てていました。
　ふり返りから目標。
　目標は具体的に立て，ふり返りが確実にできる内容でした。
　後期もがんばりを見せ，下の学年のよきモデルとなり活動してくれることが期待できる６年です。

　１０月２１日の運動会に向けて各学年で練習が始まっています，
　２時間目には，体育館で，１〜２年が合同で「表現」の練習をしていました。流れている曲は「学園天国」。リズミカルなメロディーに合わせて体を動かしていました。１年生がぐっと手を広げているときには，２年生はしゃがむ…。
　２つの学年が合同で一つのものを創り上げていくことも，貴重な学習経験です。後期が始まると運動会まで２週間。これからも練習に励み，当日は大きな花を咲かせることと思います。

　４月７日に始業式。１０日に入学式で始まった前期の学校生活も，本日の終業式で一つの区切りとなりました。
　校長先生から各学年等の前期の歩みが話されるとともに，代表児童２名の前期のふり返りの言葉がありました。
　明日から３日の秋休み。新たな気持ちで後期の学校生活を始めてほしいと思います。

　本日，原爆ドームを描いた油絵の寄贈がありました。作者は，これまで３０００枚を越すドームを描かれてきた原広司さんです。
　この油絵は，海外からの来校される方々などもお迎えする「生活科室」に展示しています。ピンクに輝くドーム，清らかな元安川の流れに，平和な世界を願う原広司さんの願いが伝わります。
　本校児童や来校者が一堂に会するこの教室で多くのことを感じ，核兵器の廃絶・世界平和の実現を誓いたいと思います。

　６年の２学級が，ろくぼくなどの体育施設を始めとして，樹木などに荷造りテープやが用を飾っていました。「風をつかむ」という図画工作科の単元での共同制作とのことでした。
　風が吹くと青や白のテープがなびくなど，自然と図画工作を結びつけた，興味深い造形活動でした。共同で一つの作品を作り上げる，ということに面白さを感じることになりました。

　９月２８日（木）に生活科の勉強で町たんけんに出かけました。
　この日までに，インタビューする内容を考えたり，地図で行き方を確認したりして，準備を重ねてきました。
　そして迎えた当日，班ごとにそれぞれの場所へ出発しました。地図係を先頭に，どの班も迷うことなく到着することができました。お店では，何度も練習した言い方で，礼儀正しくインタビューをすることができました。
　学校に帰ってきた子どもたちの顔は，とても誇らしげで，充実した時間を過ごしたことが伝わってきました。
「交番にはパトカーはないそうです。」
「お茶は，一つの木からつくられるそうです。」
と学んだこと，分かったことを伝えることもできました。
　今後は，それぞれの班の学びを新聞にまとめ，伝え合う活動を行っていく予定です。

　１０月４日は中秋の名月です。この時期はあまり天候に恵まれず，満月を見ることがあまりできませんが，今宵は堪能できそうです。
　今朝は，図書ボランティア「絵本のくに」の皆さんによる読み聞かせの日でした。４年の教室では，両学級とも「月」を題材にした絵本の読み聞かせでした。子どもたちも，その読み聞かせの世界に入り込んでいました。
　今日の読み聞かせと重ねて，今日の月を見上げてほしいと思います。

　９月２１日（木）４年生は，社会科「古い道具と昔のくらし」の学習として，広島市郷土資料館に行きました。郷土資料館では，実際に石臼を使って，大豆をきな粉にする体験をしました。子どもたちは，
「きな粉のにおいがする。」
「石臼って重たい。」
などの感想を出し合いました。
　昔の道具では，昭和３０年代の居間の説明も受けました。ちゃぶ台やローラー式洗濯機，氷冷蔵庫を見て，昔の人々が考えた生活の工夫を知ることができました。
　最後に，後期の国語科で学習する物語「ごんぎつね」に出てくる，様々な道具の説明を聞きました。舞台となる当時の生活様式を学び，作品世界を想像することができました。
　

　５年の学級では，国語科「書くこと」の学習が進められていました。
　先日，コンピュータルームでインターネットを活用した情報の学習が行われていました。その時に収集した資料をもとに，今回の「書くこと」の学習を行っていることがすぐに分かりました。これまで，
　・収集した資料（図表・グラフ・写真など）を読み取り，考える。
　・資料を活用して文章を書く。
という学習を行ってきました。そして，今日は，
　・書いた文章をもとに，ポスターを完成させる。
という活動を行っているわけです。
　収集した資料は多様に渡っていました。スポーツ，動物，いじめ問題……。教室には読み手を意識したポスターが掲示されることと思います。
　

　今日は、月１回の「ロング昼休憩（たてわり遊び」の設定日でした。昼休憩になると全児童がグラウンドへ。前もって計画していた遊びを、異年齢集団により進めていきました。
　長縄とび、氷おに、かたつむりじゃんけん、十字じゃんけん……

　さまざまな遊びで、しっかり体を動かすことができました。終了の放送とともに教室へさっと戻る様子に、子どもたちの成長を一端を感じることも。

　今週に入り、計画委員会によるあいさつ運動が始まっています。この活動は、計画委員会のメンバーによる、自主性により組み込まれたものです。
　計画委員会による「おはようございます」という声掛けで、前を通る児童は、気持ちよくあいさつを返していました。
　また、今日の活動を終えたの後には、ふり返りをします。
・どのようなあいさつの様子なのか
・自らあいさつをする児童が増えていくためにはどうすればよいか

　計画委員会の活動は、全児童のあいさつの意識を高める上で、効果のあるものになっています。

　１年の教室では、カタカナの学習が進んでいるようです。Ｃ組では、４時間目に、リ・カ・ノなどの文字を学んでいました。
　学習の様子を見ていて、感心したことに、
★既習のカタカナで学んだ字形の特徴を基に、今日学ぶ「リ・カ・ノ」に当てはめようにさせる。
ということがあります。言い換えれば、鉛筆の動きをオノマトペを使いイメージさせている、ということです。また、子どもたちも、オノマトペを分かりやすく使い、字形を説明していました。
　ただ教え込むのではありません。「教えるべきことはきちんと教える。任せるべきところは思い切って任せる」ということの実践です。
　

　ポーランドからの訪問団の皆様が献納された折り鶴。世界地図が描かれた美しい箱に、きれいな折り鶴がおさめてありました。
　そして、タデウシュ　マゾビエツキ小学校３年生の皆さんからのメッセージです。平和な世界が築いていきたい、という願いが込めてある内容です。

　海外からの平和資料館への見学が続いていますが、９月３０日には、ポーランドから１４名のご来校がありました。
　一行には、
・ポーランド国会議員SLAWOMIR PIECHOTA様
・ロンドンならびのリオデジャネイロオリンピックの女子ハンマー投げの金メダリストであり、現在も世界記録保持者のANITA WLODARCZYK様
もおいでになられました。
　今回の訪問では、折り鶴を献納するとともに、ポーランドの小学校の子どもたちからのメッセージを届けたいという願いがあってのことでした。
　ポーランドは戦禍にいくども見舞われた歴史があります。その背景があるがゆえに、平和な世界を築くことの大切さをよりいっそう考えられる機会になったようです。最後に、
「平和資料館に来て良かったです」
という言葉をいただきました。
　

　本年度３回目の校内授業研究会を行いました。
　学級の子どもたちは、多様なものの見方・考え方ができ、自分の考えを分かりやすく全体に伝えていました。平素の授業の積み重ねが今回の子どもたちの成長に表れていました。
　授業改善推進校として、「算数科における思考活動」と「汎用的な力の育成」を対象に研究活動を重ねていますが、授業改善のなかで児童の学力向上は確実に図られていると思いました。