３年生のクラスでは、「玉入れゲームで、かごからの長さが同じになる並び方」について考えていました。一人ひとりがマグネット板の上で、磁石を操作しながら思考錯誤しています。
「四角に並ぶと、角の人が斜めで遠くなるよね。」
「きれいな丸に並べるのは、難しいよ。」
子どもたちの様々なつぶやきが聞こえてきます。

　全体の場では、自分が考えた並び方を説明していました。理由もしっかり言えています。一人ひとりが具体物を手に取り、操作していったことで理解も確かなものになっていったようです。
　自分の考えを言葉や図を用いて表現する力を、３年生も着実に付けていっています。

　子どもたちが心待ちにいているクリスマス。そんなクリスマスをイメージした花が玄関に生けてあります。ピンクのバラを包み込むサラシシダが、雪のようにも見え、羽のようにも見えます。子どもたちも幸せな気分になってくるでしょう。
　一方、校長室に生けられた花は、ゆく秋を惜しむかのごとく晩秋の落着きを感じさせます。赤や黄色に色付いた令法（リョウブ）やふっくらと蕾を付けた伊予水木（イヨミズキ）に、白玉椿がひときわ映えて美しさを増しています。
　今回も、素敵な花を生けてくださった地域の方に感謝いたします。

　５年生のクラスでは、平行四辺形の面積の求め方について学習していました。図形に直線を入れ、移動させることで、今まで習っている図形に変形して求めようとしています。どの子どももじっくり考えています。
　グループで交流する場面では、プリントの図を指し示しながら話してくれた友達の説明で納得したのでしょうか、
「あっ、そういうこと！だったら、ぼくにもできるよ。」
嬉しそうな顔をして、考え始めました。
　なぜ、友達がつまずいているのか、どう言ったら分かってくれるのか、考えるなかで、教える側も理解が深まっていくことでしょう。そして、なによりも互いを思いやる関係が築かれていくように思われます。

　今年度３回目の校内研究会が、４年生のクラスで行われました。

　正三角形の数が□このときの、まわりの長さは何センチですか。

という課題に取り組んでいました。交流の中で出てきた誤答がうまく取り上げられ、なぜ○○くんは間違ったのか、子どもたちが懸命に説明し始めました。説明に納得がいかない子どもは、説明にまた加えて語り始めます。今年度は、思考を深めるために、表現し伝え合う子どもの育成を目指して取り組んでいます。日頃から、こうして関わり合いながら学習を進めていることがよく伝わってきました。
　
　協議会後も、各学年で算数科の教材研究が繰り広げられていました。子どもたちの確かな学力の定着に向けて、教員も力を入れています。

　1年生のクラスでは,繰り下がりのあるひき算の理解を深めるために、空欄に数を当てはめ、２つの式を完成させる問題に取り組んでいました。
　1年生にとって少し難しいかなと思われましたが、子どもたちは、いく通りも解を導き出していました。思考がスムーズに流れるように、「〜。すると、○○になる。」「○○だから、・・・。」といったつながりを意識させる言葉を使いながら考えをまとめていくことも、学習の中で教わっていました。1年生のころから、筋道立てて考えていくことの大切さが感じられます。

　本校では、茶道クラブがあります。年６回、地域の方にお越しいただき、指導を受けています。「お先に」「頂戴します」と声を掛け、お菓子をいただいていました。お辞儀も自然におこなわれています。静寂な雰囲気の中、心を落ち着かせておこなう所作はだれが見ても美しいものです。
　社会生活をスムーズに営んでいく上で大切にされる相手を敬う気持ち、感謝の気持ちをこのような場からも学んでいくことでしょう。

　５・６年生と保護者の方を対象に、『スマホ・ケータイ安全教室』を行いました。ＮＴＴドコモの方のお話から、子どもたちが学んだことは、

○インターネットは、世界中につながっている。便利な反面、危険（有害サイト、なりすましなど）もはらんでいること。
○個人情報とは何か、安易に載せられた写真の中に危険な情報はどこにあるのか、今後どんなことが起こりうるのかということ。
○一度、載せられた情報は、削除してもコピーされている危険性があること。
○メールの文字だけでは、思いが十分伝わってないこともあること。
○家族でルールをつくる大切さ　　です。

　映像やペアでの交流などを取り入れながら、分かりやすく説明していただいたことで、子どもたちも、スマートフォンや携帯電話などの使用の仕方について理解を新たにすることができました。
　ご家庭でも、使い方やルールについて話し合ってみていただければと思います。

　１１月１６日（水）学校朝会で和太鼓クラブの発表がありました。演目は「まつり太鼓」「けんか太鼓」「豊年太鼓」です。
　和太鼓クラブの子どもたちは、５月にクラブが発足して以来、クラブの時間だけでなく朝練習にも取り組み，練習を積み重ねてきました。東浄納涼祭、敬老祝賀会、今回の学校朝会の年３回の発表の場があります。回を重ねるごとに、ばちさばきがうまくなり、息がぴったり合っていくようです。
　学校全体で、古くから継承されている文化にふれることができました。

　3年生は、お話の絵「モチモチの木」をかいていました。暗闇に向って天高く伸びる幹と枝。木の力強さに圧倒されます。きっと、お話に出てくる豆太も見上げていたのでしょう。この幻想的な風景を・・・。豆太が見たモチモチの木は、子どもたち一人ひとり違い、個性が表れていることに感心しました。
　また、墨汁、パス、絵の具をうまく使い分けていることで、一層、作品に深みを増していました。

　3年生のクラスでは、慣用句の学習を行っていました。２つ以上の言葉を組み合わせることで、もとの意味と違ってくることに、子どもたちは興味をしめしていました。
　机の上には、国語辞典が用意されています。３年生の学習で国語辞典の活用が始まっているのですが、いろいろな機会を経て、辞典を引くことにも慣れてきたようです。キーワードをもとに素早く引き、慣用句の意味を調べている子どもが多くいました。
　これから生活場面で、慣用句を使う姿が見られることでしょう。

　２年生は、お話の絵「かさこじぞう」をかいていました。自分の好きな場面を選んで、想像を広げながらかくことがねらいです。
　好きな場面は、子どもたちによって様々ですが、じいさまが地蔵さまに笠をかぶせてやる場面が一番多く見られました。新聞紙を使って、地蔵さまを表現していることで、猛吹雪の中、寒々と立っている地蔵さまの様子がうまく表れていました。
　絵を見ていると、あと一カ月あまりもするとやってくる大晦日や厳しい寒さを思わせますが、なぜかそこから、じいさまや地蔵さまの温かいものが伝わってきます。

　2年生は生活科「うごくうごくわたしのおもちゃ」で、身近にあるものを使って、動くおもちゃを試行錯誤して作り、友達と競争したり、工夫を教え合ったりしながら、おもちゃの面白さや不思議さを実感してきました。また、1年生が楽しく遊ぶことができるように遊び方も工夫しました。
　おもちゃランドで1年生に遊んでもらった時には、1年生の楽しそうな顔を見て、子どもたちはとても満足していました。

10月27日(木）4年生はママココヨの方のお話会に参加しました。「おふろのおふろうくん」「どんぐり」「としょかんライオン」「王さまと九人のきょうだい」の4冊のお話を聞きました。「としょかんライオン」のお話を聞いて、子どもたちはじーんと心が温かくなりました。中国の民話「王さまと九人のきょうだい」のお話を聞いて、子どもたちは思わず笑ってしまいました。ママココヨの方のお話会を子どもたちは毎回楽しみにしています。

　３年生ともなると、学校から出た宿題だけでなく、自主的に家庭学習を行ってくる子どもたちが出てきます。３年生では、子どもたち自身が無理なく興味をもって取り組めるように、楽しい取り組みをしていました。
　「発見！自主学習の宝箱」です。自学島の子どもたちが自主的に行ってきた学習の中から、宝を見つけて船長が紹介しているのです。
　○お話づくり
　○ローマ字・漢字練習
　○計算練習・問題づくり
　○植物・動物の観察
　○体力つくり
　○調べ学習　　など
自主学習へのスムーズなスタートが切れそうです。

　立ち上がるようにバランスを考えてつくられたねん土の作品。「顔のあるタワー」「ドラゴンタワー」、ネーミングも様々です。ドラゴンタワーの名のごとく、今にも動き始めそうなタワー。しかし、簡単に建物が崩れてしまっては困ります。倒れない工夫もしっかりなされていました。その一つに、「体を支えるために、地面に着いている腕を太くした」とのことです。
　出来上がった作品と自分が遊んで様子が写し出され、なんともユニークな作品展示となっていました。

　紙面からはみ出さんばかりの大きな作品。作品の中からは、「うんとこしょ、どっこいしょ。」と、声が聞こえてきそうです。
　1年生は、いろいろな形の紙を使って、「大きな　かぶ」のお話を表現していました。おじいさんやおばあさん、まごや動物たちがいろんなところに飛んでいる様子もうかがえます。力を込めてかぶを抜いているところがうまく表れています。
　ちぎり絵で表現されているかぶも、一段と迫力を増しています。

　子どもたちの前には、６つの道具が用意されていました。

　のり・ペン・消しゴム・スポンジ・単3電池・洗濯ばさみ

天秤を使って２つずつ比べていましたが、時間ばかり過ぎていき、なかなか６つの道具の重さを順に並べることができないようです。どうにか簡単にできる方法はないものかと考えた結果。
　
　「ブロック」
　「一円玉」
という声が上がってきました。

もとにするものを定め、そのいくつ分になるか、重さを数で表すことに気づいたようです。これは、「グラム（ｇ）」の学習につながっていきます。
　活動をともなう学習であったため、「なぜ？」「どうして？」「きっと、〜じゃない？」という考えも生まれやすく、一段と興味をもって学んでいる姿が見られました。

　にこにこ学級では、戸坂中学校区クリスマス交流会に向けて、劇の練習を行っていました。今日は、役の確認に始まり、台本の通し読みです。はじめて手にするお話「てぶくろ」の台本を前にして、期待感でいっぱいなのでしょう。あふれんばかりの笑顔です。
　先生から、２つの演技の手本が見せられました。どちらがよいか、理由を付けて話していました。すでに、気持ちは役になりきっているようです。
　８名のメンバーの互いを温かく包み込む雰囲気のなか、練習が繰り返されていきました。

　ホオズキのようにも見え、ハリセンボンのようにも見える果実をつけるフウセントウワタ。成熟して裂けた実からは、綿のような種がたくさん出てきます。子どもたちにも、ぜひ見てほしいと地域の方が生けに来てくださいました。
　校長室の方に生けられた花は、啓翁桜（ケイオウザクラ）と白玉椿です。桜といえば、季節外れの感じもしますが、この時期に花をつける桜のようです。バラの赤と啓翁桜の白のコントラストが美しさを増しています。

　各学年のコーナーもありました。食品販売、おかしつり、くじ引き、工作など。親子で回る人達もいれば、子ども同士で回る姿も見られました。どのコーナーも多くの人でにぎわい、活気に満ちた一日となりました。子どもたちにとっても思い出に残る祭りとなったことでしょう。
　親子まつり当日に至るまで、企画運営に携わってくださったＰＴＡ執行部の方々、そしてお手伝いをしてくださった保護者の方々、どうもありがとうございました。
　地域からも多くの方がお越しくださいました。この場をかりてお礼申し上げます。