最新更新日:2024/09/21 | |
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遺族の方々へのインタビュー暑い体育館で、時間を忘れて語られた思いを、私たちはどれだけ受け止められたのでしょうか。 【観音中学校生徒代表 追悼の言葉より】 あの惨劇から69年。 広島は今、被爆者の高齢化問題に直面しています。「被爆の証人」である被爆者が減少すると共に、戦争の記憶も「風化」しているのです。この観音中学校も例外ではなく、戦争を経験した方からお話を聞くことができる機会が減っていることも、受け止め難い事実です。 二高慰霊祭【観音中学校生徒代表 追悼の言葉より】 1945年8月6日。観音中学校の前身である広島市第二高等小学校の先輩方と先生方260名余りは、あの日の朝も、建物疎開作業をしていたと聞きました。そして、8時15分…。たった一発の原子爆弾によって、260もの尊い命は、一瞬にして奪われてしまったのです。 (中略) これからの未来を担っていく私たちに、一体何ができるのでしょうか。それは、ヒロシマで起こった惨劇と被爆者の思いを伝承し、世界へ、そして未来へ語り継いでいくこと。自由に生きることを許された人生を、精一杯生きることだと思います。 平和だから、家族と食卓を囲むことができる。平和だから、明日の訪れに希望を抱き、眠ることができる。このように、平和の上に成り立っている幸せは、本当にたくさんあるのです。 平和も戦争も、創るのは全て私たち人間です。私は、ヒロシマに生まれた一人の人間として、身近にある幸せに感謝し、まずは自分自身を認め、そして相手を認めていき平和の輪を広げていくことを誓います。 |
広島市立観音中学校
住所:広島県広島市西区南観音三丁目4-6 TEL:082-232-0458 |