最新更新日:2024/06/26 | |
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段階指標による評価の意義とは?
本校では,総合的な学習を中心に,自主的・自律的な学習を通して,自尊感情を育てることを研究テーマに取り組んでいます。そこで,目指す子ども像と付けたい認識や能力をもとに,評価の段階指標を設定しています。
段階指標とは,例えば,問題発見場面の「疑問点・問題点の発見」における思考・判断する力を, 1 調べたことから,さまざまな疑問をもつことができる。 2 調べたことから,自分の問題を見つけることができる。 3 調べたことから,自分の問題を見つけ,活動の見通しをもつことがで きる。 というように,具体的な思考・判断する様子を段階として設定する評価基準です。これを,単元ごとの学習活動や内容とリンクさせ,さらに具体的で焦点化された指標を設定していきます。 では,この段階指標を活用することには,どんな意義があるのでしょうか。 一つ目は,子どもが自らの学習状況を具体的な指標で段階的に評価することによって,どこまでできるようになったかを明確にとらえることができることです。これによって,子どもが自己評価し,自分の高まりを実感しやすくなるとともに,認識や能力の獲得に見通しを持つことができるのです。 二つ目は,教師が児童一人一人の学習状況を的確に把握,評価し,価値付けと支援をすることによって,子どもの主体的な認識や能力の獲得と自尊感情の醸成を促すことができることです。 このように,段階指標は,子どもと教師が共有化して持つべき学習をより深化・発展させるための指標であり,評価の枠組みといえるでしょう。 |
広島市立長束小学校
住所:広島県広島市安佐南区長束四丁目15-1 TEL:082-239-1764 |