久しぶりに全児童が集合しての朝会です。
「集合したら 黙ります」ができて、気持ちのよい雰囲気の中で朝会を始めることができました。
(以下、校長先生の話し)
夏休みに入る前、「時間割のない夏休み、自分で時間割をつくって守っていこう。」という話をしました。自分で決めて守るように努力しましたか? 自分が決めたことをやりきるのは、難しいことです。心に強さが必要です。だから、夏休みは心を鍛えるのに良い時でした。
きっと、宿題をやりきった、自分で考えた工作を作り上げた、自分の家の仕事をやり続けた、本を読み切った、などなど・・・何かをやりきったという満足感がある人は、気持ちよくこの場に座っているのだと思います。よく自分の心を強くもちました。
さあ、今日からまた気持ちを立て直して、今日から「よーいドン」です。一つ一つ確実に自分を成長させていきましょう。
さて、今日は皆さんにお伝えしておきたいことがあります。先生方を含めて皆さんのことをほめていただきました。皆さんが通う南観音小学校は、ずいぶん前から、学校の先生になりたいという人たちが集まって試験をする会場として使われています。今年も小学校から高校まで先生になりたいという人たち、すべてが集まられました。
試験のお世話に来られた先生が、こんなことをおっしゃいました。「何年もここへ来させてもらいますが、いつ来させてもらっても気持ちのいい学校ですね。歩かせてもらいました。今年もどこをみても気持ちがいい。いい空間ですね。」と言われました。
こんな記事を読みました。
「プロ野球の選手が試合の時にいつも利用するホテルの方が、興味深い話をされた。それはヒットを良く打つ人の部屋は毎回きれいに整理整頓されているということ。
選手が泊まった次の朝、清掃係の人が部屋に入っていくと、タオルやシーツ、布団がぐちゃぐちゃになっている部屋があれば、綺麗に整理整頓されている部屋がある。ヒットをよく打つ選手の部屋は、たいていシーツがまっすぐになっていたり、布団がたたんであったり、タオルはバスタブにまとめてあったりなど空間が整えられている。いつも整理整頓して球場へ出ていく選手の布団がぐちゃぐちゃになっていると、不思議とその日はヒットが出ない。
心の余裕や、自分が過ごした空間への愛情は、直接、その人の人生の幸不幸を決めていくことに繋がる。」という記事でした。
学校の空間は皆さんを表します。学校の空間をつくるのは皆さんだからです。物や空間を大事に扱えば、自然と自分にいい結果が返ってきます。逆に、物や空間を大事にしないと、いい気持ちにはなれませんから、自分の気持ちが荒れて、何をやってもうまくいきません。
南観音小学校の空間をほめていただきました。自分にいい結果が返ってくる空間ということになります。また今日から、自分としっかり向き合い、責任を果たすもくもく掃除を、自分たちのために続けていきましょう。
1週間ごとにでも学級で振り返り、「もくもく掃除ができた」という学級は、どんどん正面入り口の「当たり前の木」に花をつけていきましょう。もくもく掃除の木には、今、5年2組の花が咲いています。花でいっぱいになるといいですね。