最新更新日:2024/05/23
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「明 浄 直」 明朗で、きれいな心を持ち、素直で実行力のある人になろう

第71回「卒業証書授与式」を終えて

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地域の皆様へ「お礼」
 穏やかな日ざしにいつしか春の訪れを感じるこの頃です。地域の皆様には、いつも生徒たちへの温かいご支援をいただき感謝申し上げます。
 さて、本日挙行致しました第71回 卒業証書授与式に際しまして、心温まるお祝いの言葉をいただきまして本当にありがとうございました。
 おかげをもちまして、厳粛かつ心温まる卒業証書授与式を挙げることができました。
 卒業生も皆様の祝福と激励により思い出深い日となり、また、新たな希望と決意を胸にそれぞれの進路に向かって、明るく邁進してくれることと思います。
 本日卒業いたしました104名は、私たちのかけがえのない宝です。これからも地域の皆様に支えられて成長していきます。そして、未来の地域を支える人材として輝いてくれるはずです。今後も厳しく、温かい目で見守っていただきますようお願いいたします。
 終わりになりましたが、皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げますとともに、本校教育活動に変わらぬご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

      令和2年3月12日
               広島市立高陽中学校長 芝山 潤一郎

平成31年度 第71回 卒業証書授与式 式辞

 式辞に先立ち、この度、令和2年2月27日に内閣総理大臣から示された学校の臨時休業要請については、「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における一斉臨時休業について(通知)」等を踏まえ、学校保健安全法に基づく臨時休業を行うこととなりました。
 本日の卒業証書授与式においては、臨時休業中ではありますが、時間短縮や参加人数を絞ること、マスクの着用、アルコール消毒液の設置等感染防止に万全の措置を講じた上で実施するものと致します。本日は、このような形での卒業証書授与式となりましたが、今、我々にできることを精一杯行うことで、卒業生への祝福と、これまでお世話になった皆様への感謝の気持ちをお伝えしたく存じます。保護者の皆様には、本措置の趣旨をご理解の上ご協力のほどよろしくお願い致します。

               式  辞

 豊かな自然を有する高陽の地を渡る風に、春の香りが感じられる季節となりました。
 本日は、高陽中学校第71回卒業証書授与式を挙行するにあたり、本校PTA会長 渡瀬 博文 様のご臨席のもと、多くの保護者の皆様のご列席を賜り卒業生の門出を祝福できますことを本校教職員を代表いたしまして、深く感謝し、厚く御礼申し上げます。
 只今、104名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。中学校卒業とは、義務教育9年間の全課程を修了したことを意味し、同時にその証書は皆さんの努力の成果というべきものです。この3年間の皆さんの努力の成果はこれからの人生において、何物にも変えがたい人生の糧となることでしょう。そうした成果はけっして自分一人で成し得るものではありません。15年間絶え間なく愛情を注ぎ続け、これからも注ぎ続けてくれる、お父さん、お母さん、ご家族に、そして、地域の皆様にも今日の卒業に際して、心より「ありがとうございました。」と感謝の気持ちを伝えてください。また、この卒業証書は、原爆の子の像へ捧げられた折り鶴を再生したものです。平和の象徴であるヒロシマに捧げられた折り鶴を再生した証書を手にし、改めて世界の人々の平和への思いを継承して欲しいと思います。
 さて、皆さんは、改元に伴い「平成」最後の卒業生となり、新たな時代「令和」を背負っていくことになる卒業生でもあります。振り返ってみると皆さんは、中学校3年間で著しく成長しました。特に3年生になってからの活躍は記憶に新しいものがあります。日々の授業では、「聞く・話す」ことを通した学び合いをキーワードに安心して学ぶことができる生活環境、学習環境づくりに努め「常に学びから逃げない姿勢」を示してくれました。部活動に、そして学校行事にと、気持ちを切り替え、時間を有効に使い、一生懸命取り組む姿は、とても立派でした。皆さんが、共通の目標に向かって努力する中で、苦しさを乗り越え、他者に対する思いやりを持つこと、一人一人が協力し、力を合わせることの大切さを体験的に学びました。これから進む道はそれぞれ違いますが、この貴重な体験を忘れることなく本校の卒業生としての誇りを胸に立派に生きて行って欲しいと願います。

 門出にあたり、2つのことを「はなむけ」として送ります。
 1つ目は「人とのつながりを大切にする」ということです。人は人とのつながりの中でしか幸せをつかむことができないということです。
 私たちは、あらゆる困難や問題を解決するとき、周りの人に相談したり、話し合い、助け合います。人は一人では生きていけません。「相手の立場に立って物事を考えられる人」はこれから先、学校で、職場で、地域で、家庭で、多くの人とつながることができるはずです。今、ケータイでSNSなどのつながりもありますが、直接、顔と顔をみて言葉をかわすことが大切です。挨拶をする、返事をする、お礼を言う等、「感謝する心」「お互いを思いやる心」を言葉にして伝えることです。そのことで、人と人をつなぐことができ、自分の人生をかえることにもつながるのです。
 2つ目は「言葉を磨く」ということです。
 昔から『言葉は心を映す鏡』といわれるように、言葉は自分の内面をも表しています。
やわらかい言葉や表現を使うようになれば、相手も心地よく感じ、思いやりを持って話しているという気持ちが伝わります。言葉を意識することで、心も行動も磨かれます。言葉は、人と人の心をつなぐために使うもの。相手の心と更に強いつながりを築くことができたなら、それは幸せなことではながと思います。どうか、皆さん自身が言葉に磨きをかけ、自らの世界を広げてほしいと願います。そして、素敵なネットワークを世界に広げ、自由で公平な社会の実現を目指してください。

 最後になりましたが、保護者の皆様に、一言、お礼を申し上げます。
 皆さまの大切なお子様を、3年間お預かりして参りました。ご期待に添えなかった点も、多々あったと思いますが、生徒たちはたくましく成長し、今日の日を迎えることができました。これもひとえに保護者の皆様方の温かいご支援とご協力があったおかげだと深く感謝しております。  
 卒業生の皆さん、しっかり前を向いて、胸を張って進んでください。「明・浄・直」明朗で、きれいな心を持ち、素直で、実行力のある人になろう。皆さんの未来を信じて、式辞といたします。

     令和2年3月12日  
                広島市立高陽中学校長 芝山 潤一郎
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TEL:082-842-0022