最新更新日:2024/06/13 | |
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リスペクト アザーズ 〜2/7 全校朝会〜教室に掲示している「祇園中スタンダード」の中の「リスペクト アザーズ」という言葉について。これは,神奈川県の当時中学3年生が書いた人権作文にある言葉です。彼は,幼い頃アメリカで生活していました。多民族が入り混じっているサンディエゴの子どもたちが,小さい時から叩き込まれるように聞くという言葉だそうです。 彼は,サンディエゴのリトルリーグの練習で,チーム全体が「おい,この下手くそ」と怒鳴りたくなる場面で,監督やコーチから「リスペクト アザーズ」という言葉を何度も聞いたと言います。 「リスペクト アザーズ」,直訳すると「他人のことを尊重しなさい」。わかりやすく言うと,「人のことを見下すな」「人をばかにしてはいけない」ということになります。つまり「意地悪をしてはいけない」とか「いじめはダメだ」とかいうように行動自体を注意するのではなく,その行動を起こした根本の考え方を問題にしている言葉です。例えば,試合の時にやる気がなくて,投げやりな態度で失敗をする人は許せません。しかし,やる気があっても上手くできないことはあるのです。 また,一生懸命取り組んでいても,思わぬ形で「まさか,あの人が」と思う失敗をすることもあります。真面目に取り組んでいる人が失敗をした場合、責めたりののしったりするのではなく,「大丈夫だよ,今から取り返そう」と励ましたり,一緒に取りかえす努力をする人になってほしいのです。 今後,いろんな人たちと「協力」していくためには「何をするのか」の前に,「どんな心」が必要なのか。そして,その心を持ち続けることが皆さんの周りにどんな社会をつくるのか。それを考えてほしいのです。これは,学校生活だけでなく,社会に出てからの職場においても,地域のお付き合いにおいても同様に大切なことだと私は思っています。 |
広島市立祇園中学校
住所:広島県広島市安佐南区祇園五丁目39-1 TEL:082-874-0055 |