最新更新日:2024/06/14 | |
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頼山陽史跡資料館に行ってきました!(基町幼稚園)2月28日に、「頼山陽史跡資料館」に歩いて出かけました。年長組と年少組が手をつなぎ、年中組はペアになって、園近くの中央公園を抜け地下道に入り、にぎやかな地下街をきょろきょろと眺めて進めばあっという間に袋町です。まもなく旧日本銀行が見えてきて「この立派な建物は原爆にあいました。頼山陽さんの家はこの大きな建物の後ろにあったから、焼け残ったんですよ。」と、先生の話を聞きました。 「頼山陽史跡資料館」に到着し門をくぐると、花本主任学芸員さんが笑顔で迎えてくださいました。頼山陽が描かれた掛け軸の前で「一つだけ覚えてほしいことは、名前です。名字が頼さん、名前が山陽さん、一生懸命勉強して字が上手な人です。今から200年前、こんな服を着て、刀を持って歩いていたんですよ。」と、紹介をしてもらうと、急に江戸時代にタイムスリップしたようでした。 そして、頼家所有のひな人形を見せてもらいました。今から150年前のお人形で男びなと女びなの内裏びなです。大事にされてきてほとんど着物の色が変わっていません。内裏びなだけなので、今より少し大きめです。三人官女や右大臣、左大臣などが増えていったのは、後のことだそうです。今では、段飾りが少なくなって、もともとのかたちに戻っていますねと、話されました。最後にいよいよほし組のひな人形と対面です。赤い毛氈の上に丁寧に飾ってもらっていて感激しました。人形たちも久しぶりに子どもたちに会って嬉しそう。いっそうにこにことした笑顔に見えました。 資料館を出ると、昔の家を再現した頼山陽の居室に全員上がらせてもらうことができました。みんな自然にお行儀で座って話を聞いています。天井が低く、電気はありません。「夜は早く寝て朝は明るくなったらすぐ起きて、身の丈に合った暮らしをしていたのです。」と、話していただき、なるほどとうなずくばかりです。居室を出ると、子どもたちが、みんなが歩いて散らばってしまった庭の砂利石を、そっと直していました。大事にされているお人形、手入れに行き届いたお庭、居室・・。普段の生活とは違う雰囲気の中で、子どもたちの心に昔の人々の思いが伝わっていったのかもしれません。古の文化にふれ、子どもたちも私たちも心穏やかな春のひとときをすごすことができました。 写真 上 頼山陽が描かれた掛け軸の前で、花本主任学芸員さんの説明を聞き ました。 写真 中 年長ほし組が一生懸命に作ったひな人形を飾ってもらっています。 写真 下 頼山陽の居室に上がらせてもらうところです。 「こども夢コンサート」が開催されました!(山本幼稚園)ファンファーレとともに始まったコンサート。第一部は小さな物語 “うたっ!うたっ!うたっ!”と題して、ミュージカル「リトルマーメイド」が始まりました。美しいソプラノの歌声と共に人魚姫アリエルが登場すると一気に夢の世界へ引き込まれていきました。 次には、雰囲気ががらりと変わって、特別出演であるバリトン歌手の折河 宏治さんが、モーツアルト「魔笛」より「俺は鳥刺し」を、コミカルな動きと張りのある歌声で演じてくださいました。折河さんは「幼児期に音楽の楽しさを感じてほしい。大きくなって、幼い時に見たコンサートに行ってみよう、という気持ちを持ってくれたら嬉しいです。」と、幼児期によりよいものと出会う大切さを話してくださいました。 第二部は、「創作和太鼓の世界」と題して、和太鼓と金管楽器五重奏のコラボレーションを聴くことができました。曲は「Sky」。迫力のある和太鼓や三味線の和楽器と金管楽器の見事な調和に、子どもたちも一体となって手拍子を打ちました。 音楽の素晴らしさに触れることができたコンサート。本格的な生の演奏に目が輝き、まさしく夢のような時間を過ごすことができた子どもたちです。今日の音楽との出会いが、将来、幼稚園の思い出と共によみがえり、再び美しい花を咲かせると思います。開催してくださった皆様に心より感謝いたします。 写真 上 かわいい小鳥のような笛の音と、バリトン歌手の折河さんの演技と張 りのある歌声。そしてコミカルな雰囲気に引き込まれて、子どもたち は思わず立ち上がり、ミュージカルにとび入り参加もできました。 写真 中・下 太鼓の迫力、三味線の音 和楽器にも触れ曲に合わせて手拍子 をして一緒に楽しみました。 |
広島市立基町幼稚園
住所:広島県広島市中区基町20-3 TEL:082-228-3888 |