最新更新日:2024/09/17 | |
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職場体験学習 3日目〜最終日〜ずいぶん慣れてきて,「水道水の残留塩素濃度を確認してくれる?」とお願いしたら,調理員さんに聞く事もなく,3人で協力して,教えあいながらしていました。 今日は急に寒くなり,学校の北側に位置する給食室はとてつもなく寒かったのですが,生徒たちは愚痴をこぼすこともなく,最後までやりきりました。 (最後に「今日,寒くなかった?」と聞いてみたら,「さすがに今日は寒かったです。」と本音をもらしていました。) では,本日の写真説明です。 左側の写真は,食品の検収をしている様子です。 検収とは,届いた食品の配送時間,数量,期限表示,温度,産地などを確認することです。確認した内容は検収簿に記入します。 検収は必要事項を見て,読み上げる人と,検収簿に記入する人の2人で行います。 今回は,検収簿の記入に挑戦してもらいました。 読み上げる方は,つい,いつものテンポで読み上げてしまうので,生徒は少し慌てた様子。 必死に記入欄を探し,わからないときは確認しながら,記入をしていました。 ごめんなさい。 真ん中の写真は,野菜スープに入れるパセリをフードカッターでみじん切りにしているところです。 パセリは小さめのザルに山盛りくらいありますが,フードカッターは家庭用のものと同じ大きさなので,何度もかけることになります。 男子生徒の身長からすると台が低めのため,腰を曲げながらの作業になります。 しんどくなったら,首を回したり,背伸びをしたりしながら,めげずに作業をしていました。 「ほら。茎が長いまま入っているよ。こんなのが自分の給食に入っていたら,どう思う?」 「いやです。」 「だったら,もう少し細かくなるように,がんばろう!」 といった会話をしながら作業しました。 回を重ねるにつれ,上手になり,何度かけても茎が残る場合は,それを取り除くといった配慮もしていました。 右側の写真は,検食を用意している様子です。 学校給食は生徒が食べる最低30分前に校長先生か教頭先生が一食分の給食を食べて,量や味,安全性等について確認をすることになっています。 それを検食と言います。 職場体験学習の3日間,生徒には順番に検食の用意をしてもらい,教頭先生のところに検食を持参してもらいました。 検食は,料理ごとに出来上がりの量を計量して,用意します。 「気持ちよく食べてもらえるように,見栄えの良い盛り付けにしようね。」 「家でもこんな風についだらいいよ。」と,調理員さんたちに教えてもらいながら,温野菜は平らに盛り付けるのではなく,少しこんもりと山になるように,野菜スープは食器の周りにスープをつけたりしないようにと,いろいろ注意しながら,検食を用意していました。 午後からの作業で,残食を量っているときに,生徒がぽつりと言いました。 「残してから…もったいない。食べ物は大切にせんと…。」 ご家庭でそのようにお話をしていただいているのかな…とその時は思っていました。 今考えてみると,3日間の職場体験学習で実際に給食を作る立場になってみて,「がんばって作ったのに…。」という思いが,こんな言葉になって,つい口から出たのではないでしょうか。 午後の作業も靴下を濡らしつつがんばって,お世話になった調理員さんに各自,自らの言葉で挨拶をして,職場体験学習は終了しました。 「疲れたけれど,とても良い経験ができました。」という言葉を残し,それぞれ帰って行きました。 帰ったら,とりあえず,昼寝するそうです。 3日間,お疲れさまでした! |
広島市立瀬野川中学校
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