最新更新日:2024/06/28
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校訓  よく考え やさしい心で 元気に がんばる

未来へ羽ばたけ!卒業生!

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 みなさん、この6年間を振り返ってみて、今どんな思いに包まれていることでしょう。みなさんはこれまで沢山の学びを重ね、成長し、旅立とうとしています。
 
 みなさんは、一人一人が個性豊かな命の輝きを持って生まれ育ってきました。学校では集団生活を通して、助け合うなかで成長してきました。特にこの一年間、学校のいろいろな場面で常に中心となって頑張りました。みなさんは先輩たちのやってきたことを受け継ぎ、何度も失敗と成功を繰り返しながら集団としてよくまとまり、学校全体をリードしてくれたことが印象に残っています。

 この6年間で心に残ったことはたくさんあるでしょうが、みなさんを大きく成長させたことはなんだったでしょうか。修学旅行や3泊4日の野外活動、楽しかったですね。運動会では、持てる力を全部出し切りました。どれも素晴らしい時間だったと思います。そして日々の児童会活動や縦割り班での掃除や課外活動はもちろん、毎週木曜日の朝の学校周辺のゴミ拾いから、運動会盛り上げ隊、新しい給食の献立づくりなど、最高学年として取り組みました。
 それらの思い出のうち、これからの人生を大きく形作っていくものは、単に与えられたものではなく、みなさんが努力して手に入れた喜びであり、最初は我慢して耐えて積み上げた日々の習慣です。そして自分で悩み考え発見した学習の成果であると思います。この6年間は、本校ならではの様々な体験を通して世界を広げてきたダイヤのような時間であったと信じています。それが荒神町の力だと思います。

 みなさんに大切にしてほしい3つのお願いがあります。一つ目は、感謝の心です。
これまで、個性豊かなみなさんが集団で学校生活を送るのですから、ぶつかることも多々あり、寂しい午後もあったでしょう。12歳の心で泣いた夜もあるでしょう。みなさん、そんな困難な日にでもみなさんの家族の方や担任の先生方はみなさんのことを一番気にかけて心を寄せていたことを忘れないでください。声をかけるか、かけない方がいいかそんなことでも悩みながらでも隣で寄り添っていた家族の方々や地域の方々のことを忘れないでください。そう、みなさんは決して一人ではないのです。みなさんは今、心からありがとうと言えるはずです。

 二つ目は、相手の良いところを見つめ「許す」ということです。これからたくさんの出会いが君たちを待っています。時には何気ない一言で誤解を生んだり傷ついたりすることがあります。もちろん、ならぬことはならぬですが、そんなときこそ、あえて相手の気持ちを考え思いやり、いいところや笑顔を思い浮かべ、許してあげるのです。そのことで自分の気持ちを立て直したり、相手との新たな好ましい人間関係を築いたりすることができます。中学校での学校生活を送る際、困難なことに出会った時に思い出してほしいと思います。

 そして三つ目は、社会や世界を見つめ、高い志と夢を持ち続け、努力を怠らないことです。
荒神町小学校と地域はみなさんの心の故郷です。いつでも誰かがあなたを見守っていてくれています。自分を大切にし、見守られている力を後押しとして、自分の力を誰かのために注ぐことでみなさん自身が大きく成長していくことを、これからますます感じてほしいと思います。
本校の近くには留学生会館がありますが、今年もモンゴルやインドネシアからのお友達やシリアの留学生ハルドゥーンさんたちを通して親しく交流することができました。また4年間、ネパールの友達とも手紙での交流を続けてきました。これは、荒神町小学校ならではのチャンスです。これからも温かい言葉かけやコミュニケーションを大事にしてほしいと願っています。荒神町には世界へ飛び込むたくさんの窓が開かれているのです。
ぜひみなさんには、以上のべた感謝の心、許す心、志と夢を高く持ち努力することの3つを胸に刻み、これまで鍛えてきた学力と体力、そして被災地東北の人たちとの交流で培った心の絆も忘れず、中学校に行っても自信を持って挑戦してほしいと願います。

 共に生きるともいいます。でもこれを実現するには、時間と努力が必要です。みなさんはこの6年間で、互いの個性や違いを尊重し、大切な仲間として認め合えるまでに成長しました。みなさんには、これから世界中の人たちのことを思う広い視野と思いやりの心をもてるよう成長を願っています。そう、みなさんは、私たちにとって「希望」なのです。「夢」、そして「未来」なのです。頑張ってください、自分を信じて!

感動をありがとう! ー六年生を送る会ー

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 今年も心に残る、忘れられない6年生を送る会、思い出の会になりました。

 今日は大勢の保護者の皆様、学校協力者会議委員の方々をはじめ、地域の皆様にも参観いただきありがとうございました。お見えの方々の中には、本校を卒業された多くの先輩方がいらっしゃると思いますが、子どもたちにとっても励みになりました。

 今日は、子どもたちにはサプライズが二つもあってびっくりしたのではないかと思います。一つは冒頭に9月に本校に体験実習にこられたエリザベト音大の学生さん5名がすばらしい演奏を聞かせてくださったこと。改めて6年生を送る会に花を添えて頂き改めて感謝申し上げます。
 もう一つは先ほどの我々の演奏でした。我々教職員、決して余力があるわけではありません。自主練習主体で、音合わせもなかなかできませんでしたが、教職員全員の感謝の気持ちを込めて子どもたちと一緒に演奏できたことを心から喜んでいます。

 この会は子どもたちが中心になって、この一年学校を中心となって引っ張ってきてもらった6年生に感謝の気持ちを伝える会として始まりました。子どもたちの互いの感謝の気持ちを表す表現に私も素直に心から感動しました。
 
 子どもたち一人一人や学年集団の人数や特性はさまざまです。光輝く面は一人一人違います。その学年毎の個性の輝きと心一つに団結して表現できたことを喜ぶとともにこれまでの頑張りを誇りに思います。

 1年生と2年生に、縄跳びを使った表現と「六年生大好き」の歌と踊り、低学年のみんなの素直で体いっぱいを使っての「ありがとう」の気持ちがハートに刺さりました。かわいさいっぱいでしたね。「六年生!六年生!大好き!」と言い寄っていく一人一人を思わず抱きしめたくなるくらいに、6年生を思う気持ちが伝わってきましたよ、6年生は幸せです。1,2年生にどれだけ「大好き!」と、愛の言葉を届けられたことか。1,2年生の一年間の成長と練習の成果がにじみ出て目頭が熱くなりました。

 3年生と4年生による群読と合奏も素晴らしかった。宮沢賢治「雨にも負けず」を自分たちから見た6年生の姿を振り返り、尊敬と感謝の思いが詩の言葉に込められていました。25人のカキレンジャーたちが六年生一人一人に力強いはっきりした声で感謝の気持ちを伝えることができていましたね。あまちゃんの演奏もとても心がこもっていて、3,4年生と6年生の互いの固い絆と友情を感じて、これまた胸が熱くなりました。

 5年生の「六年生・夢・未来」は自分たちの一つ上の先輩の将来を今の姿から想像し、こうあってほしいという素朴で、飾らない期待を込めた自分たちらしい素晴らしい劇表現でした。次期最高学年らしく企画、シナリオから苦労しながらほとんど自分たちの力で作り上げたことは大いなる自信になったと思います。堂々たる態度でせりふもよく覚えました。似顔絵もそっくり。来年は今度は送る側から送られる側になりますが、変わらず努力を積み重ねることで自分たちの未来を切り開いていきましょう。

 最後の6年生が「Gift(ギフト)〜16のカタチ」で下級生へ表現したのは一言、「感謝!」「ありがとう」の気持ちでした。。その表現の仕方は映像文化の時代に生きるみなさんらしい表現でした。個性豊かな16人が6年生集団という調和のなかで、一番伝えたかった家族の方をはじめ、支えてくれた先生方、地域の方々に、自分らしい方法で感謝を伝え、私たちに大きな感動を与えてくれました。君たち一人一人の感謝の気持ちを表す行為は着実に後輩たちや家族の方々、地域の方々に確実に届きました。

 どの学年の子どもたちも、それぞれの個性が美しく引き出されて輝いていました。それは比較されるものではなく、学年独自の成長、個々の表現力の成長を皆様に見届けていただいたと信じています。
 あわせて、この会も含めてこの一年全力で取り組んできた本校の教職員全員にぜひとも暖かい声援をお願いいたします。今後とも荒神町小学校は保護者の皆様、地域の皆様と一体となって、我々の「希望」である子どもたちの未来を支える喜びと感動を胸に、引き続き頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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広島市立荒神町小学校
住所:広島県広島市南区西蟹屋三丁目7-27
TEL:082-261-5760