最新更新日:2024/07/01 | |
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学校朝会【校長の話】 皆さんは覚えていますか?写真は,4月ごろのチューリップの様子です。被爆樹木のことを教えてくださる正本先生が植えてくださり,とてもきれいに咲きそろっていました。12月には,正本先生や地域の方が「本川小学校の子どもたちのために」と,またたくさんのチューリップを植えてくださっています。毎朝,美化委員さんが水やりをしています。昨日,掃除時間に3年生の人が,チューリップの小さな芽が出ているのを見付けていました。寒い中でも芽を出している様子を見て,とても嬉しくなりました。本川小学校の子どもは,土の中で頑張っているチューリップの命を大切にすることができます。また,きれいに咲きそろう日をみんなで楽しみにしていましょう。 今朝は,「そろえる」というお話をします。 先日,職員室に鍵を取りに来た人の靴が,きちんと向きを変えてそろえて置いてあるのを見たとき,とてもよい気持ちになりました。誰も見ていなくても,こういうことが当たり前にできる人は,素晴らしいと思います。この人たちに, 「靴をそろえることができる人は,心が美しい人です。」 と伝えました。 ここで,藤本幸邦さんの有名な詩を紹介しますね。 はきものをそろえる はきものをそろえると 心もそろう 心がそろうと はきものもそろう ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう そうすればきっと 世界中の人の心も そろうでしょう 自分の靴をそろえることのできる人は,落ち着いていて,心がおだやかに生活できる人です。そういう人は,そろえていない人の靴を黙ってそろえることができます。 そろうと気持ちよいのは,靴だけではありません。例えば,靴箱の靴。雨の日の傘。廊下の雑巾。掃除ロッカーのほうき。トイレの長靴。いろいろあります。自分の身の回りは,自分の心を映し出す鏡だと思います。心が乱れているときは,身の回りも乱れてきます。反対に,身の回りを整頓すると心も整ってきます。 昨日は立春。まだ寒いですが,暦の上では,春の始まりの日でした。これからの時期は,みんな一年のまとめをして,一つ上の学年に上がるための準備をします。そのときに,きれいに整った環境の中で,落ち着いて学習ができるとよいと思います。 チューリップの芽子どもたちのそばに寄ってみると, 「校長先生,チューリップの芽が出ているよ。」 と教えてくれました。先日,地域の方や学校協力者会議の委員長の正本先生が植えてくださったチューリップです。3枚目の写真で子どもが指さしているのが,チューリップの小さな芽です。春が確実に近付いていることを感じ,嬉しい気持ちになりながら子どもたちとチューリップの芽を眺めました。 そして,出張に出掛けることを子どもたちに伝えると, 「いってらっしゃい。」 「気を付けてね。」 と言葉を送ってくれました。チューリップの芽と子どもたちの言葉に温かい気持ちになり出掛けることができました。 立春に思う今日から,暦の上では,春の始まりです。節分から立春にかけては,暗い冬を抜け出して,希望に満ちた春を迎える感じがします。新しい気持ちで春を迎えたいと思います。そして,子どもたちに,当たり前の日常が早く戻ってくることを祈ります。 学年の声「あ,これは,〇年生だ!」 と思って窓をのぞくと,当たっていることが多くなりました。それぞれの学年の声があるように思います。 今日は,6時間目に3年生が体育でなわ跳びをしていました。やはり, 「これは,3年生の声だ!」 と当てることができました。 「もう一回やろう!」 「大丈夫。大丈夫。」 こんな優しい言葉と笑い声が聞こえ,和やかな雰囲気の3年生です。 ずらりと並んだ本読んだ本の数だけ,世界が広がります。子どもたちは,読書によって,言葉を学び,感性を磨き,表現力を高め,想像力を豊かにします。コロナウイルス感染防止対策のため我慢することの多い子どもたちに,せめて本だけは豊かに与えたい・・・という担任の思いがあります。 大事なこと「素晴らしい!靴を揃えるって大事なこと。きちんと揃えられる人は,心が美しいんだよ。」 と伝えました。 脱いだ靴を揃えることは当たり前のことかも知れません。でも,当たり前のことがなかなかできないこともあります。こうして,誰にも見られていなくても,きちんと揃えることができる子どもがいることを嬉しく思います。 |
広島市立本川小学校
住所:広島県広島市中区本川町一丁目5-39 TEL:082-232-3431 |