最新更新日:2024/06/14
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本校は、校訓「やさしく つよく まじめに」のもと、「心豊かでたくましく、平和を求める子どもの育成」を基調とする教育活動を推進しています。明治6年(1873年)に創立した歴史と伝統のある学校です。卒業生には、児童文学史に燦然と輝く鈴木三重吉氏がいます。

ワンチーム

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 写真は,大休憩の運動場の様子です。イチョウの葉が黄色く染まってきました。秋の深まりを感じます。
 今朝は学校朝会でした。子どもたちに次のような話をしました。

【校長の話】

 児童のみなさん,おはようございます。
 今朝,伝えたい言葉は「ワンチーム」です。「ワンチーム」は,運動会のスローガンの中にもあった言葉です。運動会は終わりましたが,昨日,「ワンチーム」を感じることがあったので,紹介します。
 3年生以上の学級代表と計画委員が集まって,代表委員会がありました。11月9日から始まる「そろえるキャンペーン」について話し合っていました。「そろえるキャンペーン」とは,本川小学校のみんなで、「あいさつをそろえる」「身だしなみをそろえる」「くつをそろえる」ということに取り組んでいこうと,計画委員が考えているものです。
 代表委員会の原案を読んで,
「さすが,本川小学校の計画委員だ。」
と思いました。なぜなら,どうして「そろえるキャンペーン」を行うか,その理由について,こんなふうに書いているからです。
「そろえないと,心がざわざわします。そろっていると,心が気持ちよくなり,落ち着きます。平和を伝えていく学校として,落ち着いた学校生活を送ることは大切なことです。」
 私は,爆心地に一番近い本川小学校の校長先生として,いつも,何をするときも「平和を伝えていく学校」ということを意識しています。それは,本川小学校の先生方もそうです。でも,これが,代表委員会の原案に,本川小学校の子どもの皆さんの言葉として書いてあることをとても嬉しく思いました。私と本川小学校の子どもである皆さんが同じ気持ちであることを感じることができたからです。平和を発信する学校として,ワンチームになっていることを感じたのです。
 さあ,皆さんが次に向かうのは,平和学習発表会に向けての展示です。いつもの年であれば,平和について学習したことを言葉や歌,劇にして伝えるのですが,今年は,新型コロナウイルス感染拡大防止のため,体育館に作品を展示する形をとることにしました。この形で,平和についての考えを発信するのは,初めてのことです。後期の始業式で「チャンス チャレンジ チェンジ」の話をしましたが,今年度の平和学習発表会は,この「チャンス チャレンジ チェンジ」にぴったりだと考えています。いつものようにできないことを残念に思うよりも,ピンチをチャンスに捉え,新しい展示という方法にチャレンジしていきたいと思います。
 そこで,皆さんによりよい展示になるために,二つのことを意識してほしいと思います。

・誰に発信するのですか。
・どのような気持ちで発信するのですか。

 この二つを意識することで,意味のある展示になるはずです。体育館から,本川小学校のワンチームが伝わっていくようにしたいと思います。

そろえるキャンペーン

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 代表委員会の様子を見ました。今日は,計画委員会から「そろえるキャンペーン」の提案がありました。「そろえるキャンペーン」というのは,落ち着いて学校生活を送ることができるようにみんなであいさつ,身だしなみ,くつそろえに取り組むものです。代表委員会の原案には,次のような提案理由が書かれていました。(3枚目の写真)

「本川小学校をよりよい学校にしていくために,あいさつやくつ,身だしなみをそろえることを提案します。理由は,これらをそろえないと,見た目もよくなく,心がざわざわしてしまいます。しかし,きれいにそろっていると,心が気持ちよくなり,落ち着きます。平和を伝えていく学校として,落ち着いた心で学校生活を送ることはとても大切なことです。ちょっとした意識でそろえることができるので,みなさんいっしょに取り組んでみませんか。」

 提案理由の中に,
「平和を伝えていく学校として,落ち着いた心で学校生活を送ることはとても大切なことです。」
とあったことに驚きました。「平和を伝えていく学校として」と子どもたちが意識していることを嬉しく,心強く思いました。

 あいさつをすること,くつをそろえること,身だしなみを整えること。子ども自らの呼び掛けで,こうした取組みが行われていくことは,大人が直接指導するよりも効力をもちます。11月9日(月)からスタートするという「そろえるキャンペーン」に大いに期待したいと思います。

運動会(体育参観日)のお礼

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 10月24日(土)爽やかな秋晴れの下,令和2年度運動会を開催することができました。
 今年度の運動会は,感染症防止対策を講じ,体育参観日として,例年とは,違う形での開催となりました。様々な制約があり,保護者の皆様には,不便をお掛けすることとなりましたが,温かく受入れてくださいました。運動会が終わって下校する子どもたちは,明るく晴々とした表情で,何よりも嬉しく思いました。これもひとえに,運動会に対する保護者の皆様のご理解とご協力のお陰です。

 PTA執行部の皆様には,朝早くから,保護者の皆様のリボンの確認や入場や退場の誘導などをご協力をいただきました。お陰様で,スムーズに移動していただくことができました。1枚目の写真は,ご協力くださったPTA執行部の皆様の様子です。

 地域の皆様には,練習から当日にかけて,音楽や放送の音が響きご迷惑をお掛けしたことと思いますが,いつも温かく快く見守ってくださいました。今年度は,入場制限のため,観覧していただくことが叶いませんでしたが,次年度はご案内できることを願っております。

 こうして,子どもたちを支えてくださる全ての皆様のお陰をもちまして,運動会(体育参観日)を無事に終えることができました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

運動会(体育参観日)閉会式 校長あいさつ

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 運動会の閉会式で,次のようなあいさつをしました

【校長あいさつ】
 運動会が終わりました。本部席にいると,スタートラインに立つ皆さんの緊張感が伝わってきました。皆さんの走る姿を応援しながら思ったことは,「一生懸命は格好いい。一生懸命は人の心に響く。」ということです。1位にならなくても,例え最後にゴールしても,一生懸命に走る姿は,本当に格好よく,見ていて感動しました。

 1年生は,初めての運動会。ラジオ体操を何度も練習したので,上手になりましたね。
 2年生は,1年生と一緒に練習してきて,よいお兄さん,お姉さんとしてお手本になっていましたね。
 3年生は,棒を握って走る二人の呼吸がぴったり合っていましたよ。練習のときより,うんと上手にできました。
 4年生は,箱を積むと言葉ができ上がる楽しい仕掛けがありました。スローガンを作ったのは4年生でしたね。ありがとう。
 5年生は,笑顔がとてもよかったです。5年生の心が一つになっているのが伝わってきました。野外活動で深めた友情がさらに深まりましたね。
 6年生は,最後の運動会。平和への願いを込めた演技は完成度が高く,感動しました。立派なリーダーに成長した6年生を誇りに思います。後期の始業式で話した「チャンス チャレンジ チェンジ」を実現した皆さんでした。

 運動会のスローガン「ワンチーム 希望をもって かがやこう」のとおり,今日は,みんな輝いて見えました。このスローガンは,これからも本川小学校のスローガンとして,みんなで心を一つにしたワンチームで,いろいろなことに挑戦していきましょう。

運動会(体育参観日) 開会式 校長あいさつ

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 運動会の開会式で,次のようなあいさつをしました。

【校長のあいさつ】
 いよいよ運動会が始まります。今年は,体育参観日と言っていつもとは違う形の運動会になります。今日の運動会をよりよくするために,本川小学校の先生たちは,長い時間をかけて,何度も何度も話し合いました。そして,知恵を出し合い,今日の運動会の形を生み出しました。先生たちが嬉しかったのは,例年とは違う運動会だけど,例年と同じように,一生懸命練習する皆さんの姿でした。今日は,本川小学校の全員の先生が,皆さんの応援団です。自信をもって,練習の成果を出してください。

 戦争があった頃,本川小学校では,運動場の隅に,白いコスモスの花を植えていたそうです。運動会で使うバトンがなかったので,この白いコスモスをバトンの代わりにしたそうです。もののない不自由な時代にコスモスをバトンにしたことは,優しくて幸せな気持ちになる素敵なアイディアだと思います。今日の運動会で,保護者の方を幸せな気持ちにするのは,つまり,コスモスのバトンの役を果たすのは,皆さんの一生懸命な姿,輝く笑顔です。

 保護者の皆様,本日はご来校くださり,ありがとうございます。日頃より本校の教育活動にご理解とご協力をいただいていることに,感謝申し上げます。今年度は,感染症防止対策のため,今日まで授業参観を実施することができていませんでした。今日,初めて学校でのお子様の姿を見ていただくことができます。どうぞ温かい拍手をお願い申し上げます。

 児童の皆さん,今年のスローガンは,「ワンチーム 希望をもって かがやこう」ですね。「ワンチーム」,今日は,児童の皆さん,本川小学校の先生たち,そして,応援してくださる保護者の皆さんがワンチームです。心を一つにして,運動会を成功させましょう。

ヒロシマの校庭から届いた絵〜本川小学校の物語〜

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 「本校の平和に関する資料をこんなふうに子どもに対面させることができるのか。」
それは,私にとって,新たな発見と深い学びのある授業でした。

 福山大学の小原友行先生が本校の6年生に「ヒロシマの校庭から届いた絵〜本川小学校の物語〜」の授業をしてくださいました。

 原爆が投下されて数年後,本川小学校には,アメリカから文房具が送られ,当時の子どもたちがそのお礼に絵や書写を送った歴史があります。小原先生はこのことを題材にした授業をしてくださいました。子どもたちに
「アメリカの教会やハワード・ベル博士が子どもたちの作品を永く保存したのはなぜか。」
「ハワード・ベル博士の遺族が子どもたちの作品をハワイ日本文化センターに寄贈したのはなぜか。」
と問い掛けてくださいました。さらに,
「自分が,新聞記者なら,この内容のどの部分を切り取って記事にするか。」
とも問い掛けてくださいました。子どもたちの知的好奇心が揺さぶられ,思考が深まっていくことを感じました。
 小原先生は,実際にアメリカの教会やハワイ日本文化センターに足を運ばれ,入念に調べた上で授業化されています。本川小学校のこともよくご存じでした。
 
 「題材に思い入れがなければ,つまり魂を込めなければ子どもの心に届く授業はできない。」
小原先生のお姿から学んだことです。

あいさつ運動

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 爽秋という言葉がぴったりの朝です。昨日からスタートした後期。頑張る子どもたちを応援してくれるかのような気候です。

 昨日,校舎を歩いていると,たくさんの子どもたちが始業式の「チャンス・チャレンジ・チェンジ」の話に触れてくれました。子どもの心に残ったことを嬉しく思います。

 今朝も地域の方が「あいさつ運動」で,子どもたちに声を掛けてくださいました。いつも温かく見守ってくださりありがとうございます。後期もどうぞよろしくお願いいたします。

始業式

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 10月12日(月),後期の始業式で次の話をしました。

【校長の話】
 一昨日のことです。後ろから
「校長先生!」
と呼ばれたので振り返ると,1人の男の子がいました。生き生きした表情でこちらに手を振ってくれています。この男の子は,新しい学年になってから,いろいろなことに一生懸命取り組むようになりました。その頑張りは,職員室でも話題になるほどです。私は,この男の子の変身ぶりをとても嬉しく思います。この男の子にとって,新しい学年になったことは,自分を変える一つのチャンスだったと思います。そして,このチャンスを逃さず,これまで苦手だったことや避けてきたことにもチャレンジしました。そして,見事に前の自分からチェンジすることができたのです。この日,
「校長先生!」
と呼ばれたことが嬉しくて,見事に変身した男の子に手を振り返しました。

 私の話を紹介しましょう。私は子どもの頃,恥ずかしがり屋で発表することが大の苦手でした。みんなが手を挙げていても,1人だけ手を挙げていないこともありました。そんな自分を駄目な子だと思っていました。そんなとき,新しい担任の先生が
「発表できなくても大丈夫。この子は芯がしっかりしている。」
と褒めてくださいました。今から振り返ると,このときが,私が変身するチャンスだったのだと思います。褒められて自信をもった私は,いろいろなことにチャレンジするようになりました。そして,発表することもできるようになり,変身しました。自分をチェンジすることができたのです。

 さあ,後期のスタートです。気持ちを切り替えるチャンスです。この節目のチャンスを逃さず,いろいろなことにチャレンジしましょう。すると,よりよい自分にチェンジできるはずです。私も,「チャンス,チャレンジ,チェンジ」を大切にして,よりよい本川小学校にしていきたいと思います。

終業式

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 10月9日(金),前期の終業式で次の話をしました。

【校長の話】
 校長室から出すお便りは「エール」という名前です。「エール」は,「応援する」という意味があり,読んでくださる方を元気付けようと思って名付けました。ホームページも「エール」にしています。前期も,「エール」に皆さんの学習や生活の様子を紹介しようと,教室を回ったり,先生方から皆さんの様子を聞いたりしました。すると,私の方が子どもである皆さんから反対にエールを送られることが度々ありました。
 今日は,その中の二つの出来事を紹介します。
 一つ目です。あるクラスが「いのちの歌」(Miyabi作詞 村松崇継作曲)を歌っていました。その歌は,新しい生活様式をしている今の私たちに重なる部分があり,思わず涙が溢れました。皆さんにとって,例えば,友達とおしゃべりをしながら笑顔で食べる給食がどんなに美味しかったか。例えば,友達と手をつないだりじゃれ合ったりして遊ぶ休憩時間がどんなに楽しかったか。例えば,マスクをせずに,大きな声で歌を歌うことがどんなに気持ちよかったか。そして,私にとって,そんな皆さんの姿を見ることがどんなに幸せだったか。こんな当たり前のことが当たり前にできなくなった前期の生活でした。これまでの生活はかけがえのないものだったと,歌を聴いて,改めて思いました。さらに,このクラスのきれいな歌声から,
「こんな状況でも,前に進んでいこうよ。」
とエールを送られた気がしました。

 二つ目です。放送委員会の人たちが「本川小を放送でよりよくしようキャンペーン」を始めました。今年の運動会は,これまでの運動会とは違うので,みんなを元気付けるために,気分を盛り上げる応援ソングを給食時間に流すというアイディアです。
私は,
「こんな状況だから,できない。無理だ。」
と考えることが多くなっていましたが,放送委員会の人たちから
「こんな状況だからこそ,できることがある。」
とエールを送られた気がしました。

 私の好きな絵本「星の王子さま」に
「ものごとはね,心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは,目に見えない。」
という文章があります。皆さんからのエールと同じだなと思います。これからも,心の目で,本川小学校にとって一番大切なことをしっかりと見つめ,皆さんと一緒に知恵を出し合い,工夫し,いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

引用:「星の王子さま」サン=テグジュペリ 河野万里子訳 
(株)新潮社 平成28年4月1日

「できない」を「できる」に!

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 放送委員会の子どもたちのアイディアです。「本川小を放送でよりよくしようキャンペーン」と銘打って,感染拡大防止のため,様々な制限のある運動会(体育参観日)を自分たちの力で盛り上げるという企画です。そのために,運動会(体育参観日)に向けて,みんなの気分を盛り上げる曲を給食時間に流す計画を立てました。どんな曲を流してほしいか,リクエストボックスを置いて,募集すると言うのです。写真は,放送委員会が用意したリクエストボックスです。

「今年は,感染拡大防止のため,できないことがあるのは仕方ない。」
と諦めることの多い日々の中,
「このような状況だからこそ,アイディアを出し,工夫すれば,できることがたくさんある。」
と子どもたちから教えられたような気がします。
「諦めない!」
と子どもたちからエールを送られました。

 後期は,放送委員会の子どもたちのように,発想を転換し,「できること」に目を向け,子どもたちと一緒にいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

個人懇談会

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 もうすぐ前期が終わります。保護者の皆様には,本校の教育活動をいつも温かく見守っていただきましたことを感謝いたします。

 さて,今日と明日は,個人懇談会を予定しています。「あゆみ」をお渡しし,お子様の前期の学習や生活の様子をお知らせいたします。後期の学校生活がよりよいものとなるよう,お子様を励ます手掛かりとして「あゆみ」をご活用ください。

 なお,新学習指導要領実施に伴い,昨年度とは「あゆみ」の形式が異なります。前期・後期1枚ずつお渡しすることになります。あゆみ用ファイルもお渡ししますので,こちらに入れて保管してください。

 それでは,雨模様の空ですが,この後,気を付けてお越しください。お待ちしています。

天までとどけ! 1,2,3!

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 運動場から,可愛いくて元気な声が聞こえてきます。
「天までとどけ!1,2,3!」
「もっと高く!もっと高く!」
「天までとどけ!1,2,3!」

 国語科の教材文「くじらぐも」の中の台詞であることに気付き,運動場に出てみると,1年生の子どもたちが輪になって手をつなぎ,「1,2,3」の掛け声に合わせてジャンプしていました。1年生は,「くじらぐも」のお話が大好きです。今日は,くじらの形をした雲を見つけたので,みんなで,お話と同じように,ジャンプをするために,外に出たのだそうです。子どもたちは,何度も何度も台詞を繰り返し,楽しそうにジャンプしていました。

 その光景の微笑ましいこと。この子どもたちにとって,「くじらぐも」のお話も,今日の経験も忘れられないものとなるでしょう。国語科の教材文と子どもたちとの出会いを大切にする担任に感謝しました。

学校協力者会議

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 9月25日(金)夕刻より,学校協力者会議のため,委員の皆様にお集まりいただきました。
 例年であれば,授業の様子を参観していただくのですが,今年度は,感染症防止対策のため,写真にて学校の様子をお伝えしました。4月の入学式の様子,臨時休業中のこと,学校再開後の教職員の取組み,子どもたちの様子など,約半年の様子を委員の皆様と一緒に写真を見ながら振り返りました。そして,今後も,「日常生活の細やかなことを大切に子どもたちに指導していくこと」,「子どもたちの命を守るために,引き続き感染症防止対策を徹底すること」,さらに,「制限の多い学校生活の中,『できない』という発想ではなく,『工夫して充実できること』を見つけ出していくこと」などの思いをお伝えしました。
 委員の皆様には,それぞれのお立場からの報告や学校教育への思いをお聞かせいただきました。いつも温かく本川小学校を支えていただいていることに,心より感謝しております。

平和学習

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 本校は,爆心地に最も近く,8月6日の原爆投下により,約400名もの子どもたちの尊い命が奪われました。また,翌日からは,臨時救護所となり,運動場では,多くの遺体が火葬されました。こうした悲しい歴史をもつ本川小学校は,被爆の実相を広く伝えるため,被爆校舎の一部を平和資料館として保存しています。物言わぬ被爆校舎,そして,展示している遺品や写真から,当時の悲しみや苦しみが伝わってきます。

 今日は,平和資料館へ宇品小学校の5年生の皆さんをお迎えしました。1枚目の写真は,本校児童によるお迎え看板です。宇品小学校の皆さんには,折り鶴をいただきました。ありがとうございました。本日の見学をもとに,平和の大切さと命の尊さを学ばれることを願っています。

 

いのちの歌

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 3年生の教室に行くと,担任と一緒に子どもたちが「いのちの歌」を歌っていました。歌詞の内容と子どもたちのあどけない声が相まって,心に染み,不覚にも涙がこぼれました。子どもたちが歌い終わったとき,思わず拍手をしました。
 教室を行くと,感動があります。

大切に

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 私は,趣のある本川小学校の校舎が大好きです。お客様から,
「昔の小学校のようですね。何だか懐かしい感じがします。」
とよく言われます。
 校長室や職員室のあるこの管理校舎は,昭和29年に建てられたものです。写真のように,廊下は,いつもぴかぴかです。6年生の子どもたちが,いつもきれいに掃除してくれています。古い校舎ですが,丁寧に掃除し,大切に使うと,校舎がそれに応えてくれるように思います。いつも温かみのある雰囲気で,子どもたちや教職員を迎えてくれます。

爽やかな秋

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 朝の空気に,爽やかな秋の訪れを感じるようになりました。朝お会いした地域の方とも,
「随分涼しくなりましたね。」
とご挨拶しました。

 今朝も地域の方々が通学路のポイントに立ち,子どもたちの登校を見守ってくださいました。いつもありがとうございます。大事にしていただいて,子どもたちは本当に幸せです。

安全に登校

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 今朝,通学路を歩き,子どもたちの登校の様子を見守りました。そのとき,子どもたちが約束を守って安全に登校している様子を見て,嬉しく思いました。
 実は,夏休み明けの学校朝会で,写真を示し,
「歩道にある自転車の通行区分を歩くと危険です。自転車の通行区分に入り込まないように気を付けましょう。」
と呼び掛けていました。朝夕は,通行する自転車も多く,自転車と歩行者が同じ歩道を利用するため,十分に注意する必要があります。地域の方も,子どもたちの様子を気に掛けてくださり,時折,声掛けをしてくださっていました。
 今朝,子どもたちは,自転車の通行区分に入り込むことなく歩いていました。給食時間には,放送で,歩道の歩き方のよかった点を伝え,
「これからも,安全に気を付けて登下校しましょう。」
と話しました。
 

担任

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 3年生が校長室の裏にある平和の森で理科の学習をしています。「こん虫の世界」の単元で,虫取り網や虫かごを手に,身近な昆虫を探しているのです。
「ああ,おった。おった。先生,トンボがいたよ。」
「ねえ,先生,来てください。早く。早く。ヤゴを見付けました。」
「わあ,先生,チョウが逃げました。」
 子どもたちは,新しい発見がある度,喜々としてに担任に伝えようとします。

「先生!」「先生!」
と言う子どもたちの声の響き。
「いいなあ。」
と担任を羨ましく思います。そして,そんな担任と子どもたちの姿を微笑ましく嬉しい気持ちで校長室から眺めています。

学校朝会

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 朝,通学路を歩き,子どもたちの登校の様子を見守りました。久し振りに出会う子どもたちは,礼儀正しく
「おはようございます。」
と挨拶をすることができていました。夏休み前と変わらない気持ちよい挨拶を嬉しく思いました。

 朝会では,次のような話をしました。
【校長の話】
 今日から学校生活がスタートします。気持ちを切り替えて,生活していきましょう。夏休みに入る前に,どんな小さなことでもよいので,毎日続けることを決めて,丁寧に積み重ねてくださいというお話をしました。夏休みの間,どうでしたか?今日からも,毎日続けることを決めてみましょう。 
 「継続は力なり」ということわざがあります。このことわざの意味は,「小さなことでも続けていればいつかは大きな力になる。何事も途中で辞めずに毎日こつこつと努力をすることが大切」ということです。私も毎日続けることを決めました。私は,毎日本を読んで,本の内容や文章から,言葉の勉強をします。そして,物事をもっと深く考えたり,上手に話したりできるようになりたいと思います。皆さんも毎日続けることが決まったら,私に教えてくださいね。

 さて,今日は,昔,本川小学校の先生だった尾形静子先生について紹介します。尾形静子先生は,75年前,本川小学校の隣の学校,広瀬小学校に務めておられ,そこで被爆されました。そのとき,とても辛くて,苦しく,そして悲しい経験をされました。尾形先生ご自身も顔にやけどを負い,また周りの多くの人が傷付き亡くなっていくのを見たそうです。このときの経験を被爆体験記に書かれていました。原稿用紙27枚もの長い体験記です。この体験記を本川小学校にいただくことになったのです。尾形先生は,被爆された次の年から本川小学校の先生になられました。やけどを負った顔を鏡に映して,涙を流し,死んでしまいたいと思うこともあったそうです。でも,本川小学校の子どもたちといると,その苦しみを忘れ,幸せだと感じたそうです。そして,最後には,子どもたちにこの戦争の苦しい体験をさせてはならないと書いておられます。尾形先生は,既に亡くなられていますが,尾形先生の思いは,この作文の中でずっと生き続けていきます。戦争の悲惨さや平和の大切さを勉強している本川小学校のみんなで,この体験記を大切にしていきたいと思います。
 
 尾形先生から学ぶことの一つに「命の大切さ」があります。皆さんにも,自分の命を大切にしてほしいと思います。今日はもう一つことわざを紹介します。「命に過ぎたる宝なし」これは,「命より大切な宝はない」ということです。自分の命を大切にするために引き続いて感染症や熱中症を予防していきましょう。

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校長室だより

学校だより

平和資料館

非常変災時対応

インフルエンザに関する報告

その他

広島市立本川小学校
住所:広島県広島市中区本川町一丁目5-39
TEL:082-232-3431