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最新更新日:2024/06/21 |
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ヒロシマの校庭から届いた絵〜本川小学校の物語〜![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() それは,私にとって,新たな発見と深い学びのある授業でした。 福山大学の小原友行先生が本校の6年生に「ヒロシマの校庭から届いた絵〜本川小学校の物語〜」の授業をしてくださいました。 原爆が投下されて数年後,本川小学校には,アメリカから文房具が送られ,当時の子どもたちがそのお礼に絵や書写を送った歴史があります。小原先生はこのことを題材にした授業をしてくださいました。子どもたちに 「アメリカの教会やハワード・ベル博士が子どもたちの作品を永く保存したのはなぜか。」 「ハワード・ベル博士の遺族が子どもたちの作品をハワイ日本文化センターに寄贈したのはなぜか。」 と問い掛けてくださいました。さらに, 「自分が,新聞記者なら,この内容のどの部分を切り取って記事にするか。」 とも問い掛けてくださいました。子どもたちの知的好奇心が揺さぶられ,思考が深まっていくことを感じました。 小原先生は,実際にアメリカの教会やハワイ日本文化センターに足を運ばれ,入念に調べた上で授業化されています。本川小学校のこともよくご存じでした。 「題材に思い入れがなければ,つまり魂を込めなければ子どもの心に届く授業はできない。」 小原先生のお姿から学んだことです。 あいさつ運動![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 昨日,校舎を歩いていると,たくさんの子どもたちが始業式の「チャンス・チャレンジ・チェンジ」の話に触れてくれました。子どもの心に残ったことを嬉しく思います。 今朝も地域の方が「あいさつ運動」で,子どもたちに声を掛けてくださいました。いつも温かく見守ってくださりありがとうございます。後期もどうぞよろしくお願いいたします。 始業式![]() ![]() 【校長の話】 一昨日のことです。後ろから 「校長先生!」 と呼ばれたので振り返ると,1人の男の子がいました。生き生きした表情でこちらに手を振ってくれています。この男の子は,新しい学年になってから,いろいろなことに一生懸命取り組むようになりました。その頑張りは,職員室でも話題になるほどです。私は,この男の子の変身ぶりをとても嬉しく思います。この男の子にとって,新しい学年になったことは,自分を変える一つのチャンスだったと思います。そして,このチャンスを逃さず,これまで苦手だったことや避けてきたことにもチャレンジしました。そして,見事に前の自分からチェンジすることができたのです。この日, 「校長先生!」 と呼ばれたことが嬉しくて,見事に変身した男の子に手を振り返しました。 私の話を紹介しましょう。私は子どもの頃,恥ずかしがり屋で発表することが大の苦手でした。みんなが手を挙げていても,1人だけ手を挙げていないこともありました。そんな自分を駄目な子だと思っていました。そんなとき,新しい担任の先生が 「発表できなくても大丈夫。この子は芯がしっかりしている。」 と褒めてくださいました。今から振り返ると,このときが,私が変身するチャンスだったのだと思います。褒められて自信をもった私は,いろいろなことにチャレンジするようになりました。そして,発表することもできるようになり,変身しました。自分をチェンジすることができたのです。 さあ,後期のスタートです。気持ちを切り替えるチャンスです。この節目のチャンスを逃さず,いろいろなことにチャレンジしましょう。すると,よりよい自分にチェンジできるはずです。私も,「チャンス,チャレンジ,チェンジ」を大切にして,よりよい本川小学校にしていきたいと思います。 終業式![]() ![]() 【校長の話】 校長室から出すお便りは「エール」という名前です。「エール」は,「応援する」という意味があり,読んでくださる方を元気付けようと思って名付けました。ホームページも「エール」にしています。前期も,「エール」に皆さんの学習や生活の様子を紹介しようと,教室を回ったり,先生方から皆さんの様子を聞いたりしました。すると,私の方が子どもである皆さんから反対にエールを送られることが度々ありました。 今日は,その中の二つの出来事を紹介します。 一つ目です。あるクラスが「いのちの歌」(Miyabi作詞 村松崇継作曲)を歌っていました。その歌は,新しい生活様式をしている今の私たちに重なる部分があり,思わず涙が溢れました。皆さんにとって,例えば,友達とおしゃべりをしながら笑顔で食べる給食がどんなに美味しかったか。例えば,友達と手をつないだりじゃれ合ったりして遊ぶ休憩時間がどんなに楽しかったか。例えば,マスクをせずに,大きな声で歌を歌うことがどんなに気持ちよかったか。そして,私にとって,そんな皆さんの姿を見ることがどんなに幸せだったか。こんな当たり前のことが当たり前にできなくなった前期の生活でした。これまでの生活はかけがえのないものだったと,歌を聴いて,改めて思いました。さらに,このクラスのきれいな歌声から, 「こんな状況でも,前に進んでいこうよ。」 とエールを送られた気がしました。 二つ目です。放送委員会の人たちが「本川小を放送でよりよくしようキャンペーン」を始めました。今年の運動会は,これまでの運動会とは違うので,みんなを元気付けるために,気分を盛り上げる応援ソングを給食時間に流すというアイディアです。 私は, 「こんな状況だから,できない。無理だ。」 と考えることが多くなっていましたが,放送委員会の人たちから 「こんな状況だからこそ,できることがある。」 とエールを送られた気がしました。 私の好きな絵本「星の王子さま」に 「ものごとはね,心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは,目に見えない。」 という文章があります。皆さんからのエールと同じだなと思います。これからも,心の目で,本川小学校にとって一番大切なことをしっかりと見つめ,皆さんと一緒に知恵を出し合い,工夫し,いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。 引用:「星の王子さま」サン=テグジュペリ 河野万里子訳 (株)新潮社 平成28年4月1日 「できない」を「できる」に!![]() ![]() 「今年は,感染拡大防止のため,できないことがあるのは仕方ない。」 と諦めることの多い日々の中, 「このような状況だからこそ,アイディアを出し,工夫すれば,できることがたくさんある。」 と子どもたちから教えられたような気がします。 「諦めない!」 と子どもたちからエールを送られました。 後期は,放送委員会の子どもたちのように,発想を転換し,「できること」に目を向け,子どもたちと一緒にいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。 個人懇談会![]() ![]() さて,今日と明日は,個人懇談会を予定しています。「あゆみ」をお渡しし,お子様の前期の学習や生活の様子をお知らせいたします。後期の学校生活がよりよいものとなるよう,お子様を励ます手掛かりとして「あゆみ」をご活用ください。 なお,新学習指導要領実施に伴い,昨年度とは「あゆみ」の形式が異なります。前期・後期1枚ずつお渡しすることになります。あゆみ用ファイルもお渡ししますので,こちらに入れて保管してください。 それでは,雨模様の空ですが,この後,気を付けてお越しください。お待ちしています。 天までとどけ! 1,2,3!![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「天までとどけ!1,2,3!」 「もっと高く!もっと高く!」 「天までとどけ!1,2,3!」 国語科の教材文「くじらぐも」の中の台詞であることに気付き,運動場に出てみると,1年生の子どもたちが輪になって手をつなぎ,「1,2,3」の掛け声に合わせてジャンプしていました。1年生は,「くじらぐも」のお話が大好きです。今日は,くじらの形をした雲を見つけたので,みんなで,お話と同じように,ジャンプをするために,外に出たのだそうです。子どもたちは,何度も何度も台詞を繰り返し,楽しそうにジャンプしていました。 その光景の微笑ましいこと。この子どもたちにとって,「くじらぐも」のお話も,今日の経験も忘れられないものとなるでしょう。国語科の教材文と子どもたちとの出会いを大切にする担任に感謝しました。 |
広島市立本川小学校
住所:広島県広島市中区本川町一丁目5-39 TEL:082-232-3431 |