最新更新日:2024/09/18 | |
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光を求めて8時15分,通常であれば,運動場には,友達と仲よく遊ぶ子ども,中庭には,花の水やりをする子ども,ビオトープには,興味津々で中をのぞき込む子どもなど,本川の素直で素朴で明るい子どもたちのエネルギーが満ち溢れている時刻です。75年前,多くの尊い命が犠牲になった本川小学校。悲しみから立ち上がり,人々の力で築き上げた平和の象徴が,この子どもたちの姿であると思っています。だからこそ,子どもを大切にしなくてはならないと思っています。そして,今,子どもたちが,緊急事態宣言を受けて,不安で不便で,窮屈な生活を余儀なくされていることに心を痛めています。 さて,写真は,中庭のノースポールです。朝,水やりをするとき,よく見ると,花が太陽の方を向いていました。花を愛でる人がいなくても,明るい光を求めて健気に咲いている様子に,心の元気をもらいました。 遅咲きのチューリップ「入学式の頃には,このチューリップがきれいに咲きますよ。」 先生のお言葉どおり,中庭には,チューリップがきれいに咲きそろい,子どもたちのお祝いを彩ってくれました。 先週,この樹木医の先生のお姿が中庭にありました。チューリップの様子を見に来てくださったのです。 「少しでも長く花を楽しむことができるように,あのとき,遅咲きのチューリップも植えていたんですよ。」 またまた先生のお言葉どおり,先に咲いていたチューリップが終わった後,遅咲きのチューリップが私たちの目を楽しませてくれています。 まるで,樹木医の先生の手品を見ているようです。コロナウイルスのニュースに先の見えない不安を抱える毎日ですが,このチューリップを見ると,心が癒されます。 写真を見てください。左が入学式の頃の中庭の写真です。右が最近の中庭の写真です。同じ場所に咲いているチューリップの花の違いがお分かりですか?色や大きさが微妙に違います。 こんなにきれいに咲いているのに,臨時休業のため,子どもたちにも保護者の皆様にも,地域の皆様にも,見ていただくことができず,大変残念です。本来ならば,この時期,平和資料館へ多くのお客様をお迎えしているのですが,今年はそれも叶いません。 せめて,写真だけでもと思い,ホームページに掲載しました。 1日も早く,事態が収まり,学校生活を再開できることを強く願います。 鉛筆の持ち方毎年,1年生の教室からは, 「2本でぱっくん えんぴつななめ あとの3本おざぶとん」 という可愛くて元気のよい声が何度も聞こえてきます。正しく鉛筆を持つことができるための合言葉です。 「2本でぱっくん」 まず,親指と人差し指で鉛筆をぱっくんとはさみます。 「えんぴつ ななめ」 次に,鉛筆をほどよい角度に傾けます。横から見て,60度くらいがよいでしょう。 「あとの3本 おざぶとん」 最後に,あとの3本の指を鉛筆の座布団にするように添えます。 正しい鉛筆の持ち方は,姿勢と深く関連していると言われています。例えば,親指が人差し指の前に出過ぎてしまうと,鉛筆の先が隠れて見えないため,横からのぞき込むような姿勢になってしまいます。 持ち方に癖があるお子様には,正しい持ち方に修正できるよう, 「2本でぱっくん えんぴつななめ あとの3本おざぶとん」 と一緒に唱えてみてください。 校内放送で児童の皆さんに明日の臨時休業のことについてお話をします。新型コロナウイルス感染症のことが毎日伝えられ,皆さんも不安な毎日を過ごしています。皆さんの健康や安全を守るために,広島市の小学校は,4月15日から5月6日まで臨時休業となります。 令和2年度の学校生活がスタートしたばかりです。朝,正門のところで迎える皆さんは,これまでと同じように,校長先生と目を合わせ,立ち止まり,帽子をとり,気持ちのよいあいさつをすることができています。教室に行くと,新しい担任の先生と一緒に静かに真面目に授業に取り組む様子を見ることができています。新しい生活を新しい気持ちで迎えた皆さんと,また,新しい本川小学校の1ページを作っていくことができると思っていたところでした。 けれども,今回の臨時休業は,感染が広がる中,皆さんの命を守るための措置です。命の大切さについて,これまで平和学習で学んできているので,皆さんなら臨時休業の意味や目的を理解することができると思います。 皆さんの命を守るために,これから3つの大切なお願いをします。よく聞いてください。 1つ目は,不要不急の外出を避けることです。どうしても必要な用事以外は外出をしないようにしましょう。 2つ目は,マスクを着用することです。いつもマスクをしておきましょう。 3つ目は,手洗いをすることです。トイレの後や食事の前はもちろんですが,とにかく手を丁寧に洗いましょう。 これらは,新年度になって,学校でも取り組んできたことです。つまり,皆さんは,学校でこうやって命を守る勉強をしていたのです。家でも引き続いて取り組んでいきましょう。 次に皆さんに取り組んでほしいことについてお話をします。 まず,生活についてです。今日担任の先生から,生活しらべや日課表を配っていただきます。これらを参考にして,おうちの人と相談して規則正しい生活をしましょう。スマートフォンやゲームなどやりすぎないように,おうちの人とルールを決めましょう。また,家族の一員として,お手伝いに進んで取り組むようにしましょう。 次に,学習についてです。今日,担任の先生から家庭学習について説明があります。計画的に進めていきましょう。 臨時休業が明けて,また本川小学校で皆さんと一緒に過ごせることを楽しみにしています。先生たちは,皆さんと一緒に学習したいこと,取り組んでいきたいことがたくさんあります。早く元の生活に戻ってほしいと願っています。どうか皆さん,元気に過ごしていてください。これで,校長先生からのお話を終わります。 登校風景1年生は,入学3日目。今朝もチューリップの咲きそろった中庭を通り,元気よく教室に向かって行きました。 「わあ,小学生がいっぱい!」 正門から入った1年生から飛び出してきた言葉が可愛くて,思わず笑顔になりました。 今日も,新型コロナウイルス感染防止のための対策を徹底して行い,子どもたちの健康管理に留意します。 学校再開保護者の皆様には,臨時休業中も,メールやホームページでの学校からの情報に,迅速に適切に対応していただきました。心から感謝いたします。 新型コロナウイルスに関するニュースからは,日々深刻な状況が伝わり,保護者の皆様も大変ご心配されていることと思います。学校は,子どもたちを守るため,引き続き,教育委員会から示された対応を確実に行ってまいります。今後もご理解とご協力をお願いいたします。 学校だよりと校長室だよりを掲載しました。どうぞお読みください。 ↓校長室だより「エール」こちらをクリックしてください。 エール(4月号) ↓「本川小だより」こちらをクリックしてください。 本川小だより(4月号) 居森清子さん「被爆前の生活」のコーナーには,清子さんとお父さんとの写真が載っています。「清子さんの8月6日」のコーナーには,被爆直後の本川国民学校の写真とともに,清子さんの手記の一部が紹介されています。「その後の清子さん」には,夫の公照さんとの写真が載っています。 あの日,清子さんにどのようなことが起きたのか,そして,その後,清子さんは何を思い生きておられたのか,想像しながら見ていくことができます。このパネルは,被爆当時のままの資料館の内部と相まって,平和の大切さを強く訴える力をもっています。 パネル設置に当たって,多くの方にご尽力いただきました。準備段階から,皆様の居森清子さんを想う気持ちや平和を願うお心にふれ,何度も胸が熱くなりました。子どもたちにも伝えていきたいと思います。皆様に感謝いたします。ありがとうございました。 桜雨のスタート今日からスタートした新年度。「桜雨」のためか,本川小学校も静かに新たな1ページを開きました。 原爆投下により,400名以上の子どもの命を失った本校では,今年度も平和を希求し,命の大切さを学ぶ学校として,平和教育を推進していきます。今年度も皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 |
広島市立本川小学校
住所:広島県広島市中区本川町一丁目5-39 TEL:082-232-3431 |