最新更新日:2024/06/24
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本校は、校訓「やさしく つよく まじめに」のもと、「心豊かでたくましく、平和を求める子どもの育成」を基調とする教育活動を推進しています。明治6年(1873年)に創立した歴史と伝統のある学校です。卒業生には、児童文学史に燦然と輝く鈴木三重吉氏がいます。

終業式

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 10月9日(金),前期の終業式で次の話をしました。

【校長の話】
 校長室から出すお便りは「エール」という名前です。「エール」は,「応援する」という意味があり,読んでくださる方を元気付けようと思って名付けました。ホームページも「エール」にしています。前期も,「エール」に皆さんの学習や生活の様子を紹介しようと,教室を回ったり,先生方から皆さんの様子を聞いたりしました。すると,私の方が子どもである皆さんから反対にエールを送られることが度々ありました。
 今日は,その中の二つの出来事を紹介します。
 一つ目です。あるクラスが「いのちの歌」(Miyabi作詞 村松崇継作曲)を歌っていました。その歌は,新しい生活様式をしている今の私たちに重なる部分があり,思わず涙が溢れました。皆さんにとって,例えば,友達とおしゃべりをしながら笑顔で食べる給食がどんなに美味しかったか。例えば,友達と手をつないだりじゃれ合ったりして遊ぶ休憩時間がどんなに楽しかったか。例えば,マスクをせずに,大きな声で歌を歌うことがどんなに気持ちよかったか。そして,私にとって,そんな皆さんの姿を見ることがどんなに幸せだったか。こんな当たり前のことが当たり前にできなくなった前期の生活でした。これまでの生活はかけがえのないものだったと,歌を聴いて,改めて思いました。さらに,このクラスのきれいな歌声から,
「こんな状況でも,前に進んでいこうよ。」
とエールを送られた気がしました。

 二つ目です。放送委員会の人たちが「本川小を放送でよりよくしようキャンペーン」を始めました。今年の運動会は,これまでの運動会とは違うので,みんなを元気付けるために,気分を盛り上げる応援ソングを給食時間に流すというアイディアです。
私は,
「こんな状況だから,できない。無理だ。」
と考えることが多くなっていましたが,放送委員会の人たちから
「こんな状況だからこそ,できることがある。」
とエールを送られた気がしました。

 私の好きな絵本「星の王子さま」に
「ものごとはね,心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは,目に見えない。」
という文章があります。皆さんからのエールと同じだなと思います。これからも,心の目で,本川小学校にとって一番大切なことをしっかりと見つめ,皆さんと一緒に知恵を出し合い,工夫し,いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

引用:「星の王子さま」サン=テグジュペリ 河野万里子訳 
(株)新潮社 平成28年4月1日
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