最新更新日:2024/06/07
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他者と協働し,目標に向かって行動する生徒の育成    ― 誰かのために 仲間とともに   For Someone , With Friends ―

第73回卒業式

卒業生答辞

笑顔咲く 魔法の言葉 「ありがとう」

ありがとう その一言で 笑顔の 輪

 正門の 坂を上って登校する 私たちを、ふれあい標語ののぼりばた幟旗が出迎えます。
緊急事態宣言が解けた六月ついたち一日、
ひとつきはん一月半ぶりに登校した朝、 坂道の下から 三色の旗が見えました。
 久しぶりの教室、先生方、そしてみんなの声。それが どんなに嬉しかったことか。日常の日々のありがたさを 知ることの重なる三年間であったように思います。

一年生 秋の野外活動は、江田島でカッター研修をしました。研修官の厳しい指導のもと下、声を出して、息を合わせたら、舟は前に進むことを実感しました。協力の意義、達成の喜びを知り、クラスメートとの仲を深めました。

 二年生の修学旅行では、滋賀県ひの日野町に 民泊しました。農業体験や作業を通して、 日野町ならではの 楽しい挑戦をしました。でっちようかん羊羹の味、受け入れ家庭の温かさ、 忘れられない思い出になりました。
 そして、三年生。中学校生活最後の行事は、今までとは違う 体育祭でした。今年度は、入場制限や 種目の厳選、時間短縮の上、 体育祭をしたい という希望が叶って実現しました。だからこそ、船越中学校全員で行う最大の行事を、三年生として成功させたいと強く願って取り組みました。なかでも船中ソーランは、みんなの想いを一つとし、素晴らしい演技をすることができました。ソーランが終わったとき、涙を流す仲間の姿、友人と肩を組んでたた讃え合う姿がありました。
心の底から「楽しかった」 「頑張った」と言える 私たちの一生の宝です。

 部活動に 入部した頃は、先輩への礼儀に戸惑い、思うようには 動けないこともありました。意見がすれ違う場面もありました。対立したり、泣いたり笑ったり、悔しがったり、喜び合ったりと、色々なことがありました。   どんな時も、仲間と支え合って、一緒に乗り越えてきました。
多くの時間を 一緒に過ごした仲間だからこそ、 今では一番心を開いて話せる 大切な存在となりました。部活動を通して、多くの体験をし、 人としても  成長することができたと感じています。 

 中学校三年間を終えようとする今、振り返れば、いつも 色々な人の支えがありました。
 この三年間を共に歩んでくれた仲間達。 みんなで過ごした日々は、 語り尽くせない思い出にあふれています。時には、気持ちのすれ違いもありましたが、今は、理解し合える家族のような関係です。当たり前のように側にいてくれる存在は、本当に心強いものでした。 
 そんな仲間達が、明日からは、それぞれの違う道を 歩み始めます。その不安は大きいけれど、私たちは忘れません。
ここで過ごした三年間にみんなで築いた関係は、私たちの自信です。 こんな仲間がいることは、私たちの自慢です。 そして、船越中学校で学んだことは、私たちの誇りです。
ともに学び合った、たくさんの楽しい時間をありがとう。 それぞれの歩む道が、希望に満ちた未来となりますように。

十五年間支えてくれた家族。毎日の仕事や家事で忙しいなか、私たちを気遣い、食事や習い事の送迎をしてもらったこと、感謝しています。  どんな時も、ずっと変わらず 側にいてくれたこと、   何があっても 味方で いてくれたこと、本当に嬉しかったです。 いつもは 素直に言えないけれど、感謝しています。ありがとうございます。

「おはよう」「お帰り」「気をつけてね」
暑い夏の日も、寒さ厳しい冬も、雨の日も、通学路で見守って下さった地域の方々。  皆様のおかげで、安心して登下校できました。温かい声掛け、ありがとうございました。

 私たちを 応援し続けて下さった先生方。悩んでいるとき、真剣に相談に乗って下さり、ありがとうございました。私たちが受験期を迎えたとき、勉強面でも精神面でも 支えて下さったおかげで、自分の進路を決めることができました。時には厳しい言葉もありましたが、私たち一人ひとりを大切に、向き合って下さる先生方との時間は かけがえのないものでした。「早く巣立って、 早く世界で活躍してほしい。」との先生からのことばを胸に、自分らしく未来を切りひら拓いていきます。今まで、ありがとうございました。

 部活動や生徒会・委員会で  一緒に活動してくれた在校生の皆さん、いつも 笑顔で協力してくれて ありがとう。  皆さんと過ごした日々は 楽しかった。 後輩でいてくれてありがとう。卒業生として、皆さんに伝えたいことがあります。
三年生になると、進路選択と受験の不安が押し寄せてきます。授業の大切さが理解できていなかった 一、二年生の頃、 なんとなく過ごしたことを 三年生になってから 後悔しました。 けれど、自分の進路に向かって頑張ることを あきらめそうになったとき、励まし 応援してくれたのは、クラスメートや部活の仲間達でした。

 あいさつは 心をつなぐ バトンリレー

 一、二年生の皆さんへ、バトンを渡します。船越中学校の良き伝統を、未来へと「リレー」して下さい。  私たち卒業生も、これから新しい世界で出会う仲間に 勇気を持って 「心をつなぐ」声を掛けます。そして、人のために行動できる 大人になります。   船越中学校で学んだ「人を大切にすること」を忘れず 将来の夢に向かって歩き出します。
私達に関わって下さった、すべての皆さんの支えがあったから、今の私達がいます。
「ありがとう」のひとことでは足りませんが、本当にありがとうございました。

令和三年三月十二日
卒業生代表 

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広島市立船越中学校
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