最新更新日:2024/06/10
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他者と協働し,目標に向かって行動する生徒の育成    ― 誰かのために 仲間とともに   For Someone , With Friends ―

卒業式(学校長式辞)01

 本日、このよき日に船越中学校第72回の卒業生として巣立ちの喜びを迎えられた57名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。
本日ここに、多くの保護者の方々の御列席を得ましたこと、私どもにとりまして誠に喜びに堪えないところであります。厚く御礼申し上げます。
 私はこれから、本校の校長としてこの式にあたり、卒業生の皆さんにお話をしたいと思います。
 「聴き合い 学び合う ことのできる生徒の育成」これは、本校の教育目標であります。この教育目標のもと、友だちや先生方、家族や地域の多くの方々に支えられ、ともに、高め合い、たくましく成長してきました。
最終学年の本年度は、正に試練の年でした。昨年の夏は、大変な猛暑に見舞われ、常に熱中症計と睨み合いの毎日が続きました。夏の部活動時間は短縮されるだけでなく、水分補給のために重い水筒を持参する毎日でした。
極めつけが、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休校と卒業式短縮でした。
 みなさんは、これまで、誰故草の保存、斜面への芝桜の植え付け、地域清掃、鬼フェス、ふるさと祭、敬老会、クリスマス会などへ積極的に参加し、多くの生徒が広島グッドチャレンジ賞を受賞する等、下級生のモデルとして多くの成果を残しました。体育祭前の連日の早朝グラウンド整備も忘れられない姿として、心に刻まれています。
 私は皆さんのその努力を認め、「ありがとう」と御礼を言いたいと思います。 
 さて、先程、卒業生代表に授与された卒業証書は、平和記念公園の「原爆の子の像」に、国内外から捧げられた折り鶴を再生した用紙で作られており、市立全ての幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の卒業生に授与されています。
 本日は、中村文昭さんの「4つの鉄板ルール」を紹介します。彼は高校卒業後、野菜の行商をしながら、レストラン経営を実現した人です。彼が野菜の行商をしていた時に師匠から仕込まれた鉄板ルールがあります。
 鉄板ルール1「返事は0.2秒」
人からものを頼まれた時、殆どの人は頭の中で損か得か?出来そうか難しいそうか?を考えて返事をする。だから返事が遅い。目の前の人に対して「ノー」はない姿勢を示して0.2秒で「イエス」の返事をしろ。そんな姿勢に人は感動する。
 鉄板ルール2「頼まれごとは試されごと」
人は出来そうにないことを自分に頼んでこない。ならば、頼まれたことは片っ端から0.2秒の返事で引き受けろ。そしてやる以上は全力で相手の予測を上回れ。なぜなら人はものを頼むとき予測を立てるから。質、量、スピード等々。上回れば上回るほど相手は感動する。頼まれたときに相手の目を見て「試してますね、上回って見せますよ」と心に誓え。
 鉄板ルール3「出来ない理由を言わない」
人はついつい、やる前からできない理由を考えて言ってしまう。そのとき出てくるフレーズが「でも、〇〇だからできない」。こんなデモデモ星人では何も成し得ない。口癖を「でも」を「こそ」に変えてまずはやってみろ。
 鉄板ルール4「今できることをやれ」
どんなに小さくても今できることを見つけて全力で動くこと。世の中の大半がデモデモ星人ならチャンスと思え。しないことを繰り返しても何もできない。今できることを積み上げた人だけが成し得ることができる。
 「どうせ俺なんか」とか、「私には無理」と行動する前から、自分の夢から逃げないことです。「常識で考えて無理なことを打ち破るには情熱しかない」ということです。熱い気持ちと行動力で、自分の人生を切り拓いてほしいと願います。
 最後になりましたが、保護者の皆様には、本校の教育に温かい御理解と御支援を賜れましたこと、高い席からではありますが厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。
 これをもちまして、私の式辞といたします。
 卒業おめでとう。

                 令和2年3月12日
                 広島市立船越中学校長 升原一昭 

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