最新更新日:2024/06/13
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子どもに自己実現力を

修了式 3月25日(木)

 光陰矢の如し,あっという間の1年間でした。本年度は新型コロナウイルス感染症のことで,今までにない生活を要したのではないかと思います。しかし,その生活が,逆に,自分自身を振り返ったりする機会となり,自己の成長に役立つこともあったのではないかと思います。
 今日の修了式は,本年度の学び修める日であり,学校が君たちの学びを了するといった会です。
 そういった意味では,私(校長先生)は,皆さん立派に学び,次の学年に自信を持って進級することを了します。
 さて,入学式・始業式の時に伝えたことが本年度,どうであったかを話します。
 入学式で伝えた言葉は,種の成長について話をしました。植物の種ではありません。心の種です。一つ目は,『あいさつができる子どもの種』です。二つ目は,『ごめんなさいが言える子どもの種』です。この種が成長することを話しました。
 本年度,特に中学生は進んで挨拶ができていました。私(校長先生)にもたくさん挨拶がありました。その時,校長先生は心の中が笑顔になりました。うれしかったです。こういった挨拶が飛び交う学校になってほしいと思います。
 次に失敗したときに,素直に謝ることができることに関して言うと,これもまた,友だちを傷つけてしまった時や物を壊してしまった時に,謝ることができたと思います。人間は失敗した時に,どのような言動をとるかで,その人の成長につながるものです。謝ればよいということではありません。
 今年度,最初に伝えた私の思いは,確かな成長となっていると感じます。

 最後になりましたが,本校は本年度,創立70周年を迎えています。その記念に似島学園後援会様より「楷の木」,社会福祉法人似島学園様より「記念石碑」を取り付けて頂きました。
 この「楷の木」は,中国で儒学をはじめた孔子の墓所に,孔子のお弟子さんが「楷の木」を植え,その頃から「孔子の木」と言われ,今では『学問の木』と呼ばれるようになりました。中国では「手本」の木とされ,試験の合格祈願の木とされました。
 わが国においては,受け継がれた樹木が,日本の数か所にあります。
 実は,本校の「楷の木」は,この数少ない「楷の木」の種から育てた木です。
 「楷の木」は,楷書の語源でもあり,「まっすぐ強く」の意味があります。
 由緒ある「楷の木」が,本校の70周年の記念として,本校にあることを,是非知っておいてください。


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広島市立似島学園小・中学校
住所:広島県広島市南区似島町長谷1487
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