最新更新日:2024/06/04
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3月12日(金) 令和2年度卒業証書授与式4

学校長式辞(一部抜粋)

中学校を巣立っていく,142名の卒業生の皆さん,ご卒業おめでとうございます。3年間皆さんの成長のようすを見させてもらいました。二年生,三年生と着実に成長する皆さんの姿をさまざまな場面で見ることは,私にとっての楽しみでもあり,喜びでもありました。
〜中略〜
ただ,皆さんの中学校生活は,100年に1度しかないような歴史的な事態に見舞われました。一年生の夏,中学校生活にも慣れ,部活動にも力を入れようとしていた時に起こった西日本豪雨災害。二年生最後の定期試験を終え,さあ,これから自分たちが最高学年だという昨年3月,新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため,突然の全国一斉の臨時休業。三年生になってからは,休校が続き,再開しても「新しい生活様式』の中での学校生活となりました。しかし,皆さんは下を向くことなく,前向きに日々の生活を送り,着実に力をつけていったのです。休校中につづった小論文には,「教室での授業,友達との何気ない会話,当たり前だった日常がとても大切だったと気づいた』と多くの人が書いています。皆さんは「ピンチをチャンス」と捉え,休校により生まれた時間を,自分を伸ばす好機としました。進路についてじっくり考え,やらされる勉強から自ら取り組む学習へと進化させていきました。
「今を受け入れ,今を越える。」日本を代表する車いすアスリートの土田和歌子選手のことばです。
試練は苦しみではなく人生を好転させるもの。現状を受け入れなくては前に進めない。目標があればすべては乗り越えられる。
皆さんがこれから生きていく中では,自分が夢や目標としていたことが,必ずしもすべてが思い描いたとおりにうまくいくわけではありません。むしろ,人生の中では,うまくいかない方が多いかもしれません。そんなときは,「今を受け入れ,今を越える」。この言葉を思い出して未来に向かって希望を持って頑張っていってください。困難なことがあっても,明日を信じて,未来を信じて,自分の力を信じて,一歩一歩前向きに生きていこう。災害や未知のウイルスと闘ったみなさんなら大丈夫です。いつまでも挑戦する心を忘れないでください。
今日の卒業式が新たな「挑戦」のスタートです。校歌の3番に,「未来を担う 誇りを胸に巣立つ」という歌詞があります。瀬野川中学校で学んだことを糧とし,さらに「挑戦」「徹底」を続け,それぞれの道で「一流」となってください。みなさんなら,未来を担う素晴らしい大人に育ってくれると確信しています。胸を張り,誇りを持って,これから始まる広く大きな世界へ,力強い一歩を踏み出してください。

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広島市立瀬野川中学校
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