最新更新日:2024/05/31
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五日市南小学校 学校教育目標 「一人一人の可能性を伸ばし,心豊かなたくましい子どもを育てる」

第53回卒業証書授与式 学校長式辞

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 桜のつぼみがふくらみ始め、温かい風に春の訪れを感じる今日の佳き日、卒業式の日を迎えました。卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 只今、皆さんに授与しました卒業証書は、平和公園の「原爆の子の像」へ、捧げられた折り鶴を再生したものです。平和の大切さ、ヒロシマの心を大切にしてほしいという願いが込められています。

 さて、皆さんが卒業するという最後の年を、新型コロナウイルス大流行の中で学校生活をおくることになり、おそらく生涯忘れえぬ年になることでしょう。密を避け、友達との距離をとり、声の出し方にも注意を払う等、学校生活も一変しました。しかし、感染防止という制限が多い生活での中、学んだこともありました。日常生活のありがたさです。臨時休校中は出かけられず、友達にも会えないなど、つらく苦しかったのではないでしょうか。学校が再開し、友達に会えた時の喜びを忘れないでください。そして、家族と健康で元気に過ごせることへの感謝の気持ちや、普段何気なく生活している日常は、様々な人々の支え合いで成り立っていりことも忘れないでください。
 小学校を旅立ち、新しい世界に踏み出そうとする皆さんに校長が贈る最後の言葉として、ぜひ身に付けてほしいと願っている二つの力についてお話しします。
 一つ目は「自分でできる力」です。何事も自分の頭で考え自分で判断し、自分から動き出すのです。誰かに決めてもらうのを待っているのではなく、自分の判断と行動に責任を持つ人になってください。
 もう一つは「みんなでできる力」です。みんなとは今一緒にいる家族や友達はもちろん、これから出会う新しい友達や先生、地域の方々、そして世界中の多くの人々のことです。「みんな」には、大人と子供、男性と女性、生まれた国等、たくさんの違いがあります。得意なことと苦手なことも違います。しかし、違いを排除するのではなく、相手を尊重し、認め合い、一緒に力を合わせて、共に生きていくことを、ぜひ大事にしてください。
 「一人でできる」ことと、「みんなでできる」ことは、相反するように感じるかもしれませんが、実はつながっています。みんなが力を合わせるためには、一人一人がしっかりと自分の考えを持ち、責任を持って行動することが欠かせません。これを「自立」といいます。自立した一人一人だからこそ違いを認め、力を合わせることができます。これを「共生」といいます。「一人でできる」「みんなでできる」ことは、「自立」と「共生」のことです。「自立」と「共生」をキーワードに、時代を拓いていく大切な一人になってほしいと願っています。新しい道を進む時、正解のない問題に出会うことがきっとあるでしょう。それを解決するためには、多くの人と関わり、お互いに知恵を出し合うことで、よりよい解決策を見つけていくことが必要なのです。あなた方一人一人が自分を動かすこと、そして、多くの人と力合わせて行動することで、輝かしい未来を築いていってください。
 終わりになりましたが、保護者の皆さまには、これまで大変お世話になりました。本日、全員が卒業を迎えることができましたのも、皆様のご支援、ご協力のおかげです。ありがとうございました。
 皆さんは、これから中学、高校、大学と人生を方向付ける最も大切な時期を過ごすことになります。さらなる成長を続ける皆さんの新しい旅立ちの行く先に、幸多かれとお祈りし、式辞といたします。

  令和三年三月十九日
        五日市南小学校長 竹川 智子

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