最新更新日:2024/06/14
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五日市南小学校 学校教育目標 「一人一人の可能性を伸ばし,心豊かなたくましい子どもを育てる」

2月学校朝会

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 2月6日の学校朝会で次のような話をしました。

【学校朝会・校長の話】

 明日は,地震と津波を想定した避難訓練を行います。地震・津波と言えば,約1か月前に,能登半島地震が起きました。今もなお,避難所などで,不自由な暮らしをしておられる方がたくさんいらっしゃいます。このようなときだからこそ,改めて,地震や津波が発生したらどのように行動したらよいのかしっかりと考えて,真剣に訓練に取り組んでいきましょう。
 今日は,皆さんに訓練の大切さについて話します。能登半島地震が起きた翌日の1月2日には,羽田空港で飛行機の事故がありました。事故の様子をニュースの映像で見たときには,信じられない気持ちでした。乗っている方の無事を祈りながら,ただ映像を見ているしかありませんでした。随分時間が経ってから,飛行機に乗っていた379名全員が脱出に成功したと聞いて,安心したことを覚えています。これだけの事故で,全員が脱出できたことに,海外からも「羽田の奇跡」と言われ褒めたたえられています。「奇跡」とは,常識では,起こり得ない不思議な出来事のこと,人の力を超えたものという意味です。
 その後,ニュース番組や新聞などの記事で,事故直後の飛行機の中の様子やキャビンアテンダントの方の対応の様子を知り,これは,決して奇跡ではないのだと思うようになりました。
 事故が起きたとき,飛行機の中には,煙が充満し,窓の外には,炎が見え,乗客がざわつき始めたそうです。その中で,キャビンアテンダントは,「落ち着いてください」と乗客に呼びかけたそうです。そして,煙を吸い込まないように鼻と口を押えて低い姿勢をとるように指示したそうです。さらに飛行機の8か所の非常口の内,3か所なら安全に脱出できると判断して,そこからシューターを使って脱出させたのだそうです。シューターというのは,飛行機からの緊急脱出時に使う滑り台のような装置です。こうして,衝突してから18分で,379人全員が脱出できたそうです。
 キャビンアテンダントの皆さんは,日頃から,緊急事態に備えた厳しい訓練を重ねているそうです。訓練は,緊張感をもって臨むのだそうです。飛行機に乗って離陸するとき着陸するとき必ず,緊急時の手順を頭の中で復習して万一のときでもすぐに動くことができるようにするのだそうです。
 このようなことから,全員が無事に脱出できたのは,決して奇跡ではなく,日頃の訓練の成果だと考えるようになりました。
 私たちは,このキャビンアテンダントの皆さんの姿から学ぶことがたくさんあります。その中でも大切なのは,緊張感をもって訓練に臨むことです。みなさんの明日の訓練の中に生かしてほしいと思います。明日,校長先生と教頭先生は,西校舎と南校舎の屋上で,それぞれ皆さんが避難してくる様子を見ています。皆さんの真剣さが伝わってくる訓練となることを期待しています。災害はいつ襲い掛かってくるか分かりません。いざというとき,日頃からの訓練で,落ち着いて行動することができるようにしていきましょう。
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