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最新更新日:2024/06/14 |
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11月学校朝会![]() ![]() ![]() ○命がなくなろうとしている松の木の話 ○いじめのない学級を作ろう 一つ目は「正門の松の木」のお話です。 今年の夏は大変な猛暑でした。 夏が終わり、9月ごろから、緑の葉は茶色に変わり、だんだん抜け落ちてきました。 この写真を見てください。 校長室にある昭和44年の写真です。 今から約50年前の写真です。 この年の写真に、すでに10メートルくらいの松が植えてあるのが分かります。 その写真から、60年ぐらいの樹齢だと思います。 五日市小学校の歴史を見てきた松の大木です。 校長先生は枯れたことがとても残念でたまらない。 今日まで、子ども達を見守ってきてくれてありがとう。ご苦労様と言いたいです。 幹の中も枯れている可能性があり、倒れたら危険でもあるので、業務の方が倒してくださることになりました。 みなさんに、松の最後の姿を見てもらいたいと思い、今日の学校朝会でお話するまで倒すのを待っていただきました。今日の9時半から松を倒す作業が入ります。 ぜひ、最後の松の姿を見てあげてください。 二つ目のお話です。 皆さんは、「さかなくん」って知っていますか。 いつも白衣を着て、頭の上にふぐの帽子をかぶっています。 お魚のことなら何でも知っている魚博士のさかなくんです。 大学の先生でもあります。 もうずいぶん前になりますが、そのさかなくんがメジナという30センチほどもある魚を水槽で飼っていて気づいたことが、新聞の一面にいじめ問題の記事で紹介され、話題になりました。 水槽の中でメジナの群れを泳がせていると、やがてその1匹が周りの魚たちから追い回され突かれ逃げ回るということが起き起こったのだそうです。 さかなくんがかわいそうに思って、その魚を取り出して助けてあげると、しばらくして今度は別の1匹が同じように周りの魚たちから攻撃されるそうしたことが繰り返されたのです。 広い海の中であれば決して行わないことが狭い水槽の中では繰り返し起こったのです。 メジナにとって水槽の中も窮屈で落ち着かず居心地が悪かったのが原因だそうですが、その様子を見たさかなくんはまるで人間の世界で起こるいじめと同じだと感じたそうです。 居心地が悪い場所になっているのは私たち人間にとっても近く落ち着かずイライラするものです。イライラが続くと、つい、ちくちく言葉を言ってしまったり、ちょっとのことで怒りっぽくなったりして喧嘩やいじめが起こりやすくなります。 皆さんは普段学級ごとに生活していますが、教室の居心地はどうですか? 広い海に入るように、安心してのびのびと過ごせていますか? 狭い水槽の中のように窮屈で息苦しいところになっているということはありませんか? いじめのない、誰もが居心地の良い学校であるためには、私は「人の話をきちんと聞ける学級であること」が絶対に必要な条件であると思っています。 なぜなら話をしっかり聞くということは話している人のことを大事にしているということだからです。 反対に話を聞かないで、相手が話しているのに勝手に口を挟むのは相手を無視し大事にしていないということです。 これはいじめにつながる心や態度です。 話してもほとんど聞いてもらえないのは寂しいことでありイラつくことです。 教室の居心地がどんどん悪くなってしまいます。 さて、皆さんは授業で先生が話している時や友達が発言している時どうしていますか? いじめの種は皆さんの身近にあります。 気づかないうちに自分がその種子を教室に巻いてしまうようなことがないようにしたいですね。 11月の時期は一年の中で、学習や生活が一番落ち着いてできる時期です。 人の話をきちんと聞ける学級をめざし、一人一人が力をつけてがんばっていきましょう。 |
広島市立五日市小学校
住所:広島県広島市佐伯区五日市三丁目1-1 TEL:082-921-3288 |