最新更新日:2024/05/31
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『主人公意識』を持って何事にも取り組む

3月12日(木) 卒業生お別れの言葉

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今年の卒業式へ参列できなかった在校生や地域の方に「卒業生お別れの言葉」を紹介します。

桜のつぼみも膨らみ始め、日増しにあたたかさを感じられる頃となりました。期待と不安にあふれた入学式から矢のように月日が流れていき、今日、私たちはそれぞれの思いを胸に、この五日市観音中学校を卒業します。
 3年間、これまでの人生の実に5分の1を過ごしてきたこの学校には、極楽寺山と瀬戸内海の美しい眺め、そしてともに学んできた仲間たちとのたくさんの思い出があります。
 1年生。着慣れない制服に身を包み、迎えた入学式。その時は校歌の歌詞もリズムもわからず、もはや口パクすらできませんでしたが、今でははっきりと、元気よく校歌を歌えるようになりました。新しい友達、部活動や定期試験など、初めてのことばかりで戸惑うこともありましたが、その度に先輩や先生方が支えてくださり、安心した学校生活を送ることができました。
 2年生。可愛い後輩ができて、少しずつ「支えられる側」から「支える側」へと立場が変わってきました。また、職場体験や修学旅行など、日常生活では味わえない貴重な体験をして、様々なことに興味を持つことができました。
 3年生。最高学年として体育祭や文化祭、委員会運営など、様々な場面で後輩を引っ張るようになりました。また、授業を通して自分の将来について考えを深め、自分の進路を主体的に選択することができました。
 私たちは、生まれた時から気づけば誰かがそばにいてくれて、その人たちに支えられていきてきました。それは中学校生活もおなじです。いつでも私たちのことを大事に思って育ててくれたお父さんお母さん、私たちのために時に厳しく一人一人指導して下さった先生方、残念ながらこの場にはおられませんが、雨の日も風の日も私たちの安全を見守って下さった地域の方々、そしてクラスで同じ時を過ごしたかけがえのない仲間たち。実に多くの方々に支えられ、今日こうして卒業を迎えることができました。お世話になった方々へ、時に迷惑をかけたり、ぶつかったりすることもありましたが、今まで育ててきてくれて、本当にありがとうございました。
 これから、わたしたちは3年間学んだこの学校の校訓である「進取の心、輝く命」から「自主性」と「命の大切さ」を胸の奥に刻み、それぞれの思い描いた将来、そしていつの日か誰かのことを支えられるようにこれから、一人一人が自分の道を確かな足取りであゆんでいきます。

                       令和2年3月12日

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広島市立五日市観音中学校
住所:広島県広島市佐伯区坪井三丁目88
TEL:082-921-3851